蝶のように舞い

2023-08-30 06:21:45 | テニス
6月頃から8月上旬にかけて、旅行や帰省、暑さで自粛したりでテニスをする機会が減った。
ラケットを握らない週末が2週続けてあったり。
過去の例からして、そうするとせっかく身につけた動作を忘れてしまう。
お盆の頃から通常の練習ペースに戻ったが、案の定スイングがぶれぶれになってしまった。
これまでのつもりで力強く打つとミスを連発だ。
ポイントがウィナーでなくミスで決まる事ばかり。
これはいかんとスイングが安定するまで威力は殺して、ひとつひとつの動作を確実に行うことを心掛けるようにした。
元に戻すのにしばらくかかりそうだ。

さて、そのお盆のこと。
隣のコートに小学生の姉弟と年若いお父さんお母さんがやってきて練習を始めた。
スラリと背が高いお父さんお母さんは経験者のよう。
幼い頃から教わったのだろう子供二人もジュニアで活躍してそうな感じ。
我々では多分相手できないレベルで、女の子はいい音をさせてバンバンストロークを打っていた。

それはそれですごいのだが、もっと感心したのはお母さん。
そのフォアハンドストロークに目が離せなくなった。
娘の打つ体重ののったボールをヒラリヒラリと大して力を入れずに打ち返すのだ。
とてもきれいなスイングで軸がまったくぶれず、高く弾むボールも肩の高さできれいにレベルスイングしてミスなく返していた。
その高さは自分が一番苦手とする高さで、なんであんなに力を入れずに返せるのだろうと観察。

ヒラリヒラリと見えるのは、バレリーナが両手を伸ばし片足でクルクル回るのとイメージが重なったから。
そんなに踏み込まなくてもいいんだなあ。
あと肩が腕を先導している。
そういえばいっときあんなスイングをしようと練習していた時があったが、いつの間にか注意するポイントが変わってしまった。
自分のスイングはやはり腕で打とうとしているのではないか?

腕より先に肩が出るよう身体を回してスイングしてみた。
なるほど、高い位置でスイングしてもスイング軌道が乱れない気がする。
高いボールは腕にまったく力が入らず、負けないように打とうとすると体軸が傾いてミスヒットばかりしてしまう。
体軸を立ててどうスイングすればいいのか分からなかったが、肩を入れると無理なく力を加えられるのかもしれない。
その後あまり高いボールを打つ機会がないので本当にそれで大丈夫なのか分からないが、お試し中。
ただ、これまでよりラケットが遅れて出ることになるので、スイングするタイミングが若干変わるようだ。
このタイミングに慣れないといけない。

やっぱり見取り稽古は重要だなあと再認識。
まあ見取らせてくれるスイングをする人がいないとできないものだけど。
あと自分との違いに気づけないと見せてもらっても意味がない。
そういえば最近YouTubeでテニスの動画を見なくなったな。
前によく見ていたフェデラーとティエムの練習動画を呼び出そっと。


大阪公立大学附属植物園

2023-08-28 06:27:27 | その他旅行き
京阪交野線の私市駅を出、駅前にある案内地図に従い、植物園の方向に歩くと、10分もかからず到着してしまった。
到着したのはちょうど開園の時刻。
入園料の350円を払うと、一枚モノの園内地図をくれた。



入ってすぐの場所に水生植物のエリアがあり、そこから順に見ていく。
ところどころ研究施設の建物があるが、そこは立入禁止。
おすすめコースというのに途中から入り、逆に辿って歩いた。



見慣れぬ景色なので被写体には事欠かず。
あまり見ない植物と普通に身近にある植物が混ざって展示育成されていた。
たぶん無茶苦茶珍しいって奴はないのだろう。



冬に行った咲くやこの花館なんかに比べると地味な展示内容だが、商業施設でなく研究施設なんだからそれは致し方なし。
求めているのは見たことのない景色なので、品種にこだわりはない。
良いお天気の日だったが、汗はかいたものの暑くていられないということはなし。



午前中だったからか、大きな木々の影があったからか、風がある日だったからか。
思ったより涼しく過ごせた。
街中のコンクリートジャングルを逃れれば、夏であっても屋外で遊べる場所があるということだ。



私市駅で降りるまではお昼を園内で食べようと考えており、駅前のコンビニででも何か買っていこうと思っていた。
しかし駅前にはカフェや開店前のパン屋さんはあるものの、ほぼ住宅地の真ん中で、コンビニは見当たらず。
途中の道にも見える範囲にそれらしい店はなく、園内にカフェでもないかと一縷の望みを持って来たが、研究施設なので当然そんなものはなし。



