A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

メルルイスオーケストラの良さを味わう晩年の一枚・・・

2012-06-28 | Thad Jones & Mel Lewis & VJO
Soft Light Hot Music / Mel Lewis Jazz Orchstra


先日宮嶋みぎわのライブに行った。彼女はこの秋からアメリカに作曲の勉強のため留学するそうだ。その前にビッグバンドのライブが3回予定されていて、この前のライブがその一回目。前回ダグラスがゲスト参加した時も聴きに行ったが、若手中心の彼女のビッグバンドの元気な演奏に感心したので、今回も期待大で出かけてみた。

彼女のオーケストラは自分の曲・アレンジが中心だが、今回はサドメルの曲も何曲か。彼女が懇意にしているヴァンガードジャズオーケストラのレパートリーなので、彼女としても自作曲と同様に力が入っていた。彼女が留学中の先生役は、ヴァンガードオーケストラのジムマクニーリーとのこと。さらに大きく育ってきて欲しい。

当日後半に演奏された曲に、このマクニーリーの作編曲の”Off The Cuff”があった。
もともとメルルイスオーケストラのレパートリーだとのことだがすぐには思い出せなかった。帰って探してみたら、このメルルイスオーケストラのアルバムに入っていた。

まだ紹介もしていなかったアルバムなのでついでに聴き返してみた。
ジャケットのイメージはジェリーマリガンの有名なアルバム "Night Lights" に良く似た感じだ。
録音自体は88年2月、丁度2年後にルイスは亡くなっているのでメルルイスの晩年の作品。本拠地ビレッジバンガードでのライブだが、サドジョーンズの曲を再び積極的に取り上げたことで有名な、“The Definitive Thad Jones”と同じ時の録音。この期間色々演奏された色々な曲をアルバム単位で編集したものだ。メンバーも当然The Definitive・・・と同じ。

前作がVol.1,2共にアレンジも含めてサドジョーンズ作品集だったのに較べて、このアルバムは2曲を除いてスタンダード曲。アレンジも、いつもの常連ではなくMike AbeneやTed Nashなどこのオーケストラでは珍しいアレンジャーばかり。ビッグバンドは昔から新人、中堅のプレーヤーがプレーヤーとしてもアレンジャーとしても一流に向けてステップアップしていく場であったが、このテッドナッシュなどは、この時期のメルルイスオーケストラでの活躍がまさにそのステージであったと思う。

このアルバムの最後の曲に収められているのが”Off The Cuff”。
今回のライブで彼女がこの曲を説明している中で、ジムの作った難しい曲であるということに加えて、ソロに合わせてバックのアンサンブルも違うのでジャズの曲としては繰り返しが少ないので長い譜面(確か12枚とか)だとの解説があった。
それを聴いてエリントンを思い出した。エリントンもソリストをイメージしながらアレンジをする。したがって、エリントンの組曲は単に大作というだけでなく、いずれの曲も奥深さを感じるのかもしれない。先日のマイクプライスのエリントントリビュートライブでもマイクプライスの分厚いスコアを前にした指揮振りはクラシックのそれを感じさせた。

ピアノとドラムの掛け合いから始まり、アンサンブルが徐々に加わってテーマがアンサンブルで演奏された後、ソプラノ、アルト、そしてピアノのソロと続くがバックのアンサンブルのエンディングに向けての高揚感が確かにすばらしい。
また、この曲はソロこそ無いがイントロからドラムの多彩な芸が求められるとのこと。
みぎわのオーケストラの広瀬も素晴らしかったが、時には酷評されることもあるメルルイスのドラミングの「良さが発揮される」曲でもある。

思わぬきっかけで聴きなおすことになったアルバムだが、いつもと違った曲を違うアレンジャーでやってもメルルイスオーケストラを感じさせる一枚だ。この88年の2月のライブはサドメルオーケストラを引き継いだメルルイスオーケストラも完成の域に達したライブだと思う。

