A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

打ち納めは気分良く廻りたかったが・・・

2011-12-30 | GOLF LIFE
今年の打ち納めは、毎年恒例の会社の先輩の仲間たちの集り。以前はハワイ合宿を終えて、その思い出話と成果を語り合う忘年会を兼ねての打ち納めであったが。皆、現役を離れるとそうそう豪遊もできず、一年間健康でゴルフができた感謝の気持ちを込めて、来年も楽しくゴルフができるよう祈念する打ち上げゴルフになった。
今年は、春に震災もあり自分も一時ゴルフを控えていた時期もあり、その後は復帰したものの、可も無く不可も無い状態が続いた。ブログを復活したこともあり、記憶に残せるプレーをしようと一時気合も入ったがなかなか結果は出ず。月例にも久々に参加するようにしたが成績は芳しくなく、秋口からはスランプが続きハンディも大分上がってしまった一年であった。打ち納めは一年間の区切り。良くても悪くても来年の復活に向けて何かきっかけが掴めればと思ってスタートしたが・・・

組み合わせは先輩の配慮か会社時代の同期で良くラウンドをする仲間同士。皆それぞれに一年の反省と悩みを持ってのラウンドであった。朝のウォーミングアップの練習では相変わらず、上体に力が入って擦り球が多かったが、朝の一番のスタートは何故か久々に脱力ができていい感じのスイングが。2打はミスった3打目のアプローチの体の動きの感覚が久々にいい感じだった。2番のロングホールは反対にティーショットをミスったが、2打目、3打目でまたもや久々の体感がショットの打感もしばらくなかった感覚だった。つまらないミスでパーを逃すことはあったが、最後の9番まで最近定番の大崩なし。

午後のティーショットも右に吹かし気味だったがまずまず。同じ組の他の3人も午前中は今一つであったが、3人共に開き直ったのか見違えるようなショット。その後も、ミスはあるものの大崩れは無く、いい感じが続く。最終もショートでは、1オンしたものの長いパットを残す。1stパットは大ショートで3パット覚悟であったが、距離のある難しいラインがカップイン。本年最後の締めとしては上々の出来。久々の80代前半、ダボなしゴルフはしばらく無かっただけに来年に繋がる打ち納めであった。来年の復活に向けてのきっかけになればいいが。
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リーダー作の少ないスタジオワークの重鎮達・・・

2011-12-29 | Thad Jones & Mel Lewis & VJO
Seldon Powell Plays


古いサドメルの映像を見ていたら、黒人のテナー奏者が目に留まった。特に、ソロがあった訳ではないが、この時代であればそれはSeldon Powellの可能性が高い。記憶が正しければ、彼はちょうど1968年に日本に初来日した時のメンバーにも加わっていた。サドメルのアルバムでは、ソリッドステート時代の初期のアルバムに参加していたと思う。
設立当時のサドメルバンドは、ニューヨーク在住のベテランスタジオミュージシャンの集まりからスタートした。リーダーの2人も色々なレコーディングに参加していた。そして、ボブブルックマイヤーも。サックスセクションの真ん中には、ジェロームリチャードソンが陣取っていたが、彼もスタジオワークの主のようなもので参加したアルバムはクレジットのあるものだけでも多分数百枚だろう。そして、テナーのセルドンパウエルも同様である。2人の共通点は、自分がリーダーとなったアルバムが少ないということだ。どちらも4、5枚しかないので、せっかくの名人芸を聴く機会は限られてしまう。

このセルドンパウエルの数少ないアルバムの一枚がこの一枚。スタジオワークが多いプレーヤーは出番こそ多いが、当然他のリーダアルバムのバックの録音ではソロの出番はほとんど無い。特に、歌伴の大きな編成では。では、このようなプレーヤーがソロが魅力的でないかというと決してそういう訳ではない。このセルドンパウエルも、実にノリのよい、これぞテナーといった感じのプレーをする。中間派というのは確か大橋巨泉の命名だったと思うが、いわゆるスイングとモダンの間の中間派といった表現がピッタリな演奏だ。アップテンポな曲だけでなくバラードプレーも上手い。バックで参加しているアルバムを見ると、R&B、ソウル系の黒っぽいアルバムも多い。同じ中間派といっても、スコットハミルトンよりも多少灰汁が強いといった感じであろうか。

ジェロームリチャードソンにしても、このパウエルにしても、普段はあまり陽の当たらないミュジーシャンの溌剌としたプレーを聴くと、それだけでも気分が良くなるものだ。このアルバムは、パウエルをリーダーにセプテットの演奏だが、他のメンバーのソロは殆どない。いつもと反対にパウエルを前面に出してもっぱら他のメンバーは裏方に廻っている。ということで、このアルバムは全体を通じてパウエルのプレーが全編に渡って聴けるという貴重盤だ。タイトルどおり、「Seldon Powell Plays・・・・」に偽りは無い。



1. Go First Class          Powell 3:03
2. Why Was I Born?          Hammerstein, Kern 4:02
3. Love Is Just Around the Corner  Gensler, Robin 3:17
4. Someone to Watch Over Me     Gershwin, Gershwin 3:47
5. Count Fleet            Powell 4:28
6. Autumn Nocturne          Gannon, Myrow 5:19
7. Swingsville, Ohio         Powell 4:54
8. Summertime             Gershwin, Gershwin, Heyward 5:08


Seldon Powell Flute, Sax (Tenor)
Jimmy Nottingham Trumpet
Robert Alexander Trombone
Haywood Henry Sax (Alto), Sax (Baritone)
Pete Mondello Sax (Alto), Sax (Baritone)
Tony Aless Piano
Billy Bauer Guitar
Arnold Fishkind Drums
Don Lamond Drums

Recording Date on October 24, 1955 & November 14, 1956

セルダン・パウエル・プレイズ
クリエーター情報なし
EMIミュージックジャパン
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バイオリンとギターの相性はジャンルを問わず格別かも・・・・

2011-12-27 | CONCORD
Stephane Grappelli at The Winery

先日紹介したテレサブリューワーとの共演したアルバムが録音された一年前、御大ステファングラッペリ翁がConcordに登場した。すでにジャズの世界に復帰してからは数年が経っていた。場所は、以前Great Guitarsのライブも行われたMasson Winery。ジャズのライブは、演奏する方も聴く方も、緊張が増すこともあればよりリラックスする時もある。このグラッペリの演奏は後者であろう。

ギターとバイオリンの組み合わせというのは相性がいいのかもしれない。ジャズの世界ではバイオリン自体が珍しいが、ヨーロッパやアメリカでもカントリーの世界では良くある組み合わせた。このグラッペリもヨーロッパ出身、このアルバムの2人のギターもイギリス出身、ベースはオランダ出身だ。という意味ではヨーロッパの伝統に根ざした演奏なのかもしれない。ギターのマーチンテイラーもこのアルバムがデビューだと思う。後にConcordでお李ダーアルバムを出している。

