門前町

2023-09-29 07:05:53 | その他旅行き
生駒山宝山寺は山の中腹にある。
だからその門前町は坂の町。
お寺への参道かつメインストリートは階段状。



讃岐の金比羅山を思い出す。
金比羅山の参道のように、お土産屋さんが軒を連ねているわけではない。
民家と商店が混ざり合った町並み。



料理旅館の看板が目を惹いた。
鎮守が聖天さんなので、お参りの前後に商人同士で商談したりするからだろうか。
昭和な建物が多くてうれしい雰囲気。



昔に比べると観光客は少なくなっているのか。
自家用車で寺のすぐ横の駐車場に止め、参拝後寄り道せずに帰る人が多いのだろう。
町を通る必然がない。



しかしその少し寂れた感がいい。
他人事で申し訳ないが・・。
生駒ケーブルを北から撮るためメインストリートを左へそれる。
後ろにしたメインストリートはまだ続いていて、その先がどんななのか少し気になる。




宝山寺

2023-09-27 06:23:13 | その他旅行き
生駒ケーブル梅屋敷駅側から宝山寺境内へと入る。
どういった謂れのあるお寺か知らなかったので、来る前に少し調べてみた。
ご本尊は不動明王で、大聖歓喜天という神様が山の鎮守として祀られているそう。
別名生駒聖天とも呼ばれるそうで、財運をもたらす神様として商売関係者の信仰が厚いらしい。



いつも旅行先に神社仏閣があれば、写真撮影の守護を願う挨拶をする。
今回もお参りすることにした。
梅屋敷駅から歩いていくと鐘楼の前に出、石段を登ると本堂のある広場だった。
大きな本堂や聖天堂が並び建ち、壮観である。



境内は線香の煙で白く煙る。
自分も線香を買って本堂前の大きな香炉にお供えし、ご先祖様の平安を祈った。
そして本堂の不動明王と聖天堂の大聖歓喜天にお参り。



本堂の後ろの山には岩壁がそそり立ち、岩屋には小さなお堂や仏様が祀られている。
そこまで行けるのかと思ったが、登り口の所までしか入れなかった。
昔は行けたのかもしれない。
遥拝所の裏から仰いで手を合わせる。



さらに山に入ったところに奥の院があるとのことなので、そちらへも行ってみる。
赤い多宝塔があって、その裏手に山へと登る通路があった。
通路の両側には石仏がいっぱい。
なんだろうとよく見ると、全てに何々地蔵と名前が彫られていて、お地蔵様なのだった。
奥の院でも本堂の不動明王にお参り。



帰りは正面から宝山寺駅の方へ。
惣門をくぐると広い石段の参道が広がっていた。
今回は歩くルートが上からだったので脇から入ったが、こういう景色を見ると、きちんと正面から訪れてお参りするべきだなと思う。




生駒山上遊園地の影

2023-09-25 15:40:58 | その他旅行き
生駒ケーブルで生駒山上駅に着いた後、お昼を食べる場所はないかと遊園地に入っていった。
この遊園地には絶叫マシンなんてものは無く、小さな子供向けのやさしい遊具ばかりだ。
入場料不要で、乗り物に乗ったり遊戯施設に入ったりする時だけ料金を払う仕組み。
だからお父さんお母さんの財布に優しい遊び場。
山の上にあるから少し涼しいし、なかなかの賑わいだ。
乗り物の前には待ち行列が出来ていた。

おにぎりを買ってあったので、食べる場所を探してうろつく。
日向は暑いから日影は無いかな。
大きな木の下のベンチはどこも塞がっている。
園内は結構起伏があり、階段横の低い壁に座れる場所を見つけた。
うまく日影になっている。

日影はとても涼しく、暑さのストレスゼロだった。
今年は9月も半ばになろうというのに猛暑が続いてる。
それでこんなに涼しければ言う事なしだ。
日影のベンチを確保できたら、しばらくお昼寝してしまったかもしれない。

食事を終え、園内をふらりと歩いていると、食べ物の店が集まり賑わう向こうに、寂れた通りがあるのを見つけた。
遊園地の歴史は古いはずで(飛行塔がなんかの歴史的建造物になってた)、その昔の施設が解体されずに残っている。
遊園地は夢の世界を体現している所なのに、突如現れる廃墟群に現実へと引き戻される。
通り(と言うか路地)を抜けるとまた明るい広場へ。
予想外の場所でいいモノを見せてもらったなあ。









この後、生駒山上駅へ戻り、前回記事の踏切見学へと向かった。


生駒ケーブル・山上線

2023-09-23 00:43:16 | その他旅行き
山上線の車両もデコレートされていた。
名前はオルガンの「ドレミ」と、ケーキの「スイート」である。
宝山寺駅で乗り換え、待っていたスイートに乗って生駒山上駅へ。
出発するといきなりトンネルに入る。



