万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4124 我が欲りし3825

2021年10月05日 | 万葉短歌

2021-1005-man4124
万葉短歌4124 我が欲りし3825

我が欲りし 雨は降り来ぬ かくしあらば
言挙げせずとも 年は栄えむ  大伴家持

3825     万葉短歌4124 ShuI578 2021-1005-man4124

□わがほりし あめはふりきぬ かくしあらば
  ことあげせずとも としはさかえむ
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻18(4032~4138、百七首)の第93首。題詞に、「賀(ほく)雨落(ふるを)歌一首」。左注に、「右一首同月四日大伴宿祢家持作」。
【訓注】雨は降り来ぬ(あめはふりきぬ=安米波布里伎奴)。かくしあらば(可久之安良婆)。言挙げ(ことあげ=許登安気)[「神など超越的存在に向かって願望や祈りを述べ立てること」]。年は栄えむ(としはさかえむ=登思波佐可延牟)。