グラッペリというとジャンゴラインハルトとの共演が有名だが、ギターとのコンビネーションはここが出発点だろう。そして、この演奏もそうであるがドラムレスの編成が多い。昔の生ギターのプレーヤーはドラムの音に対抗するために自然に力強いリズムを刻むようになったそうだ。そのプレーができるギターを加えてドラムレスにすると、強烈なリズム感を生む。キングコール、ピーターソンのトリオもそうであった。そのリズムに合わせて変幻自在なプレーをするのがグラッペリスタイルかもしれない。

このアルバムもリラックスした感じで、始まるが最初の曲はスティービーワンダーの曲、新しい曲が続くかと思ったら後はスタンダード曲が続く。2曲目のLove1for saleのイントロは何故かセントラルパークノースの特徴あるイントロに似ていて嬉しくなる。Taking a change on loveではビオラの演奏も。低音の魅力が新鮮だ。そして、昔から演奏している十八番のMinor Swingはグラッペリスタイルの集大成だ。



久しぶりに聴き終えて、グラッペリの演奏はそのにこやかな笑顔のせいもありリラックスして聴けるが、その中身は結構濃いし計算しつくされている。メンバー間のコンビネーションだけでなく、聴衆と向き合う中にも実はある種の緊張感が漂っているような気がする。
グラッペリは色々なプレーヤーや歌手と共演しているが、単なる顔合わせではなく、相手によって、そして曲によって2人のコラボレーションによって何かを生む出す細やかな配慮が感じられる。きっと演奏だけでなくきっと人柄も影響しているのだろう。




1. You Are the Sunshine of My Life     Wonder 5:08
2. Love for Sale               Porter 5:21
3. Angel's Camp               Taylor 4:02
4. Willow Weep for Me            Ronell 4:32
5. Chicago                 Fisher 5:00
6. Taking a Chance on Love         Duke, Fetter, Latouche 5:41
7. Minor Swing               Grappelli, Reinhardt 4:04
8. Let's Fall in Love             Arlen, Koehler 4:53
9. Just You, Just Me             Greer, Klages 9:15

Stéphane Grappelli    Viola (Electric), Violin
Martin Taylor      Guitar
John Etherridge     Gutar
Jack Sewing       Bass

Carl Jefferson Producer
Phil Edwards Engineer, Remixing
Jim Hilson Technical Engineer

Recorded live at The Paul Masson Mountain Winery, Saratoga, California
on September 1980

Originally released on Concord CJ-139(所有盤はCD)

At the Winery
Stephane Grappelli
Concord Records
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メンバーが替わっても20年経って変らないものは・・・

2011-12-25 | Thad Jones & Mel Lewis & VJO
20 Years at the Village Vanguard / The Mel Lewis Orchestra


10年一昔というが、最近のITの世界は5年も経つとすっかり様変わり。技術の進化は人間の慣れのスピードよりも早いので追いつくのが大変だ。ところが、20年となると人の世代交代が始まる時間だ、結構色々なものが変化する。

1965年の末に編成された、サドメルのオーケストラは途中でリーダーの片方のサドジョーンズがバンドを去ったが、相方のメルルイスが後を引き継ぎ1985年に無事20周年を迎えた。その20周年を祝うアルバムがこのアルバム。サドメル~メルルイスのオーケストラにしては珍しく、メジャーレーベルのAtlanticから出されたアルバムだ。ジャケットの表紙の飾るイラストは彼らのホームグラウンドのビレッジバンガードの入口の風景。このアルバムが出てからもうすぐまた20年が経とうとしている。今の風景(グーグルのストリートビューで見れるので便利)と較べると、遠くに見える貿易センターのビルは無い。そして、入口の隣のピザ屋が右側から左に変っている位で、他にはこの辺りの風景は大きく変っていないようだ。

さて、20年目を迎えたメルルイスのオーケストラだが、メルルイス以外は創設時のメンバーは一人もいない、全員が若返っている。創設時にメンバーであり、メルルイスオーケストラになってから、バンドのミュージカルディレクター(彼のコメントでは無償のボランティアのようなもの)を務めたボブブルックマイヤーがライナーノーツにコメントを残している。田舎住まいをするようになって、世の中の変化を見るのが楽しみになった。それは自然であり、音楽であり、銀行預金の残高も。そして、自分が生まれ育ったサドメルのオーケストラ、そして今のメルルイスも当事者ら、一ファンの立場になると、そのバンドの色々な特徴や良さがはっきり分かるようになると。

20周年を記念するこのアルバムの特徴は、このバンドにアレンジを提供しているアレンジャーの品評会だ。このオーケストラのアレンジャーの大きな流れとしては、サドジョーンズ、ボブブルックマイヤー、そしてジムマクリーニーだが、実は多くのアレンジャーの曲を演奏している。今回来日したこのバンドを引き継ぐVJOも、ビルホルマンのアレンジの曲を聴かせてくれた。このアルバムでは、この3人の常連以外に、サドメル時代のメンバーのジェリーダジオンのアレンジや、グレンミラーのアレンジもしていた大ベテランのビルフィネガンのアレンジなども聴ける。そのような点では、少し前のブルックマイヤーの曲を中心としたアルバムとはまた少し違った趣があり、20年間の歴史と伝統を感じる演奏だ。これは、メンバーが替わっても引き継がれている。

このオーケストラのホームグラウンドはVILLAGE VANGUARD。録音に際しては、普通のスタジオにバンガードに出演する時と同じようなセッティングをして録音したそうだ。バンドカラーというものも色々あるが、バンガードのような小さなクラブでの演奏が彼らのDNAなのかもしれない。あと三年で、このオーケストラも40周年を迎える。メンバーは大きく変っているかもしれないが、また何か記念になるアルバムを作って欲しい。

1. All of me (arr. Thad Jones)
2. Blue Note (arr. Jim McNeely)
3. Butter (arr. Jerry Dodgion)
4. C-Jam Blues (arr. Bill Finegan)
5. Dearly Beloved (arr. Richard DeRosa)
6. Interloper (arr. Thad Jones)
7. Alone Together (arr. Richard DeRosa)
8. American Express (arr. Bob Brookmeyer)

Bill Pusey Trumpet
Glenn Drewes Trumpet
Earl Gardner Trumpet
Jim Powell Trumpet
Joe Mosello Trumpet
John Mosca Trombone
Earl McIntyre Trombone (Bass)
Douglas Purviance Trombone (Bass)
Ed Neumeister Trombone
Stephanie Fauber French Horn
Joe Lovano Clarinet, Flute, Sax (Tenor)
Ralph Lalama Clarinet, Flute, Sax (Tenor)
Dick Oatts Flute, Sax (Alto), Sax (Soprano)
Ted Nash Clarinet, Flute, Sax (Alto), Sax (Soprano)
Gary Smulyan Clarinet (Bass), Sax (Baritone)
Mel Lewis Drums, Producer
Dennis Irwin  Bass
Kenny Werner Piano

