A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

ALL THE SAD YOUNG MEN / ANITA O’DAY

2006-11-28 | MY FAVORITE ALBUM
ANITA O’DAYが亡くなって、皆さん追悼の意を表してANITAのアルバムを紹介されているようなので私も一枚。

自分が、始めて買ったのは「THIS IS ANITA」。きっかけは思い出せないが。もしかしたら初めて買った女性VOCALかもしれない。自分が持っているアルバムは、枚数的にはカーメンマクレーが一番多いが、マクレーの前にODAYのアルバムを何枚か買っている。
「THIS IS ANITA」が良かったからであろう。

このアルバムは、ゲイリーマクファーランドの編曲によるオーケストラをバックにした一枚。
ゲイリーのアレンジは、木管のアンサンブルを多用して、明るい近代的なサウンド。フィルウッズや、ズートシムス、ボブブルックマイヤーなどの有名どころが加わっており、ソロにアンサンブルに大活躍だ。

ANITAのハスキーボイスも、いつもながらJAZZYではあるが、バックのオーケストラのサウンドに合わせて、都会的な洗練された雰囲気を感じる。

曲は新旧取り混ぜて多様であるが、古い曲の新しいアレンジが新鮮だ。
Boogie bluesとか、エリントンのDo nothin’ till you hear from meなどが、お気に入り。

[ENJOY YOU TUBE]



★若き日のジーンクルパー楽団で

★ANITAは不滅

★有名な58年のニューポートでのLIVE



Boogie Blues
You Came A Long Way From St Louis
I Want To Sing A Song
Woman Alone With The Blues
Ballad Of All The Sad Young Men
Do Nothin' Till You Hear From Me
One More Mile
Night Bird
Up State
Senor Blues

Anita O'Day (vo)
Herb Pomeroy (tp)
Bob Brookmeyer, Willie Dennis (tb)
Walt Levinsky (cl, as) Phil Woods (as) Jerome Richardson, Zoot Sims (ts)
Hank Jones (p)
Barry Galbraith (g)
Gary McFarland (arr, dir) a.o.

NYC, October 16, 1961
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今月の月例は・・・・・・たまには場所を変えて。

2006-11-26 | SHOT OF THE DAY
昨日に続いて、今日は月例。2日連荘だ。
会場は、いつものホームグラウンドではなく、茨城にあるコースで。
共通コースの会員組織なので、月例といっても色々なコースでやることになる。
今年は、今回の会場であるコースに行く機会が少なく6月に行ったきりで久々だ。
クリーンのコンディションが夏の暑さにやられてしまっていたらしいが、すっかり復活していた。

朝から曇が一面空を覆っているが、雨は大丈夫そう。
風も無く、冷え込みも強くないので、この時期のコンディションとしてはまずます。

このコースは、何故か左側がすべてコースの外周OBラインになるので、左へフックや引っ掛けはトラブルの元。要注意。

朝の練習でも、昨日に引き続きドライバーは絶好調。
何か、きっかけが掴めたかもしれない。
アプローチも念入りに行い、日頃の練習不足を少しでも解消しようと試みた。が、ラウンド前の練習では、最近気になっている課題をいきなり大きくいじるわけにもいかず。

と、「月例」にチャレンジする準備は整った。



INからのスタート。

ティーグラウンドはフルバックの位置に近く後ろ目。
調子の良かったドライバーは少し薄めの当りで、2打を200Y以上残してしまった。
グリーンのエッジまで運んだが、この後のアプローチをいきなりシャンク気味にトップしてグリーンを縦断。グリーンオーバー。返しも寄らず、入らずで、いきなり素ダボスタート。

次のミドルは、ドライバーショットがすぐに復活。フェアウェイ真ん中からの第2打を今度は右にプッシュアウト気味に押し出す。グリーン右サイドのバンカーへ。ボギー。

その次のロングは1打、2打、3打とも狙い通りの当たりの完璧。ピン横3.5mにつけたが。
この、バーディーも狙える位置から、何と3パット。

13番のショートは、寄せワンでパーを拾ったが、どうも上手く噛み合う様な、合わないような。
ショットのひとつひとつは決して悪くは無いのだが。ショットの良さを生かせない。

14番の短いミドルも、2オンしながら、またもや8mのパットを大オーバーして3パット。
悪い流れになってしまった。

ところが、15番のミドルからすべてが噛み合い出す。15、16、17番のティーショットもセカンドもほぼ完璧。パーが続く。

最終の18番もフェアウェイのセンターへ。残りは190Y。グリーン右手前に池が絡むホールである。クラブハウスに向かって、思い切って狙っていくホールであるが。これまでは何度と無く、池に捕まることが多い。



UTでダイレクト狙った第2打は、池の横をかすめて、グリーンのフロントからピンに寄っていく。ピン横4mのバディーチャンスに。
この第2打が本日最高のショット。
これを入れれば4オーバー。
「前半で、ネットで2アンダーとは幸先がよい」と思ったのは、糠喜びであった。

現実は、バーディーパットはカップをかすめたが入らず。
なんと返しの30cmのパットも外して、一転ボギー。
ショックが大きい。
昨日に続いて、結果は悪くは無かったが、内容はダラレバが多くて今ひとつ。

「後半に尾を引かねば」と一瞬弱気に考えたのが、結果的に過ちの元であった。

結果は昨日と同じパターンに。
後半は、いきなりスタートホールからショットがぶれる。右の林の中にプッシュアウト。出した後の3打はいい当たりであったがグリーン手前に。距離の読み違い。
簡単な寄せ易い場所であるにも関わらず、アプミスで、寄らず入らずのダボスタート。
後半の流れを予見するようなミスのオンパレード

