万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4148 杉の野に3848

2021年10月28日 | 万葉短歌

2021-1028-man4148
万葉短歌4148 杉の野に3848

杉の野に さ躍る雉 いちしろく
音にしも泣かむ 隠り妻かも  大伴家持

3848     万葉短歌4148 ShuJ056 2021-1028-man4148

□すぎののに さをどるきぎし いちしろく
  ねにしもなかむ こもりづまかも
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻19(4139~4292、百五十四首)の第10首。題詞に、「聞暁(あかときに)鳴鴙(きぎしを)歌二首」、その第1首。
【訓注】杉の野(すぎのの=椙野)。雉(きぎし=鴙)[きじ。<きぎし>訓対応の用字は、集中に<鴙>9か所、<雉>2か所、<吉芸志>1か所]。いちしろく(灼然)。音(ね=啼)。泣かむ(なかむ=将哭)。隠り妻(こもりづま=己母利豆麻)。