A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

ペッパーアダムスにとって一つの区切りになった一枚のアルバム・・・

2013-05-31 | PEPPER ADAMS
Groove Blues / Gene Ammons and his All stars

ペッパーアダムスのプレーヤーとしての生涯を語るときに、デビューから1958年初までがひとつの区切りになっている。

デトロイトからニューヨークへ出てアパートを借りたのが1956年の1月。ニューヨークに住み始めてすぐその年の5月にはオスカー・ぺティフォードの推薦もありスタンケントンオーケストラに入団。いきなり全国ツアーに出る。11月に西海岸でバンドがオフになると、バンドメンバーのメルルイス達と一緒にロスへ。

そこで一年間の武者修行が始まる。生まれはデトロイト、育ったのはニューヨークだったので、西海岸は初めての長期滞在だった。ウェストコーストの名だたるプレーヤーとはこの時共演した。Gigだけでなく多くの録音セッションにも参加し、色々なプレーヤーのアルバムにサイドメントして数多く参加した。
その活動が認められてか1957年7月、モードレーベルの誕生の時には若手のホープの一人としてリーダーアルバムを制作。これが初のリーダーアルバムとなった。
その後メイナードファーガソンのバンドにも加わったが、1957年の秋には再びニューヨークに戻る。ロスへの滞在は最初から一年と決めての西海岸での活動だった。
ニューヨークに戻ると、毎日のように行われていたプレスティッジやサボイのセッションに参加。その中でもリーダーアルバムを作って一躍一流プレーヤーの仲間入りを果たす。

1958年を迎え、年明け早々このアモンズのセッションに参加した。
そして、このアルバムが1stステージ最後の区切りとなるアルバムになる。
アダムス27歳の時の年明けだ。次のステージはドナルド・バードとのコンビがスタートする。

この年は、ペッパーアダムスだけでなくジャズ界全体にとってもハードバップが花開き終焉に向かう節目の年だ。改めて時代背景を見直して頭の中を整理してみた。特に自分がその時代を生きていると思い出すのも早い。

1958年は昭和33年。自分は小学校3年生で正月を迎えた。
自分に置き換えるとイメージが沸く。東京タワーができたのがこの年だ。家に初めてテレビがお目見えした。黒電話もほぼ同じ時期だった。その時の電話番号はまだ覚えている。それまではラジオで赤胴鈴之助を聴いていたが、テレビが家に来ると月光仮面にローンレンジャー、金曜日の8時のプロレスとディズニーはすぐに毎日の生活の中に取り込まれた。
テレビが生活のリズムを作り始めた年だ。

その時、自分は目黒の都立大学に住んでいた。東横線はまだ高架ではなく地上を走っていた。古い駅舎で、手動の切符の販売機があった。まだ硬い紙の切符の時代だ。電車の色も黄色と紺のツートンカラー。緑になる前だ。渋谷に行けばデパートは東横。都電やトロリーバスもあった。東京周辺でも蒸気機関車が見れた時代、その頃の風景が走馬灯のように頭をよぎる。

しばらく前に「ALWAYS 三丁目の夕日」という映画がヒットした。内容はともかく、この時代を生きた人間にとっては昔を懐かしみ、その時代を思い返すには格好の素材であった。その中に、東京タワーの建設風景が出てくるシーンがあった。全く同じ年である。

まさに日本の戦後の高度成長による進化を肌で実感できる時代だった。確かにこの年は岩戸景気に沸いていた年。東京タワーだけでなく、関門トンネルも開通したし、一万円札も登場。皇太子も婚約したし、明日に向かって明るい話題が多かった。
長嶋がデビューして新人賞もとったしウェスタンカーニバルも始まり、スポーツや芸能・音楽の世界もブレークした年だ。
阿蘇山や浅間山も噴火したので、今思えば本当の天変地異が起こったのかもしれない。
一方で、売春防止法が施行され赤線が無くなった年。社会全体がそれまでの枠組みから大きく変わった年かもしれない。

アメリカでは人気の出掛かったプレスリーが兵役に入ったのがこの年。60年代のブレークへ向けてなりを潜めた時だ。ジャズはまさにハードバップが最後の華を開かせた時、モードジャズの誕生までもうすぐの時だった。

このアルバムは、先に紹介した"The Big Sound"と同じセッションの残り曲を集めたアルバム。アダムスのプレー、リーダーのアモンズのプレーよりも、コルトレーンのアルトのプレーで有名なアルバムだが、この時代をあらわすスタジオジャムセッションの一枚。
他にも色々なセッションが毎日のように収録されていた時代。それぞれ印象に残る特徴を探すのは大変だが、アダムスにとっては後に自分を振り返った時、区切りとなる忘れられないセッションだったかもしれない。

1. Ammon Joy                   Mal Waldron 13:19
2. Groove Blues                  Mal Waldron  9:35
3. Jug Handle                    Mal Waldron 10:11
4. It Might as Well Be Spring  Oscar Hammerstein II / Richard Rodgers  11:32

Gene Ammons (ts)
Jerome Richardson (fl)
John Coltrane (as)
Paul Quinichette (ts)
Pepper Adams (bs)
Mal Waldron (p)
Gerge Joyner (b)
Arthur Taylor (ds)

Supervision by Bob Weinstock
Recording engineer : Rudy Van Gelder
Recorded at Rudy Van Gelder Studio in Hackensack, NJ
on January 3,1958


Groove Blues
Gene Ammons
Ojc
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いつも対決していたビッグバンド界の両雄の融合方法は・・・・

2013-05-30 | MY FAVORITE ALBUM
Count Plays Duke / Count Basie Orchestra

何事においても頂点を2分する両雄が存在する。両者の対決というのは何であっても、そしていつの時代であっても興味があるものだ。それが個人であってもグループであっても。
相撲でいえば、東の正横綱と西の横綱の千秋楽の対決は見ものだし。フットボールのスーパーボウル。サッカーのワールドカップの決勝・・・・・・。
そして、ビッグバンド界ではデュークエリントンとカウントベイシー。長年ライバル同士でありながら、それぞれの個性でファンを魅了し続けた。両者の間で勝ち負けは無かった。日本では原信夫とシャープス&フラッツ、宮間利之とニューハードも、そのような関係だった。

このエリントンとベイシー、ジャズフェスティバルのようなところでは、両巨頭の揃い踏みで舞台を沸かせることもあった。が、両者が一緒に揃ってということになると・・・・?。
レコードの世界ではこれが実現し、両バンドが左右に分かれて共演した”First Time”というアルバムがあった。その続編は聴いたことがないので、これが最初で最後だったろう。

お互いライバル同士でも、お互いの演奏は気になるもの。何か接点を求めることもあったかもしれないが、そのひとつの試みが両方のボスが亡くなった後で実現した。
ボス亡き後、カウントベイシーオーケストラを率いたのは、バンドには馴染みの深い、フランクフォスターやサドジョーンズであった、そしてこのアルバムが制作された時はGrover Mitchellがリーダーを務めていた。

彼が考えた2つのバンドの融合策、それはベイシーオーケストラがエリントンの曲を演奏すること。作曲家としても有名であったエリントンの曲は多くのミュージシャンに演奏されスタンダード曲になった物も多い。そしてエリントンソングブックのアルバムが制作されることも多い。いわるるカバー物だ。
なのに、何故ベイシーバンドはエリントンの曲をあまり積極的に演奏しなかったのか?
やはりライバル意識が強かったのかもしれない。

ベイシー自身の曲は少ない。オーケストラはオリジナル曲だけでなく、スタンダード曲を幾多の名アレンジャーの協力を得てレパートリーに加えてきた。60年代以降は当時のヒット曲も加えていたし。作曲家エリントンとみれば、エリントンの曲のアルバムがあっても不思議は無いのだが。
1998年になって初めてこれが実現した。ベイシーが亡くなってから14年、エリントンが亡くなってからは24年も経ってからだ。

エリントンの曲をベイシーサウンドに変身させた料理人はアリンファーガソン。
映画やテレビの音楽のアレンジでは有名なアレンジャーだ。ジュリーアンドリュースやジョニーマティスの音楽監督も務めていたようだ。

ファーガソンがベイシーオーケストラのレパートリーのアレンジをそれまで手掛けていたかどうかは定かではないが、結果は素晴らしい両者の融合作品だ。
映画やショーのバックとなると、普通のアレンジとは一味違う。全編を通しての一体感、ビジュアルとのイメージ合わせも重要だ。いわゆる全体のトーン&マナーを合わせるというものだ。今回のアレンジも、個々の曲の単なるアレンジというよりは、エリントンのカバーをベイシーが演奏するという大きなショーの音楽担当といった方がいいかもしれない。