とても広い敷地でお昼なしでは全てを見て回れず。
1/3くらい見学したところでお昼時となり、ちょうど入口に帰って来たのでその日はそれまでとした。
見れなかったエリアはまた来る機会にとっておくことにしよう。




京阪交野線

2023-08-26 18:47:21 | その他旅行き
遊び先を探す時、最近目を付けるのは盲腸線である。
遊びに行くのは鉄道での移動が楽チンだし、なら乗ったことのない路線に乗ってみたい。
地図上で行き止まりの路線を探し、拡大して沿線に何かないか探すのだ。
今回は京阪電車の交野線に目が止まった。
交野線は40℃に迫る最高気温を記録したとかいって地名によく上がる枚方市から、南の交野市へと伸びる路線だ。



その終着駅の私市駅の近くに「大阪公立大学付属植物園」の名前を見つけた。
ネットで調べてみると大学の施設だが、一般人も見学可能とのこと。
行くことにした。
京阪本線の枚方市駅まで行って、乗り換え。
交野線のホームには既に私市行きの電車が待っていたので乗り込むとすぐに発車。
電車は4両編成。



車両は新しく、本線の方が古い型式のものが走っているのではないか。
本線のお古が支線に回されるイメージがあったので意外だった。
車両は新しい上に先頭車両からの眺めは、複線の線路が街中をただ真っ直ぐ伸びているというもの。
そんななのでローカル感はまったくなし。
車両が新しいのはまだいいとしても、山あり谷ありとまでは言わないが、車窓に変化が欲しかったな。



盲腸線ということでローカル感を知らぬ間に求めていたらしい。
シャッターを押す回数も少なくなった。
終点に到着する直前でようやく上り坂となり右に曲がって駅に入った。
終点は私市駅。
なんて読むのか分からず駅を降りると、駅名標に「きさいち」とあった。
予想だにしなかった読み方で驚いた。
写真は全て私市駅にて。




まだ暑いけど

2023-08-24 06:19:52 | Weblog
8月ももう終わり。
今年の夏は夏らしい夏だった。
猛暑日の連続で暑かったからというわけではなく、雰囲気が夏らしかった。
あまり暑すぎるのは苦手だが、夏の雰囲気は大好きである。
暑さ以外になにをもって夏を感じるのか。
自分の場合、空の様子であることが大きい。
空というのは雲である。
夏の盛りではあっても、箒で掃いたようなと表現される秋に見える高層雲が混じっていたりすると、ただ暑いだけで夏の気分は盛り上がらない。
それが今年は7月はもちろんのこと、8月に入っても青空はくっきり、雲は境目のはっきりしたものばかり浮かび、入道雲ももくもく発達していた。
そんな空の下、信州へ避暑に遊びに行った。
6月には南アルプスの山に登って夏山の気分を先取りできたことも、夏を過ごした感覚にプラスとなっているだろう。
暑さで体調を崩すこともあったが、夏を満喫した実感が今年はあって、ちょっと満足なのである。




万博ビアガーデン

2023-08-22 06:20:36 | お酒
この夏は吹田の万博記念公演で週末の夜、数回に渡って夏まつりが開かれている。
まつりといってもちょっとした催しと屋台が出て、ビアガーデンとなる会場でビールが飲めるというものなのだが。
ビアガーデンなんて久しく行ってないので、連れを誘って夕刻から飲みにいった。



夕刻だから日中公園で遊んでいた人が帰るのと逆行して入園。
太陽の塔の周りには白い風船のようなものが置いてあり、普段と違う雰囲気。
(暗くなった帰りに通ると、色とりどりの灯りが灯されていた。)
ビアガーデン会場はお祭り広場で、周囲をお店のテントやキッチンカーが囲む中、テーブルと椅子が並べられていた。



座席を確保し、飲み物と食べ物を調達に回る。
会場が広すぎて歩いて行ったり来たりするのに遠かった。
あと飲み物食べ物の料金は高め。
生ビールがちょっといい銘柄ではあるが、一杯700円てのはなあ。
まあ、いつもと違う場所で飲む気分を味わいに来ているので、場所代がかかるということで仕方なし。