山上線には途中に駅が二つあり、駅の横に遮断機の無い簡易な踏切がひとつづつ。
臨時便だったからか途中駅には止まらず、終点の生駒山上駅まで直行した。
生駒山上駅前の広場の右に、遊園地の駐車場に向かう歩行者用の道があり、そこをさらに下れば途中駅へ行けるようだ。



なかなか急な坂道だが、石が敷かれ手すりがついてたりして、整備されている。
木が鬱蒼と繁り、暗くジメッとした印象。
下っていくと時々ザックを背負ったハイカーが登ってきて、こちらは綿のTシャツにチノパンという格好だが挨拶してくれる。
コンチワー。



途中駅の山頂に近い方は霞ヶ丘駅。
近くに民家は見当たらず、なぜ駅があるか不明。
思うに、途中駅は山上線を三等分くらいした場所にあるので、たぶん駅に停車した時、吊り下がった別の方の車両も止まることになるので、その位置に駅を作ったのではないか。
きっとそうに違いない。



写真を撮って、再び山道に戻り次の梅屋敷駅へと下る。
下りだからそんなに汗はかかないだろうと思っていたのに、吹き出てくる。
着てくる服を間違えたな。
タオルはうまく準備してきており、汗を拭きつつ下る。



梅屋敷駅が近くなると、道は線路のすぐ横に近づく。
静かだった山道にシャラシャラというロープが滑車を回す音が聞こえると、ケーブルカーが動き出したのだなと分かる。
しばらくすると木々を透かしてケーブルカーが通過していくのが見えた。



山道は生駒山の登山道としてよく使われているようだ。
この後もケーブルカーの写真を撮っていたら上からたくさんハイカーが降りてきて追い越していった。



梅屋敷駅の踏切をマジマジと観察。
歩行者用の踏切なので階段状にして傾斜した場所を歩かなくても良いようになっている。
線路の真ん中を黒々としたワイヤーが伸びる。
油をべっとりと含んでいて、間違えてつまづくと大変な事になりそうだ。



梅屋敷駅は近くに民家があるので、駅はそれなりに利用されているのだろう。
線路のすぐ脇に通路があり、格好の撮影ポイントになった。
その通路を下ると線路はトンネルに入っていく。
トンネルの上を渡ると宝山寺の境内である。




生駒ケーブル・宝山寺線

2023-09-21 07:09:49 | その他旅行き
奈良県にある生駒ケーブル沿線を歩いてきた。
生駒ケーブルは近鉄の生駒駅横から宝山寺と生駒山上遊園地を結ぶケーブルカーである。
今回の目的はケーブルカー乗車と同路線にある踏切の観察。
ん?見学か?
日本にケーブルカーは数あれど、踏切のある路線はこの生駒ケーブルと、同じ生駒山地の南にある信貴山へ登る西信貴ケーブルだけである。
以前西信貴ケーブルには乗ったことがあるが、踏切は車内から目撃しただけで、歩いて渡っていない。
横断するのは今回初体験である。
ケーブルカーに乗って往復してしまうと踏切を渡れないので、山上までケーブルカーで行き、下りは歩いて戻ってきた。
生駒ケーブルには宝山寺線と山上線の2路線があり、今回は宝山寺線周りについて記載する。

山麓駅である鳥居前駅までは近鉄生駒駅から歩いて数分。
改札口へ行くと、山上の遊園地に向かう子供連れでいっぱいだった。
臨時便が出て10分間隔で運行してるのに、乗り切れないお客さんがホームに並んで次の便を待っている。
結構な人気である。



宝山寺線は踏切があるだけでも珍しいのに、なんと複線である。
複線と言っても上り用と下り用の2線があるわけでなく、単線のケーブルカーが二つ並行して走っているのだ。
通常は片側だけで運行しているよう。



鳥居前駅には休止中の「白樺」が留め置かれていた。
乗車してもいいらしいので内部を撮らせてもらう。
上った先の宝山寺駅にはケーブルの反対側に吊り下がる「すずらん」がいた。
こちらは見た目普通の車両。

<すずらん車内>


しかし運用中の線の車両はブルドッグと三毛猫である。
名前は「ブル」に「ミケ」だった。

<ブル>


電飾付きの顔はうまくデフォルメされていて、愛嬌たっぷりである。
これは子供が喜びそう。
遊園地の乗り物より記憶に残るのではないか?

