通勤時がお楽しみ時

2018-03-31 01:37:59 | Weblog
このところ暖かな良い日が続いているようだ。
平日日中は外に出ないのでどれだけ暖かいのか分からないが、窓から望める春霞の下の街はとても穏やかそうだ。
朝晩もコートなしで済み、雨の日は長く感じる通勤路も、散歩気分で足も軽い。
少しひんやりした朝の空気、朧月に浮かぶユキヤナギ、漂う揮発性の庭木の油香。
春である。

そんな気分で歩いていると、道端のひょろりと伸びた草が目にとまる。
小さな花を付けている。
こんな草花が撮れるのはこの時期だけなんだよな。
すぐにボウボウと伸びて雑草然としてしまう。
桜も満開だ。

近所に桜並木は残念ながらないが、なかなか枝ぶりのよい大きめの木がポツポツと植わっている。
街灯が当たっていないので夜は闇に沈んでいるが、朝は雲の様にたなびく桜花を愛でることができる。
うーん、春である。
写真撮りたいなあ。

ここ数年、季節の良いある一時期を遊べないでいる。
みんな引越しのせいだ。
3年前は秋、1年前は初夏、今回は春。
早く片付けて例年のように週末を楽しむ時間が欲しいなあ。
まあ、引越しは非日常で、それはそれで面白いのだが、今手に入らないものが欲しいのだ。
遊びに行きたいのだ。

そんな鬱鬱が溜まって来たので、このところ空き時間にスマホでちょろり写真を撮り出した。
露出や構図をじっくりとは追い込めない時が多いが、撮影後の編集が簡単にできるので、非現実的な加工をして楽しんでいる。
なかなか面白いものだ。
ガッツリとは撮れないが、そんなことしてガス抜きしている。

<ムスカリ>



春のお仕事

2018-03-28 23:54:24 | Weblog
実家には庭があるのだが、ここ数年春に帰省すると庭木の剪定を頼まれる。
最初は嫌々やっていたが、三年目ともなるとだいぶ要領を得てきて、バシバシと遠慮なく伐採。
我ながら器用だなと思う出来上がり。
剪定されて整った庭木は、人の目にはすっきりさっぱり。
でも庭木にとってはきっと理不尽なことなんだろう、と次々と刈る木を移りつつ思った。
痛い痛い嫌な出来事に違いない。
散髪されるのとは違い、痛みを伴うもののはずだから。

切っていると他にもいろんな思いが去来する。
理容師の人が髪を切る時はこんな感じで形を整えて行くのだろうなとか。
ある程度切り終えて、別の角度から見てみると、整え損ねた葉や枝が飛び出てて、ハサミの先端でちょこちょこと切る。
同じような仕事を理容師さんもやってるな。
なんて…。

剪定を終え、鋏の手入れをした。
と言っても水洗いするだけだが。
鋏の刃についた庭木のクズを落とそうと水をかけ、タワシでこすった。
ある程度落ちるのだがこびりついた部分がなかなか落ちない。
ゴシゴシと力を入れて刃の長辺に沿ってタワシを滑らせたとき、ぴっと指に痛みが走った。
あっと思った時にはもう遅く、薬指を少し切ってしまっていた。
出血。

うーん、すごい切れ味だ。
そうして気付いた。
挟むだけで細い枝をスパスパと切り落としてたんだ。
そりゃよく切れるはずだ。
私はどうも昔から刃物に対する認識が甘い。
ギザギザしたパン切りナイフで指を切ったこともある。
あんな柔らかいパンを切るためのナイフだしギザギザしているし、たいして切れないだろうと高を括っていたが、これも思った以上の切れ味で、びっくりした覚えがある。
いかにも刃物然とした包丁なんかは気をつけて扱うんだけどなあ。

当然不注意のせいなわけだが、今回は別の要因も含まれるのではないかと血を水で流しつつ思った。
刃先に付いた庭木の葉や枝の微塵と樹液の怨みが、簡単に落とせない汚れとなって私に力を入れさせたのでは。
ほら、こんなに痛かったんだぞと訴えられたのでは。
そんな余計なことを考えた。
だからって剪定に手心を加える気はない。
庭木を手入れしないと大変なことになるからな。
また来年も頑張ろっと。

<このにわにわにわきがない>



心が澱んでる

2018-03-21 23:48:40 | Weblog
このところの休日は、結婚祝いのお返しを送ったり、新しい家財を購入したり、テニス以外のお遊びをしていない。
写真も撮ってない。
そろそろ旅に出たい病が発症してきた。
今年は桜の開花が早いらしい。
お花見に遠出したいなあ。

<2015年春の桜>


お彼岸で帰省するので、少しは旅気分を味わえるかと思ったが、なんの工夫もなく電車で往復しただけだったので、そんなものはまったく感じられず。
移動手段を車にして、暖かい日だったから窓を開けて走ればまた違ったかもしれないが。
しかし用事を申し使っており、楽して帰れる電車にした。
おかげで疲れた帰り道は眠って移動できたが、眠ってたら移動感覚を満喫できない。
遊んで疲れを残すことも必要なのかな。
身体は疲れても、心は晴れるのかもしれない。