飲み始めは西日が照り付け、涼みながらビールを飲むという感じでは無かったが、時間と共に空は暮れ、広場のディスプレイがお祭りの雰囲気を醸し出し始める。
広場の中央では大道芸をする芸人が呼ばれていたりして、子供達の人気を集めていた。
風の強い日で、風の影響のありそうな出し物に苦労する一幕も、喋りでうまくカバーしていた。
その風はビールを飲むには心地よく、だんだんと酔いも回って、ある日の平和な夏の夜を満喫した。



スーパーボールすくいだったか、輪投げだったか、夜店遊びのゾーンもあり、食材調達のついでに覗いてみた。
郷愁に誘われるのを期待して近づいたが、露店は小綺麗で明るくて、自分が子供だった頃惹きつけられた夜店の雰囲気はなし。
もっとも今の子供はそんな時代を知るわけもなく、夢中になって遊んでいた。



会場の隣にある桜並木の道にはぼんぼりが吊り下げられ、イルミネーションのキレイな通りになっていた。
帰りがけにふらりと見て歩き、太陽の塔のプロジェクションマッピングを少し見て、いい気分で帰宅の途についたのだった。
8/27(日)までやってるぞ。




現地限定販売ビール

2023-08-20 18:07:12 | お酒
軽井沢や御代田の辺りにあるスーパーマーケットにツルヤというところがある。
信州土産にできるような品を扱っていて、旅のガイドブックに載るようなお店。
なので、特殊なスーパーなのかと思っていたが、現地の人には普通のスーパーであるようだった。
御代田のフォトフェスで暑さにやられて、その後行ったのがこのスーパーの御代田店。
涼しい店内で身体の熱を冷やしつつお目当てのモノを探した。
それはヤッホーブルーイングのクラフトビール。
ヤッホーさんは御代田に醸造所があるのでここが地元。
軽井沢・御代田限定発売のビールと書いてあるのを旅の初日に入ったコンビニで見つけたのでそれが欲しかった。
昨年の信州旅行ではヤッホーさんの長野・山梨限定ビールを買って帰ったが、今回はさらに狭い地域限定だ。
ビール売り場に行くとお目当てのモノは山積みされていてすぐ見つかった。
とても広いお店で、ビール売り場も充実しており、大阪でも売ってる大手のビールの値段を見ると、家の近所のスーパーより安かった。
いいなあここ。
連れが狙うは信州産の果物を使ったジャムだった。
この店オリジナルの製品で、これも種類が豊富。
自分用とお土産用に幾つもカゴに入れていた。
車だとお土産を持って歩く必要がないので、重さを気にせず購入できる。
それぞれお目当ての品をゲットして店内をうろつくと、ジャム以外にも自社ブランドの商品をたくさん持っているようだった。



ビールの話しのつもりがスーパーの話しになってしまった。
買ったのは「クラフトザウルス」の三本セット。
暑い時に飲むとろくに味わいもせずグビグビ飲んでしまいそうで、冷蔵庫にまだ仕舞われている。
記事にしないといけないので、ようやく一本開けてみた。
選んだのは「Black IPA」。
黒ビールなのにIPAというなんだそれは的製品。
飲んでみると、なるほどガッツリホップを利かして香り高いが、黒ビールのロースト香もしっかり。
甘みと苦みが混然一体となって面白い。
クラフトビールはこうでないとね。
残りの二本も楽しみだ。
新鮮な内に飲むのが一番美味しいんだろうけど、そうそう簡単に飲めないから、もったい付けて飲む時を選ぶビールとなりそう。


信州の鎌倉

2023-08-18 06:28:15 | その他旅行き
別所温泉辺りの塩田平というところは信州の鎌倉と呼ばれ、古いお寺が幾つもあるらしい。
今回の旅の最後の訪問先はそんな中のひとつである安楽寺。
別所温泉の外れにあり、国宝の八角三重塔がある。
宿をチェックアウト後、車で向かった。



町の外れの山裾に駐車場があり、そこから山中に入っていくように石段があった。
小さな山門をくぐると境内を真っ直ぐに石畳が伸びている。
鐘楼などを見つつ奥へ進むと本堂があって、三重塔を見るに必要な拝観料を300円払い、建物をくぐる。