後は、取り返さなければという気持ちばかりが焦りを生んでミスの連鎖。「ひっかっけ」、「3パット」、「池ポチャ」を連発。結果は、無残な47。

昨日と同じ、午前と午後で別人になってしまった。
どうも最近は同じパターンにはまってしまう。
内容が良くなっているだけに、余計にこの“大叩き病”を何とか克服せねば。
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競技にも色々あるが・・・・今日は「ポイントターニー」でのコンペ

2006-11-25 | SHOT OF THE DAY
最近の朝晩の冷え込みが身に沁みる。
昨日の夜も遅めの帰宅であったが、冷える夜にコート無しで堪えるのはそろそろ限界かも。
家に帰ると、多少寒気がして咳も少し。今週末は連荘でラウンド予定。
風邪には注意しなければ。
最近は天気がよかったり悪かったり日替わり。
昨晩は、天気予報を気にしながら床についたが・・・・

一夜明けると、秋晴れで風ひとつ無い天気。
ホームコースのある栃木方面では、朝は零下のところもあったらしい。
外気温を見ると3度。
暖かい日が続き、秋の訪れが遅いと思っていたら、11月もあと僅かで終わりに。いきなり冬の訪れになるのかも。
遅れていた紅葉も山から里まで下りてきて、コースでも今がちょうど見頃。
紅葉を楽しみながらのラウンドとなった。

今日の競技方法は、ポイントターニー。
ダブルボギー以上は何打叩いても同じ0点。
いかにダボを叩かないようにするかが重要だ。OBも禁物。
バディー狙いで攻めなければならないし、一方でボギーで押さえる踏ん張りも大事。
ポイントターニーは、大叩きが全体に影響しない点ではマッチプレーの要素もあるし、一打を縮めるのが大事なのはストロークプレーの意味合いもある。

今月の始め以来のホームコースだが、コースコンディションはベストの状態。グリーンは今の時期がベストコンディション。
天気もいいし、コンディションの言い訳はできない状況だ。



1番のミドル
1打がバンカーへ。2打をグリーン手前に運び、寄せを1mに付けたが。
パットがカップの淵をかすめる。パーセーブができた状況だったがボギー。
とりあえずは、ポイントがつく。
「小手調べ」

2番のミドル
これもグリーン左サイドからの寄せであったが、大きく右に切れるラインであったが、若干強すぎ。カップをオーバーして戻しが入らず。
「我慢」

3番ショート
真ん中にオン。7mを無難に2パット。やっとパー。
「安堵」

4番ロング
1,2,3打とも完璧、2mに付ける。
これは真ん中からバーディー。
これで、流れに乗った。
「快調」

5番ミドル
2打を多少ダフってグリーン手前に。ピンが一番奥であったので、寄せを思い切って突っ込んだがピンを2.5mオーバー。下りのラインはやはり怖くて打てない。距離を合わせただけで、30cmにつけたが、何と、このパットを外す。ケアレスミス。
ダボでポイント0
一番やってはいけないミスを。せっかく流れにのったにも関わらず。
「落胆」

6番のミドル
このティーショットは、あたりといい、弾道といい、ポジションといい、本日一番のショット。
残りは100yを切る。
AWのショットも本日一番が続く。ピン横2mに付ける。
流れは戻った。
横からの右に流れるラインを読んだが、僅かに外れる。
パーは難なく確保。
「再起」

7番ショート。安全な左サイドからの寄せ。
よくいくポジションだったので、ラインは良かったが、強さが今一歩。
カップ手前で大きく右に切れて、2m残してしまう。
入らずボギー。調子には乗り切れない。
「維持」

8番ロング。
本日一番に匹敵する会心のドライバーバーショット。
バーディーが欲しいので、200y強の池越えであったが2オンを狙う。
横長のグリーンの、ピンは左端。
UTでの2打はグリーン右側に向かってナイスショット。
距離は十分に届いた。
グリーン右奥に落ちたボールは、グリーンの傾斜で中央に戻る。
奥のカラーまで転がってしまったが、ほぼ2オン。
しかし、グリーンの右奥から、左手前のピンまでは25yくらい。
それも段差のあるグリーンを上の段に乗せて下りのフックライン。
思い切って打ったが、ピンそばで止めるのは難しかった。
手前のカラーまで転がってしまう。
上りの3m位であったが、残念ながら4打目は入らず。
バーディー逃がしのパー。
「勝負」

9番のミドル
1打が左のバンカーまで
残り140y。バンカーからのショットであったが、右手前に乗せる。
5m近くあったが、ピッタリ寄せてパーセーブ。
「中締め」

ハーフを終わってみれば、もったいないダボがあったが、40で廻れた。
バーディー1つ
パー   4つ
ボギー  3つ
で、14ポイント。

先週に引き続きドライバーが好調で、まずまずの出だし。
後半に期待。



10番ミドル
ドライバーは木の後ろに。
グリーンが狙えない。
1番と同じ状況で、グリーン手前からの寄せ。
今回はタッチが旨く合わずに2mオーバー。
外してボギー。
午前中と同じ展開だが、内容は悪い。

11番のロング
1打、2打はあたりが悪かったが、フェアウェイの良いところに。
3打目は残り70y。
このアプローチを大トップ。
この距離の久々の大きなミス。内容最悪。結果は更に悪い。
グリーン奥の斜面の植え込みに近いところまで。
寄せをミスって5オン。
距離も残してしまったので、パットも雑になり寄らず入らずでトリ。

