泳ぐバックハンドストローク

2014-02-26 00:25:52 | テニス
私はゆっくりしたボールを強打するのが苦手であるが、ひとつだけ例外なのがバックハンドストローク。
最近精度が悪くなったものの、ひっぱたく事ができる。
しかしそのバックハンド(ドライブ)ストロークはゆっくりしたボールでないとタイミングがうまく掴めないショットでもある。
それが今の悩みのひとつ。

普通にラリーするスピードですら振り遅れそうで早めにスイングを始めてしまい、フレームにボールを当てガシャる事が多い。
あるいは始動が早く引っ張る事になるので狙うより右に飛ぶ。(わたくし右利き。)
シングルなのでバックハンドは力が入らず、差し込まれると押し返せないのでそれが怖いのだ。

なので相手のショットが速いほど、回転グリグリで威力がありそうなほど、早く振り出す事になる。
早過ぎて反対に迎えに行ってしまうので、以前はよく泳いだスイングになっていた。
先日よりボールに合わせる事なくベストなスイングをする事を心掛けているので気が付いた。
少し差し込まれるくらいのタイミングで振った方が良いのでは。
球出しの練習の時、試してみた。

おっ、チョットいいかも。
少し苦しいがボールに力を加える時間が増して長く押せる。
相手のボールに力があると詰まってしまうだろうけど、ラケット面の真ん中で捉えている感覚が得られた。
振り出しが早い故に引っ張り過ぎてコートに入らないよりまだリカバリが効くのでは。

私はバックハンドで左方向に流すのが苦手。
ボールを引き込む事でアドサイドでダウンザラインに、デュースサイドでクロスのアレイコートに打てるようになるかも。
もう少し練習してみよう。

これは参詣のご利益なのか?

2014-02-22 01:02:47 | その他旅行き
今回訪れた梅宮大社に祀られるのは、日本第一酒造の祖神、子さずけ安産の神、学業・音楽・芸能の神、だそうである。
酒造の神様って珍しい気がするのだが、昨年春にお詣りしたこの近くの松尾大社もお酒の神様だった。
集中してるなあ。
前回と同じく、いつも美味しくお酒を飲めることに感謝し、これからも美味しく飲めるよう した。



その日の晩は、河原町の居酒屋で飲んだ。
人気店らしく、以前入ろうとした時は予約でいっぱいで入れなかった店だ。
8時から予約されてるお客さんの席なら空いてる、時間短いが良ければどうぞ、との事で、8時までなら充分でよろこんで飲ませてもらった。



料理も美味しかったが、熱燗がこれまたとびきり旨かった。
銘柄は忘れたが山廃仕込みで燗がお勧めと書いてあった気がする。
酸味の立ったふくよかな香りが立ち上がり、香りのままの旨味が舌を溶かした。



酒もいいんだろうけど、燗の具合も良かったのだろうな。
2合入りそうな丸い徳利に1合分入って出てきた。
注ぎ口が狭い。
燗する間、徳利内の空間に蒸発した香り成分が充満し、より香り立つようになったとか?
そんな事があるのだろうか。
今度いい酒を買って来て、家で試してみるかな。



ああそうか、これは梅宮大社参詣のご利益に違いないと、後で思い至った。

夕暮れ刻、嵐電

2014-02-21 02:08:50 | その他旅行き
「あらでん」と読むのかと思ったら、「らんでん」と読むらしい。
正式な鉄道会社名称は京福電気鉄道。
なんで「京福」なのかと調べたら、昔は福井にも路線を持っていたらしい。
それはえちぜん鉄道に譲渡されたそう。
現在は京都にしか路線はない。
前に記事にした叡山電鉄も、昔は京福電気鉄道が運営していたらしい。



嵐山本線は全線複線、軌道事業ながら標準軌道のがっちりした線路が敷かれている。
乗り心地が私の知ってる路面電車のものと違い快適。
道路との併用軌道あり。
並走する道路の道幅が広いので、交差点で横断する時以外は車が軌道上を走る事は少なそう。
標準軌の広い線路が二つ並んで小さくカーブしている様は、くねくね感が増幅されて面白い。
全線統一金額200円で乗れる。
併用軌道区間にある駅は路面電車の安全地帯で、専用軌道区間にある駅は普通鉄道の駅、と二つの形態が見られる。
安全地帯の駅での乗り降りは段差が高くなり注意がいるようだ。
こんな運用形態の鉄道もあるんですな。



