ジャケ買いした

2016-05-31 23:09:36 | お酒


ボトルデザインが気になっていたのだが、掲示の酒質が淡麗辛口に寄っていたので、買うのを躊躇っていた。
飲み方は常温か冷やして飲むのがおすすめとある。
そりゃそうだろう。
ますます購入対象から外れる。
でも気になる。



そうこうしていたら身体を暖めずして飲める季節がやってきた。
暖めるどころか喉を冷やすために飲む季節だ。
ちょっと前に日本酒も熱燗にするのを終え、常温で飲み出している。
ということで冷やして飲むのならと買ってみた。
早速撮影。
これが目的の様な気がするが、まあいい。



お味の方は…。
吟醸とあるが、吟醸香は目立たず。
平たい盃で飲んだからかも。
舌触りは少しとろりとしているが、口当たりはさっぱりとして、確かに淡麗といえるか。
茄子の煮浸しみたいな、夏場のあっさりした煮物が合いそう。
甘みを感じる。



淡麗甘口?
あれ?辛口ってどんな感じだったっけ。
辛口と表示があるのに甘く感じるとは、私の味覚の基準がずれてきたか?
豊醇な酒ばかり飲んでたからかな。
今度超辛口な酒を買ってきて、甘辛の範囲を押さえ直さねば。


近況

2016-05-28 22:05:11 | テニス
ご無沙汰しているテニスの話題。
関東に来てテニス環境が著しく変わってしまい、以前と同じ練習はできなくなってしまった。
スクールは変わらず行っているが、今は自分の練習目的が変質してしまっている。
今のクラスは失礼ながら個人的には物足りないクラスである。
関西にいた時バンバン打ちつ打たれつしていたラリーはここではできない。

しかしかと言って相手をいつも負かしているかと言うとそうでもない。
ゆるいボールを叩くのが相変わらず苦手で、そんなボールが来るたびにミスしている。
あとは緩急差にも弱い。
山なりボールがくるかと思えば、直線的ボールがやってきたり。
一定していないのである。
その度ミスして悔しい思いをしている。

で思い至るのが、これって試合のシチュエーションとまったく同じだなあ、ってこと。
試合で勝てないのはこれらのボールに対処できないからだ。
試合のための練習ができる良い環境にいるのでないかと思い、レッスンを続けている。
試合の方はパートナーの方と離れてしまったので、こっちで出れるのはいつのことになるやら分からないけど。

ただ、そんなボールに対処しようといろんなスイングをしていたら、フォームがバラバラになってしまったようだ。
ずっと修正に取り組んできたスイングのポイントがみんな抜け出てしまって、ペースある打ちやすいボールが打ちやすい場所に来ても返せなくなった。
こりゃいかん。
やはり土台となるスイングがあって、そこから高低緩急に対応できるようにするのが基本だろう。
もう一度土台を作らねばならない。

以前のように週2コマの体制に戻すことにしよう。
別のスクールを訪れ、体験レッスンに入った。
今度は一応ブランク無しではあるので、コーチと対する時にバンバン打ってやったら、大量にミスしたけど希望のレベルを認定してくれた。
我流に戻ってしまったスイングにアドバイスもしてくれそうなので入学を決めた。

他の生徒さんも威力あるボールを打ってくる。
これくらいなら返せてたと思うボールが返せない。
スピードに慣れるまで少しかかりそうだ。
でも同じペースでラリーできそう。
繰り返し同じようなボールを打ち続け、もう一度スイングフォームを固めていこう。



結果

2016-05-27 00:04:55 | 山行
私の持つガイドブックの大室山のコースタイムは6時間45分、標高差は1048m。
コースどおりのルートで歩いたので、最低1000mは上り下りできたはず。
北海道の大きな山に比べると少し短く低いが、まずはこれくらいでないとね。
まあもう一山登れる機会を持てるかどうか、週末の予定が微妙になってきたけど。