1. Soft Lights and Sweet Music     Irving Berlin  6:12
2. Love Is Here to Stay        George Gershwin / Ira Gershwin  3:45
3. Compensation            Kenny Werner  11:49
4. Little Man (You've Had a Busy Day) Al Hoffman / Maurice Sigler / Sid Wayne 7:51
5. Lester Left Town          Wayne Shorter  8:04
6. How Long Has This Been Going On?  George Gershwin / Ira Gershwin 5:46
7. It Could Happen to You       Johnny Burke / James Van Heusen 4:50
8. The Touch of Your Lips       Ray Noble  5:44
9. Off the Cuff              Jim McNeely   10:31

Joe Mosello (tp,flh)
Glenn Drewes (tp,flh)
Earl Gardner (tp,flh)
Jim Powell (tp,flh)
Ralph Lalama (ts,fl.cl)
Joe Lovano (ts,ss,fl.cl)
Ted Nash (as.ss.fl.cl)
Dick Oatts (as,ss,fl)
Gary Smulyan (bs,bc)
Ed Neumeister (tb)
Earl McIntyre (btb)
John Mosca (tb)
Douglas Purviance (btb)
Stephanie Fauber  (f hr)
Kenny Werner (p)
Dennis Irwin (b)
Mel Lewis (ds)

Arranger :
 Mike Abene 1,4,8
 Ted Nash 2
 Kenny Werner 3
 Mike Crotty, 5,7
 Bill Finegan, 6
 Jim McNeely 9
 
John Snyder Producer
Paul Wickliffe Engineer
Joe Lopes Engineer
Paul Angelli Assistant Engineer

Recorded Live at The Village Vanguard , New York, on Feb 11, 1988 - Feb 15, 1988
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高速から近いゴルフ場・・・

2012-06-26 | SHOT OF THE DAY
高速道路網が充実し、多少距離が遠くとも高速のICから近い所は便利だ。ホームコースも以前はICから少し離れていたが、新たなICやスマートインターの開設で昔より大分便利になった。

先日会社勤め時代の古巣の部門のゴルフ好きが集まってのコンペがあった。仕事での繫がりは無くなったがOBになっても呼んで貰えるのは嬉しいものだ。
今回のコンペの場所は茨城の笠間ロイヤル。コースの案内を見ても、北関東道笠間西ICから800mと近さを謳っている。確かに高速の進入路を出て右折するとすぐに進入路がある。
たぶん、ここがこれまでに行ったことのあるゴルフ場で高速から一番近いコースだと思う。
以前行ったかさまフォレストも近いが、進入路の入り口が数百メートルロイヤルが近い。

コースは、あのピートダイ設計なので変化があって面白い。27ホールあるが、東西南でそれぞれまた違った趣があって楽しめる。このピートダイを始めとして面白さ以上に難しさにもこだわったコースは、今のようなセルフプレーが多くなると大渋滞を引き起こす。プレーヤーからも難しすぎるとの声が多いと、バンカーを無くしたり、ハザードを埋めたり、木を切ったり、だんだん最初の設計の意図が曖昧になってきている。
このコースも、一緒に回ったメンバーによると、昔はこちら側が全部バンカーだったのですが・・・との説明もあった。これまでに何度か来たことはあったが、少しずつ変わっていると気がつかないものだ。

若い人も多く、初心者も多いのでフロントティーからのプレー。距離が短くなってもスコアは劇的に良くなるわけではなく、反対に中途半端な距離感がスコアを乱すことはよくあることだ。
でも、ドライバーがそこそこ調子がいいと、やはり距離が短いメリットはある。この日もスタートからドライバーは好調。第2打はショートアイアンどころかアプローチアンアンで十分。これが3ホール続いた。それも、どのホールもピンがらみのバーディが狙える場所。ところがこれがどれも決まらず。でも、気分はいいものだ。

だが、自分の実力ではこの調子が続くのも3ホールまで。次の3ホールはミスが必ず一回あってボギーペース。最後の3ホールはパー、ボギーと来て最終ホール。ティーショットはいいところで、これも残りはアプローチの距離。最初の3ホールの感覚を思い出しつつ打ったがこれは距離感が合わずに大オーバー。3パットのボギーにしてしまった。最初のパットがひとつでも入っていたら違った展開だったかも。

後半は、いきなり大ミスショットで山の上の第2打から始まる。こういう時は流れに乗れないもの。結局後半は46でボギーペースも守れず。
9番のアプローチをきっちり決めていたら、また違った展開であったかも。それに、総じて午後のスタートホールというのは自分にとっては鬼門だ。
パーティーを終えて帰りはだいぶ遅くなったが、コースを出て高速にすぐ乗れるのはありがたい。眠気が襲ってくる前に高速を走り抜けられた。


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ジャズの世界でもハイブリット種が強い時代に・・・・?