見たことのあるカラーリングの電車が来たなと思ったら、江ノ電号とヘッドマークが付いていた。
江ノ電の鎌倉駅で江ノ電と嵐電の写真が並んで配されたポスターを見た気がする。
嵐電ホームページで調べてみると数年前、双方の開業100周年、全線開通100周年を記念して、姉妹提携をしたとある。
ふーん、そうなのか。



その日目にした電車は4つだが、みんな違うヘッドマークを付けていた。
個体別にテーマを設けているのだろうか。
私が乗ったのは「合格、梅電車」だった。
受験シーズン、沿線にある北野天満宮は学問の神様をお祀りしており、かつ梅の名所という事でこの二つを合わせたデザインとしたらしい。
車内には梅の造花が飾られ雅。
乗車記念の合格えんぴつが置いてあり、受験生限定で持って帰れる。
いろいろ企画運行する会社みたいだ。
ちょっと注目。



嵯峨野の町を散策

2014-02-20 00:01:59 | その他旅行き
なんて題すると、なんか風情ある行為みたいだが、住宅地を駅までただ歩いただけのお話し。
梅宮大社を参詣後、晩飯は河原町で飲もう、乗った事の無い鉄道を利用しよう、と嵐電の有栖川駅へ向かう。
駅への道程をスマホで調べ、この辺りが嵯峨野なんだと知る。
そうだったのか。
目に止まった物を撮影しながら歩いた。





歩き始めてすぐ、家の壁に昔の薬の看板が並んで掛けられているのを見つけた。
ただの民家にしか見えないが、薬屋さんなんだろか。
うわあ、如何にも効きそうなコピー。





住宅地の中を行く道は細く、古くからある道のようで、道幅が刻々と変わる。
俯瞰すればギザギザしているはず。
だからだろう、標識に手造りの面白いものがあった。



誰に注意を呼びかけているのだろう?





宅地の間には農地も広がり、農産物の自販機がいくつもあった。
ロッカー状の入れ物に品物が入っており、お金を入れれば扉が開き購入できるというもの。
良心市だとお金を入れず商品を持っていく人がいるんだろうな。
街だから。
かぶら、美味しそう。





しかし寒い。
晴れてはいるものの変わらず風が強い。
到着した駅前の茶店で暖をとった。
外に出ると、日が山の端に沈んだところだった。




梅宮大社、その部分

2014-02-19 00:17:11 | その他旅行き


梅宮大社には梅苑の梅の花を目的に訪れたが、境内にも心惹かれる被写体が多く、想定より時間を使って撮影を楽しんだ。
広いけどこじんまりとした境内。
楼門、拝殿、本殿が縦に一列に並んでいる。
それぞれの距離が近いので、楼門から拝殿を通して本殿が望める。
その眺めの重層感にまず、おおっ、と惹かれる。
派手さはなく、落ち着いた色味でまとまり、渋い造り。



楼門には奉納された酒樽が並び、拝殿は質素な舞台とも見える。
いかにも柔らかそうな木の肌合いを感じさせる欄干。
階段の手すりの滑らかな曲線は何とも艶かしい。



話は飛ぶが、昨年は出雲大社の60年に一度の遷宮の年だったそうな。
出雲大社の遷宮は伊勢神宮のそれと違い、社を移すのではなく修復するというもの。
TVで見たのだがその映像に本殿屋根の檜皮葺の張替えがあった。
日本最大の社の檜皮葺は厚さ90cmだそう。
ここ梅宮大社の本殿を囲う外壁の屋根もその檜皮葺だった(と思う)。
宮大工の繊細な技術が間近に観察できた。
とてもきれいだ。



もう一つ。
この神社は猫をたくさんる飼っているようで、タヌキみたいな毛並みの、まるまると太った猫が草むらで昼寝していたり、とら猫が日当たりのよい祭壇に座り暖を取っていたりする。
社務所の受付横にはそれぞれの寝床だろうバスケットがいくつも置かれ、中で丸まり寝ている猫も。
人懐こくはないが近づいても逃げるわけでなく、猫好きにはうれしい神社なのでは。



今年二回目の(冬の?)花見

2014-02-18 00:26:24 | その他旅行き
日曜日、ちょっと早いんだけど梅の名所と云われる場所のひとつに遊びに行った。
京都は梅津にある梅宮大社。
家を出た時は暖かかったので、これはいいお天気の下、花見が楽しめるなと喜んだが、京都で電車を降りると北風が強い。
なんだこの違いは。
京都の冬は寒いんだなあ。