お馴染みのエリントンの曲だが、いつも以上にベイシーサウンドに聞こえるのは、ファーガソンのアレンジの魔力のお陰だ。普通のカバーとも違うし、エリントンのスコアを演奏している訳でもなく、2人の良さをハイブリッドさせて新たに融和した魅力を引き出している。ゲストにフランクウェス、ドラムにブッチーマイルスが加わっていることも仕上げとしては完璧。
最近良く聴くアルバムだが、1998年のグラミー賞のBest Large Jazz Ensemble Performanceを受賞したアルバムだ。

ベイシーといえば、先日サムデイを満員にした高瀬龍一ビッグバンドの次回のライブが7月31日に決った。この日はクインシージョーンズのコンサートもあるし。スケジュール調整が大変だが、行きたいライブが続くのはファンとしては嬉しい悲鳴だ。



1. Take the 'A' Train                 Billy Strayhorn/Count Basie 5:34
2. It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got That Swing) Duke Ellington / Irving Mills 3:03
3. I Got It Bad (And That Ain't Good)      Duke Ellington / Paul Francis Webster 6:14
4. I Let a Song Go Out of My Heart
        Duke Ellington / Irving Mills / Henry Nemo / John Redmond 4:21
5. Just Squeeze Me (But Don't Tease Me)   Duke Ellington / Lee Gaines 4:39
6. Do Nothin' Till You Hear from Me  Duke Ellington / Bob Russell 4:32
7. The Star-Crossed Lovers     Duke Ellington / Billy Strayhorn 4:07
8. Love You Madly          Duke Ellington 3:56
9. In a Sentimental Mood       Duke Ellington / Manny Kurtz / Irving Mills 4:26
10. Cotton Tail           Duke Ellington4:11
11. Paris Blues           Duke Ellington 2:52
12. Mood Indigo            Barney Bigard / Duke Ellington / Irving Mills 5:13
13. I'm Just a Lucky So and So     Mack David / Duke Ellington 4:31

Count Basie Orchestra
Grover Mitchell Conductor, Producer, Trombone

William ‘Scotty’ Barnhart (tp)
Robert Ojeda (tp)
Michael P. Williams (tp)
Shawn C. Edmonds (tp)
Clarence Banks (tb)
David Keim (tb)
Alvin Walker (tb)
William H. Hoghes (btb)
Doug Miller (ts,fl)
Kenny Hing (ts,cl)
Brad Leali (as,cl)
Frank Wess (sa,fl)
John Williams (bs,bcl)
Terence Coneley (p)
James Leary (b)
Butch Miles (ds)

Allyn Ferguson Arranger, Producer
Dan Ferguson Associate Producer
Josiah Gluck Engineer
Douglas Evans Editing, Executive Producer, Producer

Release Date October 20,1998

Count Plays Duke
Count Basie Orchestra
Mama Records
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何事も相性が大事だが、相性の合うライバルと廻ると不思議とスコアも・・・・

2013-05-29 | GOLF LIFE
人間生きていくためには一人では生きられない。自然との共生に始まり、生活環境、家族、仕事、友人・・・外との接点は山ほどあるが、その接点での調和が日々楽しく暮らしていくための秘訣だ。好きな所で、好きな人と、好きな事だけができれば夢のような生活だが現実は甘くない。現代はストレス社会と云われるが、その接点での軋轢がストレスの元になる。だからといって世の中の常識やお互いの思いやりを忘れて、自己中心的に振舞われても周りは迷惑千万だ。最近、そのような輩が多いように思う。
この相性というのはもちろん個人差がある。人との出会いは多くとも、相性良く長く付き合える友は少ないものだ。それは、仕事であれ、趣味であれ、あるいは恋人であっても。相性の良い友人は大切にしたいと思う。

ゴルフの世界にも相性はある。コースの相性もあれば、気候の相性も。でも一番は一緒に廻る同伴競技者との相性。個人競技のゴルフでは同伴競技者は本来ライバルであり敵のはずだが、一緒に廻って実に楽しく、かつ張り合えるゴル友と廻るときは不思議とスコアもよくなる。
会社の先輩でこのようなゴル友がいる。以前毎年ハワイ合宿に行っていた時の「隊長」でもある。仕事も師匠であったがゴルフも色々教えて貰った。一時、腕前も追いついたかと思ったが、先にシングル入りされて今だ後塵を拝している。

連休明けの天気のいい時に久しぶりに勝負をしようと連絡があった。毎年恒例のコンペでは一緒になることはあっても。2人で廻ったのは久しぶりであった。天気予報を見ながらの平日ゴルフは、これもストレスが無い。
この先輩と廻ると不思議とスコアが良くなる。絶好調な時であればともかく、調子が悪い時でも一緒に廻るとスコアが良いというのはいつもの事。こちらとしては、そのような時に一緒に廻ってもらえるのは好都合。先輩からも「授業料を貰ってもいいな」とよく言われる。

この日は、先輩のホームコース中津川。コースはよく廻っているので勝手は分かっている。他の2人もシングルのメンバーさん。一人は大学のゴルフ部出身で今はゴルフショップでフィッティングの担当という兵揃い。お手本となる先生が3人いるラウンドレッスンの様相であった。

スターティングホールはボギーの後、2ホール連続してダボ。どうなるかと思われたが、その後はパーが続いて41。後半も前半3ホールでダボが2つあったが、終わってみれば41。久々の好スコアでジンクスは守られた。相性が合う仲間とのラウンドはスコアだけでなくラウンドの後味も良く楽しい一日だった。
途中フィティングのプロから一言アドバイス。シャフトの硬さはともかく、もう少し重いクラブにした方が良いとのこと。スイングを見ているだけで分かるらしい。あまりクラブには拘らない自分だがこれは検討してみる価値有り。一度ちゃんとフィッティングをして貰ってみよう。

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ファンを楽しませ続けるには、世代が変われどそれなりの努力が・・・・

2013-05-28 | MY FAVORITE ALBUM
Keep The Customer Satisfied / Buddy Rich Big Band

来月バディーリッチのビッグバンドが来日する。といっても本人が亡くなって久しいが。ベイシーにしてもエリントンにしても本人が亡くなった後も、それぞれのサウンドを引き継いだオーケストラが続いているのだが・・・・・。このバディーリッチに関しては何といってもリッチのドラミングの魅力が半分以上を占めるので、本人が居ないオーケストラといってもイチゴの無いショートケーキを食べるようで味気ない物だ。

という訳かどうか分からないが、本国でもこのバディーリッチオーケストラはリッチを偲ぶメモリアルコンサートとして開催される事が多く、その模様は以前紹介したDVDでも全貌を知ることができる。
ジャズ、ロックとジャンルを問わず名ドラマーが集まって、ドライブ感のあるリッチのオーケストラナンバーを繰り広げるのはお祭りとしては最高だ。今回の来日では、昨年もボブミンツァーのビッグバンドで来日して好プレーを披露してくれたピーターアースキンがゲストで加わっている。アースキンのプレーをまた聴けるのも楽しみだ。グレッグポッターとのバトルも面白そう。



このバディーリッチのビッグバンドが旗揚げしたのは1966年。ファーストアルバムの“SWINGIN’ NEW BUDDY RICH BIG BAND”が66年9月の録音なのでこのアルバムが録音された1970年まで4年間着実に活動を続けていた。ビッグバンドの世界ではレギュラーバンドの維持が難しくなっている中、このリッチのビッグバンドは若者にも人気を得て、ワンナイトスタンドの国内ツアー、ジャズフェスティバル、そして大きなクラブへの出演、そして海外ツアーと休むことなく活動を続けていた。特に海外はイギリスがお気に入りだったようで、何度も訪れていた。イギリスはビッグバンドファンが多いのか、この’70年はエリントのバースデーコンサートもイギリスで行われていたが、このリッチのイギリス公演も勿論大盛況であったようだ。

帰国したリッチは、引き続き国内ツアーを続けたが、このアルバムもその最中での録音。リッチのビッグバンドのアルバムはこのような活動のためか、ライブでの収録が多い。
このアルバムも一曲(#3)を除いてラスベガスのトロピカーナホテルでのライブ。LPでは7曲しか入っていなかったが、CD盤では全部で13曲。よりライブのステージの全貌が聴ける。デビュー当時と較べてこの頃になると、スタンダードより最新のヒット曲やアレンジャーのオリジナルが多く、ビートの効いたアレンジで演奏されているが、これも若者を含めた幅広いファン層向けのライブになっていたからだろう。

長いツアーに出るバンドの常として、若者の登用とそれに伴うメンバーチェンジが頻繁に起こる。このアルバムでは、ソリストのメインはアルトのリッチーコールと、テナーのパットラバーベラ、トランペットはジョージゾンスといったところ。トランペットセクションにはソロは無いがマイクプライスが秋吉敏子のオーケストラに加わる前の修行中の若者の一人として加わっている。