白石峠への道を登りながら、これまで本当に標高差1000mを超える日帰り登山をしたことがなかったか記憶を辿ってみた。
きっと体力的に厳しかったろうから、とても疲れた山行きを思い出してみた。
御嶽山と一回目の伊吹山、それに日帰りではないけれど苗場山がしんどかったかな。
下山の最後、登山口に到着直前の脚の疲れというか痛みが尋常でなかった。
ひざが反対に折れるのではないかと思え、ヒョコヒョコ歩くように車に辿り着いたっけ。
(大室山から帰った後、その時のコースを調べてみると、ちょうど標高差1000m前後だった。
歩いた経験はあったのね。



今回上りはとても順調に進み、大した疲れもなく山頂に到着。
テニススクールへの自転車通学で脚を鍛えてきた成果がこんなとこで現れたか?
問題はやはり下りだ。
私の脚は前面の筋肉が弱く、上記のしんどかった登山も脚が痛くなったのは下山時だ。
膝回りの筋肉が悲鳴をあげていた。
身体が前に倒れないようにするため、脚前面の筋肉が使われるのだろう。
体力的には上りより楽だが、体重を支えるのに筋力を使う。
自転車は脚の後ろ側の筋力強化にはなるが、前の筋肉は使わないんだろうな。
はたして、犬越路を過ぎ林内の比較的急な斜面を下っていると、スネの上部が痛くなってきた。
おっとっと、ちょっとペースを緩める。
幸いな事に急な斜面は程なく終わり、沢沿いのほぼ平坦な道になってくれた。
そのまま登山口まで無事到着。
疲れはしたが前述の膝が反対に折れるのでは、なんて痛みまではいかなくてホッとした。



よく整備された登山道だったからな。
北海道の標高差ある山は技術的にも中程度必要とあるので、サクサク歩ける山とは疲れ方が違うはず。
標高差1200mで2割増し、難易度が中程度に上がって2割増し。
合わせて今回の4割増しの疲れや痛みに襲われるのか…。
なんとか耐えられるギリギリの線かもしれない。
北海道の山ももう少し調べてみたら、私の体力脚力に収まる有名な山もあったり、車があれば林道を使えてコースタイムを短くできたり、と無理しなくても歩ける山の選択肢が増えた。
こちらも選択対象として検討していこう。


実行

2016-05-25 01:21:38 | 山行
大室山へは西丹沢自然教室から用木沢出合、白石峠、加入道山を経て登頂、犬越路から用木沢出合に降りてくるコースとした。
前日夜に家を出て、登山口手前の道の駅山北で車中泊。
周りが明るくなって起き出し、朝食を車中で食べた。
その間、目の前の道路を山の方へ車が次々と走っていく。
ここも人が多そうだ。
食後すぐに出発。
山村を抜け、程なく西丹沢自然教室に到着した。
荷物を降ろし準備をしていると、午前5時過ぎだというのに駐車スペースは、見る間に埋まっていった。
この後来る人たちはどこに止めるのだろう。



ところがあんなに人がいたのに、用木沢出合から白石峠まで誰にも会わなかった。
みんなどこに行ったんだ?
予想に反して静かな登山を楽しめた。
(後でお話しした人によると、檜洞丸でツツジが見頃らしく、みんなそっちに行ってるのだろうとのこと)



登山道は用木沢出合を越えてしばらくは傾斜も緩く、さくさく進む。
沢沿いを行くのだが、次々と大きな砂防堰堤が現れる。
コンクリート製のガッチリしたものもあれば、鋼材でどすこーいと土砂を受け止めている感たっぷりの古いタイプのものもある。
そのうち重さに耐え切れず押し切られそうである。
堰堤工事の時に作られたのだろう平地は、年若い広葉樹の二次林になっていて、もうすっかり自然に戻りつつあった。
自然復元のため植えられた木が、山の中なのに街の公園の街路樹みたく丸太でもって倒れないよう支えられている絵が、なんかシュールだった。
人工の滝を見つつ、木製の簡易な橋を渡り、左岸右岸を行ったり来たりして登っていく。



