街灯、世代交代

2021-01-30 18:06:45 | Weblog
LEDが普及して、街灯が明るくなった。
帰宅時、住宅街の夜道の足元が暗くておぼつかない、なんてことが無くなった。
闇に浮かぶ光源は眩しいくらいだ。
照明装置も小さくなって、だから設置費用も少なくて済むのか、昔なら街灯など無さそうな民家の少ない道にも設置されていて、驚いたことがある。
夜道の不安が減って犯罪抑止にも貢献しているだろう。
一灯に複数のLED球が使われているものが多いようで、影を複数に分裂して落とすのを観察できる。



反面、味のある年食った事物に惹かれる者としては、周りを明るく照らすより、薄ぼんやりと、あるいはちらちらと明滅して、自身の存在を示すためにいるような蛍光灯の街灯が懐かしかったりする。
さらに年上の方は傘付き裸電球のそれと比較するのかもしれない。


冬の思いはいつも同じ

2021-01-26 06:21:52 | Weblog
冬真っ只中である。
毎朝、通勤が寒くて嫌である。
この冬は年末から寒波に襲われ、寒さに慣れていない身体に厳しいものがあった。
それでも数年前と比べると暖かくなっているように思う。
朝、顔を洗うときの水の冷たさや、帰ってシャワーを浴びる時の足先の冷たさが違う気がするのだ。
この後1ヶ月の気温予想も例年より高めらしい。
個人的には暖かい冬歓迎である。
1月ももう終わる。
そうして気がつけば春になってるんだな。
冬を毎日暮らしていると、そんなものが来ることはないように思えるんだが。
春は必ずやってくる。




ロブの練習

2021-01-24 16:45:38 | テニス
ロブがうまく上げられない。
トップスピンロブみたいな難しいのでなく、フラットにポンと上げる一番簡単なやつが。
大抵浅くなりチャンスボールを提供している。
浅くならないようしっかり打つと今度はオーバー。
これはひとえにラケットの弾き具合を自分のものにできていないということ。



ポイント間にサーバーにラケットでボールを送るとき、方向と深さがバラバラになる。
そんなでロブをコントロールできる訳もない。
前にポイント間のボール送りも練習にできると考えたが、最近おろそかになっている。
手出しのボールを自由にできなくて、ゲーム中のボールを制御できる訳がないのだ。
もう一度ボール送りを完璧にできるよう意識してやろう。
送るボール軌道を思い描き、そっくりそのまま現実のボールが飛んで行くように。
相手の胸元にワンバウンドで届くように。


バスの時刻が合わない

2021-01-23 01:10:15 | 山行
低山縦走シリーズⅡ『安威団地のバス停から千提寺口のバス停まで』
(その5)長谷口バス停→千提寺口バス停

長谷口バス停に茨木の自然歩道の案内板があった。
ここはキリシタン自然歩道の終着点/起点であり、かつ北山自然歩道の終着点/起点のようだ。
模式的に自然歩道のありかを描いていて、位置関係が分かりやすい。
これまでに歩いたのは、鉢伏(はちぶせ)自然歩道、山脈(やまなみ)自然歩道、そして今回のキリシタン自然歩道だ。
まだ三つも残ってるぞ。
次は武士(もののふ)自然歩道を歩いてみるかな。



さて、バスの待ち時間はさっきの忍頂寺バス停の時より長くなってしまった。
暖を取るにはまた歩くしかない。
しかしこれ以上奥地に行ってバスに乗り損ねるのは避けたいので、忍頂寺バス停に戻ることにした。
でも、あの暗い林の中に再び入る気にはならない。
府道を歩こう。



日はすっかり落ちて、開けた場所でもだいぶ暗くなってきた。
少しショートカットできる畦道を見つけたので、そちらに入ると、小川に橋ではなく櫛状のコンクリートの飛び石が掛かっていた。
掛かっていたと表現するのが正しいのか分からないが、濡れることなく渡ることができる。
周りは春ならぽくぽく歩くに気持ち良さそうなところだ。
味のある建物の横から府道に復帰した。