新生ビッグバンドのデビューからこのアルバムが6枚目だが、Pacific Jazzでのアルバムはこれが最後になる。という意味ではタイトルどおり「聴衆を楽しませ続けて」デビュー以来走り続けてきたバンドも70年代に入って一区切りといった感じだ。

今回の来日公演も御大は居ないものの、きっと恩師の意を汲んで後輩たちが楽しませ続けてくれるであろう。来月のライブを期待しよう

1. Keep the Customer Satisfied             Paul Simon 6:40
2. Long Day's Journey                 Don Piestrup 4:42
3. Midnight Cowboy Medley:
   He Quit Me Man/Everybody's Talkin'/Tears ...         11:12
4. Celebration                    Don Piestrup 3:35
5. Groovin' Hard                   Don Menza 5:25
6. The Juicer Is Wild          Fred Neil / Roger Neuman 4:32
7. Winning the West                 Bill Holman 7:30
8. Body and Soul Frank Eyton / Johnny Green / Edward Heyman / Robert Sour 4:54
9. Happy Time                     Mike Hughes 3:57
10. The Nitty Gritty                 Lincoln Chase 4:07
11. Straight and Narrow                Don Piestrup 4:17
12. Groovin' Hard                   Don Menza 5:54
13. Cornerstone                    Ted Pease 4:45

Joe Giogiani (tp)
John Madrid (tp)
George Zonce (tp)
Mike Price (tp)
Tony Lada (tb)
Rick Stepton (tb)
Larry Fisher (btb)
Jimmy Mosher (as,fl)
Richie Cole (as,fl)
Don Englert (ts,ss,fl)
Bob Suchoski (bs)
Mickey McClain (p,org)
Rick Laird (elb)
Buddy Rich (ds)

Richard Block : Producer
Reice Hamel : Engineer

Recorded at the Tropcana Hotel Las Vegas on March 30,31 & April 1, 1970

Track3 was recorded in a Los Angels Studio April 1970

Keep Customer Satisfied
Buddy Rich
Blue Note Records
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大崩するとやはり挽回不可能に・・・・

2013-05-27 | SHOT OF THE DAY
連休明けのコンペ続きの第3戦は、女子プロ主催の定例コンペ。このコンペは持ちハンディなので、実力を出さないと上位には入れない。毎年ハンディ見直しはあるのだが、自分は調子が良かった時の10を継続させられているのでアンダーは不可能。とりあえず、当面の目標常に90切を目指すのが目標。
コースは、千葉の真名カントリーゲイリープレーヤーコース。このコンペで使用するのも初めてだし、自分もラウンドは初めてのコース。外房有料道路を降りてすぐの所なので比較的近い方。もっとも、最近圏央道が開通したので、千葉の奥のコースも行きやすくなった。アクアラインの料金据え置きも続いているし、この圏央道の開通といい千葉のコースは行きやすくなった。集客にフォローの風が吹いているだろう。

クラブハウスに着いて、まず驚いたのが実に見晴らしがいい事。千葉は丘陵が入り組んでいるので、見晴らしのいいコースはあまり記憶にない。それだけでも気分が爽快になるコースだ。それに加えてスターティングホールにケーブルカーで下りていくと、スターティングホールの広々した感じは独特だ。

このスターティングホールで、あまりのゆったりした感じに気が抜けたのか、大テンプラのミスショット。2打目以降は確実に、アプローチも良く寄せワン逃しのボギーで何とかしのいだが。次のロングでもミスが止まらない。ティーショットだけでなく、2打も、3打も・・・・。挙句に寄せもパットもミスのオンパレード。終わってみればOB無しの9で、いきなりボギーペース維持に黄信号。

その後はすぐに持ち直したが、6番のショートで、ティーショットを右にプッシュアウトしてOB。このホールもバタバタゴルフでダブルパーの6、これで万事休す。
終わってみれば、久々の50overで51。

後半は38で90切だが、これは無理にしても気を引き締めて臨む。
10番は元々ロングホールだったものをミドルホールに改造しているスターティングホール。元々フェアウェイだったところにティーグラウンドあるが、多分元のロングは打ち下ろしの狭いフェアウェイに向かってのティーショットで、OB連発で進行に問題が出たのかも。仕方がないが、当初のレイアウトは設計者ゲーリープレーヤーの意図があったのだと思うと残念。太平洋の成田も確かゲーリープレーヤーの設計だったが、難しすぎて改造してしまった。

後半はトリッキーなホールが続くが、快調にダボ無しゴルフ。しかし、15番のロングで痛恨のOB。ここは、以前は長いミドルだったホールをロングにしたので本来は簡単なはずなのだが罠に嵌る。でも、前進4打がグリーンオンして何とか、ボギーで収める。前半とは反対に我慢のゴルフが功を奏する。
17番でバーディが取れて4オーバーに戻す。90切は難しいが、ここでバーディをとれれば何とか90と思ったのだが、第3打の長いバンカーショットをグリーン奥につけて、寄らず入らずのダボで42。やはり色気を出すと良い事はない。
いずれにしても、大叩きの2ホールがすべてを決めてしまったラウンドだった。
やはり「大叩き」は禁物。今回は、2回目の大叩きのショートのミスショットOBが大反省。
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ハイノートもいいが、中低音の良くうたうトランペットも魅力のひとつ・・・・・

2013-05-26 | CONCORD
A Work of Art / The Art Farmer Quintet

昔、ネットが無い時代にジャズを聴くといえば、ジャズ喫茶かFMのジャズ番組。FMではレコードをかけるだけでなく、コンサートのライブなども良く放送されていた。学生時代はお金もなくてコンサートにはたまにしか行けないのでそれを必死にエアチェックして楽しんだものだ。当時のテープも捨てずに残っているが、物置の奥深く最近では聴くこともない。今度、本格的な引越しをしなければならないので、その折にでも大整理をして聞き返してみよう、40年近く経っているので果たして聴ける状態かどうかも心配だが、また何か新たな発見がありそうだ。

今でもNHKのFMでオンエアされている公開のジャズのライブ番組がある。たまに、お気に入りのミュージシャンが出演する時は聴くことはあったが、めったにその時間にダイアルを合わせることはなかった。昔はテレビにしてもラジオにしてタイムテーブルに合わせて日々の生活パターンができていたが、これが無くなったことも要因であろう。
先日久々にこの番組の公開録音に応募して、収録ライブを楽しんできた。リーダーはピアノの井上裕一であったが、お目当てはトランペットの松島啓之。若い頃バークレーから帰ってすぐの頃は話題になったが、最近では、自分は他のメンバー同様彼らがビッグバンドへ参加してのプレーは聴く事はあったが、彼のソロプレーは感心の外だった。ところが、先日少し気になって久々に山田譲とのクインテットを聴いた矢先に、若いジャズ友からも強いリコメンドあったので行ってみるかという気になった次第。思い立ったら動いてしまう性分なので。
公開録音ということもあり、MCを含めてメンバー達も最初は緊張気味であったが、後半はリラックした3管編成のメインストリームジャズを堪能した。彼のプレーの原点であるクリフォードブラウンやリーモーガンの良さを受け継いだ、よくうたうプレーも期待通りであった。

歌心のあるトランペッターというと、アートファーマーもその一人だろう。ハードバップファンは名盤”Modern Art"を筆頭に、ジャズテット時代のファーマーのプレーが中心だと思うが、自分の好みの視点からファーマーのプレーの変遷を見渡すと、すべての時代に何らかの形でファーマーは登場する。
50年代の初めに、ハンプトンのグループでクインージョーンズ達と北欧へのツアーに参加した時も主要メンバーの一人であった。ジェリーマリガンのグループに参加していた時もお気に入りの演奏だ。あの名盤“Night lights”もその時代の演奏だ。
60年代の中頃、アメリカのジャズ界が沈滞をした時、多くのミュージシャンがヨーロッパに渡った。アートファーマーもその一人で、それ以降はヨーロッパが活動の主体であった。70年代以降アメリカに復帰するが、フィリューゲルホーン主体のよりソフトなプレーが強調されたが、この頃のアルバムも良く聴いたものだ。

トランペットの魅力の一つは、天に轟くハイノートの切れ味であり、ビッグバンドだとその魅力は欠かせない。メイナードファーガソンなどはその際たるものだ。一方は、良く謳うトランペットで、こちらは高音域よりは中低音の語りかけるようなプレーが魅力になる。楽器も、フリューゲルホーンやコルネットも使うようになる。ファーマーもうたうトランペットの第一人者だし、松島啓之もどちらかというとそちらの代表格だろう。