これで、流れは最悪。
次の苦手の12番ショートをパーで上がれたので、踏みとどまれたかと思ったら、
次の13番で完全に撃沈。
足場の悪いバンカー脇から無理に2オン狙いで、右に大プッシュアウト。おまけにこのボールがロスト。

0ポイントの行進が続いてしまった。
後は、パーもあるがダボを叩いてしまうという流れは止まらず。
後半終了。
唯一の収穫は、18番のビーチバンカーで、完全に水に隠れてしまったボールのウォーターショットが完璧にできたこと。スコアには繋がらなかったけれど。

スコアは、52。ポイントは僅かに7ポイント。
キャディーさんから、「前半と後半で別人みたいでしたね・・・」と。
果たして、慰めなのか呆れられたのか。

皆さん、悪かったので、とりあえず賞にはありつけたが、またまた午前と午後の落差が大きいストレスの溜まるラウンドだった。

優勝は、今回も女性でベスグロ。
ホームコースは、最近、女性パワーに席巻されています。
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THE ALL STAR TENOR SPECTA CULAR

2006-11-24 | MY FAVORITE ALBUM
サックスが主役で続いているので、引き続き。
アルトもいいけど、テーナーもいい、更にはバリトンも・・・
ソロもいいけど、アンサンブルもいいと続いたので、次は同じ楽器が一同に介して共演というものを。

同じ楽器でも、音色や話法が違うのがJAZZの楽しみ。
同じ楽器で個性を出し合って「品評会風」の企画のアルバムがある。

50年代プログレッシブレーベルの創始者、GUS STATIRASが70年代の後半、他のレーベルに渡っていた、プログレッシブを買い戻して、新録音を行った時の一枚。
このテーナーの共演以外にも、トランペットやトロンボーンで同様な企画のアルバムがある。

集まったテーナーは、若手のスコットハミルトン(今ではベテランの境地にあるが、この時は若干22歳)から、1915年生まれ、この時すでに62歳のフリップフィリップスまで6人が集まった。
特に6人のアンサンブルや掛け合いがあるわけではなく、JATPのようなオールスターセンションだ。

A面は、ジャムセッション風にアップテンポでスタートする、トップバッターは、アルファベット順でハミルトンから。いきなりコールマンホーキンズ風の演奏で始まり、ソロが順次渡されていく。
B面は、一転してバラードメドレー。これも、各自で一曲ずつのバトンリレーだ。こちらのトップもピアノに続いてハミルトン。これもホーキンズ風だが、若さに似合わず枯れた味を出している。

丁度ハミルトンがデビューした頃であるが、親子以上に歳が離れた大先輩と互角にプレーしているのが印象的。

GUS FLOWER
BALLAD MEDLEY
  I CAN’T GET STARTED
  TIME AFTER TIME
  SEEMS LIKE OLD TIMES
  IT’S THE TALK OF THE TOWN
  THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU
  HOW DEEP IS THE OCEAN?
  MY OLD FLAME


Scott Hamilton, Peter Loeb, Flip Phillips,
Frank Sokolow, Ray Turner, Bennie Wallace (ts)
Derek Smith (p)
Howie Collins(g)
George Mraz(b)
Ronnie Bedford(ds)

Produced by Gus Statiras
Recorded on April 28,1977
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映像とJAZZ・・・・YOU TUBEのお陰で身近になった。

2006-11-23 | JAZZ LIFE
「真夏の夜のジャズ」はニューポートジャズフェスティバルのドキュメンタリー。
映画音楽にJAZZを使っているものは多くあるが、単にJAZZの演奏の映像というのはなかなかお目にかかれなかった。
テレビに出ることのある有名プレーヤーであれば、エドサリバンショーなどの昔のテレビ番組などで見ることもできるのだが、純粋なジャズプレーヤーの本格的なプレーとなると。

ところが、最近では、当時の演奏風景やコンサートの映像がDVDなどで出回り始め、今までレコードで聞いて想像するしかなかった当時の演奏の様子を映像で目の当たりにすることができるようになった。やはり視覚へ訴えられると、印象は強烈だ。
特にJAZZはプレーヤー自身の個性と共演者、それに時代によっても演奏の内容が常に変化しているので、その時のプレーの雰囲気を色々想像してしまう。
イメージどおりの時もあれば、音だけで思い描いていた印象とは違うこともある。メールやネットだけでやりとしていた友人に始めて会ったときの第一印象と同じようなものだ。

そんな時代の流れにまた新たな「道具」が登場した。
すでに、お馴染みの「YOU TUBE」だ。
よく著作権問題やビジネスモデルが話題になるし。「素人の映像を見て何が面白いのか?」という話しも良く聞くが。
2006年11月6日、Time誌がその年の最高の発明に贈る「Invention of the Year for 2006」にYouTubeが選ばれた。
やはり、次の時代には必要な道具なのであろう。

実はこの「YOU TUBE」、JAZZのようなニッチなコンテンツを楽しむには最適なサービスだ。すでに、今までは写真とレコードでしか知ることができなかった、モダンジャズを創ってきたプレーヤーたちの演奏を数多く楽しむことができる。

例えば、ベイシーの62年の全盛期のこんな演奏も、こんな感じで。

マニアやファンにとっては、ますます便利になって、楽しみが増える世の中になったものだ。またまた楽しい玩具が増えてしまった。じっくり宝探しでもやってみよう。一日24時間では足りない感じ。時間が無くなるばかりである。