2012-06-24 | CONCORD
Taurus / Tania Maria


先日、プロでピアノの弾き語りをやっている知人と話をする機会があった。
「最近はライブには良く出ているのですか?」と聴くと、否。なかなか機会が無くて・・・と。
でも、ジャズのライブをやっている所ってけっこうありますよね・・と聞き返すと、
いや、どこもお客が入っていないので厳しそうですよ・・と。
特に若者がめっきり。
我々世代は結構ジャズを聴いていた人間が多いので、現役を引退して時間ができてジャズを聴きに出かけようと思えば行けるんですけどね・・・
とか、とりとめの無い話をしばらくした。
結論は、ジャズはどうも人気が無いようだ。
彼のピアノとボーカルは良くスイングする正統派。昔はホテルのラウンジにも出ていたようだが、最近はさっぱり演奏する場が無いとのこと。困った物だ。

動物でも植物でも純血種というのは生命力が弱い。一方で雑種というものは世の中の環境変化に適宜対応していくのか、生命力は純血種よりますます勝っていく。弱肉強食、強いものだけが生き残っていくという生物の宿命かもしれない。
ジャズの世界もフュージョン系は多少元気でも、正統派のスイング系はいつのまにか絶滅保護種になっているのかもしれない。

前作“Piquant”でConcordデビューを果たしたタニアマリア。このアルバムはConcordで続いて制作された2作目だ。
モダンスイングの正統派を軸に据えたコンコルドが、ラテンとの混血種のために用意したのがピカンテレーベル。タニアマリアはそのレーベルと共にデビューした新人だった。
60年代に流行ったボサノバはソフトサウンドが多かったが、このタニアマリアの演奏と歌は強烈だ。ジャズ自体が70年代にフュージョンがブレークしたのに合わせて、ブラジル音楽もこのフュージョンと更なるハイブリット種を生んだ。タニアマリアの歌と演奏もその一つだろう。

このタニアも始めはなかなかアメリカでは受け入れられず、最初の活躍の場はフランスだったそうだ。ディーディーブリッジウォーターと同じ境遇だ。当時はどうもアクションの大きい女性歌手はジャズボーカルではタブーだったのか・・・?

この2作目で一段とタニアマリアスタイルが定着してきている。彼女のオリジナル曲に加えて、クライミーアリバーやジョンレノンのイマジンを歌う。素材を問わず自分のスタイルをアピールできるのは一流の条件だ。

アメリカでもジャズはマイナーな音楽になっているかもしれないが、ディディーもマリアも今でも健在。やはりハイブリット種は環境の変化に耐えて生き残っているようだ。
植物の世界では種子を作らない一代限りの種が流行らしい。ジャズの世界では間違っても後継者を生まない一代限りのハイブリット歌手などは作らないで欲しいものだ。彼女達の後継者がたくさん育ってくれれば。

1. Tranquility Tania Maria 7:43
2. Imagine John Lennon 5:20
3. Bandeira Do Lero Tania Maria 2:20
4. Two A.M. Tania Maria 7:44
5. Que Vengan los Toros Tania Maria 6:54
6. Cry Me a River Arthur Hamilton 7:21
7. Eruption Tania Maria 6:52

Tania Maria (p,vol)
Eddie Duran (g)
Rob Fisher (b)
Vince Lateano (ds)
Willie T. Colon (Per)
Kent Middleton (per)

Carl Jefferson Producer
Phil Edwards Engineer

Recorded on August,1981

Originally Released on Concord CJP-175(所有盤はユピテルの国内盤)
Taurus
クリエーター情報なし
Concord Records