次第に傾斜がきつくなり、息を切らせて登るようになると、朝日が稜線を越えて林床に差しこんできた。
登山道の雰囲気がガラリと変わる。
撮影しては息を整え、撮り直す時間を省くため、一発必中を目指してシャッターを押したが、そういうのはやはりうまく撮れていなかった。
ようやく白石峠に到着。
ベンチとテーブルが据えられていたので小休止。
早くも鳴り出したお腹にカントリーマアムを振舞ってやった。



そこからは稜線歩き。
今回の登山で出色の行程であった。
カエデやブナの新緑が光を透す樹下を行く。
右に左にミツバツツジの赤紫が目を射り、心浮き立つ眺めだ。



道がまたいい。
両側に草が盛り上がり、人一人分歩く幅の土の道が緩くうねりつながっていく。
明るい草原の中に続く道みたいで、私の心の柔らかいところにある記憶と結びついたみたいだ。
とても素敵な稜線歩きができた。



しかし登山道は良く整備されていた。
そういった草原の道的な状態にない荒れかけた道や斜面には、木道や階段が至る所に敷設された上、雨水等で削れたのであろう部分には土嚢が置かれ、段差小さく歩けるよう至れり尽くせりな整備状況。
神奈川県ってお金持ちなんだなあ。
都市公園に遊びに行ってもそう思う。



途中稜線の道は見たことのある大きな葉っぱの群落で覆われている。
まだ花が咲いていなかったので分からなかったが、ガイドブックによるとコバイケイソウらしい。
も少し高山で咲くイメージがあった。
これがみんな花を付けたら壮観だろうなあ。
コバイケイソウの森だ。



山頂に到着。
平たい頂上は稜線の道がそのまま続いている感じで、樹々に囲まれ眺めは良くない。
段差に腰掛けておにぎりを食べ、大休止。
汗の匂いにハエとアブがうるさくまといついてくる。
風が吹き抜けるとハエを遠ざけてくれ、涼しさも運んで来てくれる。
パーカーのフードを被ってさらにタオルを被れば、羽音も聞こえず落ち着ける事を発見。
その状態で膝を抱いてしばし居眠り。



下山のコースの眺めも上りと同じ、つまり上りの眺めが逆に展開した。
明るい尾根道を下り、林内に入ると傾斜が急になり、麓が近くなると堰堤が並び、沢沿いに小さな橋で何度か沢を渡りながら下った。
沢の水がとてもきれいだったので、汗ばんだ手を浸し洗ってやった。
冷たさはさほど感じず、雪解け水ではないからなのだろうけど、その透明感からすると肩透かしを食った感が…。



用木沢出合からは行きと同じ道。
オートキャンプ場やバンガローが川沿いにずっと並んでいる。
朝は静かだったが、晴れの日の午後だ、家族連れやグループで賑わっていた。
テント脇で遊んでいるのを見ると、私もテントが欲しくなるのだが、さてどうするかな。


理由

2016-05-22 20:47:34 | 山行
日が長いと、日の短い冬と一日の長さとしては変わらないのに、なんか得した気がするのはどうしてだろう。
日中たっぷり遊んで帰宅し、スーパーに夕食を買い出しに行ってお店を出ても、まだ明るい。
休日の時間をたくさん手に入れれた気分だ。

さて、関東の山。
三つ目は丹沢山系の大室山にした。
標高1587.6m。
ここを選んだ理由…。



今年の夏休みは北海道の山を登ってやろうと計画中。
最初は再度東北地方の山を登るつもりだったが、あれ?今なら北海道に行けるんでない?、と気づいてしまった。
関東からなら愛車をフェリーに乗せて北海道に渡っても、向こうでレンタカーを一週間借りるより安くつく。
関西からでは移動時間とお金がかかり過ぎ、もったいなくてできなかったことだ。
私の許容範囲を超えていた。
車なしで巡る手もあるが、制約が大きくなるからなあ。



