終わってからだいぶ時間が経ってしまったが、野球のWBCのお話を記しておく。
2週に渡りとても楽しませてもらった。
1次ラウンドの中国戦は会社から帰ったら終わりかけで、結果を知っただけだったが、金曜日の韓国戦は早めに帰り試合途中から、土曜、日曜のチェコ戦、オーストラリア戦はゲームの最初から見た。
週末だったから見ながら飲んだ酒が美味かったこと美味かったこと。
気持ちよく観戦できた。
1次ラウンドは各戦快勝ばかりで、日本が強いのか他のチームが弱いのかよく分からなかった。
他のグループは混戦で、ラテンアメリカのチームはとてもパワフルで強そう。
決勝トーナメントは厳しそうだなあと思っていた。
イタリア戦は平日だったから、中国戦と同じく試合の最後を見ただけ。
そして春分の日のメキシコ戦。
なんとも上手いこと祝日にあたったものだ。
最初から最後までTV観戦した。
お酒を飲みながら観たいところだったが、朝イチから飲むのは気が引けて、シラフでの観戦。
このメキシコ戦、内容は雲泥の差だが先日の自身のテニスの試合と重ね合わせ、試合の流れというものを感じながら見ていた。
初回から両チームとも変なミスはなく試合は進む。
先制のスリーランを浴びる前、二人ランナーが出るが、この出方がいやらしかった。
佐々木選手の投げたボールが良すぎて、シフトの逆に飛ぶヒットとサード後方へのポテンヒット。
打ち取っているのにチャンスが相手に行った。
まずいなあと思っていたら、落ちの悪くなったフォークボールをスタンドに運ばれてしまった。
見逃さずに打ったメキシコの選手に拍手するしかない。
この得点は日本のミスで渡したものではないから、拮抗した試合の運不運のバランスを元に戻す力が何処かで必ず働くと思っていた。
その後日本は三塁まで走者を進めるチャンスを三度も得るが、得点を奪えず。
転機はメキシコ選手の二塁盗塁のチャレンジ判定。
セーフがアウトになった。
これは大きい。
何かあるぞと思っていたらその裏、吉田選手のスリーランが飛び出した。
でも難しいボールを打ったから、運に絡むものではなく見えた。
実力で奪った3点だ。
しかしすぐにまた2点リードされる。
これも相手の実力で奪った点に見えた。
こうなると鍵を握るのは凡退を続けている村神さまだ。
彼の実力で打てない訳はなく、このまま打てずに最後までいけば、彼に絡めて勝負の神様が天秤を日本側に戻してくれる気がした。
メキシコのピッチャー陣は先発と抑え以外はさほどではないと解説者が言っていた。
しかしその中継ぎ陣を今一歩切り崩せず、1点は返すものの追加点なく最終回へ。
そしていままでより手強いという抑えが登板。
一緒に見ていた連れは、「あー、もうあかん」と諦め気味だったが、自分は何かありそうな予感でワクワクしていた。
メキシコに傾いていた天秤がどう日本に戻ってくるんだろう。
それはメキシコの抑え投手の出来だったようだ。
高めのボール球を大谷選手に二塁打され、吉田選手にフォアボール。
そして全てのお膳立てを整えられて村神様に打順が回る。
1球は良いボールを投げ空振りさせるも厳しいボールを揃えられず、3球目が甘くなったところを村上選手に捉えられサヨナラとなった。
4回に佐々木選手が打たれたボールに乗っていた日本チームの不運が、9回にメキシコチームのボールに乗って、メキシコチームも日本チームもそれをしっかりモノにした。
これで天秤は釣り合ったが、実力で獲った点が日本の方が多かったということだろう。
そんな風に見えた。
もちろんここに記載しただけでなく、日本チームのひとつひとつのプレーにミスが無かったことが積み重なったものだとも思う。
メキシコの6点目を阻んだバックホーム送球とか、源田選手のスリーバント成功とか、周東選手の走塁とか、栗山監督の采配とか。
実力が拮抗しているなら、我慢強く、奇策に走ることなく、腰を据えてプレーし続けることが天秤を傾ける目に見えぬ重石になるのだ。
そんなことを学べた試合だったと思う。
こんなすごい一戦が見られたので、次の日の決勝戦は勝っても負けても、同じように良い試合になればそれでいいと思えるものになった。
勝ったのを知ったのは会社のお昼休み。
周りの会話をなるべく聞かないようにして帰宅。
帰ったら連れが録画放送を見ていたので、7回途中から観戦。
最後の大谷選手とトラウト選手の初対決の全球を見ることができた。
勝つべくして優勝するチームだったということが分かった。
