今回は今の車と旧車との違い。
過去の記事で旧車と比較し、今の車にああだこうだと文句を付けてしまったのですが、付き合ってみると見込んだとおりなかなかいい奴です。
今回の旅でだいぶ性格が分かってきました。
旅の前週に山の上の公園まで走ったり、テニスコートまで走ったりして、地に足着かない感じはだいぶ解消されては来たのですが、やはり少し慣れただけで、旅のスタートの名神高速道路を走ったとき、何度も走った道なのに初めて走る道のように感じてしまいました。
運転時に入ってくる様々な情報がこれまでと違うのでそちらに気が行ってしまう。
走り慣れた道でも長距離の場合、全箇所の景色を覚えているわけでなく、印象に残る景色と景色を繋げて「名神高速」全線を知っている気になっているようです。
記憶に薄い箇所で意識を車から景色に向けると、イコール知らない道になってしまうようです。
では、気がついた順に。
まず、乗り心地が格段にいい。
高速道路のように路面の状態がいいと、まるで氷上を滑っているかのようです。
エンジン音も静かなので、全然疲れない。
旧車ではスピードを上げると振動が激しくなり、音もやかましく、その状態では長く居られなかったので自然と速度が抑えられ、80kmが標準速度でした。
でも今の車は静かで、またアイポイントが高いのでスピード感が抑えられ、いつのまにかスピードが結構出てたりします。
これはこれで注意が必要です・・
でも、これからは高速道路で長距離を走るとき、到着時刻を早められそうです。
これは推測でしかないのですが、転がり抵抗が少ないのではないかなと思いました。
MTなので、下り坂でニュートラルでよく下るのですが、旧車では90kmくらい出る斜度の坂で100km出たのです。
空力特性がいいからかもしれません。
エンジンがパワーアップしました。
上り坂が楽チンです。
これだけは、乗り替える前から分かっていたのですが、体感するのと頭で想像するのとでは違いますね。
まだ慣らし運転中で回転を抑えているにもかかわらず、その違いは歴然としてました。
慣らしが終わった後、安全運転するのにだいぶ精神力を必要としそうです。
次に音響装置の音がいい。
ドライブに好きな音楽は欠かせません。
旧車ではリアの2スピーカーだけでしたが、今のは4スピーカーで前から後ろから聞こえます。
各スピーカーの音量バランスとフェーダーで音場調整してやると、四方から音に包まれて運転できます。
音質もいい。
旧車では高速を走っているときは、音量を上げなければ聞き取れないので、耳がやたらと疲れたものですが、走行音が静かなので、細部まで音が聞き取れるようになりました。
「あ、こんな楽器も演奏してたんだ」と初めて気がついたりしたくらいです。
一番興味を持ったのは、燃費計でした。
たった今のスピード(走行距離)と消費燃料から瞬間燃費を、これまでの走行距離と使用燃料から平均燃費を計算して表示してくれます。
如何に燃費を伸ばすかに腐心するケチケチ走法(エコエコ走法?)を身上としている私にはとても魅力的です。
ほとんどずっとチェックし続けてました。
旧車ではガソリン補給時に計算するまで結果が分からなかったのが、その時すぐ分かるなんて。
今の自動車ってすごく進化してるんですね。
感心してしまいました。
もう少しいろんなシチュエーションで乗ってみないと分かりませんが、燃費は旧車とあまり変わりなさそうです。
さすがにこれだけ長く乗ると、この旅でいろいろな初めてを経験してしまいました。
以下、今回の旅での初体験一覧。
高速道路走行デビュー
車中泊デビュー
ワイパー動作デビュー
フォグランプ点灯デビュー
1ヶ月点検を終えるのが待ちどおし。