そこは自然と一体になった裏庭という感じの場所。
池や山の斜面にある経蔵の間を覆う下草が木立と合わさり緑がとても濃い。
石畳と石段が奥へと導いてくれる。



上り坂の向こうにある八角三重塔が近づいてきた。
三重塔は色々見たことがあるが、八角なのは初めてだ。
なんで八角なんだろう。



坂を上るとそこは墓地だった。
八角三重塔はお墓に囲まれていたのだ。
墓地にある三重塔というのも珍しいのでは。
火事になったら大変だからだろう、お墓参りを終えたら線香の火は必ず消すよう大きな注意書きがあった。
国宝だからね。



お寺は静かなところだが、お寺の中でもさらに静かな墓地にあるので、観光してるのにそうでないような特殊な気分だ。
説明板によると塔は四重に見えるが、一番下の屋根は庇らしい。
墓地は斜面にあって上の方に上れるようだが、三重塔は上から眺めるものではないと書かれているので、下から見上げて見学するに留めた。



これにてこの旅の観光は終了。
車に戻り、上田電鉄別所温泉駅で少し写真撮影し、上田市街で最後の買物をして、お昼前に高速道路に乗った。
夏休み中の日曜日である。
帰りの道も混むものと覚悟していたが、存外にスルスルと走る事ができ、まだ明るいうちに大阪に着きビックリした。
翌日から仕事だったから、身体を休める時間がとれて、助かったのだった。


朝の散歩(二日目)

2023-08-16 06:25:29 | その他旅行き
翌朝、この日も朝食前に付近を散策することに。
玄関へ行くとすでに宿の方がいて、部屋番号を言うと靴を出してくれた。
昨日は到着したら部屋まであっというまに連れて行かれたので、写真に撮れなかった宿の外観を撮影。
白壁で敷地は囲まれていて、それに沿って歩くとやはり広さが相当なものであると分かる。



さて、別所温泉はこじんまりとした温泉地で、ほぼ徒歩圏内に見所が集まっている。
公衆浴場の大湯や大師湯、北向観音堂など。
昨晩は町に出なかったので、町の様子を伺いながら歩く。
山の斜面に沿ってつけられた道路は緩やかに曲がって繋がり、歩き始めは方角を掴むのに苦労した。



北向観音は千手千眼観世音菩薩で、北斗星が暗夜の指針となるように北を向き、衆生を現世利益に導く霊験があり、南向きの善光寺と相対し、古来両尊を参拝しなければ片詣りになるといわれているそう。
昨年善光寺詣りをしたから、これで両詣り?となったな。
北向観音の境内には裏側から入ることになってしまった。



お詣りした後、正面参道へと石段を降りた。
まだ朝早く、どの店も閉まっていた。
人のいない参道を思うさま撮影して参道の入り口まで来ると、小さな川を渡って再び石段を上る。
周りより一段低い場所にある参道は狭さが強調されてより魅力的に映った。



その辺りが別所温泉の中心地のよう。
旅館や商店などの建物が密集して建っていた。
宿へ戻る途中にあったお湯かけ地蔵にお詣り。
宿に戻ると、ちょうど朝食の時間だった。




老舗旅館

2023-08-14 06:29:59 | その他旅行き
二日目の宿は別所温泉。
御代田からさらに西に移動し上田市に入る。
泊まるのはガイドブックでも最初に紹介されるような老舗旅館。
普段ならとても泊まれない料金の高級旅館である。
しかし、5月の旅行で沢山宿予約したじゃらんポイントがいっぱいあった。
これを使えば少し無理する感覚で泊まれる。
思い切って予約した。
源泉掛け流しの温泉風呂付の部屋である。
なんて贅沢。

<お城みたいな宿>


泊まる日の午後のメインイベントを早く終えたので、宿の到着時刻は予定より2時間も早く、チェックイン可能な時刻15時ちょうどだった。
車で敷地に入っていくと、玄関前で宿の係りの方がここにどうぞと手を上げる。
そこに止めると玄関へは入りやすいが、その後車を動かしようがなくなる場所。
迷いつつもそこに誘導するので言われるとおり止めたら、車は係りの方が駐車場へ持って行ってくれるとの事。
降ろした荷物を持ってくれて玄関奥のロビーへと案内された。
むはは、身分不相応なところに来てしまった。

<ロビー>


ロビーのソファで宿帳に記入して、部屋に案内される。
部屋に案内してくれた係りの方がお茶を淹れてくれつつ宿の説明をしてくれた。
敷地は6500坪あり、建物は大正時代に建てられたもので文化庁登録有形文化財だそう。
渡り廊下が客室を結び、あまりに広いのでここの職に就いたばかりの頃迷ったことがあるそう。
大浴場は二つあり、時間で男女入れ替えするものと、別に露天風呂が男女別にある。
部屋にも内湯が付いてるので良ければ利用されたし。
夕食は部屋食。
朝食は食堂でとのこと。

