喜多方酒蔵巡り

2024-11-04 22:46:23 |  秋休みは福島へ
大内宿を後にし、次にやって来たのは喜多方である。
喜多方も古い町であるようなので、その街並みを見て回るのが楽しみ。
そして酒蔵がたくさんあるそうな。
うらやましい町ですなあ。
ということで酒蔵巡りすることにした。
観光者向けの西四ツ谷有料駐車場というのを見つけて車を止め、まずはレトロ横丁商店街へと向かう。







一つ目の酒蔵は喜多の華酒造。
なかなか古そうな酒造所。
歴史ある建造物には渋い風合いの説明看板が掲示されていて、それによると大正八年建立とあった。
店内で利き酒もできるようだが、当然何も飲めない。
入ると何か買ってしまいそうで、今荷物を増やす訳にはいかず、門の写真を撮るに留める。





二つ目は大和川酒蔵。
ここにはカフェがあった。
一升びんが手すりの柵になっている酒屋らしいデザインの吹き抜けの間でコーヒーを飲んで一服。
一階に降りると自社製品を売る広いスペースがあり品定め。
酒瓶を前にするとやはり買いたくなってしまう。
重くならないようここではお土産用の小瓶の純米酒を購入。









そこを通り抜けるとその向こうは資料館になっていた。
過去に使用していた蔵に昔の酒造道具やら何やら展示してあった。
本当はこっちから入って見学後に買い物をする順路だったようだ。
まあいい。





三つ目は吉の川酒造。
ここは蔵の見学は出来なさそう。
事前予約とかすれば可能なのかもしれないが。
ここからレトロ横丁商店街を離れ、東側にほぼ並行して南北に伸びるおたづき蔵通りへと向かう。





だいぶ疲れてきたぞ。
四つ目は夢心酒造。
ここはだいぶ近代化が進んだところのよう。
いや、古い建物があまり残っていないだけで、これまで見てきた酒造会社も現在の酒造りは最新設備でやってるのかもしれない。





五つ目は小原酒造。
江戸時代の酒蔵で仕込み時にモーツァルトを聴かせていると書かれている。
玄関が開かれていたので土間に入ると、今は酒蔵見学に案内中で席を外してると札がかかっていた。
見学できたとしてもそんな元気は無くなってきたのでお店の人が戻ってくるのを待たずに玄関を出た。



車を止めた駐車場で手に入れた町歩きマップで酒蔵を見つけつつ歩いたが、昔の建物が集まるエリアが分かりやすく、効率的に巡れた。
酒蔵以外にも昔からの建物がたくさん見られ面白かった。
付き合わされた連れは最後の方は疲労困憊状態で悪いことをした・・。
その他の気を引いた建物はこんな。












桃ジュースとくるみもりそば

2024-11-02 16:04:05 |  秋休みは福島へ
ひと通り大内宿の様子伺いを終え、お茶することにした。
飲食店はいくつかあるのだが、奥まった場所に入口のあるカフェを見つけ、そこに入る事にした。
町を貫く道に対して同じ方向を向いて建つ家々は、通りに短辺を接した長方形をしており、長く奥行きがある。
その建物の中程1/3くらいをお店にしているところだった。





小振りの店内は満席だったが、待ち行列の1組目だったのでしばし待つ事に。
入口に土産物が置かれていて、それらを眺めて時間を潰す。
我々が待っているのを見て、飲み終えた二人組が席を立ってくれ、それほど待つことなく席に着くことができた。
ありがとう。





店内は古い家具やなんかは残しつつ、綺麗にリノベしていて居心地よし。
このあと昼食を予定していたので、飲み物だけ頼んで、喉を潤すことにした。
注文したのは「桃ジュース」、連れは「しそソーダ」。
ネクターみたいな奴が出てくるかもと思ったが、そこまで濃いものではなし、でもしっかり桃の味が香り美味しかった。
しそソーダも味見させてもらったが、紫蘇の風味がソーダと好相性だった。





