おおさか東線で行く なら

2019-04-29 23:58:17 | その他旅行き
土曜日の朝の時点で、この10連休でお天気の一番いいのは5日、6日、二番目にいいのが28日だとニュースで言っていた。
だったらと、28日は買物の予定だったのを急遽日帰り旅をすることに変更。
それはいいけど旅先はどうするんだ?
当日の朝、連れが案を出してくれた。
新大阪駅まで新線開通したおおさか東線で奈良に行こう。
ほほう、良いではないか。
一も二も無く賛成して時刻表を調べてみると、新大阪から奈良まで乗り換えなしで行ける電車は日に4本だけ。
その内の1本が11時台に新大阪を出る快速電車。
遅い朝食後だったがいそいで準備して出発し、なんとか間に合った。

<新大阪駅でこれまで見なかった黄緑色の電車>


快速電車だし、出発ギリギリに乗り込むから、席は埋まってて奈良まで立ってないといけないかも、と覚悟していたが、空き空きで座ることができた。
折角新線つくったのに、需要はあまりないようだ。
電車は一旦北の方角へと出発し、東淀川駅を越えたあたりで高架に上り東海道本線を跨いで東へと方向を変える。
南吹田駅という新駅を通過、さらに南へと進行方向を変えて進む。
阪急電車を跨ぎ、京阪電車を跨ぎすると、右から学研都市線が接近してくる。
放出駅まで並行して走り、放出駅を越えると行く方向を交差して左へ離れていく。
放出駅の一つ南の高井田中央駅から家に帰ったことがあり、その時は放出駅で学研都市線に乗り換え、京橋駅で環状線に乗り換え、大阪駅で東海道本線に乗り換える、なんて乗り換えを楽しんだが、今度高井田中央駅を利用する時は、新大阪駅での乗り換えだけで帰れることになる。
おおさか東線は久宝寺駅まで。
ここから関西本線に入る。

<奈良市三条通り>


関西本線で奈良に行くのはたぶん初めてだ。
川沿いを走り、車窓はなかなか風光明媚である。
そのうち奈良平野に入ったのか、広くのびやかな景色の中を快調に飛ばす。
そうして奈良駅に到着。
ネットの乗り換え案内で見ると、新大阪から奈良へ最短時間で行けるのは、この直通快速電車になっていた。
料金は近鉄を利用した方が圧倒的に安いが、楽に行き来するには快速電車ですら座る事のできるおおさか東線利用が選択肢の有力候補に躍り出たか。
今回も奈良からの帰りは大阪駅行きの大和路快速に乗ったのだが、連れが混んだ電車と大阪駅の雑踏を嫌って、時間的には大阪駅経由の方が早いのだが、久宝寺駅で空き空きのおおさか東線の普通電車に乗り換えた。

<久宝寺駅にて>



犬島の一日

2019-04-26 06:14:34 |  2018-2019瀬戸内逍遥
いよいよ本日、2019年の瀬戸内国際芸術祭が開幕する。
昨秋はいろいろと見学する気満々だったのに、冬の間に常設展示の作品をいくつか見ていたら結構満足してしまって、今のところ行きたい度はだいぶ低下している。
会期外に行くととても人が少なく、ストレスなく見学できるので、わざわざ混んでる時期に見に行かなくてもなあ、と思うのだ。
見に行くなら常設展示以外の会期中にしか見れない作品に絞って訪れることになるかな。

あと、なんども訪れていると、アート作品だけでなく、元からある島の町や自然そのものの魅力にも気付かされる。
そんなのを見て回るなら反対に会期外である方がいい。
静かな普段の姿を見られるからな。

さて、昨秋に犬島を見学した時にたくさん撮った写真がまだブログにアップできていなかった。
この開幕を機会にアップしよう。
フォトチャンネルにしたので、おヒマなら見てよね。
犬島、まだ行かれてない方、オススメですよ。