<広縁から>


写真を撮りたいので館内を巡っても良いか確認すると問題ないとの回答。
お茶を飲み一息入れた後、館内探検に出かけた。
ほんとに広い広い。
渡り廊下は当然外にあって屋根が付いてるだけだから冷房の効かせようはなく、汗をかきながらであるがとても面白く見て回った。
連れがあきれるくらい時間をかけて見学した後、夕食前に大浴場で汗を流した。
旅行に出たら日中の観光に時間を使いたいので、宿には夕食前ぎりぎりに着くことが多いのだが、いい宿に泊まる時は早くに到着して、宿での時間を多く取れるようにした方がいいなと考えを改めた。

今回は写真たっぷり。

<広縁>


<部屋付内湯>


<廊下>


<庭木>


<渡り廊下>


<喫茶室>


<玄関>


<浴場の隣の涼み処>


<屋根>


<小さな中庭がそこここに>


<池>


<離れ>


<最深部>


<渡り廊下から>


<すだれ>


<館内廊下>


<部屋食献立>


<御飯まで食べて腹十二分目ちょうど。デザートは別腹。>


<翌朝、広縁にて。>



夏の屋外展示

2023-08-12 07:27:52 | その他旅行き
御代田は軽井沢の西にあるお隣の町である。
国道18号を走り、会場へと向かう。
浅間国際フォトフェスティバルはその名のとおり、海外の写真家も参加するインターナショナルな写真展で、数年前から行われている。
昔は浅間山麓の複数の場所で屋外展示していたと思う。
今年は御代田写真美術館での開催のみ。
一度観に来たかったもので、ようやく実現した。



会場は大きな道沿いにあってすぐに見つかり、駐車場も空きがあって良かった。
車から外に出ると、とてもよいお天気で強い日差しが照りつけていた。
入口で係の人に問うと、会場は無料のエリアと有料のエリアがあるという。
まずは無料のエリアを見学することにして入場。
そこは写真美術館ではあるものの、カフェや雑貨を扱うお店も常駐する商業施設な側面もあるところだった。



屋外の展示を順に鑑賞。
今年のテーマは「イメージの実験場」だそうである。
よく行くKYOTOGRAPHIEもそうだが、このテーマという奴が市井のアマチュア写真家には難しく、作品の説明を読んでもその意図をすんなりと理解できないものが多い。
しかもこの日は屋外で日に照らされながらの鑑賞なので、暑さでボーっとして全然頭に入ってこなかった。
日陰に入るとすっと体感温度が下がるのだが、日向は光の圧力を感じるほどのエネルギーがとにかく身体に応えた。



催しのある期間だからなのか、その日が土曜日だったからなのか、敷地内の一画にテントが張られ幾つも出店が入っていた。
建物の影になるスペースには椅子が並べられ、小さなコンサートも行われていたり、賑やかである。
出店のひとつにコーヒー屋さんがあったので、アイスコーヒーを注文して、朝買ったパンと共にお昼ご飯を食べることにした。
大きな木の葉陰にある涼しいベンチを確保し、目の前遠くに浅間山を見晴らしながらいただいた。
パンはなるほど美味しかった。
なかなかいいお値段だったが、中身にぎっしりと具が詰まっていて、納得できるお買い物。
アイスコーヒーもコーヒーの味がして我が味覚を確認、安心した。



食べ終わる頃、なんだか体調が怪しげな雰囲気に。
吐き気とまではいかないが、このまま立ち上がると気分が悪くなりそうだ。
どうも屋外の写真鑑賞とアイスコーヒーができるまで直射日光の当たる場所で待っていたのが良くなかったらしい。
昨晩の睡眠不足も影響していそう。
ベンチに座ったことで血圧下がったかな。
日陰のベンチだったから連れに断ってしばし横になった。



30分ほど眠っただろうか。
起き出して座ってみたが、復調したようなしてないような。
どうも暑さに弱い身体になってしまったようだ。
無理をせず、暑い場所から退散することに。
フォトフェスがメインだったのにこの有様で、有料エリアの写真を見ることなく退出。
こんなことなら涼しい軽井沢の観光地巡りにもっと時間をかけたらよかったな。