2021-1006-man4126
万葉短歌4126 天の川3826
天の川 橋渡せらば その上ゆも
い渡らさむを 秋にあらずとも 大伴家持
3826 万葉短歌4126 ShuI586 2021-1006-man4126
□あまのがは はしわたらせば そのへゆも
いわたらさむを あきにあらずとも
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻18(4032~4138、百七首)の第95首。第4125歌(長歌、題詞(要旨)に、「七夕歌一首 并短歌」)への、第一反歌。4127左注参照。
【訓注】天の川(あまのがは=安麻能我波)[前歌では <夜洲能河波(やすのかは)>、次歌では<夜須能河波>、次歌左注では<天漢>]。渡せらば(わたせらば=和多世良波)[「<渡しあらば>の約。長歌には<橋だにも渡してあらば>・・・」]。い渡らさむを(いわたらさむを=伊和多良佐牟乎)[「お渡りなさるであろうに」]。