飲み終わって店を出て、散策を続ける。
しかし、さして歩かない内に昼食目当ての蕎麦屋の前に来てしまった。
お昼に時間は少し早かったが入ることにした。
大内宿の蕎麦といえば有名なのはネギが丸まま一本付いた高遠そばである。
ちょっと根っこが曲がったネギを箸代わりにして食べることもできる。
連れはそれを食べる気満々であったが、前日の宿の女将さんからの情報で、くるみそばに変更した。
なんでも冬場はネギが甘く美味しいらしいが、今の時期のネギは辛いことがあるとのこと。
前日の昼食で辛い食べ物に敏感になっていたので二人相談し、あっさり変更だ。





蕎麦屋の入口は軒下を奥へと入ったところにあった。
さっきのカフェもそうだったが、この地の家の造りなのだろう、通りに面したところではなく、裏手へと入っていく途中に玄関を設けるようだ。
土間があり靴を脱いで畳の間に上がる。
飴色をした柱や鴨居に囲まれた部屋がいくつも続き、間の襖が取り払われてテーブルが置かれていた。
写真に撮れなかったので記憶が曖昧だが、神棚があったか仏間だったか、そんな間にもテーブルがあって、田舎のおばあちゃん家を訪れたみたいな雰囲気の下食事ができる。





頼んだのは「くるみもりそば」。
地元で採れる胡桃をペースト状にしたものに蕎麦つゆをかけて混ぜ合わせ、それに蕎麦をつけて食べる。
くるみペーストがまろやかながらも滋味溢れる味わいをもたらし、美味しい。
天ぷらを付けることもできたが、これも前日の反省から選択外。
蕎麦のみ純粋に味わった。






大内宿

2024-10-31 06:29:21 |  秋休みは福島へ
旅は二日目。
本日一つ目の訪問先は大内宿。
前夜宿泊した湯野上温泉からは目と鼻の先。
するすると山道を走り駐車場に到着した。
大内宿は大人気で駐車場に入る待ち行列の渋滞が発生するという。
朝一で到着したというのに第一駐車場はもう満車ということで、第二駐車場に入るよう案内された。







朝方に山の端にかかっていた雲はいつのまにかなくなり、スッキリとした青空が広がる良い天気。
まだ気温は低いがこれから気温が上がりそうだ。
着て出る服装を迷う。
駐車場から道路を渡り、左手に黄色くなった田んぼを見てしばらく行くと茅葺き屋根の建物が見えるようになる。
最初に見える棟は間隔が空いているが、すぐに同じ向きに並んだ有名な眺めが目の前に広がった。







おー、入口から見るとこんななのか。
大内宿の映像でよく使われるのが一番奥にある山の上から俯瞰撮影した奴だ。
まだ朝早く、お店が開きかけている時間なので、先に一番奥まで行って、帰ってくる時に宿場の様子をゆっくり撮影しようと思ったのだが、次々と現れるフォトジェニックな被写体に足が進まない。
最初の計画は諦めて、開店したお店の商品を品定めしつつ、ゆっくり撮影しながら歩みを進めた。







土産物屋や食事処はいくつかあるだけで、その他は一般民家なんだろうと思っていたが、ほとんど全ての家が軒先で何かを売っていた。
家の後ろには田畑が広がっているので、農業もやっているのだろうけど、これだけ観光客がやってくるんだから物を売るのを副業にしない手はないよな。
売っているものは土産物だけでなく、農産物、塗物、骨董、酒、蕎麦、と多種多様。
会津塗りというのがあって、紅く塗られた器に注目。
酒器に好みのものがないか複数のお店を覗いたが、お猪口は底の深いものばかりで盃はなく残念。
塗物ならありそうなんだけどなあ。







