A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

THE ALL STAR TENOR SPECTA CULAR

2006-11-24 | MY FAVORITE ALBUM
サックスが主役で続いているので、引き続き。
アルトもいいけど、テーナーもいい、更にはバリトンも・・・
ソロもいいけど、アンサンブルもいいと続いたので、次は同じ楽器が一同に介して共演というものを。

同じ楽器でも、音色や話法が違うのがJAZZの楽しみ。
同じ楽器で個性を出し合って「品評会風」の企画のアルバムがある。

50年代プログレッシブレーベルの創始者、GUS STATIRASが70年代の後半、他のレーベルに渡っていた、プログレッシブを買い戻して、新録音を行った時の一枚。
このテーナーの共演以外にも、トランペットやトロンボーンで同様な企画のアルバムがある。

集まったテーナーは、若手のスコットハミルトン(今ではベテランの境地にあるが、この時は若干22歳)から、1915年生まれ、この時すでに62歳のフリップフィリップスまで6人が集まった。
特に6人のアンサンブルや掛け合いがあるわけではなく、JATPのようなオールスターセンションだ。

A面は、ジャムセッション風にアップテンポでスタートする、トップバッターは、アルファベット順でハミルトンから。いきなりコールマンホーキンズ風の演奏で始まり、ソロが順次渡されていく。
B面は、一転してバラードメドレー。これも、各自で一曲ずつのバトンリレーだ。こちらのトップもピアノに続いてハミルトン。これもホーキンズ風だが、若さに似合わず枯れた味を出している。

丁度ハミルトンがデビューした頃であるが、親子以上に歳が離れた大先輩と互角にプレーしているのが印象的。

GUS FLOWER
BALLAD MEDLEY
  I CAN’T GET STARTED
  TIME AFTER TIME
  SEEMS LIKE OLD TIMES
  IT’S THE TALK OF THE TOWN
  THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU
  HOW DEEP IS THE OCEAN?
  MY OLD FLAME


Scott Hamilton, Peter Loeb, Flip Phillips,
Frank Sokolow, Ray Turner, Bennie Wallace (ts)
Derek Smith (p)
Howie Collins(g)
George Mraz(b)
Ronnie Bedford(ds)

Produced by Gus Statiras
Recorded on April 28,1977
コメント
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