世界一奪還おめでとう。
2週に渡りとても楽しませてもらった。
1次ラウンドの中国戦は会社から帰ったら終わりかけで、結果を知っただけだったが、金曜日の韓国戦は早めに帰り試合途中から、土曜、日曜のチェコ戦、オーストラリア戦はゲームの最初から見た。
週末だったから見ながら飲んだ酒が美味かったこと美味かったこと。
気持ちよく観戦できた。
1次ラウンドは各戦快勝ばかりで、日本が強いのか他のチームが弱いのかよく分からなかった。
他のグループは混戦で、ラテンアメリカのチームはとてもパワフルで強そう。
決勝トーナメントは厳しそうだなあと思っていた。
イタリア戦は平日だったから、中国戦と同じく試合の最後を見ただけ。
そして春分の日のメキシコ戦。
なんとも上手いこと祝日にあたったものだ。
最初から最後までTV観戦した。
お酒を飲みながら観たいところだったが、朝イチから飲むのは気が引けて、シラフでの観戦。
このメキシコ戦、内容は雲泥の差だが先日の自身のテニスの試合と重ね合わせ、試合の流れというものを感じながら見ていた。
初回から両チームとも変なミスはなく試合は進む。
先制のスリーランを浴びる前、二人ランナーが出るが、この出方がいやらしかった。
佐々木選手の投げたボールが良すぎて、シフトの逆に飛ぶヒットとサード後方へのポテンヒット。
打ち取っているのにチャンスが相手に行った。
まずいなあと思っていたら、落ちの悪くなったフォークボールをスタンドに運ばれてしまった。
見逃さずに打ったメキシコの選手に拍手するしかない。
この得点は日本のミスで渡したものではないから、拮抗した試合の運不運のバランスを元に戻す力が何処かで必ず働くと思っていた。
その後日本は三塁まで走者を進めるチャンスを三度も得るが、得点を奪えず。
転機はメキシコ選手の二塁盗塁のチャレンジ判定。
セーフがアウトになった。
これは大きい。
何かあるぞと思っていたらその裏、吉田選手のスリーランが飛び出した。
でも難しいボールを打ったから、運に絡むものではなく見えた。
実力で奪った3点だ。
しかしすぐにまた2点リードされる。
これも相手の実力で奪った点に見えた。
こうなると鍵を握るのは凡退を続けている村神さまだ。
彼の実力で打てない訳はなく、このまま打てずに最後までいけば、彼に絡めて勝負の神様が天秤を日本側に戻してくれる気がした。
メキシコのピッチャー陣は先発と抑え以外はさほどではないと解説者が言っていた。
しかしその中継ぎ陣を今一歩切り崩せず、1点は返すものの追加点なく最終回へ。
そしていままでより手強いという抑えが登板。
一緒に見ていた連れは、「あー、もうあかん」と諦め気味だったが、自分は何かありそうな予感でワクワクしていた。
メキシコに傾いていた天秤がどう日本に戻ってくるんだろう。
それはメキシコの抑え投手の出来だったようだ。
高めのボール球を大谷選手に二塁打され、吉田選手にフォアボール。
そして全てのお膳立てを整えられて村神様に打順が回る。
1球は良いボールを投げ空振りさせるも厳しいボールを揃えられず、3球目が甘くなったところを村上選手に捉えられサヨナラとなった。
4回に佐々木選手が打たれたボールに乗っていた日本チームの不運が、9回にメキシコチームのボールに乗って、メキシコチームも日本チームもそれをしっかりモノにした。
これで天秤は釣り合ったが、実力で獲った点が日本の方が多かったということだろう。
そんな風に見えた。
もちろんここに記載しただけでなく、日本チームのひとつひとつのプレーにミスが無かったことが積み重なったものだとも思う。
メキシコの6点目を阻んだバックホーム送球とか、源田選手のスリーバント成功とか、周東選手の走塁とか、栗山監督の采配とか。
実力が拮抗しているなら、我慢強く、奇策に走ることなく、腰を据えてプレーし続けることが天秤を傾ける目に見えぬ重石になるのだ。
そんなことを学べた試合だったと思う。
こんなすごい一戦が見られたので、次の日の決勝戦は勝っても負けても、同じように良い試合になればそれでいいと思えるものになった。
勝ったのを知ったのは会社のお昼休み。
周りの会話をなるべく聞かないようにして帰宅。
帰ったら連れが録画放送を見ていたので、7回途中から観戦。
最後の大谷選手とトラウト選手の初対決の全球を見ることができた。
勝つべくして優勝するチームだったということが分かった。
世界一奪還おめでとう。