John Snyder Executive Producer
Stuart J. Allyn Engineer, Liner Notes, Producer

Recorded At MediaSound Studios, New York on Mar 20, 1985 - Mar 22, 1985

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今晩のクリスマスイブはやはり夫婦で水入らずで・・・

2011-12-24 | CHRISTMAS
Christmas Songs our Favorites / Ellen & Bernd Marqart JazzLife

クリスマスはキリストの誕生を祝うキリスト教の祝日。そしてサンタクロースはクリスマスの前夜子供達へプレゼントを運ぶ伝説の人。そもそもは恵まれない子供達への恵みや施しが起源とか。いまでは、欧米でもクリスマスが消費を煽るセールスプロモーションのメインに。時代とともにクリスマスの位置づけも変化している。

そして、このクリスマスの過ごし方は人によって千差万別。若い時であれば恋人と一緒のクリスマスに憧れたものだ。小さな子供がいれば、クリスマスツリーを飾ってサンタクロースの贈り物を一緒に待つことも。忘年会シーズン真只中の飲食店では、クリスマスのイベントで賑わう。そして、それぞれのシーンに合ったクリスマスソング&アルバムがある。海外のミュジシャンにとってはこのクリスマスアルバムは何故か規定課題のように、誰もが一度は作るようだ。毎年色々な新作が出るが、どのシーンに合うかをイメージするのもクリスマスアルバムを聴く楽しみの一つだ。

クリスマスシーズン、友達とのパーティーや、仕事仲間との忘年会を兼ねての宴会もいいが、たまには夫婦でシットリのクリスマスもいいものだ。2人でする食事のバックのクリスマスソングは賑やかなバージョンではなく、やはりシットリとした雰囲気に合うものでなくては。それには、この2人のDUOがピッタリだ。

男女のデュオといえばジャッキー&ロイが思い浮かぶが、この2人の演奏はクールで軽いのりで落ち着いた雰囲気を醸し出す。歌うのはエレンだけ、ベルントはもっぱらプレーだけ。ロイがピアノに対してベルントはトランペット。雰囲気が違うのは、一方がアメリカに対して、この2人はヨーロッパ、それもドイツというお国柄も影響しているかもしれない。トランペットと歌というとチェットベイカーを思い出すが、彼もヨーロッパで受け入れられていたので、このような雰囲気をヨーロッパの人々は好むのかもしれない。。

鐘の音とストリングスをバックに始まるエレンボーカルだが、途中でボサノバのリズムが加わり、2人の世界へと入っていく。この軽妙さが彼らの得意技だ。さて、これに合う2人の食事は何にしようか・・・?



1. Snowfall
2. A Cabin For Two
3. Bossa Nova Noel
4. Leise Rieselt Der Schnee
5. The First Noel
6. Have Youself A Merry Little Xtmas
7. A Christmas Waltz
8. Hark The Harold Angels Sing
9. Merry Christmas Dear
10. Winter Wonderland
11. White Christmas

Ellen Marquart (p, voc)
Bernd Marquart (tp, flg)
Joel Locher (b)
Marcel Gustke (dr)
Frank Kuruc (g)

Arranged by Kuno Schmid
Recorded By Franklin Parker
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姿見に写る自分の裏側には何があるだろう・・・

2011-12-23 | Thad Jones & Mel Lewis & VJO
Through A Looking Glass / Bob Brookmeyer


また一人自分にとってのジャズの歴史で大事な人が亡くなった。先週の15日、82歳の誕生日を目前にした突然の訃報であった。トロンボーンのボブブルックマイヤー。普通のスライドトロンボーンではなく、バルブトロンボーンを使い続けていた。そして、晩年はプレーヤーとしてよりも、アレンジャーとして活躍する機会が多かった。
自分がこれまでに愛聴盤として紹介したアルバムにもブルックマイヤーが参加したアルバムは多い。

ブルックマイヤーを知ったのは多分、ジェリーマリガンの共演者としてだ。


そして、あの有名な真夏の夜のジャズのファーストシーンにも登場している。


その後、マリガンとのピアノレスカルテットのコンビで、


マリガンとはその後コンサートジャズバンドでも


さらに、好きなアルバムのNight Light


スタンゲッツとの共演は、メンバーといい演奏といい最高だ。


クラークテリーとのコンビも絶妙だった。


そして、サドメルオーケストラの立ち上げメンバーとしても


そして、ブルックマイヤーは、68年に西海岸に移る。その後しばらく東海岸のスタジオミュージシャンが西海岸に大移動したがその一人として。ジャズに限らずスタジオワークに精を出していたようだが、そこで、しばらくして活動暦は消える。実は、アルコール依存症になっていたそうだ。音楽的な悩みなのか、生活環境の変化なのか、それとも他の理由か・・・?その理由は与り知らないが。

そして、10年近く経ち、78年に自己のアルバム”Back again”で表舞台に復帰する。Concordのアルバムに顔を出すようになった。古巣のメルルイスのオーケストラにアレンジャーとして本格復帰した。その後も、プレーは続けたが、アレンジャーとしてのブルックマイヤーがマリアシュナイダーのような、彼の意を継いだ後進のアレンジャーも育ち、より大きな存在感になっていた。最近もその作品は提供され続けてきていたのだが、今回の死はあまりに突然だった。

マイヤーが復帰してまもなく、81年にその後の活動に向けての節目となるような、一枚のアルバムを作ったのがこのアルバムだ。
タイトルは“Through A Looking Glass”。不思議の国のアリスの続編に“Through The Looking Glass”という作品がある、これを意識したのかどうかは分からないが、マイヤーにとっては今まで過ごしてきた世界から、「姿見を抜けるとそこには夢に見た新たな世界がある」ことをかなり意識したようなタイトルであり内容だ。明らかに、演奏スタイルも、アレンジも、そして曲想も新しい次元になっている。その後のオーケストラのアレンジや演奏もその延長上にあるように思う。その意味ではマイヤーの大きな転換点ともいえるアルバムだ。
付き合っているメンバーは、御大メルルイスを筆頭にその時のメルルイスオーケストラの面々。ブルックマイヤーはニューヨークから去るときもサドメルオーケストラの一員だったが、ニューヨークに戻った時もそのメンバーに支えられての復帰だった。彼がサドメル~VJOの歴史には無くてはならない一人であったことは間違いない。
プレーは聴けなくなっても、彼の作品が演奏され続けることを願って冥福を祈りたい。もしかしたら、あの世に行ってまた新たな世界を見出しているかもしれない。

1. April March
2. Daisy
3. Mirrors
4. The Magic Shop
5. Dancing Woman
6. Sundays
7. Top of The World

 All compositions By Bob Brookmeyer

Bob Brookmeyer : Trombone
Dick Oatts : Soprano sax
Tommy Harrell : Trumpet
Mel Lewis : Drums
Jim McNeely : Piano
MarcJohnson : Bass

Produced By Norman Schwartz
Co-Produced by Bob Brookmeyer
Director of Recording, Frank Lake
Recorded at Columbia Records’ 30th Street Studios