で、とりあえず北海道の百名山を調べてみた。
これまでノーチェックだった山々だ。
ガイドブックをひっぱり出してきて見てみると、そこには私の山行き選択対象から外すデータが並んでいた。
コースの標高差は千数百mあるは、コースタイムは7時間を超えるは、って山がほとんど。
過去、日帰りでそんなに歩いたことがあったろうか?
たぶん無い気がする。
北海道の山は標高そのものはさして高くはないのだが、本州の山のように観光地化されていないのか、登山口が麓にしかないようだ。
それで体力の求められるコースになる。
これはちょっと長丁場の山行きを経験しておいた方がよさそうだ。



ってことで標高差のあるコースを持つ近辺の山を調べてみた。
見つけたうちの一つが今回の大室山。
他にも二つ三つ見つけたので、行けるものなら夏休みまでに経験しておきたい。
今年の夏休みはまた一段と早く6月末にしたから、あと登れるのは一回くらいか。
脚を鍛えに行って脚を痛め、本番で登れないなんてことにならないよう気をつけねばね。


御岳渓谷遊歩道

2016-05-20 01:18:03 | その他旅行き
GWに出かけた所で、遊びに行った感のある行き先がもう一つ。
奥多摩と言うのか、JR青梅線の軍畑駅から御嶽駅間の多摩川沿いにある遊歩道を歩いてきた。
ここは東京都なんだよね?って山の中だった。
東京都ってたしか島も持ってたような気がする。
硬軟併せ持った(なんだそりゃ)とこですな。



まずは軍畑駅の手前にある橋梁を見に行った。
なんでも山陰線の旧余部鉄橋と同じ構造だとか。
山陰線のそれは見ることが叶わなかった。
ここのもいずれ架け替えられてしまうだろうから、しっかり目に焼き付けて、写真もたっぷり撮っておいた。



電車でやって来る時に乗客の多さで充分推測できたが、とても人気の行楽地だった。
こんな山の中でこれだけの人が遊んでるってのは、やっぱり東京都なんだな。
鉄橋から道路を少し歩いて川辺に降りると、御岳渓谷遊歩道は細いながらもしっかり整備された道だった。
遊歩道と河原は至る所で接合している。
川の水は澄んでいてきれいだ。



早くもお昼前だったので、水辺の岩に座ってお昼にした。
いつもどおり、おにぎりにちよこれえと。
トンビが谷の上空を飛んで、時々下降してくる。
これだけ人がいるから人馴れして、江ノ島辺りのトンビみたいに人の持つ食べ物をさらいにくるのかもしれない。
動向注意。



食べ終わって遊歩道を歩く。
むふふ。
緑多く、足元に花は咲き、瀬音優しく、風薫る。
もうとにかく5月には山を訪ねるべきである。
年間通して外で遊ぶのに都合の良い事柄が一番多い時。
暑くもなく寒くもなく、だから服装に気をつけなくてよく、一番油断して遊べる時だ。



軍畑駅と御嶽駅の間に沢井駅があり、その辺りに差し掛かると人出が一気に増えた。
地元の酒造会社の茶店があり、揺れない吊橋がかかり、小さなお寺がある。
見処、遊び処が増したからかな。



お寺は寒山寺といい、建物は小さく住職は住んでいそうにないのだが、しっかり管理されている。
ここのお堂は谷の斜面に飛び出て建てられていてよく目立つ。
小さなお堂しかないのに(離れた所に本堂があるのだろうか?)お堂へ登る道の途中に鐘楼がある。
自由に鐘を突いてよいようだ。
なんか面白いところだ。



遊歩道に戻ってさらに上流に歩くと、若者たちが背丈の倍ほどの高さの大きな岩に取り付いていた。
おー、自然の岩を相手にボルダリングしてる。
初めて見た。
その辺りを歩くそれらしい若者は小さめの分厚いマットレスを背中に担いで歩いている。
小さいといっても普通のマットレスと比べればであって、背中から大きくはみ出す大きさだ。
それを岩の下に敷いて、落ちても怪我しないように使うようだ。
マットレスは使い込まれていて、私が知らないだけで、昔からこんな風に岩を登ってたのかもしれない。
川岸のコンクリ壁に座って、岩と格闘する様をしばし観戦。