梅宮大社には境内の本殿を囲う様に、横手裏手に神苑と呼ばれる庭園がある。
水を湛えた池が二つもある広いお庭。
入苑有料、大人一人500円。
中に梅苑があり、そこの花を目当てに来たが、まだまだ赤く硬い蕾ばかり。
この寒さではなあ。



池の周りには柵がめぐらされ、泥地が取り囲んでいた。
今は黒い泥が満たされているだけで殺風景な眺めだが、梅雨の候にはカキツバタや菖蒲の花が池に写るのだろう。
他にも様々な樹木が見られ、紫陽花やツツジなんかが咲くようだ。



梅林のではなく、所々に単独で植わっている梅の花は結構ほころんでいた。
そんな木の周りだけ、ほんのりと明るい。
こんなに寒いのにという思いもあるからか、少ないながらも梅の花が愛でられて、なんか満足した。
ここの梅苑がお勧めかどうかは、本格的な咲き具合が分からないのでなんとも言えない。


馴染みの店がお休みだったので

2014-02-15 21:45:46 | Weblog
火曜日、祝日。
北風吹く中テニスして、薄くかいた汗をスーパー銭湯で流した後、飲みに行った。
寒かったので熱燗をやりたいなと和の肴を食べさせてくれる馴染みの店へ。
が、定休日でないのにお休みだった。
どうしたんだろう。
仕方なく代わりの店を探す。
そうそう、ずっと以前一度入った事のある居酒屋を思い出した。
行ってみると店頭に焼酎や日本酒の一升瓶が並ぶお店で、目当ての熱燗にありつけそうだ。

まずは生ビールを注文し、テーブル上のお品書きに目を落とす。
本日のおすすめの紙とメインメニューの冊子。
とても種類豊富で選ぶのが大変そう。
これは楽しめそうだ。
本日のおすすめから数点選び、次に写真付きメインメニューを吟味。
ところが、ページをめくって一通り見終えてもこれが食べたいと心惹かれるものがない。
連れも食指が伸びないのか、声が上がらない。

なんでだろか?
そう、日本酒に合う料理が少ないのだ。
あれ? 和食の店じゃなかったのか?
店頭のディスプレイは何だったのだ。
メインメニューにはビールやワインに合いそうな料理が並んでいた。
…焼酎には合うのかな。
そんななので仕方なく2杯目もビールとなった。
外しちゃったなあ。

それで思い出したのが西梅田で見つけた、お品書きがとても魅力的な和風居酒屋の事。
少し異色の食材が取り合わされ、調理方法や材料の産地などを添えた料理名が良かった。
どれもこれも美味しそう。
具体的に覚えてないので例示できないが、フランス料理なんかである「蒸し鱈と金町子かぶのオランデーズソース添え」みたいな名称。
その名から味はこんなかなと想像力逞しくなり、これも美味しそうあれも美味しそうと選択するのにとても困った。

今回のお店も、お品書きの魅力的なそのお店と味の面では遜色ない。
ここはメニューの品揃えで損してるな。
ん?、そう思うのは熱燗飲みたい私だけか。
次はワインを飲みたい気分の時に来ることにしよう。





山道の史跡

2014-02-13 00:40:29 | その他旅行き
鎌倉観光 その十二

鎌倉には戦さの時、外敵の侵入を防ぐため、街道に作られた切通しが何ヶ所かあったらしい。
鎌倉七口という。
岩山などを切り開いて道を作る時、ワザと道幅を狭いままにして、一度に大勢の兵士が通れないようにした守りの要衝。
建長寺から次の目的地、銭洗弁財天まで歩く間にその内のふたつがあったので通る事ができた。

建長寺と銭洗弁財天を最短距離で結ぶ大きな道はない為、山手の住宅地の細い道に入り、ふたつ小さな山を越えていくことになる。
建長寺から北へ少し行くと左手に長壽寺があり、その手前に路地が奥へと延びている。
なかなかの坂道。
ここが鎌倉七口のひとつ「亀ヶ谷坂」。
残念ながら今は車も通れるただの道になっていたが、その上り下りの急勾配と切り立つ法面に当時の姿を想像することができると思う。



山を下った後、JR横須賀線を潜りふたつ目の山へ。
源氏山公園へと繋がる坂道に次の切通しはあった。
こちらは「化粧坂」という。
斜面に建つ住宅地の裏山みたいなところにある。
車は通れない。
舗装もされておらず、山道と同じである。
ただ舗装が途切れてから登り切るまで、険しい部分の距離は100mも無いだろう。



