めでたい

2018-10-30 06:33:58 | その他旅行き
和歌山市駅で乗り換え、加太線で終点の加太駅へ向かう。
なんか「めでたいでんしゃ」とやらいうものの露出度が高く、いたるところで私の視線を誘導する。



どうやら加太線を赤と青の鯛を模したラッピング列車が走っているようだ。
残念ながら撮影の機会には恵まれず。



帰りに一度すれ違ったようだったが。
ネットで調べてみると、外観だけで無く車内にも主に子供が楽しめる仕掛けがいろいろあるようだ。



急ぐ旅ではなかったから、帰りにでも運行ダイヤを確認して、どこかの駅で待ち伏せたらよかったかも。
失敗したな。



その他にも鯛が当たるスタンプラリーとか。
加太線にはお楽しみがたくさん。



加太線に乗るのは2回目だ。
車両は新しく、全駅ICカード対応だが、単線のローカルな雰囲気を醸しつつ、ゆっくりと和歌山市の郊外を走っている。



終点の加太駅で降りて改札を出ると、駅前の道は駅への上り坂になっていて、駅舎で行き止まり。
駅から見おろした眺めが懐かしいのは何故だろう。




特急電車の偏った常識

2018-10-29 06:20:45 | その他旅行き
子供の頃電車で出かけるとなれば、まず乗るのは近鉄電車だった。
名古屋や大阪からさらに遠方に行く時は国鉄だ。
だから、特急電車に乗るには特急券がいるものという固定観念が刷り込まれ、大阪に就職して初めて阪急電車やら京阪電車の特急に乗ろうという時、特急券はいらないのか?と不思議に思ったものだ。
その固定観念はいまだ根強くあり、先週末和歌山へ南海電車で向かうとき、ネットで調べると特急サザンが早いので、これで行こうと料金をみると指定席510円とあり、ああ特急券がいるやつかと理解した。



でも、阪急電車や京阪電車の件があるので、南海電車のHPで調べてみると、指定席券は「必須」とも「無くても乗れる」とも書いてない。
まあ510円だし、買ってもいいだろうと難波駅の窓口で購入し改札を入ると、すでにホームで待っていたサザンはロングシートの普通の車両だった。
ありゃ、やっちまったな。
指定席券を見ると4号車とある。



先頭車両の方に歩くと女性の車掌さんが立っており、その向こうの前4両が特別車両だった。
前に同じく和歌山へ電車で行った時、同じくサザンに乗ったはずだが、そのときはどうしたんだっけ。
覚えていない。舌
特別車両の座席は広々としたブルーのシート。
車両の乗り心地もすばらしい。
和歌山市駅まで、ゆったりと1時間を過ごさせてもらった。


爽快、秋の大台ヶ原

2018-10-24 06:23:22 | 山行
金曜日、年休を取れたので山に行ってきた。
山。
久しぶりだったなあ。
今年初めてではないか?と記録を追うと、今年は1月に一度だけ行っていた。
でも大阪の北摂にある山で、登山靴なんて必要のないちょっと長めな散歩の感覚で登れる山だったから、きちんとした山登りは今年初だ。
まあ、生活環境が変化したから致し方なし。

脚も衰えた事だし、しんどいところは避けて初心者向けで、でも眺めのいいところがいいなあ、と選んだのが大台ヶ原。
大昔、新緑の頃に一度歩いたことがある。
家から登山口までが遠いが、登山自体は高低差が少なく、楽に歩くことができる。
木曜日の晩に家を出て、登山口駐車場で車中泊し、早朝から歩いた。


日出ヶ岳への道から。


昨晩山を覆ったガスの水分で足元はしっとりしている。


山頂まで40分のコースを2時間半もかけた。


魅力的な被写体がありすぎだ。


山の空気はやっぱりおいしいなあ。


天気は晴れたりガスったり。


紅葉はまだ早いかと期待していなかったが、ちょうどよい頃合いだった。


山頂から正木ヶ原方面はササ原が広がり被写体に変化がない。


さくさく歩みを進めた。


牛石ヶ原で昼食。


大蛇嵓に着いた時、対岸はガスって見えなかったが、数分で晴れ始め、見晴らしが効くようになった。


大蛇嵓辺りから木道でない普通の登山道に戻る。


シオカラ谷を挟んで下り上る。


被写体にまた変化が出てきて、脚がたびたび止まる。


時々ガスに包まれる。

山中滞在時間は8時間弱。
お手軽に楽しめる秘境をゆっくりじっくり楽しんだ。
来るときは真っ暗で分からなかったが、登山口までの県道もいい具合に色づいていた。
そういえば新緑の頃もきれいだったな。
紅葉見るだけならこの道をドライブするだけでも楽しめそうだ。