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今ではBIG BANDを率いる2人だが・・・・

2011-12-21 | CONCORD
It’s All In The Family / The Clayton Brothers




Concordのアルバムのたな卸しも丁度「クレイトンブラザース」のアルバムの順番になったら、奇しくもこの2人はビッグバンドを率いて只今来日中。自分も今晩のブルーノートのライブに行く予定をしている。このアルバムの録音時にはまだ20代だった2人だが、月日の経つのは早いもの。今では兄のジョンクレイトンは60歳の還暦目前だ。円熟のプレーを聴かせてくれるであろう。



今年は、ビッグバンドは当たり年。ベイシー、エリントンに加えて、マシューズ、ゴードングッドウィン、VJOに加えて、このクレイトンのオーケストラで締めるとは嬉しい限りだ。日本のビッグバンドも定期的に結構多くのバンドが活動している。まだ聴けていないバンドも多く、これは来年に持ち越しだ。いずれにしても、これだけ多くのビッグバンドを聴ける環境にある東京は最高だ。田舎暮らしにも憧れるが、こればかりは東京にいないと楽しめない。

丁度このアルバムを最初に聴いていた頃は80年代に入ってすぐ。いわゆるコルトレーンの影響を受けたプレヤーが多く出てきて、一方でフュージョンも流行に。若手の図太い音を出すよくスイングするサックス奏者にはなかなか巡りあえず、最初のアルバムは印象に残る一枚であった。全体のサウンドはいわゆるコンコルドサウンドと較べると多少荒っぽく泥臭い感じがしたが、これもクレイトン兄弟の若気の至りといった印象であった。しかし、今聴き返してみるとなかなか緻密な演奏だ。特に、べースのジョンのプレーは、クラシックの演奏もしていたこともあり、アルコプレーも見事だ。ファーストアルバムではピアノはパトリースラッシェンであったが、このアルバムではロジャーキャラウェイに。彼のピアノも煌びやかなプレーを得意としているのでこのアルバムには花を添えている。そして、早死にした女性ギタリストのエミリーレムラがConcordに初登場している。弟のジェフも、テナーとアルトに加えてジャズには珍しいオーボエのプレーを披露して多芸振りをみせてくれる。前作に続いてプロデューサーは御大のカールフェファーソンではなくフランクドリティー。そのせいもあって、いつものコンコルドサウンドとは多少毛色の違うサウンドに磨きが掛かってきた。でも、よくスイングする演奏であることには違いがない。

今日のビッグバンドの演奏も、きっと基本はこの頃の路線の延長上。よくスイングする演奏が楽しめるだろう。



1. Broadway
2. Emily
3. Cannon
4. I’m afraid the masquerade is over
5. Remembering you (From “All in the family)
6. Estate
7. Things ain’t what they used to be
8. If were a rich man (From “fiddler on the Roof)

John Clayton (Double Bass)
Jeff Clayton (ts,as,oboe)
Jeff Hamilton (ds)
Roger Kellaway (p)
Emily Remler (g)

Produced by Frank Dorritie
Recorded at Spectrum Studios, Venice, California ,June, 1980

Originally released on Concord CJ-138


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いつの間にか忘年ゴルフの時期になっていた・・・・

2011-12-19 | GOLF LIFE
12月も半ばを過ぎ、忘年ゴルフの時期になった。紅葉の葉がまだ木々に残っていると思ったら、急に冷え込みようになった。比較的暖かい千葉といえどもコースに着く頃には寒暖計も零下になり、あたりは真っ白な景色になっている。今回のコースは、南市原ゴルフクラブ。以前の名称は天ヶ代ゴルフクラブだったが、今年アコーディアに買収されて名前が変わった。よく鉄道の新駅ができた時、新をつけたり東西南北をつけたりするが、安易なネーミングで好きになれない。このコースは以前某大手インキメーカーが経営していた風格のアルコースだが、名前を変えただけでイメージが変わってしまうから不思議だ。それも多くの場合、以前の名前の方がいい。

毎年何回かは行くコースだが、アコーディアの経営になってからは始めての訪問。どう変ってしまったかが興味津々であったが・・・・。売店の商品が増えたとか、アコーディアのコースに共通する施設のセッティングはここも同じ。
何か変った?とキャディさんに聞くと、お客さんは平日も含めて非常に増えたとのこと。それにセルフが増えたというのも、そしてフェアウェイのカート乗り入れが始まったというのも他のアコーディアのコースと同様だ。この冬の一番日の短い時期でも50組以上入っているとのこと。さすが営業力はすごいものだ。

9時近くのスタートであったが、スタート時刻は予定通り。特に遅れは無かったが。コースに入ると、ホールの待ちが多くなる。それでも何とか2時間半くらいで廻ると、反対のハーフのスタートの組が3組くらい遅れていた。嫌な感じがしたが、午後のハーフではあるホールで4組待ちも。廻ってきたマーシャルのおじさんが、朝の凍ったグリーンのお陰で最初の組が大幅に遅れて挽回できないとのこと。普通は午後になれば遅れは調整はされるのだが、よっぽど酷かったのだろう。

我々は日没には掛からなかったが、日没を過ぎて暗闇が迫る中まだ廻っている組があった。最後まで廻りきれたかどうかは??先日、ホームコースでは、落ち葉が多くなってボール探しが大変になってきたこともあり、かなりのホールにフォアキャディが配置され、進行に合わせて遊軍がサポートしていた。進行が遅れてからの対処と、遅れないようにするマネジメントの差を感じた。ラウンドの時間が掛かるのもアコーディアの特徴。単に組数を多く入れるだけが原因ではないと思うが、これは何とかして欲しいものだ。

さて、忘年ゴルフともなると、一年の悪い思い出を忘れて来年の幸先の良いスタートへ向けて最後の締めは結果を出そうと張り切ってはみるのだが。この時期のゴルフはコースコンディションも悪くなりスコアメイクが難しくなる。
結果は、悪い思い出を作って年を越すハメに陥りがちだ。今回も何故かスタートホールとフィニッシュッシュホールが綺麗なパープレー。ところが中間は我慢のゴルフ。パットが良かったのがせめてもの収穫だが、ショットはドライバーもアイアンもボロボロ、つまらないミスが多すぎた。今回の忘年ゴルフ第一弾は、スコアを忘れて仲間と一年の労をねぎらい来年の再会を約すいつもの年忘れゴルフになってしまった。
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いい演奏を引き出すにはジャズでも指揮者が大事ではないかと思うようになった・・・

2011-12-18 | Thad Jones & Mel Lewis & VJO
The Definitive Thad Jones Vol.2 / The Mel Lewis Jazz Orchestra

VJOのライブに行ってきた。相変わらず優等生のメンバーが揃った、素晴らしい演奏で楽しむことができた。サドジョーンズの曲も多く演奏されたし、サドメルファンとしてはとりあえずは嬉しい一夜だった。