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5 SAXOPHONES / NORIO MAEDA

2006-11-22 | MY FAVORITE ALBUM
サックスのアンサンブルというと、日本にも好きなグループがある。

モダンジャズへの入門を果たした60年代の後半、日本のJAZZプレーヤーもテレビによく顔を出していた。今よりもJAZZは身近な存在だったかもしれない。
ナベサダこと渡辺貞夫は、「VANミュージックブレーク」という番組にレギュラー出演して、ボサノバをやっていた。確か、日曜日の昼間だったと思う。石津謙介の「VANヂャケット」の全盛期だ。
大橋巨泉の有名番組だった11PMでもよくJAZZが流れていた。

そんな中で知ったのが、前田憲男のピアノ、そして猪俣猛のドラム。
ウェストライナーズという猪俣猛のバンドが、その名の通りWEST COAST派の演奏を聴かせていた。また、前田憲男のトリオや彼のウィンドブレーカーズというバンドにも参加してよく一緒に行動していた。
この前田憲男&猪俣猛のコンビは、普段はBIGコンボの編成であるが、時にはBIG BANDの編成でも演奏をして、色々な演奏が楽しめた。
彼らの、コンサートやライブには出かけたものだ。

この仲間たちのサックスセクションが、「5SAXOPHONES」。レコードも何枚か残している。
67年には、「TAKT」レーベルから、このグループのアルバムが発売された。

このTAKTレーベルは、日本のJAZZマイナーレーベルとして67年にスタートした。
大手のレーベルがJAZZには冷たかった時期。今のようにライブハウスもたくさんある時代ではなかったので、ファンキーブームの去ったこの時期、日本人のJAZZプレーヤーにとっては不遇の時かもしれない。
こんな中、この新星「TAKT」レーベルは、日本に帰国した渡辺貞夫やデビューしたての日野照正など有名プレーヤーの演奏を矢継ぎ早にリリースして、当時話題になったものだ。

このアルバムでの演奏は、WEST COAST JAZZの雰囲気を基本にしながらも、前田憲男のアレンジは多少現代的(といっても60年代後半の)な色付けも加えてオリジナリティーを出している。サウンドは、重厚というよりは軽妙というニュアンスがピッタリだろう。
当時は、バリバリにブローするソロのアドリブプレー全盛期。アンサンブルを聞かせる演奏が少ない時期だっただけに、サックスのアンサンブルワークに惹かれていた。

曲は、スタンダードから、前田憲男のオリジナルまで多彩であるが、スタンダード曲もアレンジはかなりこだわりを持ってやられている。

TAKE FIVE
OLEO
MERCY,MERCY,MERCY
ROUND MIDNIGHT
ON GREEN DOLPHIN STREET
NIGHT IN PHRYGIA
WHAT IS THIS THING CALLED LOVE

前田 憲男(p)
鈴木 重男、五十嵐明要(as)
宮沢 昭、西条 孝之助、三森 一郎(ts)
岡崎 広志(bs)
滝本 達郎(b)
猪俣 猛(ds)

1967年 11月28日、29日

今から40年近く前の録音だ。彼らは当時すでに中堅。
40年経った今でも2人とも元気にプレーをしているのが素晴らしい。
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たまにはライブも悪くない

2006-11-21 | JAZZ LIFE
最近はもっぱら古いレコードでジャズを楽しんでいるが、久しぶりに、学生時代の旧友達とライブを聞きながら昔話を。
見かけは歳をとったが、話しをしていると、皆、学生時代の時より前向きかも。
人生80歳の時代になって、まだ残された時間もたくさんある。これからが楽しみいっぱいという顔付き。団塊の世代は元気です。

ライブは、最近人形町にできたJAZZ BAR。
およそ、周辺はJAZZ BARがるような雰囲気のところではないが、ビルの地下にある小奇麗な店だった。
演奏もテナーとピアノのDUOと、雰囲気はアットホーム。
気軽に聴くには丁度いいが、本格的に聴くには少し物足りないかな?

今度は、BIG BANDでも行ってみよう。
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CHASIN’ THE BIRD / SUPERSAX

2006-11-20 | MY FAVORITE ALBUM
ロリンズ、ウッズ、デスモンド、マリガンとサックスのお気に入りが続いたが、楽器ではやはりサックスが一番好きかも知れない。自分でも一度志したことがあるので。
もちろんサックスのアドリブのソロの名演も素晴らしいが、アンサンブルの良さも捨てたものではない。ビッグバンドのサックスセクションのスローなアンサンブルや、アップテンポのソリなどに、ゾクゾクするような演奏がある。
エリントン、ベーシー、サドメル、ウディーハーマン、クインシージョーンズ、バディーリッチ、・・・・・など、
思い出に残るサックスセクションの名演がいくつもある。

サックスのアンサンブルといえば、70年代に編成されたスーパーサックスが有名だ。
パーカーのアドリブを、サックスのアンサンブルにアレンジして演奏するというのは、邪道といえば邪道だし、斬新なアイディアといえば言えなくも無い。

WEST COASTのスタジオミュージシャンの余興といえばそれまでだが、何枚ものアルバムを出し、スタジオセッションだけでなく、ライブの演奏も行っていたということは、ファンも多かったのであろう。

75年に来日したときにライブを聴きにいったが、生演奏の厚みのある演奏は非常に心地よかったし、一糸乱れぬアンサンブルワークには感心した記憶がある。ビッグバンドとは一味違うアンサンブルの妙が楽しめた。