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ミンガスワールドでのアダムスの演奏の始まりは・・・

2012-06-23 | PEPPER ADAMS
Debut Rarities Vol.3 / The Charles Mingus Group

1957年9月、ニューヨークに戻ったペッパーアダムスは早速昔の仲間とのギグ&レコーディングで活動を開始した。ロスに滞在中は多くのウェストコーストの有名バンドと共演し「白っぽさ」を出していたが、ニューヨークに戻ると「黒っぽさ」全開だった。
アルバムとしてはリーモーガンとの共演アルバム“The Cooker”が知られているが、その前に2枚のアルバムに参加している。
その一枚が、テナーのシャフィハディのリーダーアルバム。というよりミンガスグループ参加した演奏がこのアルバムだ。
ミンガスの有名なアルバム直立猿人は前年1956年の作品。いわゆるミンガスワールドの展開に弾みがついていた時だ。

気難しい事で有名だったミンガスとペッパーアダムスは何故か気心が合ったのかもしれない。2人は以前から一緒に演奏した仲であり、この録音の後もアダムスは機会あるごとにミンガスグループの演奏に参加している。ニューヨークに戻ったアダムスがミンガスグループの録音に参加したのも偶然ではないだろう。
ペッパーアダムスのキャリアを追ってみると、色々なミュージシャンとの付き合いが多かったアダムスであるが、このミンガスとの関係は外すわけにはいかない。

最近の政治に代表されるように、今の社会全体に拘りとか主義主張というものがまったく感じられないが、それは個人に立ち返ってみても同じである。メディアの発達と共に世の中の流行・話題に振り回されることが多くなった。また商業主義全盛時代は売れるものが良い物という価値観が蔓延した。ジャズの世界でも少なからず影響を受けていった。
しかし、このミンガスは、マイルスやクインシー、そしてエリントンなどと同様、ジャンルやスタイルは変わっても、ジャズに対して、いや音楽に対しての自らの主張は生涯揺らぎないものであった。

収められている曲はオリジナルのブルースから始まり、ステラバイスターライトやオータムインニューヨークなどのスタンダードも続くが、オリジナルであってもスタンダードであってもミンガスワールドに仕立て直されている。

一口に黒っぽい演奏といっても、ミンガスサウンドの黒っぽさはジャズのオリジンに繫がるようなサウンドだ。それは音色でありフレーズであり、プレーそのものの取り組む姿勢かもしれない。ミンガス自身のキャリアが、ディキシーに始まりフリーな演奏に至ったというキャリアから生まれたものかもしれない。実際に、ミンガスは若い頃ルイアームストロングやライオネルハンプトンのグループにも参加していた。レッドノーボとスインギーな演奏もしていた。

ミンガスワールドの特徴は、グループインプロビゼーションであり、その中で繰り広げられるインタラクティブな即興演奏だ。実はこれはジャズの起源でもあるニューオリンズジャズと同じなのだ。ミンガスの音楽を演奏するには上手いだけではだめで、このグループ演奏をこなし、そしてグループの中で他のメンバーと渡り合いながら自己主張できる個性を持っていないとだめだといわれている。

この中でアダムスのプレーも、つい数ヶ月前までウェストコーストの軽快なバンドでプレーしていたとは思えない演奏振りだ。器用というのか変わり身が早いというか・・。
しかし、よく聴くとアダムスのプレーは大きくは変わっていない。どんなスタイルでもアダムスのプレーはワンアンドオンリーのバリトンプレーである。
ミンガスとの付き合いも長く続いたということは、アダムスもミンガス好みのスタイルには拘らず、どんな場合でも仲間と呼吸を合わせて自己主張ができるプレーヤーだったのかもしれない。

1957年はハードバップの全盛期といわれるが、ウェストコーストジャズもまだまだ活況を呈していたし、ビッグバンドやディキシーも元気に復活、フリーやサードストリームに向けての実験的な作品も多くあり、ジャズ界全体が百花繚乱状態だった。
その中でペッパーアダムスはジャズ界に起こっていた多くの変化を短期間に自ら渡り歩いて身を持って体験していたように思う。

1. Untitled Orginal Blues (take 1)
2. Stella by Starlight (take 4)
3. Stella by Starlight (take 5)
4. Untitled Orginal Composition (take 3)
5. Untitled Orginal Composition (take 5)
6. Autumn in New York (take 1)
7. Autumn in New York (take 2)
8. Long Ago And Far Away (take 2)
9. Long Ago And Far Away (take 4)
10. Long Ago And Far Away (take 5)
11. Untitled Orginal Blues (take 2)
12. Joldi (take 4)
13. Joldi (take 5)