こうした歴史ある宿場町はいくつも訪れたが、ここは他所と決定的に違うところがある。
町を貫く道が舗装されていないのだ。
これが当時の情景を偲ぶのにとてもいい効果をもたらしている。
うまく石畳みを模して道をつけている宿場はまだ良いが、アスファルト舗装だったりすると古い建物の面白みが半減してしまう事があった。
もっとも雪の多い地域だから、雪解けの季節とか雨の日にどんな状態になるのかは知らない。







ようやく通りのどんつきまで到達。
山の斜面の途中に観音堂があり、またまたお参り。
そこから山の中へ入る山道の途中に宿場全体を見渡せるポイントがある。
みんなそこから写真撮影していた。
記憶にある俯瞰写真はもっと標高の高いところから望遠でとったようなイメージがあったので、山道をさらに登ると別の撮影ポイントがあるのかもしれない。








会津鉄道・・の線路

2024-10-29 06:26:32 |  秋休みは福島へ
少し時間を巻き戻して・・。
塔のへつりの無料駐車場の手前の林の中に、塔のへつり駅はある。
会津鉄道の駅である。
踏切があったので左右確認した時見つけた。
カーブした鉄路の向こうのホームが寂しげだった。
塔のへつり見学後、様子を見に行った。
待合室は周りの林より暖かいのだろう、カメムシがいっぱいいたようで、あの香りが充満し長居できず。
時刻表を見ると次の列車は数十分後にしか来ない。
あら残念。
ホームを少し歩いて車に戻った。





会津鉄道の線路は宿のある方の温泉街の横も通っている。
夜、宿の部屋で憩っていると、列車の走行音が響いてきた。
1~2時間に1本しか走っていないのに、何度も通り抜けていく音を聞いて、結構頻繁に走るもんだなと思った。
それは走ってくるのを待ってるか気付くだけかの違いで、線路脇で来るのを待っていたらなかなか来ないと感じるものになる。
朝の散策でほのぼの通りから少し下ったところに線路が見えたので少し撮影。





そのあと、湯野上温泉駅を訪れた時刻はちょうど会津若松行きの列車がやってくる時間だった。
その列車を撮影しようと待ち構える観光客が二組いた。
我々のような鉄オタ以外の人でも旅の風景としてローカル鉄道は写真に残したいものなんだな。
待つこと数分、やってきた列車は二両編成。
しばし停車後出発するのを見送った。
見送ったあと、撮り損ねていた湯野上温泉駅の駅舎をゆっくり撮影。
外見は茅葺き屋根という珍しさに加え、駅舎内も古さに溢れた造りでよろしい。
囲炉裏があるのだが、朝早くてまだ閉じられており残念。












湯野上温泉街を歩く

2024-10-27 20:10:33 |  秋休みは福島へ
宿で朝食を食べる前に1時間ほど付近を散策した。
部屋の窓から外を見ると、すぐ近くの山の稜線は雲に隠れ、山里の朝って感じで旅に来た感に包まれる。
なかなか涼しかったので、この秋初めてモコモコのフリースを着て外に出た。
地図を見ると少し距離があるが、足湯があるという会津鉄道の湯野上温泉駅まで足を伸ばそう。





泊まっている民宿は温泉街の南の外れで、そこから北へと細い道路を歩いていく。
温泉街と言っても繁華なお土産屋が並ぶ通りではなく、山の中の集落といった方がいい佇まい。
その辺りには10軒くらいの旅館や民宿があるようだ。
まだ朝早く、通りはとても静かである。





古くからある温泉街のようで、もう営業していないらしい旅館の建物が残っている。
お好みの被写体である。
ほのぼの通りと名付けられた通りが終わると国道に出て、温泉街は一旦途切れる。





国道をなおも北へと歩くと会津鉄道の踏切があり、その向こうに湯野上温泉駅らしい建物が見えた。
その辺りから再び温泉街が始まる。
こちらの方が建物に大きいものが多く、建物の間を流れる側溝から湯気が立ち上っていたりして温泉街っぽい。
ある旅館の玄関が開いていたので中を見ると、鶴瓶の家族に乾杯の訪問先だと大きく紹介されていた。
その旅館の前の川に縦に綺麗に割れた岩が立っていて、どこかで見たことがあるので、その放送回を視聴していたようだ。