このアルバムは、MPSレーベルに移行して初めての録音。通算で4枚目のアルバム。このMPSというレーベルは録音の良さでも有名だった。サックスのアンサンブルが、ある時は上手くミックスし、ある時は絡み合いながら眼前に広がる。
いい演奏というのは、録音の良さも大事な要素だ。

メンバーは、いずれもウェストコーストの兵揃い。
ジェリーマリガンの"I WANT TO LIVE"に参加している、フランクロッソリーのトロンボーンのソロもよい感じ。
曲は、パーカーの名演集。想像通りのサウンドで全編楽しめる。

お気に入りは、THE SONG IS YOU。アップテンポで流れるような演奏が素晴らしい。

SHAW NUFF
ANIGHT IN TUNISIA
DRIFTING ON A REED
SONG IS YOU
OOP BOP SH’BAM
‘ROUND MIDNIGHT
NOWS THE TIME
DIZZY ATMOSFHIERE
CHASIN’ THE BIRD

MED FLORY (as)
JOE LOPES (as)
WARNE MARSH (ts)
JAY MIGLIORI (ts)
JACK NIMITZ(bs)
CONTE CANDOLI(tp)
FRANK ROSOLINO(tb)
LOU LEVY(p)
FRED ATWOOD(b)
JAKE HANNA(ds)
JOHN DENTZ(ds)

Recorded from July to September 1976 in hollywood
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“I WANT TO LIVE” / GERRY MULLIGAN

2006-11-19 | MY FAVORITE ALBUM
ブルーベックのアルバムがディズニーの映画音楽であったが、映画音楽とJAZZという関係も色々ある。
ストレートにJAZZをメインの音楽に使った例としては、マイルスの「死刑台のエレベーター」を筆頭に、有名な作品が何作かあるが。
間接的には、多くのJAZZプレーヤーが、生活の糧を映画音楽の演奏で得ていた時代もあった。いわゆるスタジオミュージシャンが数多くもてはやされた時代だ。
この世界では、JAZZに限らず色々な音楽をこなす、マルチプレーヤーが多く活躍しているが。
WEST COAST JAZZも基本的には、ハリウッドの映画の仕事をベースにしたJAZZプレーヤーがベースになっていた。

ここ数回続けて紹介している、60年代、日本コロンビアから出たSELECT LIBRARY OF THE MODERN JAZZというシリーズ物の中にも、映画音楽の一枚があった。

実は、この一枚が自分のジェリーマリガンとの出会いであり、バリトンサックスとWEST COAST JAZZに興味を持つようになったきっかけにもなった一枚である。

メンバーはジェリーマリガンのレギュラーコンボではなく、ウェストコーストのオールスターズ。編曲はジョニーマンデル。
「これぞ、ウェストコーストジャズ」といっていいほどの、軽快で輝かしいサウンドが聞ける。

お気に入りは、Frisco Club。

ジャケットの写真は、再発されたCDのもの。LPには「ジャズコンボ」の演奏だけが入っているが、CDには、映画のバックに使われたオーケストラのサウンドトラックの音楽がすべて収められている。久々に聴いて、このCDが欲しくなった。

1958年5月。日本では、第3回アジア大会が開かれ、力道山が人気になっていた頃だ。

Black Nightgown
Theme From I Want To Live!
Night Watch
Frisco Club
Barbara's Theme
Life's A Funny Thing

Gerry Mulligan Baritone Saxophone
Art Farmer Trumpet
Bud Shank Flute, Alto Saxophone
Frank Rosolino Trombone
Pete Jolly Piano
Red Mitchell Bass, String Bass
Shelly Manne Percussion, Drums

Recorded in L.A.May 24,1958
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練習のつもりで臨んだラウンド・・・・・・結果は、いつもと違う新たな展開に

2006-11-18 | SHOT OF THE DAY
ゴルフ場へ向かう途中、外気温を見ると7度。
昨夜、天気予報を見ると天気は晴れだが気温が低いとの予報。
先週までは半袖であったが、慌てて今日からは長袖に衣替え。暖かいと思っていたら、いきなり防寒具も用意をしなければならない気候になってしまった。
先日、木枯らし一号も吹いたらしい。冬はすぐそこまで来ている。芝生の緑もあと少し。晩秋のゴルフを楽しめるのもあと数週間だ。

今日は、完全にプライベートラウンド。練習ラウンドのつもりで、先日のプロのアドバイスを気に掛けながらラウンドしてみることにした。
先日来ラウンドでは気にはしているが、どうも切返しの時の脱力と左サイドの引きがすっきり身に付かない。

今日のコースはアップダウンのある丘陵コース。飛ばしよりも正確性を求められる。
何となく、今日の課題を実践するには相応しくないコースでのラウンドになってしまったが。
朝の練習は軽めに24球。練習ではいい感じで振れたのが、何となく救いであった。

OUTの1番はいきなり、465YのPAR4という難関ホール
軽く振ることだけを心掛けたが、結果はいきなりナイスショット。
多少ドロー気味の当りは、フェアウェイ真ん中へ。平らなところから、下り斜面をさらに転がり段の下まで行く。
今までフォローの風の時に下まで来たことがあったが、無風のときは初体験。
ということは、今までで一番飛んだということ。
残りは180Y。2オンが狙える距離。
結果は、2打をプッシュアウトで2オンせず。ボギーであったが、普段との違いを何となく最初から感じる。