ライブの余韻が残っている中で、前回に続いてメルルイスオーケストラ”The Definitive Thad Jones”のVol.2を聴く。ジャケットの真ん中に写っているのは、今のVJOのリーダーのジョンモスカだ。1950年生まれなので、この録音の時は38歳。一番油の乗ってくるころだ。ということは、自分と同年代なので今では60歳を過ぎているということになる。VJOのメンバーもいつの間にか皆歳をとってしまったものだ。サドメル時代はどんどん若手が出てきていたのだが。

メンバーが歳をとってしまったという訳ではないと思うが、ライブを聴いて素晴らしい演奏だが、今ひとつ訴えてくるものが欠けている。何故だろうか?。優等生が優等生過ぎる演奏をしているからなのか、若手がいないので刺激を受けないのか・・?。トランペットセクションには昨年に引続き女性のTanya Darbyが元気にプレーしていたが、残念ながらソロは無かった。そういえば、彼女はベイシーオーケストラでも来日していたので、楽しみにしていたのだが。

というようなことを思いながら、CDを聴きながらライナーノーツを読むと、メルルイスのインタビュー記事が載っていた。サドの音楽性について、サドは「ここはStrongest note」
と思うところは、すべてのプレーヤーにそれを求めた」と。「それはリードだけでなくセカンドにも、そしてトランペットだけでなくサックスにも」。「それが彼のアンサンブルがfatでrichな秘訣だ」と語っている。「この録音に参加しているメンバーの中に、幸いにもそのサドジョーンズのConductorshipとMusicianshipの洗礼を受けたメンバーが、各セクションリーダーにいる。トランペットのEarl Gardner,トロンボーンのJohn Mosca,そしてアルトのDick Ottsだ。彼らは75年からサドが去る78年の間、最低2年間をサドの元でプレーした経験がある」と続く。要は、逆説的に捕らえれば、サドの曲を演奏するには、サドの指揮の下でアンサンブルワークのコツを身を持って体験して身に付けないとサドの編曲の演奏はできないということだと理解した。今の、VJOもモスカとオッツは健在だ。トランペットセクションは何度もガラッとメンバーが替わっている。教えを受けるほうも、サドジョーンズの演奏と指揮を知らない人間が増えてきてしまったので、伝統を引き継ぐのも大変だと思う。

改めて、サドメル時代の演奏を振り返ってみる。
1968年、結成後まもない、日本に最初に来日した頃の演奏だ。



確かに。アンサンブルにしてもソロにしてもサドのアクションはバンド全体を生き物のように操っている。結果は、不思議に非常にメリハリのついた演奏になる。今思い返せば、初めてサドメルを聴いた時の衝撃とはこのことだったのかもしれない。



次にボブブルックマイヤーの編曲のセントルイスブルース。後のブルックマイヤーのアレンジにも通じる複雑な音の組み合わせの妙を味わう演奏だが、サドの指揮に掛かるとその中からふつふつとエネルギーが沸いてくる。このサドジョーンズの指揮のスタイルは、メンバーが替わり、曲が変っても、サドメルオーケストラのトレードマークだった。

そして、サドジョーンズが去り、これを引き継いだメンバーたちが10年経って、もう一度サドの曲とアレンジにチャレンジしたのがこのアルバムだ。その間演奏して曲もあれば、久し振りの曲もあったであろう。このアルバムを聴いた印象はもちろん素晴らしい、メルルイスオーケストラになって何か引っかかっていたものが吹っ切れたのは確かだろう。でも、本当はライブということもあり、聴衆の雰囲気を肌で感じながら、それに応ええるためにアイコンタクトとあの特徴あるアクションのサドの指揮を、再び実現できたかということになると残念ながらそれはできなかった。サドジョーンズに代わる指揮者は今のVJOでも現れていない。何か物足りないのはその辺りに理由があるのかもしれない。誰か、サドジョーンズに代わってバンドの音とプレーヤーの潜在能力のすべてを引き出せる指揮者が現れるのを待つことにしよう。クラッシクの世界だけでなく、ジャズの世界でも名アレンジを再現するには名指揮者は必要かもしれない。

1. Second Race      Jones 7:41
2. Tiptoe         Jones 9:21
3. Don't Get Sassy    Jones, Lewis 9:49
4. Rhoda Ma        Jones 6:42
5. Cherry Juice      Jones 12:50

Joe Mosello Trumpet
Glenn Drewes Trumpet
Earl Gardner Trumpet
Jim Powell Flugelhorn, Trumpet
Ralph Lalama Sax (Tenor)
Joe Lovano Sax (Tenor)
Ted Nash Sax (Alto)
Dick Oatts Sax (Alto)
Gary Smulyan Sax (Baritone)
Ed Neumeister Trombone
Earl McIntyre Trombone (Bass)
John Mosca Trombone
Douglas Purviance Trombone (Bass)
Stephanie Fauber French Horn
Kenny Werner Piano
Dennis Irwin Bass
Mel Lewis Drums
Thad Jones Arranger
John Snyder Producer
Paul Wickliffe Engineer
Joe Lopes Engineer
Paul Angelli Assistant Engineer

Recorded Live at The Village Vanguard , New York, on Feb 11, 1988 - Feb 15, 1988


Definitive Thad Jones 2: Live From the Village
Mel Lewis Jazz Orchestra
Music Masters Jazz
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サドジョーンズの名アレンジを今でも聴くことができるのは・・・・

2011-12-16 | Thad Jones & Mel Lewis & VJO
The Definitive Thad Jones VOL.1/ The Mel Lewis Jazz Orchestra
Vanguard Jazz Orchestra(VJO)が昨年に引続き来日中だ。まだ聴きにいっていないがライブに行くのが楽しみだ。このオーケストラは言わずと知れたThad Jones &Mel Lewis Orchestraが前身。1965年の創設だと思うので、もうすぐ50年になる伝統あるオーケストラだ。もちろん創設時のメンバーは誰もいない。名前もMel Lewis Orchestraを経て今のVJOになっている。そして、この間変らないのは、New Yorkの有名ジャズクラブビレッジバンガードを拠点として、毎週月曜日の出演を続けていることだ。
このビレッジバンガードは摩天楼に囲まれた繁華街にあるのではなく、グリニッジビレッジに近く夜ともなると人通りも少ない一角にある。最近はグーグルマップ&ストリートビューで様子がすぐ分かるので便利だ。入口も狭く、中に入っても狭いスペースにビックリする。初めて行った時はこんなところで幾多の名演が生まれたのかと思うと感無量であった。

しかし、このバンドにも大きな危機があった。サドジョーンズが突然バンドを離れて、メルルイスが単独でバンドを率いることになった時だ。最初は週一回集るリハーサルバンドとしてスタートして、ベテランの有名スタジオミュージシャン達も多く参加することができたが、徐々に人気が出ることによって、レギュラーバンドになり世界を駆け巡ることになりメンバーも若返っていった。このバンドは、最初は色々なアレンジャーの曲を演奏していたが、次第にサドジョーンズの曲、そしてアレンジの演奏が大半を占めていた。そのサドがバンドを離れた直後、メルは引続きこれらのサドの曲を演奏し続けていたが、次第にサドの曲は封印され、ボブブルックマイヤーなどによるアレンジの曲がレパートリーの中心に変っていった。少なくともレコーディングされるものの中にサドの曲は無くなっていった。その時点ではサドメルオーケストラは消滅し、新たに新生メルルイスオーケストラが誕生したといってもいい状況であった。