Clarence Shaw (tp)
Shafi Hadi (ts)
Pepper Adams (bs)
Wade Legge or Wynton Kelly (p)
Henry Grimes (b) 12&13
Charles Mingus (b)
Dannie Richmond (d)

Recorded in NYC, September, 1957
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猛獣の鳴き声の聞こえるゴルフ場

2012-06-21 | GOLF LIFE
アウトの9番のティーグラウンドに立つと、左手から動物の鳴き声が。それも1頭や2頭ではない。かなりの数だ。コースの正面を見ると真ん中に大きな岩山が。ゴルフ場の趣きではない。途中でライオンの姿も見ることができ、アフリカのサバンナでゴルフをしている感じだ。

群馬県にある21センチュリークラブ富岡コースはそんな雰囲気が味わえるゴルフ場だ。というのも、コースがサファリパークに隣接しているから。コースへの進入路はサファリパークと同じ。パークに着くすぐ手前を左に入るとゴルフ場のクラブハウスに着く。

開場は1991年というので、バブルがはじけてからの開場だが作りはバブル時代の名残がある。受付が広いホールにあるが、受付を終えてロッカーに行こうとするとどこにあるかが分かり難い。よくあるデザイン重視で機能的に使い勝手の悪い作りなのかもしれない。

インからのスタートでスタートホールはフラットであるが全体にはアップダウンが多い山岳コース。特にアウトはトリッキーな作りのホールが多い。猛獣の鳴き声の聞こえる9番も岩山を避けて左ドッグレッグの極端な打ち下ろし。短いホールもあるが、フラットな200Yを超えるショートもあり、天候のせいもあるが距離感にはショットもパットも悩まされた。

この日の天気は一日小ぬか雨が降り続く。傘や雨具はほとんど使わずに済んだが、グリーンの水滴には悩まされた。刈り込んでいないグリーンで唯でさえ重いグリーンがこの水滴で最初はまったくタッチが合わない。後半慣れて来たが反対にこんなタッチの癖がついたら普通のグリーンは大オーバーの連発になりそう。

もうひとつ悩まされのがアイアンの距離感。アップダウンがあるので第2打の距離感がつかめない。さらにはこのコースは2グリーンだが、ショートホールでRグリーンのRと、レギュラーティーのRを取違えてショートホールでグリーンを大オーバーすること2回。

このようなコースも嫌いではないが、初ラウンド、天気も悪い中でのセルフフレーはやはり厳しかった。距離感は合わなかったし、隠れた池には打ち込むし。46・44のボギーペースで上がれたのは上出来。最後の9番のグリーンで長いスライスラインをワンパットできめられて、最後に重馬場を克服したのがその日の収穫。
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エリントンによるビッグバンド名曲集・・・

2012-06-20 | MY FAVORITE ALBUM
Ellington ’55 / Duke Ellington Orchestra

作曲家デュークエリントンの作品は数多い。その中の多くはスタンダードとなり他の多くのミュージシャンによって演奏し続けられている。自らのオーケストラでもそれらの作品は十八番として常にレパートリーに加えられているが、オーケストラ向けの作品としては「組曲シリーズ」がある。先日マイクプライスオーケストラが、このエリントンの組曲の作品を取り上げたライブを行った。聞き応えのある演奏で改めてエリントンの作品の偉大さを実感した。しかし、これらの一連の組曲のアルバムはけっして一般受けするものではなく、レコード会社としても営業面で売上げを重視するのであれば積極的に取り組みにくいものであったろう。

50年代の始め、エリントンは一時メジャーレーベルであるキャピタルに所属していた。ジャズの専門レーベルでもないので当然一般受けするアルバム作りが求められたのであろう。エリントン’55とタイトルされたこのアルバムは、エリントン自身のナンバーを含む、他のビッグバンドのタイトル曲ともいえるビッグバンドの名曲を選んだ作品となった。このようなビッグバンド名曲集というアルバムはよくある企画だが、エリントンも営業重視でそのような企画を付き合わされたともいえる。それぞれの曲はお馴染みではあるが、演奏時間も短く大作といえるものではないが・・・。でもエリントンがライバルベイシーのワンオクロックをやるというのも粋なものだ。
同じような企画は10年後にリプリーズに所属していた時にも、’66とか「WILL BIG BANDS EVER COME BACK?」という企画があったが。