さてこのアルバムは、アートファーマーのコンコルドレーベルへの初登場アルバムだ。ファーマーはビッグバンドからワンホーンまで何でもこなすが、このアルバムはワンホーン。コンコルドの特徴でもある、素材の良さを生かして余計なお化粧をしていないので、ファーマーのフリューゲルホーンのプレーが存分に聴ける。
ファーマーのプレーを生かすピアノトリオもファーマーのプレーにピッタリだ。ピアノのフレッドハーシュはエイズ脳症からの奇跡の復帰など今では話題に事欠かない熱狂的なファンを持つピアニストだが、このアルバムへの参加が多分2枚目のレコーディングであり、デビュー当時の演奏を聴けるのも貴重だ。ベテランの再起だけではなく、新人発掘の嗅覚も鋭いプロデューサー、カールジェファーソンの本領発揮といったところだろう。

録音はたまたま、この前に紹介したITSのアルバムと同じ1981年の9月。

1. Red Cross                        Chelie parker 5:10
2. You Know I Care                     Duke Pearson 6:41
3. (I Got A Woman Crazy For Me)She’s Funny That Way    Neil Moret 5:31
4. Change Partners                    Irving Berlin 5:46
5. Summer song                      Jonny Green /Fred Hersch 4:59
6. Love Walked In                      Geoge Gershwin 4:47
7. One For Sam                       Fred Hersch 3:18

Art Farmer (flh)
Fred Hersch (p)
Bob Bodley (b)
Billy Hart (ds)

Produced by Carl Jefferson
Recorded at Soundmixers, New York N.Y. September 1981
Recording Engineer : Phil Edwards

Originally released on Concord CJ-179(所有盤は国内盤)

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元気なコーラスグループが活躍していた時代もあったが・・・

2013-05-23 | MY FAVORITE ALBUM



It’s Wonderland / ‘ITS’

モダンコーラスグループの世界でマンハッタントランスファーの登場、そして彼らの現在に至る活躍はジャズ、ポップス、フージョンのジャンルを問わずコーラスグループの世界に大きな影響を与えてきた。
ジャズの伝統に根差し、モダンなサウンドのコーラスグループは楽器の響きとはまた違って聴いていて心地よいしスリルがあるので自分も好みのジャンルのひとつだ。
マントラが活躍を始めて、それに影響を受けたのか日本でも色々なコーラスグループが生まれた。今も野口久和のオーケストラとも一緒に活動しているBREEZEもそのひとつだと思うが、今から30年前にはこんなグループもあった。

ITSというグループは1978年に結成され、84年まで活動した。ITSの由来はメンバー3人の頭文字。分かりやすいといえば分かりやすい。81年に制作されたこのアルバムは、確かスイングジャーナルでも賞を受賞したと思う。当時、彼らのコンサートは郵便貯金ホールを一杯にするほどの人気と実力を合わせ持ったグループだった。

久々にこのアルバムを取り出して聴いてみた。佐藤雅彦のアレンジで、オリジナル曲を含めてモダンなサウンドを聴かせてくれるが、やはりB面が良い。ディズニーソングのメドレーも最高だが、アカペラのベニーゴルソンのウィスパーノットが秀逸。
 ゴルソンは先日来日して元気にプレーしていたが、作曲家としても多くの名曲を残している。このウィスパーノッツを始めとして名曲アイリメンバークリフォードなどは一体何人に演奏されたのだろう。先日のライブでは、クリフォードブラウンが亡くなった時の様子から、この曲が生まれるまでの経緯をまさに生き証人としてたっぷりと時間を掛けて話をしていた。



ジャズの場合はどうしても名アルバム、そしてそれに収められている名演が語り継がれるが、素材となる曲もいいものは良い、名曲と云われるものも多く存在する。いわゆる古いヒット曲のスタンダードとは別のジャズスタンダードと云われる曲だ。名曲と云われる物はコンボでも、大編成でも、ボーカルでも、そして誰がやっても素材の良さにそれぞれのプレーヤーの味が組み合わさっていいものだ。料理もいくらシェフの腕前が良くても、素材が良くなければシェフの腕を発揮できないのと同様。プレーヤーと較べて不思議と作曲家はスポットライトが当たらないが、このベニーゴルソンなどは名作曲家の一人として後世に残ると思う。

 このアルバムで、3人のコーラスのバックを努めたのは、当時フュージョングループで注目された“Fuse One”のメンバー達。歌良し、バック良し、アレンジ良し、そして曲良しの4拍子揃ったアルバムだ。当時は、このような贅沢なアルバムがたくさん作られ、コンサートも活況を呈していたし、今思えば元気な時代だった。
 企業、経済面の凋落ばかりが語られるが、最近の音楽市場も縮小が止まらないようだ。文化面でも衰退の一途を辿っているのは嘆かわしい。 古いアルバムをひっくり返すのもいいが、新しい現役コーラスグループでも探してみよう。せっせと若者を連れてライブ通いでもして、現役を応援しながら微力ながら音楽界の復活に貢献したいものだ。

1. Count On My Love
2. Dark Honey Dance
3. Solitary Search
4. Makeup Your Mind
5. Disney's Wonderland
Bella Notte ~
Someday My Prince Will Come ~
Zip-A-Dee-Doo-Dah ~
Chim Chim Cher-ee ~
When You Wish Upon A Star
6. Whisper Not
7. Sesame Street
8. Open Up Your Heart


木本いず美 ( Izumi Kimoto )
東郷輝久 ( Teruhisa Tohgoh )
島すみえ ( Sumie Shima )

Joe Farrell (ts,fl)
Ronnie Foster (p,elp.mini Moog)
Jeremy Wall (prophet 5)
Masahiko Sato (Prophet 5)
Steve Khan (elg)
Will Lee (elb)
Leon Chancler (ds)

Hoji Hadori,Fumio Shiroyama (tp)
Eiji Arai, Yasuo Hirauchi (tb)
Sumio Okada (btb)
Kiyama Takeshi,Michiya Koide,Takeshi Shinohara (fl)
Koji Yamaguchi, Tsutomu Goto (fhr)

Produced by Akira Taguchi
Arranged by Masahiko Sato

Rercording Engineer : Hideo Takada
Recorded at Victor Studio, Sound Inn studio, Media Studio, Tokyo
On July through September 1981

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トラブルもナイスリカバリーで好結果・・・

2013-05-18 | PEPPER ADAMS
The Big Sound / Gene Ammons’ All Stars

Pepper Adamの1957年の年末は、30日にツゥーツシールマンのセッションへの参加で仕事を終えた。アダムスにとって1957年は西海岸と東海岸を股にかけて大活躍した一年であった。リーダーアルバムも出したし、ダウンビートの新人賞にも輝き、第一線に躍り出た記念すべき年であった。ちょうど、ジャズ界全体がブレークした時代に、アダムスも一気にブレークした。

1958年の年が明けても、引き続き忙しい毎日は変わることなく続いていた。年明け早々、日本では正月休みの3日に、ルディーバンゲルダーのスタジオに向かった。
この日の主役はジーンアモンズ。当時ジーンアモンズの活動の拠点はシカゴ。この頃プレスティッジへのレコーディングは何回もあったが、アモンズはその度ごとに空路ニューヨークへ、そしてニュージャージーのルディーバンゲルダースタジオに駆けつけていた。
この日もアモンズは昼までに到着予定で、その予定に合わせて共演するミュージシャンが集まっていたが、アモンズの到着が遅れることになった。

そこで、このセッションのスーパーバイズをしていた、ボブワインストックはニューヨークでスタンバイしていたメンバー達を待たせる訳にもいかず、彼らを先行してスタジオに向かわせた。アモンズがトラブルで来れない事を想定したのか、代役にとしてポールクイニシェットにも声を掛けた。セッションを取り仕切っていたマルウォルドロンは、この臨時のセッションのためにも簡単なアレンジを用意した。

というのもこのセッションは、普通のブローイングセンションというよりも、バックのメンバーと編成に一捻りを加えていた。
アモンズのテナーの引き立たせるためか、バックにはジェロームリチャードソンのフルートを加え、アルトにはジョンコルトレーン、そして低音域にはアダムスのバリトンを配して高音域から低音域までをカバーしていたしていた。ビッグバンドでもフルートがアンサンブルに加わると確かにサウンドは変わる。

ジェロームリチャードソンはサドメルオーケストラでの活躍が示すとおり、マルチリードの名手。サックスであれば何でもいけるが、この日はフルート一本の役割。
コルトレーンのアルトプレーも異色だ。昔ガレスピースピーのビッグバンドではアルトを吹いていた時代もあったが、このセッションの当時はすでにテナーオンリー。珍しいコルトレーンのアルトの演奏が聴ける。