沿線風景

2018-10-20 23:01:23 |  2018-2019瀬戸内逍遥
高松で前泊したので、前日は「ことでん」を撮影。
三路線で色の違う電車が走る、撮り甲斐のある鉄道だ。
今回は志度線をターゲットに、線路の脇の道を瓦町駅から松島二丁目駅まで歩いた。
電車は民家のすぐ側を走っていて、家の隙間を縫って走る様子が撮れればいいなと思ったが、あまり成功していない。



ラッキーだったのは瓦町駅の次の駅である今橋駅に車両基地があったこと。
下調べはいつもあまりしないので、こういった出会いがあるとうれしい。
大抵こんな基地の車庫は遠くからしか観察できないのだが、ここは道路のすぐ横に車庫の壁があり、しかも扉を開けて作業されていた。
なんとラッキーな。



当然入っちゃダメだけど、外から車庫の様子を撮らせてもらった。
反対側からも複数車両の止まる様をゲット。
さらに歩いていくと線路の向こうになにやら怪しげな塀が現れた。



んん?この普通でない雰囲気は何だろうと思ったが、角にある哨戒所のような建物を見て、刑務所ではないかと気がついた。
スマホで地図を開けたらその通り高松刑務所だった。
へえ、こんな街中にあるのね。



この辺の線路脇の道路は生活用道路で車の行き来は少なく、撮影時危険が少なくていい。
線路と道路の間にはフェンスがあるのだが、フェンスに沿って家庭菜園的な植物が植えられていた。
アサガオやらシシトウ?やら。
大ぶりで綺麗な黄色い花が咲いてるなと撮影していたら、花のすぐ横に見たことのある実がなっていた。
オクラだった。
オクラの花を初めて見た。



志度線は20分に1本の運転間隔。
約10分置きにどちらからか電車がやってくる。
度々撮れるのでそんな感覚で松島二丁目駅の手前で待っていたら、全然やって来ない。
志度線は単線なのだが、この駅は列車交換する駅だから、上り下りの電車が同時にやってくるのだった。



気づくのが遅かった。
てことは20分間隔で2本いっぺんにくるのか。
1時間間隔ってのなら他の場所に撮りに行って戻ってくるのだが、あと数分でやってくる。
カメラの設定や構図をこれと決めていたので、ただただ待つ時間を過ごした。



ようやく踏切の警報器の音が聞こえてきた。
カメラを構えやってきた電車を撮影。
直後に去りゆく電車を撮影。
待ち時間は長かったが、密度濃く一つの構図の写真を追い込めたかな。



松島二丁目駅からは電車に乗って瓦町駅へ戻った。


めおん号

2018-10-16 00:12:30 |  2018-2019瀬戸内逍遥
高松から女木島へは赤い船体が青い海に映える「めおん号」でやってきた。
前回乗った時は芸術祭会期中で満員だったフェリーだ。
座席に座ることは叶わず、デッキに立って海を眺めていたっけ。
20分程で着いてしまうので、しんどくはなかった。



今回は会期外なのでがらがら、かと思いきや、それなりに乗船客が。
釣り人が結構いる。
島で工事をするのか、職人さん多数。
後は私のような観光客だ。



帰りの便ではもっとたくさんの観光客がいて、島でそんなに出会ったかなと不思議なくらいたくさんいた。
みんな私の行き先とは違う、島の中心部の鬼ヶ島大洞窟へでも行ってたのだろう。



帰りは疲れてしまって、座席に座って半分眠って帰ってきたが、行きは元気である。
船内や海を撮影して短い乗船時間を楽しんだ。



島でのお昼ご飯は、海水浴場の海の家で開けてるお店が一軒だけあったので、そこでカレーライスを注文。
待ってる間に目の前の海を男木島に向かう「めおん号」が通過していった。



カレーは焼いたピーマンと揚げたナスがトッピングされ、香り出しに使ったニンニクが丸まま入ってたりして、美味しかった。
陽射しの暑い日で、夏みたいな眺めだなあと、しばしくつろいだ。


凛々しい立姿

2018-10-15 06:20:14 |  2018-2019瀬戸内逍遥
アート作品ではないが、通りすがりの神社にお詣りした。

<境内から>


「段々の風」の作品がある斜面の下に住吉神社があり、写真を撮らせてもらいに島に来たと挨拶した。

<狛犬>


こちらの狛犬は陶器製で、明治時代に作られたものらしい。

<鉤爪>


なんかとてもよく出来ていて、「ん」像の方の表情がお気に入りで、何枚も写真を撮ってしまった。

<手水舎>


頑丈に焼かれているようで、どこも欠けるところなく、神さまをお守りしていた。


冷房効いてます

2018-10-13 00:22:43 |  2018-2019瀬戸内逍遥
女木島の作品鑑賞三つ目は「女木島名画座」。
映画館である。



畑に囲まれて映画館は立っている。
左から二つ目の建物がそれ。



畑にはおじいちゃんおばあちゃんが農作業に出てきていて、意外に賑やか(言い過ぎ?)だ。
こんなステキな乳母車?の台車が置いてあったりする。



古き良きアメリカの映画館のイメージ。
建物は屋根も壁も厚手のトタンでできた元倉庫である。



最初行った時は閉まっていて、外側しか見れないものと思ったが、時刻が早すぎただけだった。
お昼前に再度行ったら、「ART SETOUCHI」の青い幟が立っていて、ああやっていたんだと不思議に思った。