とうはいうもののエリントン&ストレイホーンが名曲を料理しているので、オリジナルのイメージを大切にするのではなく、どの曲もエリントンサウンドの味付けがされている。そして、アレンジに映えるソロやアンサンブルは、素材が何であれエリントニアン達の本領発揮といったところだ。ホッジスはいないが、ラッセルプロコープやクラークテリーが素晴らしい。

CD化された時に追加された曲だとは思うが、最後のエリントンナンバーである、「スイングが無ければ・・・」は圧巻だ。ゴンザルベスのソロは、後のニューポートでの名演のウォーミングアップのようだし、レイナンスのボーカルもご機嫌だ。

タイトルは「‘55」と銘打っているが、実際の演奏は’53年の暮れから’54年にかけてのもの。モダンビッグバンドが生まれようとしているとき、老舗のエリントンオーケストラも’56のニューポートに向けて試行錯誤をしていたのかもしれない。

1. Rockin' in Rhythm Harry Carney / Duke Ellington / Irving Mills 4:30
2. Black and Tan Fantasy Duke Ellington / Bubber Miley 5:10
3. Stompin' at the Savoy Benny Goodman / Andy Razaf / Edgar Sampson / Chick Webb 5:04
4. In the Mood Joe Garland / Andy Razaf 5:59
5. One O'Clock Jump Count Basie / Eddie Durham 5:12
6. Honeysuckle Rose Andy Razaf / Fats Waller 4:17
7. Happy Go Lucky Local Duke Ellington / Mercer Ellington / Billy Strayhorn 5:33
8. Flying Home Benny Goodman / Lionel Hampton / Sydney Robin 6:08
9. Body and Soul Frank Eyton / Johnny Green / Edward Heyman / Robert Sour 4:47
10. It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got That Swing) Duke Ellington / Irving Mills       10:17

Cat Anderson (tp)
Willie Cook (tp)
Ray Nance (tp,violin, vocals)
Clark Terry (tp)
Britt Woodman (tb)
Alfred Cobbs (tb)
John Sanders (tb)
Quentin Jackson (tb)
Paul Gonsalves (ts)
Jimmy Hamilton (ts,cl)
Rick Henderson (as)
Russell Procope (as,cl)
Harry Carney (bs,bcl)
Billy Strayhorn (Celeste)
Duke Ellington (p)
Wendell Marshall (b)
Jimmy Woode (b)
David Black (ds)

Dave Dexter, Jr. Producer

1~8
Recorded in Chicago , December 21,28,29 1953 & January 1,2,17 1954
9
     in Chicago May 18, 1955
10
     In NYC June 17, 1954
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オープンコンペにも色々あるが・・・・・

2012-06-19 | GOLF LIFE
春と秋に定期的に行っている学生時代の仲間との一泊コンペ。最近は群馬のコースで行われることが多い。というのも仲間の一人が前橋在住ということもあり、手配はいつも彼が段取りしてくれるし、泊りのゴルフだと群馬は手頃だ。

今回一日目は彼のホームコースでもあるレイクウッド富岡。レイクウッドというと昔は接待コースの代名詞でもあり庶民ゴルファーにとっては敷居が高かった。その系列コースであるこの富岡コースもバブルの時の開場でハウスもコースの設計も凝った作りではあるが、今は手軽にプレーできる。

今回は、丁度その日に開催されていたオープンコンペに参加しながらのプライベートコンペに。賞品にはありつけるし、自分たちのコンペとは別の楽しみも味わえるのでお得な企画だった。
オープンコンペというと大コンペになると表彰式&パーティーまで大分待たされることもあるので、最近の流行りはハーフコンペ。終わると午前中のスコアで順位が決まっていて順位を確認し賞品を貰って帰るというパーティーも無いお手軽版である。