<白樺から見たミケ>


さて、踏切である。
宝山寺線には三つの踏切があり、そのうちのひとつは車も横断できる。
その踏切の位置がちょうど上りと下りの車両が行き違う場所なので四つの線路が並んでいる複々線状態。

<下から三つ目の踏切>


高さ制限の鉄の支柱が立っているのだが、支柱の天辺を結ぶ鉄骨が線路と同じく傾いているので、平行四辺形の枠が入口を囲っている。
ケーブルカーならではの景色だなあ。
道路に沿って架線が伸びてて一見するとなんでもない街中の景色なんだけど、線路は普通の電車は登れない斜度があるのだ。



ケーブルカーが必要となるのは山の斜面だから、普通人里離れた山中の観光地や神社仏閣への足として設置されるイメージがある。
ところがここは山の斜面が開けてて、街が広がってるもんだから、線路に沿って道があるなんてことになる。

<下から二つ目の踏切>


だから通勤通学の足としても利用されてるそうだ。
ケーブルカーで通勤かあ。
ラッシュがあるなら乗車人数は制限があったりするのだろうか。

<一番下の踏切をミケが行く>



少し変われる予感

2023-09-17 06:15:26 | テニス
前に記載したテニス家族のお母さんのフォアハンドストローク、頑張って自分のモノにしようと練習中。
体軸を立てて、これまでの自分のスイングより肩から回転に入り、腕とラケットはそれに遅れて引き出す感じで。
こうするだけで、やってくるボールに対する感覚が全然変わってしまう。
顔が早く前を向くようになって、ボールを横目で追う感じだ。
ヒットするボールまでの距離も若干遠くなる気がする。
そのせいかラケットの真ん中でボールを捉えられていない気がする。
打点から目が離れてしまいやすいのをなんとかしたい。

そしてこのスイングに期待する高いボールへの対処改善。
高いボールに力が加えられるかというとそうでもない。
叩き込むスイングはやはり無理で、それでも力を入れなくても相手のボールに抗することができる気がする。
上半身で押さえ込もうとする癖がまだ出るので、そんなことをしなくても弾かれないのだと言い聞かせてスイングしないといけない。
ボールとの距離感が高いボール程取りにくく、まだ自分のものと出来ていないが、これまでよりはずっとマシである。
あっ、これか、っという感覚を掴めるともう一歩前進できるのだが・・。

そんな状態なので、強く打とうとすると体重移動と肩・腕の回転がうまく連携できないので、とにかく新しいスイングを身体に覚えこませることに集中。
玉出しのボールはゼロからスタートなのでその前のショットを引きずらず打てるからか、理想に近いスイングができているよう。
たいして力を入れていないのに、相手の人が降り遅れてくれる。
これまでの自分のボールより伸びているようなのだ。
方向性は間違っていなさそうである。

距離感の違いを書いたが、スイング軌道の把握も重要。
我ながら呆れたのだが、ある時バックハンドストロークでボールを見ていたのにフレームに当ててしまった。
ボールをよく見ていたからフレームに当たるところをしっかり目撃してしまった。
自分のスイング軌道を把握できていないことが露呈。
よくボールは凝視するものでなく、周辺視野で捉えて打てと言われるが、それは運動神経のいい人だからできるもの。
自分はよく見る以上にラケットの何処で捉えているかまで見ないとダメなようだ。
その上でスイング軌道と打点を合わせれるようにしていこう。


愛車の不具合、再び

2023-09-15 07:04:08 | Weblog
我が家の車にまたまた故障が発生。
今度は助手席側の窓が開かなくなった。
パワーウィンドウのモーターが回転する音は聞こえるのだが、ガラス窓が降りない。
また壊れちゃったよとショックを受けて走っていたら、走行の振動で少しづつ下がっていく。
ガラスを挟む取手か何かが外れてるみたいだ。
このまま開いたままだと、防犯上とってもよろしくない状態。
雨が降ったら車内が濡れるし。
どうしようと閉める方向にボタン操作すると、閉まる方向には動いてくれた。
よかった。
リアハッチの本格修理はこの週末なので、車屋さんに合わせて修理を依頼。
一回で直してくれるといいなあ。



連れにこのことを報告すると、そろそろ買い替えを検討しないといけないのでは、と自分と同じ対策案が出てきた。
そうは思うものの気に入ってる車なので買い替えたくない思いの方が大きい。
買い替えに連れの気持ちが傾かないよう口を濁しておいた。


二ヶ月前を思い出す

2023-09-13 06:17:31 | Weblog
9月に入ってからも猛暑が続いていたが、ここにきてようやく熱帯夜から解放された。
エアコンのお世話にならなくても、窓を開ければ汗をかかず眠れるようになった。
真夏日はまだ続くようだが、夜だけでも涼しくなると助かる。
ただ、布団を被らず寝ていると、夜明け近くに足が冷えるようにもなった。
風邪をひきかねない。
布団を被るとまだ暑いし、布団をどけると寒い。
熱帯夜になる前、同じように窓を開けて寝てた時はどうやって温度調整していたのだろう。
ああ、体が覚えていた。
体に縦半分布団を掛けるのだった。