そこから湯野上温泉駅までは目と鼻の先。
湯野上温泉駅は茅葺き屋根の駅舎である。
そして駅舎の南側に広い足湯場があった。
ひと通り写真撮影後、足湯に入った。





靴と靴下を脱ぎ、ズボンを膝上まで上げて、意外と深いお湯に足を浸すと結構熱い。
しかしそれは朝の冷気の中歩いてきて、足が冷えていたから。
しばらく浸けていると少しぬるく感じるようになった。
しっかり温まって濡れた足を拭きズボンを降ろす。
ほっこり暖まった足で宿へと戻った。




湯野上温泉の宿

2024-10-25 06:26:53 |  秋休みは福島へ
その日の宿は「塔のへつり」からすぐ近く、湯野上温泉の民宿を予約してあった。
宿の駐車場に車を止めて玄関を入り呼鈴を押すと女将さんが出てきてくれた。
その宿は一日に3組だけを相手にしているそうで、我々が一番最後の到着だった。
宿のシステムを説明をしてくれ畳敷の部屋に通された。
夕食までに風呂に入るには少し中途半端な時間。
外に散策に出るのも翌朝にして、畳に寝っ転がってゆっくりと過ごした。



夕食の時間になり教えられた食堂に行くとそこはとても広い二間続きの座敷だった。
三分割して間に衝立てを立ててくれ、隣を気にせず食事できる。
料理は郷土料理が各種出てきた。
いろいろ説明してくれたが、記憶力悪く次々と忘れてしまう。
美味しかった記憶は残ってるからまあいい。
品数多く、ひとつひとつは小鉢に入って少量なのだが、お腹いっぱいになってしまい、最後の蕎麦をほとんど残してしまった。
この蕎麦が美味しかったのに。
もったいないことだ。



スタンダードなメニューに馬刺しをプラスしたプランにしたから、我々の胃袋のキャパを遥かに超えていた。
馬刺し抜きでもたぶん食べきれなかったな。
連れも食べきれなくて悔しがっていた。
昼食も遅目だったし、旅に出ると間食を何かしら食べてしまい、一番メインとなる食事がキチンと楽しめない。
いつまでも若い時と同じように行動してしまうのを見直さないと。



夕食後、お腹いっぱい過ぎてしばらく動けず、お風呂は寝る前に入った。
温泉のお風呂は大、中、小と三つあって、宿泊者は3組だけなので、その時空いてる好きなお風呂に貸切で入る方式。
当然一番大きなお風呂に入った。
とても広々とした湯船を二人で独占。
泉質は単純温泉でpHは8.3。
少しアルカリ性だ。
普段はシャワーしか浴びないので、なかなか治らない寝違えて痛めた背中の筋がほぐれるようしっかり温まった。



翌朝の朝食も美味しかった。
味噌汁は魚の出汁が香り、鮭は麹か何かに漬けたモノを焼いてあった。
小鉢のどれもこれもがひと手間かけられていた。
こう言ってはなんだが、昨晩の夕食より感心したかもしれない。
旦那さんが作っているのだと思うが、どこかで料理の修行をしてきた人なのだろう。
朝は完食できた。
ただし美味しいからと食べ過ぎには注意。
昼食も美味しく食べられるよう、ご飯を小盛りにすることは忘れなかった。




塔のへつり

2024-10-23 06:24:48 |  秋休みは福島へ
タンメンで腹ごしらえを終え、最初の目的地へ出発した。
白河から西へと進み、慣れないレンタカーを操り山をひとつ越える。
長い上りを上り、長い下りを下った。
エンジンブレーキのかけ方を把握し、思い通りに操れ出した頃目的地に到着。