<2017年春の桜>


前述の通り買い物他に時間を使っているので、ひと月経ったのに、引っ越し時のダンボール箱がまだまったく片付いていない。
部屋が広くなったがゆえ、片付けなくてもなにも問題なく生活できるのが問題だ。
早く片付けないと購入した家財がやってきて、困った状態になってしまう。
休日はこれの片付けでまだまだ時間を取られそうだ。
お家の備品はいっぺんに揃えようとしていないので、全てが揃うにはこの後も時間がかかりそうだ。
まず住環境を整えることを第一と考えていたが、それは少しづつ行う事とし、余暇馬鹿らしくお休みのお楽しみも並行して享受していくよう方針転換しようかな。

<2016年春の桜>



両方をいいとこ取り

2018-03-11 20:58:46 | テニス
ここのところスクールの振替や、外で臨時コーチに教えてもらったりで、普段と違うコーチに教わる機会が多い。
受けなれない指導に興味深々。
理論派のコーチはなんでそうするのか理由付きでスイングやステップの方法を細かに説明してくれる。
感覚派のコーチには変に考え過ぎず打ちたいボールが行くように打てばいいと言われた。
我々のレベルなら打ちたいボールをイメージすれば、これまでの経験からそんなボールが行くよう身体を動かせるそうだ。
それができないから困ってるんだけどな。

理論派のコーチでも教えてくれるポイントはそれぞれ違うし、よくまあこれだけ相違があるものだと感心。
感心ってのは変か。
コーチの数だけ指導方法があるということで、共通の指導法があるわけではないんだなあと、再び?三たび?実感。
身体を使うスポーツだから、身体の(筋肉や関節の)使い方をいかに言葉にして伝えるかであるから、やはりそれは人それぞれ。

ある理論派コーチは一回のレッスンで、それはそれは沢山のポイントを教えてくれて、吸収の悪くなった頭と身体はとても覚えられず、考えながらスイングすることになって、ギクシャクした状態で終わった。
最近はそんな状態でもイライラしなくなったな。
説明を聞いて、なるほどなあと思えるし、これを会得したいと思うのだ。
スムースにスイングするには余計なことを考えない方がいいのは分かるが、かと言って打ちたいボールをどうすれば打てるのか分からない自分としては、細かな修正ポイントを統合させて、大きな成果に結びつけたいと考えるのである。
考えてスイングする時と、無心でスイングする時を明確に分けて、無心でスイングした時に細かな修正の努力が結実しているか見ることにしよう。


色あせた季節よ、さようなら。

2018-03-09 01:28:56 | Weblog
先週末、一気に春めいたと思ったら、今週に入りまた寒くなった。
中綿を取り外してピラピラのコートを着て出勤したら、寒い。
すぐに中綿復活させた。

雨風の強い春の嵐がまたやってきた。
揺れる細い枝の細かな緑の縁取りが目に留まり、ユキヤナギか?と振り返った。
そうだった。
気の早い蕾が数輪、白い花弁を朝の薄闇に浮かべ揺れていた。

嵐の後はまた暖かくなるみたいだ。
それで観察の目を周りに向けた。
道端にはいつの間にかドキッとする緑が首を伸ばし始めていた。
新しい通勤時の春はどんな色を見せてくれるのだろう。

<2年前の春、公園で>



今のお悩み

2018-03-01 23:44:45 | Weblog
新居に引っ越しを終え、婚姻届も提出し、新たな生活がスタート。
と言っても越して来たのは私だけで、連れ合いはこれから。
まだしばらく一人暮らし。
なので、これまでの引っ越し同様、ただ住む場所が変わっただけで結婚した感はまだない。
やたら広くなって、家の中での移動距離が増えた。

新居は20年物の賃貸だ。
設備が古い。
直近2回の引っ越し先は新しい物件だったので、きれいだったし設計の新しい住宅設備が揃っていて、それに慣れてしまっていた。
最新設備はよく考えられてたなあ。
旧来の設計のと比較するとよく分かる。
まあ古い事は分かっててここに決めたのだからそれはいい。
問題は匂いだ。

玄関に入ると何やら臭う。
トイレも臭う。
洗面所も臭う。
ハウスクリーニングしてくれてるから見た目きれいではあるが、どこかしらから匂うのだ。
特に玄関とトイレがひどい。
下駄箱が悪いのかと開けてみても臭くない、壁に鼻を近づけてみても分からない。
これだけ匂いを充満させてるのに臭元不明だ。
連れが早速巨大な匂い取りを買ってきて玄関に置いたが効果は見られず。

さらに問題なのはその匂いに鼻が慣れてきているようなのだ。
毎日帰ってくると、最初の頃ほど臭いと思わなくなった。
消臭剤がきいているのかとも思ったが、たまに来る連れは変わらず臭うと言う。
このまま匂いになれて気付かなくなったら、お客さんを呼んだ時恥ずかしいなあ。
なんとかならんのだろうか。

こうして引っ越しを繰り返してるといろいろと知恵がつく。
部屋の内覧時、間取りの確認も大事だが、部屋の匂いのチェックもしっかり行うべきだ。
入室した時、臭いと感じたら要検討。
そうした匂いは新築建材のものでなければ染み付いたものということで、ハウスクリーニングしても取れない可能性大という事だ。
あるのかないのか、次回引っ越し時はこの経験を活かそう。