OUTの5番のロング。レギュラーからだと481Yのサービスロング。それに加えて、今日は土曜でティーマークはもう少し前に置かれていたので距離はないが。
このホールのティーショットも軽いドロー気味の当たりで距離が出た。ボールのところまで行くと残りは170Y。2オンが狙えるところまで飛んでいる。
これも、今まで何十ラウンドしている中で、一番飛んでいたかもしれない。

2オンを狙った当りは、オンしたかに見えたが手前のグリーンエッジに。
奥から、非常に早いグリーンなので、手前は大正解。
寄せて、バーディー。

続くショートもバーディーで2ホール連続。全体の調子も上向きどころか絶好調に。
7番、8番もティーショットは“異常に”良い。スコア的にはそれを生かせずパーを逃してしまうが。
それでも何とか良い流れを維持したままに最終のサービスミドルへ。

レギュラーからは表示は263Y。砲台気味で、周りに風を遮るものが何もないので狙い所が難しいミドル。表示の距離以上に手強いホールではあるが。

前の組がグリーンに上がり、ティーショットは飛ばない順に打って最後に私の番に。
「ワンオン狙いですか?」のキャディーさんの声に、「今までワンオンはしたことは無いですよ。」と答える。
まだ、前の組はグリーン上でパット中であったが、ティーショットを放つ。

軽めに振ったのだが、それが幸いしたのか、グリーン方向へ一直線。
エッジで、ワンクッション入れたボールは、カップを囲んでパッティングをしている人の輪の中へ。
完全なる打ち込みだ。
前の組もメンバーだったので、特にトラブルも無く、幸い事なきを得たが、それにしてもこのホールのワンオンに我ながらビックリ。一度は実現したかったが、こんなに簡単に実現してしまうとは。

自分のドライバーの飛距離は、良くても240Y~250Y。
今日は明らかに、いつもより10~20Y飛んでいる。それも風がほとんど無風状態なのに。

ドライバーの好調さだけでなく、ハーフでバーディー3つも初めてだと思う。
何でこんなに良いのか分からないままに、昼の休憩に。

前半は、
△ △ △ ▲ ○ ○ △ ▲ ○ = 41
2  2  2  2  1  1  2  2  1 = 15

と、何とパー無しの、出入りの激しいゴルフ。こんなゴルフも初体験。



午後の最初のホール10番は、自分にとっては最近「鬼門」だ。
特に前半がいいと、これを維持しなければという気持ちが強すぎて(自己分析ですが)、平常心(平常フォーム)を失ってミスショトを連発している。

そして、今日も心配をそのまま絵に書いたように、1打目を大きく右にプッシュアウトしてOB。
OB打ち直しの後、乗らず、寄らず、3Pの三点セットをいきなり喰らってダブルパー。

コンペや競技会であれば、「これにて終了」になってしまったところだが、この日は気楽に次のホールで仕切り直し。
ティーショットは元に戻ったが、パーが拾えずに15番のロングへ。

15番のティーショットは完全復活。2打、3打も無難に、ピン手前4Mに3オン。
スライスラインの難しいラインであったが、タッチも良く、これを真ん中から決めて4つ目のバーディー。
その後、上がり3ホールは確実にパーで決めて後半を終了。

+4 - △ ▲ △ ○ - - - = 43
3  2  2  2  2  1  1  1  1 = 15

バーディー4つは初体験だが、それ以上にティーショットの感触復活(というか新たな発見かも)が嬉しい。
今日の課題が、そのまま実践できたような一日であった。

朝、冷え込んだ天気も、昼頃になると日差しも強く風も吹かず仕舞。
気分もすっきり心身ともに“暖かい一日”であった。
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情報が多ければ適切な判断に繋がっているか・・・・・・ゴルフの世界でも?

2006-11-17 | GOLF LIFE
インターネットが普及してきて、情報の収集手段が知らず知らずの内に大きく変わってしまった。
辞書も使わなくなったし、百科事典を引くこともない。
出かけるときの時刻表も天気予報も何か調べたくなったら、インターネットがあれば何でも分かる。
それも、以前よりは格段に短時間で。さらに、最近では携帯を使えば出歩いている最中であっても用を足すことができる。結局、あまり情報も覚えておく必要もないので、その場限りで調べて使い捨てだ。
間違いなく頭を使わなくなっているので、これでは歳をとらなくてもボケが早く来るかもしれない。

あまり深く物事を考えない癖をつけてしまうと、人と人がコミュニケーションをとっても実際に伝えたいことが通じ合わなくなってしまうことがある。

よく、「人と情報」の関係を説明する時に、次のようなステップを語ることがある。

まず、第一は「データ」だ。
ゴルフで例えれば、このホールは「380YのPAR4」。
単にこれだけがデータである。
スコアカードだけを見ているようなものだ。
これだけでも初めて廻る時は、何も無いよりは色々思いを馳せさせることができるが。

次は、「情報」だ。
同じ、380Yでも、フェアウェイが広いとか、ドッグレッグしているとか、真ん中に木があるとか、グリーン周りはバンカーとか、グリーンが速いとか・・・・・ひとつひとつが情報だ。
とにかく、状況を知るには「情報」は多い方がいい。ただし、中には間違っていたり、主観が入っているものもあるので、どう使うかは本人次第だが。