こちらはだいぶ当時の面影を残している。
でもガイドブックか何かの写真で得た私の持つ切通しのイメージとは違い、ただの山道な感じ。
黒土が階段状に固まり、別の観点で面白い眺めの道だった。
人が通行しにくければそれで用を成すのだろう。
硬い地面の上に砂利が乗っているところとかあり、ずるりとすべり危険である。
街で履く靴で歩く時は要注意である。



登り切ると源氏山公園の遊歩道で史跡が近くにあり、観光客が再び多くなる。
銭洗弁財天まで、歩いて少しだった。

休息して回復しよう

2014-02-09 20:34:28 | テニス
この週末は関東で大雪だったようで。
大阪でも心配されたがそんなにひどくなくて良かった。
金曜深夜帰る時の雪の降り方から、土曜の道路の状態が心配だったが、朝起きて外を見てみたら大したことなし。
植え込みの葉の上や屋根に残るばかりで路上に雪はなく、なんの憂いもなく車でテニススクールに向かえた。

最近のテニスの調子はなんとも波がある。
調子のいい時は良いし、悪い時は悪い。
当たり前の事の様だが、毎週練習できているのに調子の悪い時が頻繁に訪れるというのが納得いかない。
これは贅沢な思いか?
練習できないからうまくいかないというなら分かるけど。

まあ、原因の一つは分かっている。
昨日の不調は先週までに気付いた注意点やプレー上のポイントを練習前におさらいしなかったことに尽きる。
またまた仕事がうまく回らず、その気分をお休みに引きずったがため、復習する事に気を向けれなかった。
朝、洗面所で鏡を見れば、なんとも冴えない顔。
萎びている。
いくつだお前。

プレー上最近気を付けているのは、ベストなスイングをいつもする事。
差しこまれたりした時でも小細工せずベストなスイングをする事で、うまく行かなかった時の準備の遅さを自身に実感させ修正させる。
特にバックハンドストローク。
これまで差しこまれるとスイングを崩してなんとか返そうとしてきた。
しかしそれではいつまで経っても歪な同じ対応をしてしまう。

バックハンドストロークは腕の振り上げ方の感覚が掴めなくなった。
下から振り上げればオーバーするし、フラット気味に打てばネットする。
昔はネット際のふんわりしたボールを叩きこむのに、フォアハンドストロークよりバックハンドストロークの方が安定していた。
最近その精度が落ちてきている。
元に戻せるだろうか。

今朝、鏡を見れば顔色が戻り、我ながら驚くほど昨日の顔と違っていた。
目の下のクマがなくなり、皮膚に張りがある。
休息と言うのはすごい効力があるのだな。
今日のテニスも少し復活。
精神的身体的な健康の度合いがプレーに密接に関係している。
健康であること、それはとても大事なこと。



片手発動かめはめ波

2014-02-08 00:47:10 | その他旅行き
鎌倉観光 その十一

次に訪れたのは同じく鎌倉五山の建長寺。
こちらも立派なお寺だった。
総門前に広い駐車場があるので、なんか現代的な印象。
敷地は広く、建物は巨大。
仏殿と法堂を重ね見る眺めは壮観だった。

<これは三門>


ガイドブックには寺域の奥深くに半僧坊という所があるとある。
烏天狗の像が林立し、ここに見る禅寺の雰囲気とは違う所らしい。
以前、松山は道後を訪れた時、四国八十八ヶ所霊場第51番札所石手寺の奥にある珍スポットに行って衝撃を受けていたので、ここもそんななのだろうかと気になった。
行ってみよう。

<日本庭園に見えなくもない>


境内を裏口から出て、山道を登る。
山道と言っても足下は悪くなく、街中の坂道を歩くのとさして差はない。
途中には庭園に置くような石燈籠や石橋が竹林に放置されていたり、カエルの石像があったり、幟が並び立てられていたりして変なところだ。
俄然期待が膨らむ。
遠いのかと心配したが、最後に急なつづら折れた石段を登れば到着。

<蛙>


なるほど、天狗や烏天狗の像がいくつもいくつも斜面に立っていた。
奇っ怪とまではいかないが、見たことの無い眺め。
天狗達は吹き出しを付けて台詞をあててみたくなるようなポーズを取っている。
そう思うのは他の参拝者も同じようで、若い女性グループの会話が聞こえた。
彼女の当てた台詞は、「待たれよ!」だった。
なるほど。

<念力放出>


ここには建長寺を守る鎮守神半僧坊大権現が祀られているそうだ。
天狗は半僧坊のお供らしく、皆でお寺を背後から護っているのだなと、彼らの視線の先を見やり納得した。