万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4140 我が苑の3840

2021年10月20日 | 万葉短歌

2021-1020-man4140
万葉短歌4140 我が苑の3840

我が苑の 李の花か 庭に散る
はだれのいまだ 残りてあるかも  大伴家持

3840     万葉短歌4140 ShuJ026 2021-1020-man4140

□わがそのの すもものはなか にはにちる
  はだれのいまだ のこりてあるかも
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻19(4139~4292、百五十四首)の第2首。「天平勝宝二年・・・二首」の第2首。
【訓注】我が苑(わがその=吾園)。李の花(すもものはな=李花)。はだれ(波太礼)[「雪や霜のまだらに降り積もったもの、またはその状態。ホドロと同根で本来は擬態語」。08-1420薄太礼尓零登(はだれにふると)、09-1709落波太列可(ふりしはだれか)、など]。