1985年当時の数少ないサドの曲の演奏



そして、サドが去ってから10年近く経ち、メルルイスオーケストラにサドのアレンジが全面的に復活した。これにより本家サドメルオーケストラが再び復活したといっても良い。場所は、彼らのホームグラウンドのビレッジバンガード。久々にサドジョーンズの作品が次々に並ぶ。聴衆も久々のサドの曲を心待ちにしていただろう。メンバーはすでにメルルイスオーケストラの中核を成していた面々。トロンボーンのジョンモスカやダグラス、アルトのディック、バリトンのゲイリーなど今のVJOでも中心となっている名前が並ぶ。アルトにはConcordでデビューをしたテッドナッシュもいる。彼らによって水を得た魚のようにサドの曲が再現される。これが、「サドジョーンズ決定版」とタイトルされたサドメルオーケストラが復活できた記念すべきアルバムだ。今回の来日公演でもサドの曲はきっと演奏されるだろう。メルルイスが亡くなったのはこのアルバムを収録してから2年後。メルルイスの決断がなければ、サドのアレンジはもしかしたらVJO引き継がれなかったかもしれない。今でもサドジョーンズの名曲。名アレンジが聴けるのも、自分の死期を悟ったメルルイスの英断と2人の功績を讃え想いを込めて演奏できるメンバーがいたからだと思う。VJOでこれからも大事にサドのアレンジを引き継いでいってもらいたい。

1. Low Dow      Jones 6:00
2. Quietude      Jones 6:15
3. Three in One    Jones 12:57
4. Walkin' About    Jones 9:59
5. Little Pixie     Jones 15:15

Joe Mosello Trumpet
Glenn Drewes Trumpet
Earl Gardner Trumpet
Jim Powell Flugelhorn, Trumpet
Ralph Lalama Sax (Tenor)
Joe Lovano Sax (Tenor)
Ted Nash Sax (Alto)
Dick Oatts Sax (Alto)
Gary Smulyan Sax (Baritone)
Ed Neumeister Trombone
Earl McIntyre Trombone (Bass)
John Mosca Trombone
Douglas Purviance Trombone (Bass)
Stephanie Fauber French Horn
Kenny Werner Piano
Dennis Irwin Bass
Mel Lewis Drums
Thad Jones Arranger
John Snyder Producer
Paul Wickliffe Engineer
Joe Lopes Engineer
Paul Angelli Assistant Engineer

Recorded Live at The Village Vanguard , New York, on Feb 11, 1988 - Feb 15, 1988

Definitive Thad Jones 1: Live at the Village
Mel Lewis Jazz Orchestra
Music Masters Jazz
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クリスマスはやはりアコースティックサウンドが似合う・・・・

2011-12-15 | CHRISTMAS
Six Strings Santa / Joe Pass

という訳で。Joe Passのクリスマスアルバムを。このジョーパス。本名はJoseph Anthony Jacobi Passalaquaというらしい。略してJoe Pass。確かに外人の名前は、トーマスをトムとか略称を使うことが多い。日本語だと「~ちゃん」の世界だ。日本だと正式な役所の書類は、漢字の旧字使いまでこだわるけれど、外人が正式な名前を使うのはどんな場面なのか、つまらないことが気にかかった。

さて、ジョーパスは長年の麻薬のリハビリで演奏から遠ざかっていたが、1973年のPabloレーベルとの契約から第一線に復帰し、一躍スターの座に返り咲いた。実は、記念すべきConcordのファーストアルバムは、'72のConcord Jazz Festivalのライブだが、ここにJoe Passが参加している。そして、その翌年も。本格復帰前の元気なプレーが聴ける。ここでの演奏が本格的な復帰の足がかりになったのであろう。Pabloもベテラン再生レーベルだが、大物との共演で復帰していったパスにはパブロレーベルの方が結果的にも合っていたと思う。

このアルバムは、パスのギターを中心にもう一人のギタージョンピサノ、そしてベースとドラムというカルテット編成。ピサノは時にはソロもあるが基本的にはリズムギター。この編成を見ると、あのベンチャーズを思い出すが、これは完全なアコースティックサウンド。ギターのDUOはConcordの十八番だが、多くは2人のソロプレーヤーの対決、時にはバックに廻ってリズムを刻むことがあるが、このパスのカルテットのようにリズムギターを従えたギターのDuoはあまり聴いたことがない。亡くなる2年前の晩年の録音だが、プレーぶりはますます円熟の境地に達している。

サウンド的には、アップテンポもバラードも実に軽妙で心地よい。クリスマスソングを奏でるには最適な編成だ。タイトルはSIX STRINGだが、リズムギターにベースを加えた“SIXTEEN STRINGS SANTA”がピッタリなアルバムだ。



1. Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!      Cahn, Styne 3:39
2. (There's No Place Like) Homefor the Holidays  Allen, Stillman 3:58
3. White Christmas                   Berlin 3:14
4. God Rest Ye Merry Gentlemen           Traditional 3:20
5. O Christmas Tree                Traditional 3:31
6. Angels We Have Heard on High/Joy to the World  Traditional 4:36
7. Happy Holiday Blues               Pass 5:16
8. It Came Upon a Midnight Clear          Sears, Willis 4:28
9. Santa Claus Is Coming to Town          Coots, Gillespie 4:45
10. Have Yourself a Merry LittleChristmas      Blane, Martin 4:36
11. Winter Wonderland                Bernard, Smith 4:13

Joe Pass (g)
John Pisano (rythm guitar)
Jim Hughart (b)
Colin Bailey (ds)

Recorded on Feb.2,1992


Six String Santa
Joe Pass
Delta
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1969年は始まりの年・・・・

2011-12-13 | MY FAVORITE ALBUM

Presenting Mike Price Jazz Quintet in Tokyo , Japan


由紀さおりとピンクマルティーニの「1969」というアルバムがアメリカで流行っているらしい。アメリカだけではなく世界中で発売されるとのこと。それに影響されて日本でも話題になってきた。特別大きな仕掛けがあるわけではなく、基本的には日本語で1969年当時の歌をストレートに歌っている。由紀さおりの歌を綺麗に浮き彫りにするマルティーニのバックも秀逸だ。彼女の持つ声の質は外人にはなかなか出せないらしい。外国人には日本の歌独特の節回しとその声の質が新鮮に聞こえるのだろう。
彼女はお姉さんタイプの女性としての魅力もあるが、歌を改めてじっくり聴いてみると、確かに日本語を綺麗に歌っていい感じだ。アメリカで流行った日本人の歌というと、昔、坂本九のスキヤキがヒットしたが、今回はアルバム単位でのヒット。長年欧米化の波に日本の経済も文化も流される時代が続いたが、いよいよ日本の歌の本格的な海外進出で日本の伝統の復活が期待できるかもしれない。

