長年の疑問がようやく

2013-01-10 00:18:54 | Weblog
今日の朝日は夕陽の様に赤かった。
朝靄の、幾重にも重なった微細な水滴の向こう、地平線上に昇った太陽は熟れた柿色。
少しひしゃげていたのは、屈折率のいたずらか。

昨年末、同じ時刻の朝日はもう少し高度が高かった気がしたような。
と思い、例年同じ疑問に気付くのを思い出した。
冬至を過ぎたら昼が長くなる筈なのに、ますます朝が遅くなっているのではという疑問。

調べてみねばと思いはしたものの、理科年表を開くという調査方法しか思い浮かばず、あいにくそんなもの手元に無く、大きな本屋に行った時にそのことを思い出さなかったので、調べる事無く現在に至る。
そうだ、インターネットで調べろよ。
昨年手に入れたスマホで、国立天文台天文情報センター暦計算室に即時アクセス。

こういったことは気付いたその時に調べられる環境が無いと、忘れちまう。
ようやく欲しい情報に辿り着いた。
どうやら1月の10日前後が一番日の出時刻が遅いらしい。(大阪の場合)
日の入時刻が一番早いのは12月初旬。(同じく大阪の場合)

冬至の後、日の出は遅くなるものの、日の入時刻が遅くなる速度の方が早いため、日中の時間は長くなっていくよう。
推測していた通りの理由で、なるほど合点。
ちなみに冬至時点の日中の時間は9時間50分。
なんとも短いですね。