今回のハーフコンペは終わった後にティーパーティー付となっていた。
どんな形式かと思ったら、プレーを終えて上がった組毎に賞品のメロンの試食、それに美味しいデザート&コーヒーが出て、スタッフが順番に席を回りながら成績発表と賞品授与を行うという段取り。これはなかなかいいやり方だ。
お客にしてみれば待つ必要も無く、自分達の順位だけがすぐ分かり賞品授与も。もちろんスタッフとのコミュニケーションもできる。お客が楽な分スタッフは当然大変だが、このやり方だとお客の意見も直接聞けるし、次回の営業もできるので実はコース側にとってもメリット大。

昨今では人手減らしの合理化されたサービスが一般的だが、このようなサービスは実に気分がいい。安かろう、悪かろうのサービスが世の中蔓延している中で久々にクリーンヒットだと思う。値段も食事もすべて込みで一万円以内でけっして高くはない。
次回も参加してみようという気になった。

肝心のスコアは40・45。45のほうもミドルで9の大叩きがあってのボギーペースは上出来の方。オープンコンペは隠しホールに恵まれずに下位であったが内容的には満足。
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一連のMODEのアルバムの中に、一枚気にかかるアルバムが・・・・

2012-06-14 | Thad Jones & Mel Lewis & VJO
Leonard Feather Presents Bop

ペッパーアダムスがロスを離れたのは57年の8月。ロスへの置き土産として初のリーダーアルバムをMODEに残していった。オリジナルはMODE112。ちょうど10枚づつの区切りでリリースされたようなので、第2期の録音になる。そして第3期に入るとジャケットのイラストのタッチも少し変わってきた(手抜きかな?)が、この第3期でMODEレーベルは終わってしまう。ほとんどすべてが西海岸での録音、新進気鋭の実力者達を紹介するようアルバムが大部分であった。当時のウェストコーストの最先端の演奏ばかりである。

その中に一枚毛色の違うアルバムがある。
レナードフェザープレゼンツと銘打ってある、タイトルも“BOP”というアルバムである。
そして、この録音の時期は同じ57年の8月だが、場所は東海岸で。メンバーも、東海岸で活動していたフィルウッズやサドジョーンズが加わっている。
サドジョーンズはベイシーオーケストラに加わっていた一方で、色々なセッションにも顔を出していたフィルウッズもジーンクイルとのコンビが絶好調の頃

フェザーのお題はBOPの再演だ。時代はハードバップの真っ最中。パーカーやガレスピー達が52丁目で連夜演奏していた頃とは、一回り時代は過ぎていたのだが。その後、「ジャズの歴史」のようなテレビ番組も作られ、過去のスタイルの演奏が紹介されるようなこともあったが、フェザーの企画はまさにジャズの世界の「懐メロ」であった。
ウッズやガレスピーだけでなく他のメンバーもフェザーの「お題」を演じるのに役回りは十分だ。

演奏する曲も、バップ時代の名曲が選ばれ、中にはバップスキャットが入っている曲もある。参加しているメンバー、そして彼らの演奏も企画を含めて楽しめるアルバムだが、「何故このアルバムがMODEのシリーズに入っているの?」というのが気になる。
きっと何かの理由があったのだとは思うが、気に留めておこう。



1. Little Benny
2. Be Bop
3. Lemon Drop
4. Ornithology
5. Anthropology
6. Salt Peanuts
7. Groovin’ High
8, Shaw ‘Nuff
9. Billie’s Bounce
10. Hot House / 52nd Street Theme

George Wallongton (p)
Phil Woods (as)
Idrees Sulieman (tp)
Thad Jones (tp)
Curley Russell (b)
Denzil Best (ds)
Arthur Taylor (ds)

Produced by Leonard Feather
Recorded in New York, August 1957


レナード・フェザー・プレゼンツ・ “バップ”
クリエーター情報なし
ミューザック
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アダムスのロスでのライブの模様を知るにはこの一枚が・・・・

2012-06-13 | PEPPER ADAMS
Jazz City Presents Bethlehem Jazz Session

50年代の中頃、ジャズが一番元気のあった時代、ジャズの興隆に合わせてメジャーレーベルだけでなく、ジャズの専門レーベルも数多く生まれた。モードのように短期間で華々しく散ったレーベルもあれば、長く続いたレーベルもあり、それぞれがジャズの歴史の一部となっている。