結果的に、アモンズはセッションに間に合ったが、せっかく用意した曲やメンバーは没にするのは勿体無いと思ったのか、この日は2回のセッションでアルバム2枚分のマラソンセッションになった。
曲によって参加するメンバーは替わるが、アモンズを囲んで8人の和気藹々としたセッションが残された。

このアルバムは、その内の一枚。全部で8曲収録された内の4曲が収められている。2回のセッションに分かれて収録されたが、2,4が最初のセッション、1,3が2回目のセッションだ。アダムスが登場するのは、1と2.。

1958年というのはアダムスにとってはひとつの節目になる。次から次へと舞い込むセッションへの参加依頼をこなしながら、ドナルドバードと組んでレギュラーグループでの活動も始めた年。次のステージへのステップアップした年だが、年明け早々はこのようなセッションでスタートした。

ゴルフでもトラブルは付き物だが、トラブルの対応次第で好結果を生むときも。このセッションもワインストックの好判断で好結果につながる。何事も日頃のリスクに対しての備えと、その場に直面したマネージャーの判断が大事ということだ。



1. Blue Hymn          Gene Ammons   12:37
2. The Real McCoy        Mal Waldron   8:33
3. Cheek To Cheek        Irving Berlin   14:12
4. That’s All           Roy Haynes    13:58

Gene Ammons (ts)
Jerome Richardson (fl)
John Coltrane (as)
Paul Quinichette (ts)
Pepper Adams (bs)
Mal Waldron (p)
Gerge Joyner (b)
Arthur Taylor (ds)

Supervision by Bob Weinstock
Recorded at Rudy Van Gelder Studio in Hackensack, NJ
on January 3,1958


Big Sound
Gene Ammons<む/td>
Ojc
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ゴルフにとっては同じ悪天候、雨が良いか、そのとも風がいいか・・・

2013-05-15 | GOLF LIFE
最近は何故か風の強い日が多いように感じる。ゴルフは晴天・無風が最高だが、雨か風かというと最近は風に悩まされる。当たりが芯を食わずに、擦り球となると風は大敵。飛ばないどころか風に乗って思わぬ所まで・・・。

連休明けのコンペ第2戦は久々に雨中のゴルフであった。最近は予報が良く当たるとはいえ、週間予報どおりになった。スタート前から午後は雨が本降りという予報は只でさえ気が重いのに、予報より早まり、スタート直後からポツポツ降り出す。久々にレインウェアを着たゴルフとなった。せっかく暖かくなって半袖でよくなったのに、またウェアのせいで体が動かなくなるのではと、要らぬ心配をしながらのスタートとなった。

場所は、千葉のヌーヴェルゴルフクラブ。廻った記憶があるような、無い様な感じであったが、前日記録を調べたら2回ラウンドしていた。一度行ったところは大体覚えているのだが、ここは印象が薄かったのか。初めて人に会った時もそうであるが、強烈な印象を残す人もいれば、影の薄い人もいる。こればかりは主観なので仕方がないが。

スタートホールに立っても思い出せない。次のホールに行けば・・・・と思いつつ、結局ハーフが終わってしまった。後半の12番になってやっと定例でやっている女子プロ主催のコンペで以前やったことを思い出したが・・。

前回2回は90切を果たせずであったが、今回は調子は上向き。そしてこのコンペは少し入れ込まざるを得ない状況であった。
というのも、このコンペは異業種の勉強会の第三回コンペ。
実は、この勉強会に参加した時、本来の勉強会より先に懇親コンペにお誘いがあり、いきなりこの第一回のコンペで優勝して、「勉強会の参加よりも先にコンペで優勝」としばらく酒の肴になった次第。

その時は調子が良く、グロスでも2位の好成績での優勝。しばらく勉強よりもゴルフで話題になってしまったことがある。ところが昨年秋の第二回では散々なスコア。反対に「名人どうしたの」と云われる始末。本来であればこちらが実力といっても中々信用されず。
そして、今回は第三回。あまりみっともないスコアでは廻れないので、緊張感を持ってプレーをするには丁度よいお膳立てであった。

スタートホールで、同伴競技者がいきなり280ヤードショットで度肝を抜かれたがこちらも力まずフェアウェイキープ。2オン2パットの無難なスタート。次も連続パーでこれはいけるぞと思った途端に連続ダボ。その後はパーひとつに、後はボギー。前半は44ととりあえずボギーペースを確保。

後半も時々雨脚が強くなり結局一日雨。インはスタートホールからコースも少しトリッキーに。でも、後半も連続パースタート。ところがまたもや次がダボ2つで貯金なし。
その後のダボをひとつ叩いたが、残りはボギーひとつで後はパーで切る抜ける。結果は43。
めでたく90切達成。

順位も僅差で2位、グロスも皆さん雨で調子を崩されたのか第2位に。優勝は逃したが前回の面目躍如。
久々に集中力を切らさずに廻れたのは大成果。特に、最終ホールの長いミドルがパー上がりは我ながら天晴れ。

結局ゴルフは、集中力が切れなければ雨も気にならない。
やはり、風よりも雨の方がスコアメイクは楽だと思う。



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誰もが子供の頃の思い出の曲があるものだ・・・・

2013-05-14 | CONCORD
Paper Moon / The Dave Brubeck Quartet

デイブブルーベックの訃報を聞いたのは昨年の暮れ。スイングジャーナルが廃刊になってから、ジャズの雑誌も読まないし最近は新聞も読まない。有名人であっても訃報を見過ごしてしまうことが多い。ましてジャズのプレーヤーとなるとあまりニュースに接することもなく大分経って知ることになることが多い。デイブブルーベックは流石に一世を風靡したプレーヤー、テレビでもニュースになったらしく息子が教えてくれた。
1920年カリフォルニアのConcordの生まれ。そうコンコルドレーベル発祥の地だ。12月6日の誕生日の前日に亡くなっている。享年91歳。昨年夏に亡くなった母も91歳だったので同い年だった。急に親近感が沸いた。

そのブルーベックが、コンコルドレーベルに移籍したのは、’79年のコンコルドジャズフェスティバルへの参加から。還暦を前にしての故郷への凱旋であった。息子のクリスをメンバーに入れて、テナーはデスモンドやマリガンと一味違ったモーダルなプレーをするバゴンジーを加え、それまでとはガラッと雰囲気を変えたカルテットを編成した。どちらかというと伝統的なスタイルやプレーの得意としていたオーナーのジェファーソンであったが、このようなベテランの新境地への船出にも門戸を開放していた。

このアルバムは、コンコルドでは3枚目のアルバム。この4人による編成もすっかり馴染んできた所だ。収められている曲はどれもスタンダードばかり。作曲も得意のブルーベックとしては珍しい選曲だ。と思ってジャケットを見ると、このアルバムはブルーベックが兄のヘンリーに捧げたと記されている。子供の頃よく兄から教えて貰った曲で、ブルーベックをジャズの道に導いたのも兄のヘンリーだそうだ。「今日のブルーベックがあるのも兄のお陰」という心境だったのだろう。

タイトル曲のペイパームーンは、自分はナットキングコールの歌が一番思い出深い。キングコールの歌で歌詞も覚えた。スタンダード曲というものは、長い歴史の中で演奏する方も、聴く方もそれぞれの思い出があるものだろう。ブルーベックの思い出をこのような形で聴くのも、ブルーベックの思いを共有化できたようで嬉しいものだ。



演奏は、特にスタンダードだからといってブルーベックそして4人のスタイルが変わることは無い。息子のエレキベースにバゴンジーのテナーという、最初は少し違和感のあったニューカルテットのスタイルがすっかり定着してこなれてきている。カリプソのリズムのシンフォニー、最後はブルーベックのソロのセントルイスブルースで締めているが、通して聴くとブルーベックのピアノがいつもよりリラックスして聴けるのはやはりスタンダードだからか。

90歳過ぎまで活躍したブルーベックだが、丁度還暦を迎えた60歳、人生を2/3過ぎた時点で息子と一緒に兄への思い出をいい記念で残せたアルバムだ。自分も丁度ブルーベックがこのアルバムを作ったのと同じ年代、息子と一緒に何か思い出作りができればと思う今日この頃だ。


1. Music, Maestro, Please!      Herbert Magidson / Allie Wrubel 8:58
2. I Hear a Rhapsody         Jack Baker / George Fragos / Dick Gasparre 6:06
3. Symphony              Alex Alstone 5:10
4. I Thought About You        James Van Heusen / Johnny Mercer 5:21
5. It's Only a Paper Moon       Harold Arlen / E.Y. "Yip" Harburg / Billy Rose 5:34
6. Long Ago and Far Away       Ira Gershwin / Jerome Kern 8:03
7. St. Louis Blues          W.C. Handy 3:10