夕闇がどんどん濃くなるなか、忍頂寺バス停に帰ってきた。
時刻表を見るとバスが来るのは30分後。
あれ?1時間前と同じバス待ち状態に陥っているじゃない。
やれやれ。
じゃあ今度は駅方面の次のバス停まで歩こう。



次のバス停は千提寺口。
なかなか距離のある区間で、到着したら程よい時間になった。
日はすっかり暮れ落ちて、灯りのないところは真っ暗。
目の前の畑のビニールハウスに灯がともって、何かを促成栽培してるよう。



待ち時間は短時間だったが、寒さが募り手がかじかむ。
足踏みして寒さに耐え、ようやく時刻になったのに、バスはやってこない。
車はたまに通るだけの道路なのに、なんで遅れるかなあ。
あっ、ようやくやってきた。
一人しかお客さんの乗っていないバスに乗り、車内暖房にようやく人心地ついた。




葉っぱの存在感

2021-01-21 06:20:47 | 山行
低山縦走シリーズⅡ『安威団地のバス停から千提寺口のバス停まで』
(その4)巨石の丘→長谷口バス停

巨石の丘を後にし、キリシタン自然歩道の分岐まで戻ってきた。
再び自然歩道を進む。
道幅広くなり、倒木が行く手を遮ることなく歩きやすくなった。



この辺りは竹林が多いようで、荒れたところもあれば、整備されたところもあり。
荒れてないところは竹の若葉の頃の初夏に来たら、さぞかし美しかろう。
純粋な竹林ではなく、雑木林と混淆しており、道はその落葉広葉樹の葉っぱで覆われている。



林縁から出ると棚田があり、昨日降った雪が残っていた。
あ、ちらちらまた降ってきた。
でも積もるほどではないな。
畑の縁を周るように道は続き、ゆるゆると登って行く。



しかしどこもかしこも落ち葉がすごいな。
この秋冬だけでこんなに落ちたとは思えないから、複数年分の堆積なんだろうけど、たぶん夏にここを歩いたとしてもこんなに落ち葉に気はいかないはず。
木を見るとき存在感があるのは葉っぱなんだと思う。
葉っぱのありかに重みがあり、夏なら木に茂る葉っぱに目が行き、冬は上に葉っぱが無いから下を見る。
だから落ち葉が気になるのに違いない。



しばらく行くと忍頂寺の交差点があるところで府道に出た。
バスの時刻が合えば今日はここまでにしようと考えつつ、ガソリンスタンドの向こうにあるバス停に向かう。
時刻表を見ると夕刻は1時間に1本だ。
次の16時半のバスまで30分もある。
ただ待ってるだけだと寒そうだ。
キリシタン自然歩道はあと20分ほど歩いた先の長谷口バス停が終着点である。
長谷口バス停は忍頂寺バス停のいくつか手前のバス停で、途中道草して時間をかければ、17時台のバスに長谷口から乗れるのではないかと考え、そこまで行く事にした。



民家の横から再び山道に入る。
溶け残った雪が多い。
夕闇が迫り林内は暗く、それゆえなんだか気が急いて、道草することなくサクサクあるいてしまった。
これじゃあ目的地に早く着いてしまうな。



林から出ると空はまだまだ明るかった。
夕日が山の端に沈むところ。
田畑が広がる小さな盆地の景色に気分も変わり、また写真を撮りながら進む。
行く手に土地のものを販売してる見山の郷が見える。
長谷口のバス停はその向こうにあるはずだ。



お正月だから?それとも夕刻の閉館時間だから?か見山の郷は営業していなかった。
早く着いたらここで時間を潰せないかと考えていたが、あてがなくなったな。
キリシタン自然歩道は施設の裏手の畦道を通り、府道へと上っていた。
長谷口のバス停に到着。
次のバスは17:24だ。
今は16:35。
さっきより待ち時間が長くなってしまった。
道草に費やす時間が全然足りなかったな。




竹林と巨石の丘

2021-01-16 17:32:24 | 山行
低山縦走シリーズⅡ『安威団地のバス停から千提寺口のバス停まで』
(その3)M's Cafe→巨石の丘

民家が途切れてすぐ、巨石の丘という場所があることを示す立札を見つけた。
巨石の丘ってなんだろう。
距離は350mとある。
自然歩道からは外れるが、それくらいなら寄り道してもいいか。
様子を見に行く事にした。