<犬島の一日>



10℃の威力

2019-04-22 07:43:38 | Weblog
気温が10℃上がるだけでこの世はこんなに変わってしまう。
厳冬の北海道の最低気温マイナス20℃とマイナス10℃ではそんなに差は無いのかもしれないけど、大阪辺りの最高気温10℃と20℃の差は大きい。
冬の間、田んぼの畦や公園の原っぱは、小さなロゼットが地面に張り付いているばかりだったのに、今やニョッキリと細長い茎を伸ばした春の雑草たちでいっぱいだ。
少し曇ると乾かなかった洗濯物も、夕方洗って一晩干すと、翌朝の朝陽を浴びればすっかり乾いてしまう。
10℃の熱量というのはその数字の与えるイメージとはかけ離れて大きなもののようだ。
そんなことを思った。

<しばざくらとそのたもろもろ>



海と桜

2019-04-13 21:22:47 |  2018-2019瀬戸内逍遥
香川、岡山辺りの瀬戸内の島で、桜の綺麗な所がないか調べてみると、いくつかの島で桜が見られるとあり、一番規模の大きいのは女木島だった。
てことで今年のお花見メインは女木島、桜撮影の旅。
高松港を出るフェリーめおん2は、前回乗った冬の時期と違い、座席は乗客で埋まっていた。



瀬戸内国際芸術祭はまだ会期前だから、女木島で降りる人はみんな桜目的に違いない。
行き先選択に間違いはなさそうだ。
桜は山の上の鬼の洞窟へ行く道と、山上の展望台、あと方向は違うが島の南端にある灯台への道にたくさん植わっているらしい。



前回来た時は港近くのアート作品を見て回っただけで鬼の洞窟方面へは行っていないから、重なりなく島を巡れてよろしい。
船が港に近づき、甲板から島の山肌を観察すると、なるほど淡いピンク色が見える。
期待できそう。



港から洞窟までは徒歩、バス、レンタサイクルのいずれかで向かう。
時間はあるし、途中の景色も撮りたいから当然徒歩を選択。
途中にあった看板に洞窟まで2.3kmとあった。
集落内を通り抜ける中に立つ桜は、開ききっていない蕾が少し残るだけのちょうど満開の頃合いだった。



畑地に入り、これから登る斜面が見えた。
道路のあるだろう位置に桜が並んで咲いているのが見える。
登り道の始まるところに神社がある。
前回狛犬に注目した住吉神社だ。
再び遊びに来た挨拶をした。



坂を登り始めると、ひばりのさえずりが姦しいくらい。
日差しは暖かく、桜の花の向こうに色彩豊かな畑地が広がり、本格的に春が来たことを実感。
感動に近いその感覚に肌が粟立ってしまった。



山の上への道に沿って並んで咲く桜が何ヶ所も分かれてあり、ヘアピンカーブを曲がる度に短い並木が眼前に現れ、道中見るモノに困ることはない。
これはバスで通過するより、徒歩か自転車で時間をかけて眺めたい景色だ。
自転車は電動自転車のレンタルがあるから、歩くより楽ちんそう。



標高が上がるにつれ海が良く望めるようになり、屋島や高松の街が春霞の向こうに近い。
ゆっくりと登るもんだから、次のフェリーで来たお客さんを乗せたバスが通過していった。



徒歩だと最後のひと登りを林の中の階段を上ることでショートカットできる。
登り切ると洞窟の鬼さんが出迎えてくれた。
駐車場があり、さっき追い越していったバスが港に帰るのを待っている。
港で駐車中に潮がかかるのだろう、部分的に錆だらけになって頑張ってるバスだ。



洞窟は素通りして、その上にあるという展望台に向かう。
反対側の海が見え、男木島が望めた。
その向こうは豊島らしい。
海沿いの遊歩道を辿ると、山頂の広場だ。



山頂の桜は種類がいくつもある。
白いのや赤いのがそこここに植わっていて、ブルーシートやベンチでお花見する方々。
こんなに眺めがいいのに人でいっぱいということもなく、適度な人口密度。
穴場ですな。