ここでも窓口の係りの方が作品説明をしてくれた。
今はフェリックスのアニメとチャップリンの映画、この映画館を作った依田さんという人が自分で撮った、アメリカの劇場解体工事のドキュメンタリーが繰り返し放映されているそうだ。



入口ロビーには往年の映画スターの絵が壁にたくさん掛けられ、中にとりわけ大きくスター・ウォーズのヨーダの絵が。
この作品の作者は「依田」といい、名前が一緒だからとのこと。
劇場内の壁にも昔の俳優さんの絵がたくさん書かれているのだが、中にスター・ウォーズの絵も混じっていて周りの時代にそぐわず変である。



座席は依田さんがアメリカの古い劇場から取り寄せたものらしく、古いけど座り心地が良いと聞いた。
座ってみるとちょっとしっとりした感触。
芸術祭の会期中ならこんなに空いてないだろう。
新しい作品が目的でなければ、会期外に観に来るべきである。
誰も居ないのをいいことに、座席に座ってしばし居眠りした。


赤と緑と空の青

2018-10-12 00:44:05 |  2018-2019瀬戸内逍遥
女木島の作品鑑賞二つ目は「女根/めこん」。
休校中の女木小学校の校舎と中庭に作品がある。



こんなサイケな色を塗っちゃって、休校中ってことは将来また学校として使われるかもしれないってことで、こんなところで勉強するのだろうか。
それもまた面白いかもと思うが、多分元に戻されちゃうんだろな。



女体に見える木のオブジェ。
かと思いきや、この木まだ生きてるそうで、横から出ている枝は5年前に設置されてから随分と伸びたそうである。



日本のどこだかの海岸に流れ着いたアメリカの企業のブイを譲り受けて、中にヤシの木を植えたもの。
窓口の係りの方がいろいろと説明してくださるのだが、細かなところは忘れてしまった。



設置当初の写真を見ると、ブイはつるんとして綺麗だが、今は植物に覆われていた。
そのうちもっと上まで伸びて、緑で覆い尽くされるのだろう。


いつもの、動機、覚書から

2018-10-09 21:27:39 |  2018-2019瀬戸内逍遥
来年は2019年だ。
3年に一度の瀬戸内国際芸術祭の開催年である。
前回は東京転勤中で、鑑賞に行くにはそれなりの覚悟が必要で行けなかったのだが、大阪からなら気軽に行ける距離だ。
ふむ、開催まで待つ必要もないし。
過去の作品でまだ見ていないものを先に見ておくのも良いではないか。
最近近場の旅先を見つけるのにネタがなくなってきたところだ。
ちょろちょろと島を巡るのも楽しかろう。
機会を見つけて訪島することにした。



最初に訪れる先に選んだのは女木島(めぎじま)。
2010年の第一回開催時に訪れた島だ。
第二、第三回目開催時に追加された作品で、観てない奴を鑑賞しよう。
対象は5作品あったが、内ひとつは現在未公開、もうひとつはちょいと離れたところにあるので今回は対象外とした。
まあ仕方ない。
他の3作品を歩いて観て回った。



前泊した高松から朝一番のフェリーに乗ったので、3作品の内2作品の開館時間まで時間がありすぎ、屋外展示でいつでも見れる残り1作品の「段々の風」をまず観に行った。
昔、山の斜面に作られた段々畑跡に陶器の焼物のオブジェが展示してあった。
おー、いい景色。
海の向こうに高松の街が見えた。
作品解説はHPにおまかせ。
https://setouchi-artfest.jp/artworks-artists/artworks/megijima/34.html




最近の旅の傾向

2018-10-06 00:11:17 | その他旅行き
このお休みでまた旅に出る予定。
台風25号がどう影響するか心配だったが、大丈夫そう。
今回は一人旅。
連れは付いてきてくれない。
自分の好きなだけ写真撮影に時間を使えるのはいいのだが、一人ぼんやりする時間のできるのがよろしくない。
そもそもぼんやりするのが好きで、ほけっとできる時間がたくさん取れるといいな、と旅に出る前は夢想するのだが、ここのところシラフで何も考えていない時は、うまくいかない仕事のことが思い出され、頭の中をどうどう巡る。
旅の連れがいれば、なんかかんか話をするのでそんな時間は少なくて済むのだが。
旅に出る前は楽しみにしているほけっと時間が、実際には面白くない時間に変わることを最近学習したからな。
昔はお休みに入ってひと遊びすれば、仕事のことなんてすっぱり忘れて月曜日を迎えていたのに。
今度の旅の移動手段は鉄道だ。
楽しいはずの車窓を眺める時間は、マイナスの想念ですぐ満たされてしまうだろう。
この予想が外れんことを願う。