Dave Brubeck (p)
Jerry Bergonzi (ts,b)
Chris Brubeck (eb,tb)
Randy Jones (ds)

Produced by Russell Gloyd
Recorded at Coast Recorders, San Francisco on Sept. 1981
Recording Engineer : Ron Davis

Originally Released on Concord CJ-178


Paper Moon
クリエーター情報なし
Concord Records
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気合を入れ直して臨んだ復帰第一戦は・・・

2013-05-12 | GOLF LIFE
連休明けのコンペシリーズの第一戦は現役時代勤めていた会社のOBコンペ。会社時代のOBコンペはいくつもあるが、これはまだ会社に入ってすぐの駆け出し時代、現場の仕事を一番教えてもらった部門のOB会のコンペで、今回初参加。その時お世話になった親分格の役員は早くに亡くなったが、番頭格であった先輩はまだ健在。今回久しぶりにご一緒させて頂いた。OB会の集まりとなるとまだまだ自分は若手、気分的にも若い気分で参加できる。

コースは、埼玉の高麗川カントリークラブ。この辺りのコースは大体行った事があるが、何故かこのコースは行く機会が無かったので今回初めて。その点でも、久しぶりにお世話になった皆様と会えるのに加えて、初コースでのラウンドの楽しみもあった。
古いコースなのでアップダウンがあるホールが多く、グリーンも難しくなかなか距離もあって手強かった。連休明けの平日だったので、コースはそれほど混んでいたわけでもなく、天気も良く平日ゴルフを満喫できた。

このコンペは新ぺリアでの集計なのであまりスコアには拘らずにすむが、連休中に何となく復活の兆しが見えたので、自分なりに少しスコアに拘り「ボギーゴルフに徹して90切」を目標にして臨んだ。最近月例もご無沙汰なのでスコアに拘るゴルフも久しぶりだ。

さて、風が少し強かったが絶好のゴルフ日和、スタートの一打はいつになっても緊張するが、インスタートのミドル、フォローの風に乗った会心の当たり。250ヤードを超える辺りは久々だ。残りは110Y、確実に乗せたいところだが、乗らず、寄らずのボギースタート。
幸先よいスタートが切れなかった後の2番ショート。右側が少し迫っているのが気にはなったが、案の定右にプッシュアウトしてOB。何とも出鼻を挫かれた感じだ。
その後は一進一退で8番で9オーバー。最後のミドルをパーで上がれば、とりあえずはボギーペースに戻せるかなと思った途端に、好調であったドライバーをミス。パーどころか3オン3パットのダボで47.ボギーペースには借金2つ。

後半は、同じように会心のドライバーであったが、2打をバンカーに。そこから寄らず
、入らずのボギースタート。そして次のホールはトラブル連発。1パットで何とかダボにしたが、前途多難。いつもの「大崩」の予兆であったが、4番のショートのバーディで何とか息を吹き返し6番を終えて4オーバー。あと3ホールでひとつパーをとれば42で、トータル90切も可能な所まで。やはりスコアに拘るゴルフは大事だと、自問自答しながら7番のショートへ。力んだ擦り球でグリーンには遥かに届かずボギー。

次の短いミドルが狙い目と思って打ったティーショットは右へ。木に当たって距離を残す。角度的にもグリーンを狙えず、確実にグリーン手前のバンカー前に。この日はこの位のアプローチが良かったので、奥目のピンを狙ったが、僅かに力が入りすぎてグリーンオーバー。後ろからは打ち上げの難しいアプローチになってしまい、乗せて2パットがやっと。パーどころか、ダボで万事休す。最後のロングでバーディーであれば可能性はあったがパーも取れずに結果はアウト44。結局90切には2打及ばす。

結果の順位はトップと1.2打差の4位。OBを叩いたショートが隠しホールに入らず、バーディーのショートが隠しホールになったのでクジ運にも恵まれず。といった復帰第一戦の結果であったが、内容はまずまずだったので良としよう。

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「ジェラルド・ウィルソン」というとあまり話題にはならないが・・・・

2013-05-11 | MY FAVORITE ALBUM
Gerald Wilson Orchestra of The 80’s / “Lomelin”

連休中の新宿SomedayのBig band weekはマイク・プライスのビッグバンドで幕を開けた。
マイクのビッグバンドは昨年エリントンの大作と取組んだが、「今回はジェラルド・ウィルソンのアレンジを取り上げる」と以下のようなメールが届いた。

4月26日(金)マイク・プライス・ジャズ・オ-ケストラ と ジェラルド ウィルソンの音楽
スミソニアンジャズ ライブのお知らせ

ジェラルド ウィルソン について

ジェラルド・ウィルソンはアメリカのジャズ作曲家・バンドリ-ダ-の中で現在最も年長者であり敬意を表されている人であろう。
95歳の誕生日を半年後にひかえた今でもなお、『将来』の演奏へむけて新たな曲を書き進めている。1939年ジミー・ランスフォードバンドで活動を開始してからジェラルドはジャズの歴史とレガシーと共に歩み今その頂点に鎮座する者となる。
ジャズオーケストラの作曲はジミー・ランスフォード時代に始まり、特に“Yard-dog Mazurka.”の制作に大きく関わる。
長年に渡りベニ-・カ-タ-、デューク・エリントン、カウント・ベイシー、ディジー・ガレスピー、ライオネル・ハンプトンのバンドに貢献。
そしてサラ・ヴォ-ン、レイ・チヤールズ、ジュリー・ロンドン、エラ・フィッツジェラルド、ビリー・ホリデイ、ダイナ・ワシントン、ナンシー・ウィルソン他多くのジャズシンガーが彼の編曲を求めその才能を高く評価している。

1960年代以来、彼のロサンジェスを処点としたオーケストラは数々のアルバムをパシフィックジャズレコードより出版し国際的な好評を博す。
そして世界中のジャズファンは彼のビッグバンドジャズの作曲におけるユニークな個性ある音作りを知ることとなる。
また、ウィルソン氏が指摘したように、8音和音(8コの音よりなるハーモニー)を使用しハーモニーの幅を広げるという彼の発想の現代性が注目を集める。
更に、闘牛士ホセ・ラモン・ティラドにより触発されたポピュラーなヒット曲‘ティラド万歳’や彼のジャズに反映されるスペインやメキシコの感性をもって彼の芸術性の新たな側面を見出す。

近年はウィルソン氏にとって引退を吹き飛ばすような数々の良いことに恵まれている。1998年にはモンタレージャズフェスティバル委員会の依頼を受けその年に演奏された‘モンタレーのテーマ’を作曲。
同様な活動が、カーネギィーホールジャズバンド、リンカーンセンタージャズオーケストラ、シカゴジャズアンサンブル、やヨーロッパの多くのラジオ局のジャズオーケストラで継続。モンタレーのテーマは‘モンタレームード’としてマックアベニューレコード レイベルでの最近のレコーディングにて甦った。
2009年9月にはデトロイトジャズフェスティバル委員会より依頼を受け名誉ある30周年記念で彼の8楽章組曲‘デトロイト’を指揮している。

最近のロサンジェルス訪問で、マイク・プライスは、活発に作曲活動を続けその若々しいエネルギーを新曲制作と演奏に向けているジェラルド・ウイルソンを訪れた。しかし残念なことにジェラルド・ウィルソンの日本への演奏旅行は予定されていないのでマイク・プライスは「日本のジャズ・ファンはジェラルド・ウイルソンの生演奏を非常に聴きたがっている」と勧めた。

マイク・プライスは、1970年代と1980年代に、最近では昨年夏ロサンジェルスで、ジェラルド・ウイルソンのバンドで演奏しているので、彼の音楽を熟知している。
ジェラルド・ウイルソンの祝福を受けて、マイク・プライス・ジャズ・オーケストラは、4月26日(金)に新宿「サムデイ」において「ジェラルド・ウイルソン・ジャズ・コンサート」を開催します。


アメリカワシントンDCにあるスミソニアン協会によって催される
広く世に知れた「スミソニアンジャズ感謝・鑑賞月間イベント」において、
「スミソニアンジャズ感謝・鑑賞月間イベント」について
http://www.smithsonianjazz.org/
click on Jazz Appreciation Month (JAM)

UNESCO
国連の教育科学文化機関 ユネスコ本部 が今週を国際ジャズデイとしてスポンサ-になっています。
東京での私たちの演奏もその一つに含まれています! 
どうぞ下記のリンクをご覧ください。(International Jazz Day)
http://www.unesco.org/new/en/unesco/events/prizes-and-celebrations/celebrations/international-days/international-jazz-day-2013/