体を動かさずにいたら眠くなってきた。
ひっくり返ってお昼寝だ。
そのまま寝入っても寒くない。
素晴らしい。



目を覚まして再び歩き出した。
午後も後半の時間帯になって来たが、河原はまだまだ人でいっぱいだ。
ハイカーは元気に歩き、
子供は浅瀬で水遊びし、
仲良しグループでバーベキュー、
釣竿を垂れるおじさんに、
急流で沈するカヌー、
一大遊戯場だな。
私もしっかり5月の気を吸収し終え、また街に戻るべく御嶽駅へと向かった。




しばふ

2016-05-14 00:32:23 | その他旅行き
昼食は伊香保温泉を少し過ぎたあたりの食の駅で食べ、そこでこの旅二つ目のお酒のお土産を買った。



昼食後、ハラ ミュージアム アーク を見学。
お目当てはまたしても草間彌生。
今回は黄色に黒の水玉が延々と、視界の彼方まで広がる作品。
彼女の脳内を覗いた気分になった。
でも通常の展示作品は海外に貸し出し中とのことで、今は特別展示してるものだとか。
ホントの?作品はどんななのかな。



この美術館には芝生の広い庭?広場?があって、建築デザインもすばらしい。
屋外展示作品もたくさんあって写真に撮りたいとこだけど、聞いてみると撮ってもwebにアップするなと言われたので、建物と庭の写真だけになった。
裏庭?は八重桜の木で囲まれて、芝生に花びらが散り敷かれていた。
次々と舞う花びらを見つつブラブラとしていたら、疲れが徐々に溜まってきたのか体の芯が重くなった。
これでは車の運転ができない疲れよう。



どうしたことだろう。
たまらず庭の隅っこの芝生の上に横になり、しばし居眠り。
目覚めるとボンヤリしていた頭もスッキリ。
これなら帰れそう。
美術館のカフェでコーヒーをいただき、群馬の地を後にした。

写真が一枚もない

2016-05-13 00:39:50 | その他旅行き
旅は三日目、最終日。
この日は「ここ」という目的地はなく、だいたいここらとここらへん、なユルイ予定で動いた。
いや、結果的にそういう感触を残すことになっただけか。

まずは榛名山ドライブ。
山の北側から上り、東に下った。
沢渡温泉からの走り始め、周りに広がる田畑や山林はすっかり初夏の装いで、緑の濃くなった田畑を照らす陽の光が眩しかった。
一年で一番生命力溢れる眺めを前に気分は上々。
取って置きのCDを回してゾクゾクしながら運転した。

なのにちょっと道を間違え気分は急下降。
最近知らない道を走る時はスマホのナビに任せることが多く、今回もお任せしていた。
画面確認せず音声案内だけで交差点を曲がったら、私とスマホ間で認識相違が発生。
あらぬ方向に向かってしまった。
回り道して正しいルートに戻ったが、なんでかそれだけのことでテンションが下がってしまった。
周りの景色は目に入らなくなり、音楽も耳に入って来ない。
どうしたことだろう。
せっかくいい気分だったのに、勿体無いことをした。

榛名山への上り道は広く、緩く大きなカーブが続く快適な山岳道路。
とても気持ち良く走れた。
だからかバイクがやたら多かった。
ツーリングというよりコーナーを攻めて楽しんでる感じだ。
こちらも気を取り直しつつ運転していると、いつもながら景色の変化に目が行った。
歩いて山を登ればゆっくりと遡る緑の季節も、車で登るとあっと言う間だ。
新緑はどんどん薄くなり、前日登った剣ノ峰と同じような芽吹き加減になったと思ったら、山頂の湖に到着した。

