A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

PHIL TALKS WITH QUILL / PHIL WOODS&GENE QUILL

2006-11-13 | MY FAVORITE ALBUM
アルトサックスの巨匠はやはりパーカーを置いて他にはいないだろう。
このパーカーを師と崇めるプレーヤーは枚挙に暇が無いが、白人プレーヤーの代表格の一人はPHIL WOODS。

JAZZを聞き始めてしばらくしてから、モダンJAZZなるものにも興味を持った。
が、いかせん右も左も分からない。どんなアルバムを買ってよいか分からない中で、コロンビアからSELECT LIBRARY OF THE MODERN JAZZなるシリーズ物が発売された。

そのシリーズの中から何枚か買い求めたが、その内の一枚がこのアルバム。
自分の、PHIL WOODSとの出会いであった。

60年代に入ると、QUINCYのBIG BANDに入ったり、色々なセッションに顔を出している。

67年にはヨーロッパに新天地を求め、多彩な活動を今まで続けているが、大好きなプレーヤーの一人である。

とにかくこのアルバムの熱っぽい2人のアルトに強烈な印象を受けた。バックもよくスイングするプレーで、モダンジャズの醍醐味をいきなり味わった。
同じアルトの双頭コンビは2人の音色やフレージングも良く似ており、まるで双子のプレーのように両者が噛み合っている。

相棒のQUILLは、ちょうど同じ頃、先日紹介したジミーネッパーの録音にも参加している。

PHIL WOODSのグループのテーマである、ドキシーに始まりドキシーに終わる構成だが、ガレスピーのテュニジアの夜、ゲッツのディアオールドストックホルム、そしてパーカーのスクラップフロムジアップルなど有名曲が並ぶ。いずれも覚えやすいメロディーで、最初に覚えたジャズの曲だ。
レコードもたいして枚数を持っていなかったこの頃、何度も聞き返した一枚だ。

この頃、アメリカのヒットチャートでは、エルビスの「監獄ロック」が1500万枚の売上げを記録し、パットブーンの「砂に書いたラブレーター」が流行っていた。

DOXIE
A NIGHT IN TUNISIA
HYMN FOR KIM
DEAR OLD STOCKHOLM
SCRAPPLE FROM THE APPLE
DOXIE

Phil Woods(as)
Gene Quill (as)
Bob Corwin (p)
Sonny Dallas(b)
Nick Stabulas (ds)

Recorded in Sep. 1957
コメント (2)
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