日時  4月26日(金)
    19:45~、21:15~
場所  サムデイ (新宿)
    Tel 03-3359-6777
    新宿1-34-8 新宿御苑前ビルB1(やよい軒の地下)
    地図 http://someday.net/shinjyuku.html
Music Charge ¥3465
予約の際は mikejazz@gol.com

メンバ- 
大山日出男(as, clar) 土井徳浩 (as, clar)
川村裕司(ts)ジェ―ムス・マホ―ン(ts)
竹村直哉(bs)
佐久間勲(tp)田中哲也(tp)
高橋一光(tp) 今里通夫(tp)
西山健治(tb)内田光昭 (tb) 鹿討 奏(tb)堂本雅樹(btb)
稲垣 貴庸(d)早川哲也 (b) あびる竜太 (p)
マイク・プライス(trumpet & conductor)

Mike Price 舞空




確かにジェラルド ウィルソンは現役では最長老のアレンジャーだと思うが、まだまだ元気に活躍中とは驚いた。にも関わらず、日本ではあまり取り上げられることはないし、人気も今ひとつだ。
自分もウィルソンのアルバムとなるとそれ程持っている訳ではない。来日したことが無いのもひとつの要因だとは思うが、どうも西海岸で活躍しているアレンジャーやミュージシャンは、日本での認知や人気は今ひとつのようだ。だが、実際に聴いてみるとビックリするような人が多い。一昨年に来日したカールサンダースがそうであったように。

丁度、この日はゴルフで群馬に泊まりであったが、これは聴き逃すわけには行かず、トンボ帰りで東京へ戻った次第である。
昨年の「エリントン特集」は寂しいライブであったが、今回はまずますの入り。本来であれば、めったに聴けないライブなので満員になっても不思議ではないのだが。
ネットでの情報流通が活発になっているのでその気になれば情報を得やすくなったものの、なかなか普段から情報を探していないと見つからないものだ。聴き逃して残念な思いをしている人も多いと思う。


ウィルソンのアレンジは正統派だが、新しいものを取り入れ進化してきた。という意味では、根っからの伝統的な4ビートというより、8ビートやラテン(特にメキシコ)のリズムも積極的に取り入れたモダンビッグバンドの先駆者でもある。サウンドはどちらかというと、シャープで堅めの印象を受ける。

40年代から今まで活躍し続けているので、各時代の作品が残されているが、60年代の後半、サドメルを始めてとして東海岸でビッグバンドが元気を取り戻し始めた時、ウィルソンも西海岸で頑張っていた。以前その時のアルバム“Live and Swinging”は紹介したことがある。

今回は、少し後、80年代のアルバムを久々に聴きなおしてみた。記録を見ると、これは12年ぶりのアルバムだそうだ。ということは、‘67年のライブを含めてPacific Jazzに残されているアルバム以降は無かったということになる。その間活動を中止していたかというとそうではない。大学で教鞭をとり、ラジオの番組も持っていたという。単にアレンジャーとしてではなく、オールラウンドでジャズ界には貢献している。モンタレージャズフェスティバルのプロデューサーとしても活躍していた。

久々のレコーディングのメンバーを見渡すと、ハロルドランドなどウェストコーストを拠点とするミュージシャンに、サドメルのメンバーであったジェロームリチャードソンやガーネットブラウンなどの顔も見受けられる。70年代にニューヨークのスタジオミュージシャンの大移動があったが、彼らも西海岸に移っていたのか。

曲はすべてウィルソンのオリジナル。タイトル曲の闘牛士Lomelinに捧げた曲は、お得意のメキシカンタッチ。オスカーブラッシャーのトランペットが光る。フルートやピッコロを攻撃的に使ったアレンジも光るが、ジェロームリチャードソンのお得意のフルートやソプラノのソロも聴ける。この時すでに60歳を過ぎていたジェラルド・ウィルソンの若々しさが衰えないアレンジはさすがだ。その意欲が今の活躍に繫がっているのだろう。
60歳を過ぎてからの人生、自分も見習いたいものだ。

1. Lomelin
2. Ay-ee-en
3. See You Later
4. You Know
5. Triple Chase
6. Blues For Zubin

Gerald Wilson (Composer,Arranger,Conductor),
Bobby Bryant (tp,flh)
Rick Boptist (tp,flh)
Eugene “Snooky” Young (tp,flh)
Oscar Brashear (tp,flh)
Jimmy Cleveland (tb)
Garnet Brown (tb)
Thurman Green (tb)
Mourice Spears (btb)
Jerome Richardson (as,ss,ts,fl,piccolo)
Buddy Collette (as,fl piccolo)
Henri De Vego (as,fl,piccolo)
Jack Nimitz (bs)
Roger Hogen (as,fl Piccolo)
Harold Land (ts,fl)
Ernie Watts (ts,fl)
Mike Wofford (Mason Homlin BB ,p)
Harold Land Jr. (ep)
John B.Williams (b)
Paul Humphrey (ds,per)
Bob Conti (g)
John “Shuggle” Otis (g)
Jo Villasenor Wilson (Copyist)

Recording Engineer : Ami Hadani
Recorded at T.T.G. Studio 1,Los Angels March 13&14 1981


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連休中は絶好のゴルフ日和・・・スコアの方は

2013-05-06 | GOLF LIFE
今年の連休は晴天続き。行楽に出掛けた人は天気に恵まれて存分に休暇を楽しまれたと思う。週明けからの仕事の復帰を考えると憂鬱になるが・・・。
こちらはゴルフに行った他は遠出せず。家の片付け、仕事の整理に追われてしまい、せっかく家にいたのにジャズにドップリとは浸かれず仕舞。

ブログは再開したもののゴルフの話題は復活せず。というのも昨年からの絶不調が好転の兆しを見せず。スコアだけでなく内容もボロボロな状態が続いており、とてもブログに内容を書く気も起こらない状態だった。



連休前に学生時代の仲間と恒例の春の泊まりのゴルフがあった。場所は群馬の伊香保。東京よりは半月以上遅くまだ新緑の始まり。
相変わらずショットの内容は酷かったが、スコアはまあまあで優勝したのが気分的にも転換を図れた。
そのせいでもないが、何となくやる気が起こってこの休みのゴルフに臨んだ。連休中世間は家族サービスが中心、特にコンペも無いので、ホームコースで仲間とのラウンドとなった。



休み中は久々のホームコースであったが、グリーンの状態が非常に良かった。最近は自慢のグリーンもコンディションが悪くて足が遠のいていたが、今年の仕上げの良さに「皆でこれは期待できる」と感激一入。これで握りのオリンピックも面白くなると・・・

天気は最高、コースも最高、特に新緑が落ち着いてくると淡さが取れて緑が光り輝き出す。丁度そのような季節で、いつも見慣れた風景の美しさに思わず皆で見入ってしまった。
まさに、今がゴルフシーズンを肌と目で実感した次第。

ウェアも半袖になり、体も動くようになったのか不調であったショットも回復の兆し。
左右のブレや、たまのミスショットは愛嬌で、カット打ちの擦り球に悩んでいたのが嘘のような球筋になってきた。調子が良いときに較べればまだまだだが、一応格好は付いてきたようだ。

気分屋の自分としては。流れが良くなる好循環。ショットはまだ今ひとつだが、アプローチとパットが冴えを見せる。当然スコアは良くなる。結果大叩きホールがあったにも関わらず、どちらのボギーペースは切ることができた。
最近は100叩きもあり多少滅入っていたが、これで復活してくれれば。
連休明けは、ゴルフシーズン。仕事や友人とのコンペがしばらく続くので楽しみ。

「緑の輝き」で心身ともにリフレッシュできたので、その恩恵でゴルフの中身もリフレッシュしたいものだ。それで、ゴルフの記事も復活できれば言うことなし。
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もし、ジャズの人気投票のポールウィナースに「指揮」部門があったら・・・

2013-05-05 | Thad Jones & Mel Lewis & VJO
Swiss Radio Days Jazz Series, Vol. 4: Basle, 1969 Thad Jones & Mel Lewis Orchestra

クラシックの世界では、指揮者というのはかなり重要な要素だ。同じオーケストラでも指揮ひとつで音が違ってくるという。
ジャズの世界のビッグバンドでも指揮者の役割は重要だ。指揮を専門に行うリーダーもいれば、プレーをしながらの指揮者もいる。

先日、辰巳哲也のビッグバンドがマリアシュナイダーの曲を演奏したライブがあった。昨年初来日したマリアシュナイダーのオーケストラは彼女のしなやかな指揮振りが目立ったが、彼女の曲は指揮者がいないとなかなか上手く演奏はできないだろう。
当日辰巳氏も「マリアの曲をやるときは、指揮が忙しくてなかなか自分のプレーを一緒にやるのは難しい」と語っていた。先週は秋吉敏子のビッグバンドのライブがあったが、彼女の難しいアレンジを引き立たせる指揮振りも見事だ。彼女の場合はそれにピアノのプレーも加わる。