脇道に入ると一人が通れる幅の山道で、ようやく山行きらしくなった。
足元の落ち葉は湿り、大晦日に降った雪がうっすら残っている場所もある。
冬だなあ。
倒木が幾度も行く手を塞ぎ、腰を最大限に低くしてくぐり抜ける。



竹林の横を何度か通過するが、荒れているのが気になる。
竹って倒れてるとなんでこんなに荒涼として見えるんだろう。
雑木林に倒木があっても気にならないのに、竹が横向きになってると心が波立つ。



きっとまっすぐ立ってるイメージが強いからなんだろうな。
荒れた杉林を見ても同じような気分になるから、そうなのだろう。
それにしても巨石の丘はまだか?
結構歩いたぞ。
ここまで来たからには引き返す気にはならず、先に進むのみ。



道端に大きめの岩を見かけるようになってきた。
これは前兆なんだろうか。
と、とうとう到着したようだ。
「巨石で瞑想」と書かれた立札が現れた。
矢印指す方向を見ると、木々の間にまあるい大きな岩がいくつも並んで存在した。
これかあ。



岩は土に埋まっているわけでなく、地表にポンと置いてあるように見える。
こんなに角が取れた石だから露頭とは思えず、どこからかここに運んだと言うことなのだろうか。
周りに遺跡があるようでもなし、なんでこんな山の中に持ってきたのか…。
整然と意味ある形に並んでいるようには見えないので、自然発生的なものなのだろうか。



しかし、巨石の丘とはうまく名付けたな。
岩と言うより巨石というその語感に誘われた訳だが、まあその名の通りの場所だったので、失望することなくてよかった。
たいして期待していた訳ではなかったので、寄り道した甲斐があったというものだ。
観光地でもなく説明書きがあるような場所ではないので、疑問符が頭の上にいくつも浮かんだままだが、謎を解くすべもなくその場を後にした。




歌舞いとります

2021-01-13 06:24:24 | お酒
スーパーマーケットでヤッホーさんの新作ビールを見つけた。
ホワイトIPA?
なんだこれは。



原材料名を見てみると、大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ、かつお節、コリアンダーシード、オレンジピールと書かれている。
ふーん、ホワイトビールなんだけど、ホップたっぷり使ってます、なビールなのね。
しかし、かつお節ってまた面白いものを入れましたな。
これは飲んでみなければ。



買って帰って早速開封。
さて、ホワイトビールと言えば苦味少なく爽やかな味わいのイメージ、IPAと言えば苦くてちびちび飲むタイプ。
そんな真逆な二つが合わさるとどうなるのか。
グラスに注いで香りを嗅ぐと、IPAらしくホップの濃い香りが鼻腔を刺激。
でもその奥に何かある。



口に含むと苦味に旨みがある。
これがかつお節の効果か?
缶には「うま味一番だしアロマ仕立て」と書いてある。
あはは、おもしろーい。
これを読んで飲むと和風な味わいを感じる気がする。



うーむ、でもホワイトビールらしさはどこにあるんだ?
旨みの複雑さはホワイトビールだからなのだろうか。
コリアンダーとオレンジピールがないとこの味にならないのだろうか。
不可思議なクラフトビールの世界。
ヤッホーブルーイングさんはいつも面白いビールを作ってくれるありがたいビールメーカーである。
これからもよろしく。




大岩集落と新名神横断

2021-01-09 17:46:34 | 山行
低山縦走シリーズⅡ『安威団地のバス停から千提寺口のバス停まで』
(その2)彩都はなだ→M's Cafe

造成の終わった工業団地を過ぎてすぐ、キリシタン自然歩道は府道を外れる。
小さな児童公園横から古くからある民家の間の道へと入っていく。
多分府道ができる前はこの道がこの辺りの集落を継なぐ主要道だったのだろう。
今はひっそりとした生活道路だ。
建物はもちろん、畑や石垣の佇まいが素敵。
急に気になる被写体の現れる密度が濃くなり歩みが遅くなった。















道路を登っていくと、府道から新名神高速道路の茨木千提寺ICに入る交差点を望む場所に出た。
ICの反対側へアクセス道路を新たに伸ばしていた。
きっとさっきの工業団地の裏手に繋がるのだろう。