その次が「知識」。
当然、人が主語になるので、これは個人差がでる。情報を沢山貰っても、ちゃんと消化して身につけているかどうかで、行動が変わる。
打ち下ろしのホールは一番で少なめに、グリーンが受けていて速いから手前から、風がフォローだから短めにとか・・・・・は、とりあえず本を読んで頭の中に叩き込んでおけば、情報次第で、どう行動すれば良いかが分かる。
情報を手に入れても、その料理方法を知識として持っていなければ、宝の持ち腐れだ。

そして、最後が「知恵」
こればかりは、人がいろいろ考えを巡らさなければ出てこない。
情報や知識を駆使して、池や林を逃げながら難しいホールのドライバーの攻め方に悩むのもひとつの方法だ。しかし、一層の事、大胆に発想を変えて徹底的にトラブルを起こさない攻め方を選択し、安全策を積み重ねながら攻めるのもひとつの方法。
その日の状況次第で、攻め方を探すのが、まさに「知恵」の出しどころだろう。

データや情報の使い捨てに慣れた人と、思慮深く物事を考えている人が、同じ事象について会話をしても、多分お互いにコミュニケーションはとれないであろう。

ゴルフの場合は、頭の中で色々組み立てられていいアイディアが沸いても、さらにそれが実際にプレーで出来るがどうかが問題であり、さらに大きな関門がある。
結局、頭の中の整理の結果どおりにちゃんと体が動いてショットが打てるかどうかであるが、ここが練習量で差が出るところだろう。
この違いが、最終的に結果に大きく影響するのが分かっているのだが。

ゴルフ場で、よく見かける姿。
「キャディーさん、残り何ヤードかな?」と。
これを単なるデータで終わらせている人もいれば、色々な状況や過去の経験から、頭をフル回転させてショットに臨む人まで千差万別なのであろう。

とかく便利な世の中になって、データだけは豊富に手に入れても深く思慮深く考えることが少なくなってきている。
ゴルフだけは原点に帰って、キャディーさんからの一言を、知識と経験で裏打ちされた状況判断とショットに生かせるプレーを極めたいものだ。
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DAVE DIGS DIZNEY / DAVE BRUBECK

2006-11-16 | MY FAVORITE ALBUM
コロンビアから出たSELECT LIBRARY OF THE MODERN JAZZなるシリーズ物が続いたので、その中からついでにもう一枚。したがって、このアルバムもJAZZを聞き始めてからまもなく、高校生の頃に買い求めたもの。

たまに、「XXXXX SONG BOOK」というタイトルを冠した、ある作曲家の曲ばかりを集めた作品集がある。もちろん、スタンダード曲が多いので、「この曲もこの作曲家が作ったのか」と、改めて認識しなおすことも。

ゴルフ場も、コース毎にその地形に合わせて様々なデザインがあるが、同じ設計家によるデザインだとコースが違っても何か共通点があって、改めて設計家の個性の認識を新たにすることがあるが。

このアルバムの共通点は、ディズニーの映画の主題曲。
それぞれ作曲家も違うし、使われた映画の作品も違うが、ディズニーという共通項で括ると、何か親しみ易さを覚える共通点を感じる曲ばかりだ。

もちろん、映画だけでなく、色々なところで聞く機会がある曲ばかり。
JAZZのプレーヤーも取り上げる機会が多く、ディズニーの映画の曲は、JAZZの世界でもスタンダードになっている曲も数多くある。
BILL EVANSの「SOMEDAY MY PRINCE WILL COME」などは、その代表格であろう。

録音は1957年、ハードバップの全盛期に、ブルーベックによるこんなもうひとつのJAZZの世界があった。
ブルーベックのピアノのプレーは辛口の評論家からは酷評されたこともあるらしいが、デスモンドとのブルーベックが醸し出すカルテットのサウンドは、やはりJAZZそのものだ。
有名な「TAKE FIVE」の録音は数年後であるが、「いつかは王子様」のワルツ演奏など、後に有名になった変拍子JAZZの片鱗も感じさせる。

何事でも、自分の世界を作れた人は、素晴らしい。

このブルーベックの世界も、自分のJAZZの世界への放浪の旅の出発点になった思い出の一枚である。

お気に入りは、HEIGH-HOとSOMEDAY MY PRINCE WILL COME

Alice in Wonderland
Give a Little Whistle
Heigh-Ho
When You Wish Upon a Star
Someday My Prince Will Come
One Song

Paul Desmond (as)
Dave Brubeck (p)
Norman Bates (b)
Joe Morello (d)

NYC, June 29,30,1957
Los Angeles, CA, August 3, 1957
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MODERN ART/ART FARMER & BENNY GOLSON

2006-11-15 | MY FAVORITE ALBUM
自分が本格的にモダンジャズを聞ようになったきっかけとなったレコードが、1966年にコロンビアから出たSELECT LIBRARY OF THE MODERN JAZZなるシリーズ物。
そのVOL.1が、このアルバムART FARMERの「MODERN ART」だった。

このアルバムも擦り切れるほど聞いた割りには、久々に聞いてみたが盤面も思ったほど痛んでいなかった。ステレオが世の出た初期の録音だがこの盤も結構いい音がしている。
身近に40年も前に買ったもので今でも使っているものなど他に何も無いが、時代を超えて十分に実用に耐えうる「レコードの素晴らしさ」に改めて感嘆した次第。
録音はこれも1958年。やはりこの年はジャズの当たり年なのかもしれない。