最初の目的地は湯野上温泉の南にある「塔のへつり」と呼ばれる所。
断崖絶壁の奇勝らしい。
入口の広場は年代物のお土産屋さんが囲んでいた。
少し冷やかして断崖へ。







なるほど、面白い形をした岩壁が川向こうに並んである。
吊橋を渡って向こう岸に行けるようだ。
自然に浸食されてできたのか、人為的に削ったのか分からない窪みがあり、そこを通路にして奇岩の上に立てるようだ。







橋を渡ると昔はもっと左の方へも通路があったようだが、今はその跡しかない。
岩の窪みはうまいこと人が通れる高さで削れている。
右手奥の方の岩壁にも同じように削れた窪みが見える。
昔はそちらも歩けたのかもしれない。







石段を上るとお堂があり、虚空蔵菩薩が祀られていたのでお参り。
川の反対側も断崖だ。
この一帯だけ硬い岩が貫入したのだろう。
しかし上手いこと削れたもんだなあ。
なかなか面白いものを見せてもらった。


からしタンメン

2024-10-21 06:24:08 |  秋休みは福島へ
時刻はちょうどお昼である。
腹ごしらえすることに。
白河ラーメンというのが名物と聞く。
豚骨や鶏ガラ出汁の醤油ベースのラーメンらしい。
連れが新白河駅近くのラーメン屋さんを調べてくれた。



おとなしくただのラーメンを頼めばいいものを、その店オリジナルとある「からしタンメン」を頼んでしまった。
からしの入ったタンメンってどんな味なんだろうと気になったのだ。
あまり辛すぎると食べられないのでお店の人に確認しても、からしの風味が感じられる程度でそこまで辛くはないとのことだし。



やってきたタンメンは黒っぽい茶色に見えるスープに野菜がたくさん乗っていた。
気になるスープを飲んでみる。
からしの味を探すが感じられない。
でも旨味たっぷりで美味しい。
と思う間に辛味がやってきた。
結構辛いではないか。
スープを黒っぽく見せている黒いつぶつぶをよくよく観察してみると、唐辛子を細かく刻んで炒め焦がしたものに見える。
からしタンメンの「からし」とは「とうがらし」のことではないかと気づいたのであった。



タンメンとは野菜を炒めてスープでしばし煮たものを麺にかけたものらしい。
麺は太めの縮れ麺で程よいモチモチ感がいい。
辛さを忘れるため入ってる野菜をひとつひとつ見分けながら食べる。
もやしでしょ、キャベツでしょ、キクラゲでしょ、にらでしょ、豚バラでしょ、玉ねぎでしょ、にんじんでしょ、これは白菜か?



スープの表面にたっぷり脂が浮いているのでなかなか冷めず、熱さが辛さをいつまでも際立たせる。
ティッシュで鼻水を拭きつつ、手拭いで額の汗を拭きつつ、なんとか食べ終えた。
辛いのが好きな人にはお店の人が言うように大した辛さではないのかもしれないが、お子様の舌をもつ私には辛すぎた。
今後辛さを確認するときは、ピリ辛くらいかどうか聞くことにしよう。
スープの旨味をもっと味わいたいからね。


秋休みは福島へ

2024-10-19 16:05:37 |  秋休みは福島へ
福島県を旅してきた。
3連休に年休をプラスし、5連休にして遠方へ。
本当は年休を4日取って9連休にし、夏に取れなかった長期休暇にしたかったが、仕事の都合でそうはいかず。
少し短めの秋休みとした。
5日の内前半3日は連れも同行、残りの年休2日は一人旅とした。
大阪はようやく涼しくなったところなのに、福島は紅葉が進んでいてビックリ。
まあ、山の上の話しだけど。
暑くなった日本でも東北地方は涼しいところなんだなあ。
今回は鉄道で白河まで行き、レンタカーを借りて福島県の中央部を反時計回りにぐるり巡った。
ずっといいお天気で良かったな。
旅を振り返り、再び旅気分に浸ろう。