南東から北西へ向かって歩いているその行く手、南西から北東方向に新名神は走っている。
この先で新名神をくぐって、北西側に出なければいけないのだが、ちょうどICのある道路がごちゃごちゃしたところにぶつかる。
まだ新しい「山と高原地図」は手に入れておらず、持っている新名神の載っていない古い地図の辿るべき赤い道がどのように変わっているのか分からない。
スマホの地図アプリでおおよそのルートを押さえ、ICに近づいて行くと、大きな立看板があり、付近の道路地図を詳細に提示してくれていた。
おお、これは分かりやすい。
スマホの地図と見比べ、ルートを特定、最短距離で新名神を横切れた。



再び古くからある里道を進む。
土日祝日のみ営業と表示のあるカフェがある。
元旦は祝日のはずだが、さすがに営業してなかった。
カフェを過ぎるといよいよ山の中へ。
これまでずっと上り道だったが、ほぼほぼ住宅街を歩いてきた。
ここにきてようやく山に来た感に包まれた。




前半は住宅地

2021-01-08 01:20:54 | 山行
低山縦走シリーズⅡ『安威団地のバス停から千提寺口のバス停まで』
(その1)安威→彩都はなだ

前回鉢伏自然歩道と山脈自然歩道を歩いた際、地図を見ていると近隣にいくつも自然歩道の記載があった。
ネットでググってみると茨木市には6つも自然歩道がある事を知り、低山縦走の対象にこれらをメインにして歩くことにした。
それで今回はキリシタン自然歩道。
低山縦走シリーズその2として記事にしたい。



歩いたのは年の明けた新年1月1日。
お雑煮を食べてから出発したので、歩き始めは遅くなった。
今回は距離は稼げなさそうだ。
安威団地のバス停でバスを降りて歩き出した。



歩き出して気付いたが、次の追手門学院大学までバスに乗っても同じで、大学前にさっき降りたバスが止まっていた。
大学の敷地のすぐ外側を歩き、新しく出来立ての道路を渡ると林の間の道に入る。



細い坂道を登るとサニータウンと呼ばれる山地を切り拓いて作られた住宅地の南の端に出た。
ここから街の西の端を北へ歩いて行くのだ。
思ったより大きな街で、歩いても歩いても家が見えてくる。



新興住宅地だから古くから住んでる人はいないはずで、ほとんどの家庭は実家が別にあるはず。
みんな今年はいつもと違うお正月を強いられているのだろうな。
私も元旦からやることがなくてこんなところを歩いている。
歩いている間遭遇した家族はそんな帰省し損ねた方たちだったのだろうか。



ゼロから区画整備して作られた街だから、均等に道路が敷かれている。
時折町を貫く直線道路の端を通過するのだが、ずっと向こうまで道が続いているのが見晴らせる。
途中、公園があり、トイレを借りた。
その目の前に古墳の石室跡(移築したもの)や、おさん茂平恋道中碑があったので少し見学。
あまり写欲は湧かず、コースに戻る。



道路の左側はずっと金網の柵が伸びていて、土手になっていたり、木が繁っていたりして、その向こうの様子は伺えない。
なんかの作業用のモノレールが敷いてあった。
緩やかな上り坂で随分と登ってのち、ようやく視界が開け、標高を稼いだことが判る景色が広がった。
すぐ下は野球のグラウンドだった。
あのモノレールは何に使うのかな?



藤棚だろうか、ウネウネと幹の絡み付いた柱の上の桟に細い枝が這っている棚が細長く伸びた公園があった。
結構な長さがあり、これに藤の花が垂れたらなかなか壮観なのでは。
春に様子を見に来てみたいものだ。
この公園を過ぎると、ようやく府道へ出る事ができる。



府道へ出てしばらく行くと、右手に広大な敷地が広がっていた。
真新しい道路が一本通され、遠くでクレーンが首を伸ばしてビルを建設中。
工業団地ができるようだ。
新しい道路には自転車道も備えられていて、山を攻めるチャリダーに喜ばれそう。
道の向こうは何処に繋がっているのだろう。