木製の展望台があって、階段を登ってみるとぐるり360°を見回せた。
んー、いい眺めだ。
ひとしきり眺めを楽しんで、買ってきたおにぎりを広場でいただいた。


人形の館

2019-04-09 06:36:08 |  2018-2019瀬戸内逍遥
香川県では高松ばかりで遊んでいるので、今回はちょっと外して坂出にもやって来た。
坂出駅から少し歩いたところにある鎌田醤油の工場の横に、人形作家四谷シモンの作品が展示された館がある。
そこを見学した。



館内写真撮影可という素晴らしいところ。
淡翁荘という名で、会社の迎賓館として使用されていた建物がそのまま展示施設として使われている。



この建物は昭和初期に建てられたもので、登録有形文化財だそう。
個性豊かな人形が時代を経た部屋に佇む様子は、とても雰囲気がマッチしていて面白く鑑賞できた。



一種独特なデザインの人形達なので、こんなの見に来る人は少ないんだろうなと思ったが、失礼ながら意外に人気があって次々と来客があり、システマティックな受付体制ではないので、受付の方はなかなかに忙しそうであった。



何しろ一人で来館者全員に館の説明をしてくれるのである。
人形とともに館の調度品についてもじっくり鑑賞させてもらった。




伊勢川口駅

2019-04-05 06:23:39 | その他旅行き
線路沿いに撮影しながら伊勢川口駅に近づく。
予想した通りというか、当然というか、無人駅だった。
実は少し前から膀胱がパンパンで、無人駅でもトイレくらいあるだろうと変な確信を持ってきたのに、すぐそばに建つ建物はトイレではなかった。
うおっと、ピンチだ。
近くには民家しかないし。
周りを観察すると、線路の向こうのさらに道路の向こうでゲートボールに興じる方々がいる。
公園ならトイレがあるのではないかと行ってみることに。
向こう岸に渡る踏切は少し戻らねばならない。
遠いなあ、持つかな。
コの字に歩いて向こう岸を戻ってくると、平たい公園の端っこに工事現場なんかにある臨時設置用に見えるプラスチックの箱型トイレがあった。
使えるだろうか。
扉を開けると肥溜め式で使用可能。
ほっと用を足して外に出ると、手を洗う水道もしっかり水が出た。
ありがたや。
って何の話を書いてるんだ?
踏切に戻るとちょうど下りの列車がやって来た。
去りゆく後ろ姿を撮影。



駅へと戻る。
おかげで上りの列車が来るまで落ち着いてホームで待機できた。
ゆっくりとした時間が流れる休日は何にも代えがたいですな。




予定は狂った

2019-04-04 06:43:24 | その他旅行き
当初の目論見ではコーヒーを飲んだあと名松線の駅まで歩き、終着駅の伊勢奥津まで乗って駅周辺を撮影、引き返す列車で松阪駅に出る予定にしていた。
しかし地図上の距離を見誤ったのか、写真撮影に時間をとってしまったのか、コーヒーを飲み始めた時点で伊勢奥津まで往復できる列車に間に合わないことが分かった。
何しろ名松線は2時間に1本しか走ってないのだ。
仕方ない、松阪へ向かう列車に乗るだけとしよう。



名松線の最寄り駅は伊勢川口駅。
最寄りと言うには遠いけど。
コーヒー屋さんまで来た道は戻らず、グリーンロードという道路で国道まで戻る。
人が歩く道ではないようで、歩道がない。
近鉄を跨ぐ橋の上から大三駅前の集落を望む。
こちらは昔からある家々のようだ。



国道を横断すると田畑が広がる。
一面緑の畑と焦茶色の耕された畑が繋がっている。
緑の畑は何を栽培しているのだろう。
麦には見えないのだが…。



歩いて行くと集落に入り、川を越え、また田地に入りして、ようやく名松線の線路にぶつかった。









下りの列車が来るまでまだまだ時間がある。
乗車予定の上り列車はさらにその後。
ゆっくりと畦地の春の草を撮影した。