1969
由紀さおり
EMIミュージックジャパン



さて、1969年は自分にとっても思い出深い年だ。丁度大学受験を目指した浪人時代でジャズ喫茶に入り浸っていた時。70年安保を控え学生運動が一番ピークの時代。安田講堂の紛争で東大の受験が無くなった年だ。改めてこの年の年表を見ると、アポロの月面着陸(もっとも最近はメイキング映像とも言われているが)、東名高速の全通、銀行ATMの登場、など新しい時代に向けて60年代最後の節目の年であったことが分かる。

音楽の世界では60年代を象徴するビートルズの全盛期。ポピュラー音楽の世界も大きく変化をしていた。この年、アメリカでは若者の集るロスのウィスキ―アゴーゴーに、場違いともいえるバディーリッチオーケストラが出演していた。スイング時代の遺物ともいえるビッグバンドをバディーリッチは若いメンバーで固めて、伝統的な4ビートに加えて、若者にも訴える8ビートの曲を前面に出して、そのパワーとドライブ感溢れる演奏で若い聴衆を圧倒していた。バンドの若いメンバーの中で、サックスセクションを引っ張っていたのはアルトのリッチーコール。テナーのパットラバーベラ、そしトランペットセクションでファーストを吹いていたのはバークレーを出たてのマイクプライスだった。



その後マイクプライスは、西海岸を中心に活動していたが、74年になると秋吉敏子が立ち上げたビッグバンドに加わりレコーディングにも多く参加した。当時の西海岸の錚々たるメンバーが加わっていた敏子のバンドだが、このマイクプライスはトシコのバンドの一員として何度も日本を訪れている内に、いつのまにか日本に居ついてしまった。
その後、原信夫とシャープス&フラッツにも加わり、今ではすっかり活動の場を日本において活躍している。ビッグバンド好きの自分としては、彼のビッグバンドのライブには何度も足を運んでいるが、クインテットの演奏を聴く機会は無かった。その彼が、初のクインテットのリーダーアルバムを出し、先日発売記念のライブがあったので出かけて見た。

初めて聴くプライスのクインテットの演奏であったが、予想以上にい良い演奏だった。その昔、フリーとかフュージョンの旋風が吹き荒れた時、古き良き伝統に根ざしながらも新たな流れを取り込んだ演奏に「新主流派」なる命名がされたが、このマイクプライスのクインテットはその言を借りれば「“新”新主流派」とでもいってよいグループだと思う。
ドラムの稲垣はプライスと同じシャープス&フラッツの同窓生。どちらもビッグバンドの伝統を愛する2人。小編成といってもきっちりアレンジされたアンサンブル、それに続くソロの展開は個性の強いメンバーの集まりなので、クインテットとは思えない多彩な表現力を持っている。それにはピアノの田中裕士の存在が大きい。ジャズだけでなく、彼が持ち合わせている幅広い音楽の素材が随所で散りばめられている。

寡聞にして知らなかったが、今回のアルバムはプライスの初アルバムだったようだ。このCD発売を機にビッグバンドを含めてますますの活躍に期待したい。
今思い返せば我々世代にとって、1969年はひとつの節目の年であったようだが、世の中が混沌としている今の時代、小手先の対応ではなく大きな世直しが必要だ。次なる展開に向けて来年は大きな節目の年にしたいというのが皆の願いだろう。団塊の世代はまだまだ元気だ。マイクプライスに負けないように頑張ろう。

MIKE PRICEの経歴はこちらでたっぷりと






1. SPIRALIZATION
2. TOUCH & GO
3. A MINGUS AMONG US
4. IMAGERY
5. "CHARLIE, FROM JUST AROUND"
6. TUTU'S BIRD OF PASSAGE
7. TRUE LOVERS DREAM
8. CATCH AS CATCH CAN
9. TOHRYANSE (folk song)
10. FOR THE LOVE OF JAZZ
11. URGENCY

Mike Price (tp,fh)
Masanori Okazaki (ts)

Hiroshi Tanaka (p)
Tadashi Saze (b)
Yoshinobu Inagaki (ds)

Produced by Mike Price
Engineer Akihito Yoshikawa & shinya Matsushita
Recorded at DeDe Studios, Tokyo Japan March 30&31 2011
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クラッシックとジャズの融合には色々あるが・・・・

2011-12-12 | MY FAVORITE ALBUM

Jazz at the Musikverein / Andre Previn


RAY BROWNはConcordでジェイクハナと一緒に、カールジェファーソンが手掛けた多くのベテランの復活に付き合った。それ以前には、あのクインシーのAM時代の名作作りの片腕としても活躍した。ベースのプレーだけではなく、新人の発掘だけでなくベテラン達へのアドバイスや復帰にも手を貸す縁の下の力持ちであった。

そのブラウンは、89年一人の大物ピアニストの復活にも付き合っていた。そのピアニストはアンドレプレビン。50年代にはジャズピアニストとして活躍して、多くのアルバムを残している。シェリーマンとのマイフェアレディーはお気に入りのアルバムだ。クラッシックの世界に華麗なる転進をし、指揮者としては第一人者の名声を得るに至ったが、その間ジャズの世界にはしばらくご無沙汰していた。そのプレビンがジャズピアニストとして復活したのは27年ぶりのことであった。レイブラウンと一緒にギターのジョーパスのドラムレスのトリオの演奏が残されている。



その後も、ジャズの演奏を続けたプレビンは1995年にヨーロッパでコンサートを開いた。場所はオーストリアのウィーンの楽友協会のホール。毎年行われるニューイヤーコンサートの会場、クラッシックの殿堂だ。もちろんPAなどはない。3人のアコースティックサウンドがホールに響き渡る。そして、録音もそれに合わせたような味付けだ。当然、聴衆の拍手もクラシックコンサートの趣。曲はサボイでストンプに始まるジャズのスタンダードなのだが。プレビンのピアノは相変わらずスインギーなのだが、場所が違うと雰囲気が違って聞こえるのがかえって新鮮だ。ジャズとクラッシクの融合には色々あるが、クラシックの世界から帰還したプレビンが、ジャズの世界からレイブラウンとジョーパスを引き連れて再びクラシックの土俵に上ったようなアルバムだ。

1. Stompin' at the Savoy     Goodman, Razaf, Sampson, Webb 5:58
2. André Previn Introduction 1:52
3. I Can't Get Started     Duke, Gershwin 4:53
4. I'm Gonna Sit Right Down (And Write Myself a Letter) Ahlert, Young 5:56
5. Medley: What'll I Do/Laura Berlin, Mercer, Raksin 6:56
6. What Is This Thing Called Love?    Porter 5:27
7. Captain Bill              Alexander, Brown, Ellis 4:24
8. Satin Doll              Ellington, Mercer, Strayhorn 7:17
9. Hi Blondie              Previn 5:04
10. This Time the Dream's on Me     Arlen, Mercer 4:49
11. Medley: Prelude to a King/Very Thought of You/Come Rain or Come Shine
Arlen, Ellington, Mercer, Noble 9:57
12. Sweet Georgia Brown          Bernie, Casey, Pinkard 6:24