まずは新大阪駅から「のぞみ」に乗り、東京に出た。
東京駅に来るのは久しぶり。
東京転勤で神奈川に住んでた時は新横浜で降りてたし、東京出張があっても品川で降りてたからなあ。
東北新幹線のホームは色とりどりの車両が見られて賑やかである。
列車の発車案内板の表示も面白い。
東北地方の都市名に混じり敦賀行きの列車がある。
西から来て北へ行こうとしているのに、西の方に戻る列車も同じ方向に出てるのを見つけて面白がった。
新名神が開通した後、中国道を大阪から岡山方面に走ってしばらくすると、行先表示に高槻の案内が出てきて妙な気分になるのと似ている。









東北新幹線は「なすの」に乗車。
「なすの」は郡山駅までを往復している短路線の(と言っても3県を跨ぐが)各駅停車の新幹線である。
初めて乗ったはず。
たくさん乗ってたお客さんはほとんど那須塩原駅で降りてしまった。
我々は白河の関を越え、新白河駅で下車。
駅前のレンタカー屋さんで車を受け取った。
2日後、福島駅で返却するまで我々の足となる。
以下次号。








都市緑化植物園

2024-10-11 06:29:24 | その他旅行き
服部緑地都市緑化植物園は緑地公園の南東の外れにある。
間に一般道路が挟まっているので、緑地公園とは全然別の施設のように見える。
入園は有料で大人220円、中学生以下は無料。
入口の管理棟に併設して小振りな温室がある。
いきなりウツボカズラが出迎えてくれたので喜んで写真を撮っていると、黒い何かが視界をかすめた。
むむ?
蚊だ。







いろいろ撮りたかったのに落ち着いて撮影していられなくなった。
それでも我慢して撮って外に脱出すると、腕や顔や首筋がボコボコになってる。
暑い時に来るところではなかったか。
失敗したなあと池のほとりのベンチに座って一息入れる。
しかしそこでも黒い影が視界をよぎる。
うわあ、止まってたらダメだ。
歩こう。







有料施設なのでそんなに人はいないだろうと思ったがそんな事はなく、家族連れが芝生の広場でお弁当を食べたり、私のように写真目当てでカメラを持って歩くおじさんやお姉さんがまずまずいた。
ベンチでゆっくり本を読んでる人を見て、なんで蚊に刺されないんだろうと不思議に思う。
虫除け剤を使ってるのだろうか。







敷地は南北に細長く、それほど広い訳でも無いので全ての道を辿ってみた。
木々を観察するというより面白い情景を探して歩く。
一番奥にハーブガーデンがある。
ハーブティとか飲む習慣はないので、植っているハーブも私にとってはただの植物。
しかし乾燥させたハーブを置いてある小屋の中はむせかえるようなハーブの匂いが充満していて、特殊な植物たちであることを再認識した。







木々で囲まれているのは服部緑地の無料の公園エリアと同じだが、植物園らしく木々の名札がかかっている。
名前を覚えたら面白いんだろうなと思いつつ、すぐ忘れるので流し読むだけ。
椿の木が種類多く植っていたので、椿好きにはいいところなんだろう。
朝は涼しかったのに昼間はまだ暑い。
日陰を選んで歩く。
疲れてベンチに座るとまた蚊がやってくる。
午前中公園の方では蚊に襲われなかったのになあ。







木々の紅葉はまだまだぜんぜん始まっていない。
道に落ちた枯葉が色付いていたのと、彼岸花が見頃だったことに秋を感じたくらい。
彼岸花は白花のものがたくさん咲いていた。
来るなら春や秋が深まってからが良さそうだ。
蚊に襲われないし。
公園エリアの方より静かだし、木々に囲まれたベンチでぼんやり時間を過ごすにうってつけの場所である。