このアルバムもモダンジャズ入門では必ずといって位取り上げられていたアルバム。自分にとってもまさに「モダンJAZZ入門」で聞き込んだ一枚。

58年、イーストコーストジャズ真っ盛りの一枚であるが、少し垢抜けした感じがするのは、ファーマーとゴルソンのプレースタイルか、それとも2人のアレンジか。さらには、ビルエバンスがバックにいるせいか?
いずれにしても、基本はハードバップであるが、中身は少し西海岸の香りも漂う演奏だ。

曲は、2人のオリジナルからスタンダードまでバラエティーに富んでいるが、いずれも覚えやすいメロディーの親しみやすい曲。2人のアレンジがそれを一段と心地よい響きにしている。
ファーマーとゴルソンは翌年2人のバンド、ジャズテットを編成が、その前身となるセッションだ。

どの曲もお気に入りであるが、スローな「LIKE SOMEONE IN LOVE」が印象に残る。

Mox Nix
Fair Weather
Darn That Dream
Touch of Your Lips
Jubilation
Like Someone in Love
I Love You
Cold Breeze

Art Farmer (tp,arr)
Benny Golson (ts, arr)
Bill Evans (p)
Addison Farmer (b)
Dave Bailey (d)
Gigi Gryce (arr)

Recorded at Nola Penthouse Studios, NYC, September 10, 11 & 14, 1958
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緑のフェアウェイ・・・・・冬のゴルフでも味わいたいが

2006-11-14 | GOLF LIFE
北海道や高原のコースに行くと、フェアウェイもベントのコースが普通である。
普段、関東でゴルフをやっていると、フェアウェイは高麗というのが、常識であるが。
最近、グリーンはベントに変わっているところが多いが、さすがフェアウェイをベントに替えたというところは聞いたことはない?

先日行った千葉のコースは、関東では珍しくフェアウェイもベント。猛暑が続く最近の夏は夏枯れになって、せっかくのシーズンに芝に元気が無くなるらしいが。やはり関東の夏の猛暑ではベントのメンテナンスは大変らしい。
でも、今の時期にはベントの良さが目立つ。素晴らしいフェアウェイだ。

周りの芝生がだんだん茶色になり冬の訪れを感じさせる中、緑のフェアウェイでプレーできるのは気持ちがいい。最近では、冬場は塗料で芝生に色をつけているところもあるが、自然な緑はやはり気分が違う。

もっとも、このベントのフェアウェイ、見た目は綺麗であるが、プレーをするとなるとボールが若干沈み気味になる。だからといって、きっと打ち方は変える必要はないのであろうが、ついつい普段より多少打ち込み気味に打ってしまう。すると大きなターフがわらじのように取れる。
多少恐縮してしまうが、これがベントの醍醐味かもしれない。
ベントのフェアウェイだとターフを戻して目土入れだけは、普段よりも丁寧に行うようにはしているが。

最近、セルフが多くなっているせいか、フェアウェイのディボットが目立つところが多い。
グリーンのボールマークもそうであるが、自分の作ったもの以外にもうひとつ埋める努力を皆ですれば無くなるはずである。
もっとも全員がやればの話しだが。
よくマナーやエチケットが話題になるが、自分としては、ドレスコードなどはどうでもよいので、皆で気分よくプレーする気遣いはお互いしたいものだ。
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PHIL TALKS WITH QUILL / PHIL WOODS&GENE QUILL

2006-11-13 | MY FAVORITE ALBUM
アルトサックスの巨匠はやはりパーカーを置いて他にはいないだろう。
このパーカーを師と崇めるプレーヤーは枚挙に暇が無いが、白人プレーヤーの代表格の一人はPHIL WOODS。

JAZZを聞き始めてしばらくしてから、モダンJAZZなるものにも興味を持った。
が、いかせん右も左も分からない。どんなアルバムを買ってよいか分からない中で、コロンビアからSELECT LIBRARY OF THE MODERN JAZZなるシリーズ物が発売された。

そのシリーズの中から何枚か買い求めたが、その内の一枚がこのアルバム。
自分の、PHIL WOODSとの出会いであった。

60年代に入ると、QUINCYのBIG BANDに入ったり、色々なセッションに顔を出している。

67年にはヨーロッパに新天地を求め、多彩な活動を今まで続けているが、大好きなプレーヤーの一人である。

とにかくこのアルバムの熱っぽい2人のアルトに強烈な印象を受けた。バックもよくスイングするプレーで、モダンジャズの醍醐味をいきなり味わった。
同じアルトの双頭コンビは2人の音色やフレージングも良く似ており、まるで双子のプレーのように両者が噛み合っている。

相棒のQUILLは、ちょうど同じ頃、先日紹介したジミーネッパーの録音にも参加している。

PHIL WOODSのグループのテーマである、ドキシーに始まりドキシーに終わる構成だが、ガレスピーのテュニジアの夜、ゲッツのディアオールドストックホルム、そしてパーカーのスクラップフロムジアップルなど有名曲が並ぶ。いずれも覚えやすいメロディーで、最初に覚えたジャズの曲だ。
レコードもたいして枚数を持っていなかったこの頃、何度も聞き返した一枚だ。

この頃、アメリカのヒットチャートでは、エルビスの「監獄ロック」が1500万枚の売上げを記録し、パットブーンの「砂に書いたラブレーター」が流行っていた。

DOXIE
A NIGHT IN TUNISIA
HYMN FOR KIM
DEAR OLD STOCKHOLM
SCRAPPLE FROM THE APPLE
DOXIE

Phil Woods(as)
Gene Quill (as)
Bob Corwin (p)
Sonny Dallas(b)
Nick Stabulas (ds)

Recorded in Sep. 1957
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