A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

“I WANT TO LIVE” / GERRY MULLIGAN

2006-11-19 | MY FAVORITE ALBUM
ブルーベックのアルバムがディズニーの映画音楽であったが、映画音楽とJAZZという関係も色々ある。
ストレートにJAZZをメインの音楽に使った例としては、マイルスの「死刑台のエレベーター」を筆頭に、有名な作品が何作かあるが。
間接的には、多くのJAZZプレーヤーが、生活の糧を映画音楽の演奏で得ていた時代もあった。いわゆるスタジオミュージシャンが数多くもてはやされた時代だ。
この世界では、JAZZに限らず色々な音楽をこなす、マルチプレーヤーが多く活躍しているが。
WEST COAST JAZZも基本的には、ハリウッドの映画の仕事をベースにしたJAZZプレーヤーがベースになっていた。

ここ数回続けて紹介している、60年代、日本コロンビアから出たSELECT LIBRARY OF THE MODERN JAZZというシリーズ物の中にも、映画音楽の一枚があった。

実は、この一枚が自分のジェリーマリガンとの出会いであり、バリトンサックスとWEST COAST JAZZに興味を持つようになったきっかけにもなった一枚である。

メンバーはジェリーマリガンのレギュラーコンボではなく、ウェストコーストのオールスターズ。編曲はジョニーマンデル。
「これぞ、ウェストコーストジャズ」といっていいほどの、軽快で輝かしいサウンドが聞ける。

お気に入りは、Frisco Club。

ジャケットの写真は、再発されたCDのもの。LPには「ジャズコンボ」の演奏だけが入っているが、CDには、映画のバックに使われたオーケストラのサウンドトラックの音楽がすべて収められている。久々に聴いて、このCDが欲しくなった。

1958年5月。日本では、第3回アジア大会が開かれ、力道山が人気になっていた頃だ。

Black Nightgown
Theme From I Want To Live!
Night Watch
Frisco Club
Barbara's Theme
Life's A Funny Thing

Gerry Mulligan Baritone Saxophone
Art Farmer Trumpet
Bud Shank Flute, Alto Saxophone
Frank Rosolino Trombone
Pete Jolly Piano
Red Mitchell Bass, String Bass
Shelly Manne Percussion, Drums

Recorded in L.A.May 24,1958
コメント
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