本当の山頂はさらに湖畔に聳える墳丘の上だけど。
辺りの樹々は淡い茶緑色。
春のよそおいだ。
ただ、山頂は開けすぎてて、お土産物屋さんや食堂が立ち並び、湖には白鳥なんかの形をした脚漕ぎボートがたくさん繋がれ、車も多ければバイクはもっと多い。
チャーリーもいた。
大人気だ。

だからかな、私の写欲は一向に湧く気配がなかった。
少し湖畔を歩いて出発した。
ただひとつ、「おおっ」と思ったのが北海道にあるかのような直線道路。
へえー、広いなあ。
ちょっと車を止めて撮影したらよかったな。
山の東側の道路を下って行くと渋川の町だろうか、ずっと下界が見下ろせ、こちらの道は良い眺めが楽しめた。


旅館でゆっくり過ごす朝に、必ずするなあ

2016-05-11 00:16:59 | その他旅行き
二日目の宿は群馬県の北方まで移動。
沢渡温泉で宿泊した。
普通の民家に混じって旅館が立つ、歓楽街のある温泉街とは違うこじんまりとした山中の出湯の里である。



遊歩道があるそうなので、泊まった翌朝散策してみた。
歩道もセンターラインも無い細い道路が街のメインストリート。
小さな共同浴場があり、遊歩道へはその横から入るらしい。
階段だかスロープだかを登ると温泉街が見下ろせる高台へ。



そこから山の林縁を遊歩道は伸びている。
距離は短いが上手く年を重ねた道で、村の鎮守の神様ん家に繋がっていそうな雰囲気。
実際繋がってたんだけど。



満開の八重桜やツツジをそばに見つつ、新緑輝く中を道はゆるやかにうねっていく。
薄暗い林の横を通り、再び明るくなる辺りに樫の大木がある。
昔、水害や山火事に会いながらも生き延びた木だそうで、御神木として祀られていた。
町指定の天然記念物だって。



さらに行くと沢渡神社に出て林中の遊歩道は終了。
氏神様かな。
地元の方が境内を掃除されていた。
これだけの道なんだけど、なんだか記憶に残る散策路だった。



5月初旬に行くべし、1000m強の山

2016-05-08 22:36:01 | 山行
二日目は山登り。
群馬県と長野県の県境にある鼻曲山のさらに東にある剣ノ峰。
標高1429.6m。
少し軽めに…、いやだいぶ軽く剣ノ峰だけを霧積温泉側から往復。
標高約1000mから上り始めたので標高差400mほど、コースタイム3時間20分。

<斜面>


下界は新緑が眩しいが、標高1000m付近は芽吹いて少し経ったくらい。
樹々を透かして谷向こうの斜面が望める。
手前の若芽と下方に透ける新緑。
赤や紫から黄色橙緑色と、この時期の森は色とりどりだ。
木々の枝は横に広がる故、虹色の雲がたなびいているよう。

<落葉厚し>


足元は落葉の暑い絨毯がずっと続く。
フカフカで足にやさしい。
標高が上がると芽吹き具合も幼くなる。
落葉は茶色でそこに春は無く、日が陰ると冬の山を歩いているようだ。

<芽吹く木々>


このコースに難所は無し。
一ヶ所クサリ場があるが難度低くあっさりクリア。
山頂にもあっさり到着。
お天気良く北側の2000m峰が一望。
草津白根山、苗場山(いやたぶん手前の白砂山だな)、谷川岳、武尊山。
みんなまだ雪を被っていた。

<浅間山>


下山時、少し北側に伸びる枝道に入ったら、樹間から浅間山が見えた。
あとは行も帰りも途中の登山道から妙義山のギザギザした山姿がシルエットで望めた。
んー、お天気良くて良かった。
しかしなんで「剣」ノ峰なんて名が付いたのだろう。
そんなに鋭い山か?
山の形以外の言い伝えでもあるのだろうか。

<妙義山>