André Previn Piano
Ray Brown Bass
Mundell Lowe Guitar

Alison Ames Executive Producer
Reinhard Lagemann Engineer
Elizabeth Ostrow Engineer

Recorded live in Concert Jun 24, 1995
at The Musikverein Vienna, Austria


Jazz at Musikverein
Andre Previn
Polygram Records
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グリーンも凍って、いよいよ冬ゴルフのシーズン到来

2011-12-11 | GOLF LIFE
12月も10日を過ぎて今年も残すところも僅かになったのに、例年よりも暖かかったのか、あるいは木枯らしが吹かないせいか、木々にはまだまだ紅葉が残っている。イチョウやもみじは今が盛りだ。ゴルフの冬支度もまだ完璧には整えていなかったら、週末はいきなり雪の予報もちらほら登場するようになってしまった。いよいよ冬ゴルフだ。

天気が悪かったせいもあり先週はゴルフの予定もキャンセルで、この週末は久々のゴルフだった。土曜日のスタートは7:18。明るくはなっていたが一面霜で真っ白の中でのスタート。グリーンにシートが無かったので若干不安であったが、最初のホールから凍ったグリーンの洗礼を受ける。皆のナイスオンがことごとくオーバー。唯でさえ奥につけると難しいグリーンに手を焼くスタートとなった。
この日はホームコースの仲間との気軽なラウンド。普段はあまり握りもやらないが、今回はたまには「握り」をやろうといって集ったメンバー。普段にも増して気合の入ったスタートであったが、いきなり皆でスコアメイクに四苦八苦でこの先どうなることやら皆で溜め息。日が昇ると表面の霜は消えたが、凍ったグリーンには午前中一杯苦しめられてしまった。

今回の握りはいわゆる「お友達」と「オリンピック」。ベストとグロスのホールマッチなので、団体戦とマッチプレーの楽しみを合わせた様な者。普通は打順の1,4と2,3が組むことが多いが、今回変則ルールで色々な組み合わせが。何故かこのルールでやると、誰か巡り合わせが悪い人間が必ずといって現れる。自分がいい時に相方に足を引っ張られ、悪い時には助けられることなく2人で撃沈というパターンに。この握りをすると、途中で大体スコアに関しては拘りがなくなるが、ここ一番のショットやパットの集中力は増す。今回も、相手のスコアの気にしながら、ビーチバンカーで水に半分沈んだボールをウォーターショットするか1ペナを払ってアプローチに掛けるか思案する場面も。オリンピックをするとアプローチとパットはなお更目標が定まる。練習を兼ねてたまにはいいものだ。
今回は、凍ったグリーンのお陰でスコアメイクはいきなりギブアップだったが、握りのお陰で緊張感を持てたラウンドができた。
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久々の同窓会、昔の仲間が集るといつの間にか当時のノリに・・・

2011-12-10 | MY FAVORITE ALBUM
Live At The Blue Note / The Very Tall Band

先日小学校の同窓会があった。卒業してから50年近く経つ。つい最近会った友人もいれば、それこそ卒業以来50年間会っていなかった者まで、中にはイタリアや台湾から駆けつけた者もいて、結構な人数が集って盛況であった。恩師も80歳を過ぎて元気にされていた反面、仲間の数人は残念ながらすでに帰らぬ人となっていた。当然何人かの輪ができるとまずは昔話から。記憶のどこかに残っていたものが突然意識の中によみがえってくる。話が弾むと自分の中では欠けていた部分がジグソーパズルのように組み合わさって全貌が見えてくる。「それはそのようなことだったのか」と今になって再認識するようなこともあった。あっという間に過ぎた数時間であったが、せっかく盛り上がったところで名残惜しかったが近いうちのまたの再会を約して、家路につく者、2次会へ行く者が、三々五々解散となった。

レイブラウンがオスカーピーターソンの元を離れたのは1966年、1951年から15年間のコンビだった。学校でいえば小学校から高校卒業まで一緒だった友人関係と同じことだ。その間の出来事を語りだしたら果たして何日、いや何ヶ月も必要だろう。その中には忘れられない、演奏、セッションもいくつもあったと思う。そのコンビもいくつかの変遷があるが、ドラムのエドシグペンを加えた3人が乗りに乗っていたのが60年代に入ってからのVERVEの一連のセッション。トリオが中心だが、何枚かゲストを加えたアルバムもある。その中でも印象に残っているのが、ミルトジャクションが加わった”VERY TALL”というアルバム。MJQのジャクションが、MJQを離れると別人のようなプレーをするとはよく言われていたが、まさにその代表的なアルバムだ。

この、メンバーが30年以上経って同窓会を開いた。場所は、New Yorkのブルーノート。
そして、会の名前は”VERY TALL BAND”.。もちろん、その間色々な所で会うことは多々あったであろう。でも、きっとあの、”Very Tall”のセッションの思い出を一番大事にしたかったのだろう。ドラムのエドシグペンは健在ではあったが、居をコペンハーゲンに移していて、その会への参加はできなかったようだ。皆の饒舌さは相変わらずだ。流石に30年前は若さにまかせて多少悪乗りしていたところもあったが、今回は皆流石に歳をわきまえつつ、いつもの個性のある語り口を披露してくれる。もちろん独演会にならずに掛け合いも忘れずに。聴衆もきっと昔の演奏を聴いた客が多かったのだろう、合いの手の入れ方にも今の演奏に加え昔の思い出をかぶせたような雰囲気を感じる。
再会セッションというのはいくつもあるが、思い出に残るセッションのひとつだ。
そして再会というのはいつでもできると思いがちだが、思い立った時にしておかないと二度とできなくなってしまうものだ。来年は個人的に昔の友人との再会を増やしてみよう。



1. Ja-Da           Carleton, Carlton 7:29
2. SKJ            Jackson 8:17
3. I Remember Clifford    Golson 8:21
4. When Summer Comes     Peterson 4:32
5. Blues for JR        Brown 11:04
6. Nature Boy         Ahbez 5:51
7. Sometimes I'm Happy     Youman 8:50
8. Bass Solo Medley:
    Full Moon and Empty Arms/The Very Thought of You/The Work Song
           Adderley, Kaye, Mossman, Noble 7:43
9. Caravan          Ellington, Mills, Tizol 9:13

Oscar Peterson : Piano
Ray Brown : Bass
Milt Jackson : Vibraphone
Karriem Riggins : Drums

Robert Woods :Executive Producer
Jack Renner :Engineer
Elaine Martone :Producer


Recorded Live at The Blue Note NYC on Nov.24-26 1988







The Very Tall Band: Live At The Blue Note
Very Tall Band
Telarc
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