そのようにジャズオーケストラのリーダーの指揮振りを思い返すと、クラシックの世界にひけをとらない位色々と指揮者によって個性があるものだ。その中で一番印象に残っている指揮者となると・・・・

双頭バンドのサドメルオーケストラの指揮者といえば、言わずと知れたリーダーのサドジョーンズ。指揮だけでなく、合いの手を入れながらメンバーを鼓舞させていく指揮ぶりは余人を持って代えがたい。
サドメルオーケストラからサドジョーンズが去り、メルルイスがリーダーとなり、そしてメルルイス亡き後VJOへと替わっても、サドメルのレパートリーは脈々と引き継がれている。しかし、あのサドジョーンズの指揮ぶりだけはもう見ることができない。

サドジョーンズの指揮と、もうひとつ初期のメンバーで特徴的だったのはローランドハナのピアノとベースのリチャードデイビスの掛け合い。多くの曲でハナのピアノのイントロから始まることが多かったが、このデイビスのベースの絡み方も実に特徴があった。
そしてそれを傍らから見ながら魔術師のようにオーケストラの始まりに繋げていくサドジョーンズの指揮は流石だ。

この連休中、新宿のSomedayではお馴染みのビッグバンドのライブが連日続いた。今回は3日間しか行けなかったが、その中のひとつがオーナー肝いりのSomeday Big band。
メインストリームの演奏が続いたが、その中にサドメルのレパートリーが3曲あった。
自分が大の「お気に入り」のGroove Merchantも演奏され大満足であったが、やはりこの曲を聴くとサドジョーンズの指揮を思い起こす。



このビデオの頃の、ハナやリチャードデイビスのいた時代の演奏は特にご機嫌だ。
この時代の演奏はCDでも何枚か残っておりこれまでも紹介したが、もう一枚あった。
バンド結成から3年目。満を持してオーケストラがヨーロッパに遠征した時のスイスでのライブだ。

曲目は当時のレパートリーが並んでいるが、Groove Merchantも含まれている。他のアルバムではこの曲のライブ演奏を聴けないが、サドジョーンの指揮振りも音を通じて聴くことができるのでこれは貴重だ。
これを聴いても。やはりサドジョーンの指揮はOne & Onlyな良さがある。人気投票に「指揮部門」があったら、間違いなく一票を投じる。

1. Second Race  Thad Jones 10:39
2. Don't Ever Leave Me Thad Jones 4:16
3. The Waltz You Swang for Me Thad Jones 9:11
4. Ah' That's Freedom Thad Jones 10:54
5. Come Sunday Duke Ellington 4:42
6. Don't Get Sassy Thad Jones 11:34
7. Bible Story Roland Hanna 6:30
8. Groove Merchant Jerome Richardson 7:54

Thad Jones (cor, flh)
Richard Gene Williams (tp)
Danny Moore (tp)
Snooky Young (tp)
Al Porcino (tp)
Jerry Dodgion (as,fl)
Jerome Richardson (as,ss)
Joe Henderson (as,fl)
Eddie Daniels (ts)
Pepper Adams (bs)
Jimmy Knepper (tb)
Eddie Bert (tb)
Cliff Heather (btb)
Roland Hanna (p)
Richard Davis (b)
Mel Lewis (ds)

Peter Schmidlin Executive Producer
Philippe Dubath Executive Producer
Peter Bürli Executive Producer, Liner Notes
Jurg Jecklin Engineer

Recorded live concert for broadcast over Swiss Radio
on Sep.11 1969


The Thad Jones - Mel Lewis Orchestra, Basle 1969 / Swiss Radio Days, Jazz Series Vol.4
クリエーター情報なし
TCB - The Montreux Jazz Label™ - Swiss Radio Days
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誰もが一度は「ルーツ」に関心を持つことはある・・・それは何?

2013-05-02 | PEPPER ADAMS
Roots / Doug Watkins & Prestige All Stars

子供頃、周りから新たに学ぶこと経験することは何でも新鮮に感じ、無我夢中で吸収していったものだ。学生時代も似たようなものだ。社会人になり仕事をするようになると、必然的に前を向いて一定方向に行動する癖が付く。やれ目標だ、予算だと。大きな仕事をやるようになっても、目先はいいけど5年後は?というように。日頃ゆっくり過去を思い起こす余裕はなかった。現役を引退し、旧友たちと再会を愉しむ機会が増えたが、その時は反対に昔話に花が咲く。

前向きに仕事をしていた時に、いつも悩ましかったのはそれまでのやり方、仕来り、慣習を捨てて新たな世界に飛び込めるか、それとも過去の延長上でベストを尽くすか・・・。
IT化の大きな流れの初期もよく議論があった。IT化の狙いは現状の改善なのか改革なのかと。

自分は「現状否定の改革論者」、色々軋轢もあったし失敗もあった。
それから20年近くが経ち、思い返せばどちらにも正解があることが分かった。ITというテクノロジーに魂を入れられればどちらであっても成功する。反対に思想無きまま技術論だけで突き進んだ時は、どちらであっても失敗する。
しばらく前に特許庁のシステム開発の失敗が話題になっていた。20年前ならまだしも、今でも同じような事が起こっていることに驚いた。技術の進歩は目覚しいのに、魂を入れる役割の肝心な「人」が育っていないことに。

ジャズの世界では、ハードバップ全盛期が大きな変革の時代だった。この時、皆は何を考えていたのだろう。過去を否定して進化させることもひとつ。一方で、改めて過去を振り返りジャズの原点(Roots)を見つめ直すことも一つ。事実、モダンジャズの興隆とともに、トラディショナルジャズも復活し、埋もれていたジャズ創成期の生き証人たちが現役復帰を果たした。

色々な進化の道を残したモダンジャズの世界でも、改めてジャズのルーツを見据えるアプローチはいくつもあった。このアルバムもその一枚。一連のPrestige All Starsのシリーズだが、タイトル曲のその名の通りJazzの「Roots」を意識した演奏となっている。
ライナーノーツにIra Gitlerが書いている、音楽のジャンルでいえばBluesやSpiritual、を起源とし、別の言い方をすればDown homeやEarthy、Funkyといった雰囲気がジャズのルーツだと。

Bluesや Spiritualはあくまでも表現ツール。魂の入った演奏がEarthyやFunkyとなるような気がする。向井志門とSwingin’ Devilというオーケストラがある。彼のコンセプトは“Back To The Swing”。4ビートや8ビートにこだわらず、Swingにこだわるというのもジャズのルーツである「スイング」を重んじ、「魂」を入れる試みだと思う。

実は、このセッションにペッパーアダムスが参加している。57年の暮れも迫ったクリスマス商戦の真只中の12月6日の録音。この頃アダムスは、演奏活動の傍らMacy’s デパートや郵便局でアルバイトにも精を出していたようだ。

このアルバムのメイン、ダグワトキンスのオリジナルの“Roots”はまさに彼の感じるジャズのルーツであろう。

この曲は27分にも及ぶ長い演奏だが、その一番バッターとしてワトキンスの趣旨を理解した長いソロを吹いている。アダムスの図太いサウンドはピッタリだ。続く、スリーマンのトランペットも秀逸だ。トランペットというとハイノートの競い合いになりがちだが、ここではトランペットの低音の魅力を堪能できる。リハークのトロンボーンもいい感じだ。もうひとつ特筆すべきは、ピアノのビルエバンス。まだマイルスのグループに参加する前で、色々なセッションに顔をだしていた頃だが、エバンスのEarthyなブルースプレーというのも60年以降はなかなか聴くことができない。

プレーヤー一人ひとりが、自分の考えるブルースのルーツを披露したnice playだと思う。
ひたすら走り続けるのもいいが、たまには後ろを振り返るとまた新しい道が見つかるものだ。

1. Roots       Doug Watkins  27:22

Idrees Sulieman (trumpet)
Frank Rehak (trombone)
Pepper Adams (baritone saxophone)
Bill Evans (piano)
Doug Watkins (bass)
Louis Hayes (drums)

Recorded at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, December 6, 1957

2. Sometimes I Feel Like A Motherless Child traditional 5:47
3. Down By The Riverside     traditional 9:00

Idrees Sulieman (trumpet)
Jimmy Cleveland (trombone)
Cecil Payne (baritone saxophone)
Tommy Flanagan (piano)
Doug Watkins (bass)
Elvin Jones (drums)
Alonzo Levister (arranger)

Recorded at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, October 25, 1957



Roots
クリエーター情報なし
OJC
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