万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌4129 針袋3829

2021年10月09日 | 万葉短歌

2021-1009-man4129
万葉短歌4129 針袋3829

針袋 取り上げ前に置き 返さへば
おのともおのや 裏も継ぎたり  大伴池主

3829     万葉短歌4129 ShuI595 2021-1009-man4129

□はりぶくろ とりあげまへにおき かへさへば
  おのともおのや うらもつぎたり
○大伴池主(おほともの いけぬし)=08-1590歌注参照。
【編者注】巻18(4032~4138、百七首)の第98首。「池主戯歌四首」の第2首。
【訓注】針袋(はりぶくろ=芳理夫久路)。取り上げ前に置き(とりあげまへにおき=等利安宜麻敝尓於吉)[「九音であるが、句中に母音が二つあるので、字余りの許容範囲・・・」]。返さへば(かへさへば=可辺佐倍波)[「<返さふ>は<返す>の継続態」]。おのともおのや(於能等母於能夜)[「おやまあ何ということか」。<おの>は驚きを表わす感動詞」]。