東の代表格が、ブルーノート、プレスティッジとすると、西の代表はコンテンポラリー、パシフィックジャズといったところか。その中に東と西に拠点を構えたレーベルがあった。ベツレヘムレーベルだ。
とかく黒人中心のイースト、白人中心のウェストと分けがちであるが、このベツレヘムは両方がうまくミックスされた作品が多い。そして、インストだけでなくボーカル物も。
ウェストコーストの白人中心の演奏でも何か一味違った味付けを感じてしまうのは、このレーベルに「このミックス感の先入観」があるからかもしれない。

このベツレヘムから”Jazz City Presents・・”というオムニバスアルバムが出ている。
オムニバスというとすでにリリースされているアルバムからピックアップされたものが多いが、これは個別のセッションを集めた物。ライブなのでJazz Cityという名のクラブのライブだろう。

3つのセッションに分かれているが、3曲目がトロンボーンのハービーハーパー率いる“Swingers”のジャムセッション演奏だ。
このメンバーの中にペッパーアダムスがいる。
1956年から57年にかけてアダムスがロスに滞在している間の録音だ。
アダムスの記録(記憶)によると、この収録は3月。アダムスがクインシージョーンズボブキーンデイブペルハワードラムゼイ・・・・と連日録音に参加している中での演奏だ。アルバムの収録以外にも地元のクラブで連夜gigに参加していたようだが、その側面を知るにはこのアルバムの演奏しか残されていない。

ライブということもあり、ウェストコーストでの演奏だがアンサンブル中心ではなくソロメインの完全なジャムセッション。そのソロの一番バッターがアダムスの豪快で歯切れのいいソロだ。先頭打者がクリーンヒットを打つと後のメンバーも気が楽だ。その延長上で皆が“Swinger”ぶりを発揮する好演だ。

1曲目はトランペットのドンファガキストのストリングカルテットをバックにしたバラードプレー、2曲目はロソリーノとマリアーノが熱っぽいプレーを聴かせてくれる。

アルバムとして寄せ集め感があるのは否めないが、反対に「ウェストコーストでもこんなに熱い演奏のバリエーションがあるぞ」というベツレヘムのプレゼンテーションにはうってつけのアルバムだ。

1. Lady Be Good

Don Fagerquist (tp)
Rickey Mariano (vln)
Bill Kurasch (vln)  
Stan Harris (vla)
Fred Katz (cello)
Howard Roberts (g)
Bob Enevoldsen (b)
Don Heath (ds)

2. It Had To Be You

Russ Garcia(ldr)
Frank Rosolino(tb)
Charlie Mariano(as)
Lou Levy(p)
Max Bennett(b)
Lawrence Marable(ds)

Recorded at "Jazz City", Los Angeles, CA, June, 1957

3. I'm Glad There Is You

Don Fagerquist (tp)
Clora Bryant (tp)
Herbie Harper (tb)
Herb Geller (as)
Bill Perkins (ts)
Pepper Adams (bs)
Claude Williamson (p)
Curtis Counce (b)
Mel Lewis (ds)

Recorded at "Jazz City", Los Angeles, CA, 1957
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いつものコンビとは違う組み合わせだが、相性はばっちり・・・・

2012-06-12 | CONCORD
The Charlie Byrd Trio with Bud Shank / Brazilville

バドシャンクは’50年代から亡くなる2009年まで常に表舞台で活躍をしていたプレーヤーだ。自己のアルバムだけでなくスタジオワークも多かったので、シャンクが参加したアルバムは、コンボ、ビッグバンド、歌伴まで数多くある。
‘70年代の演奏はConcordから出ているが、当時のグループとしての活動はLA4が有名だ。ピアノレスでローロンドアルメイダと組んだカルテットは、ジャズ、ボサノバ、クラシックを融合させたような爽やかな演奏が印象に残る。このグループのせいか、バドシャンクの得意技というとボサノバが思い浮かぶ。

一方のチャーリーバードも’50年代から活躍していてボサノバを手がけたのも早いが、有名になったのはやはり’60年代に入ってゲッツとの共演アルバムを作ってからだろう。’70年代はコンコルドからアルバムを継続的に出していたが、自分のトリオを中心に、コンコルドらしく他のギタリストとの共演アルバムも多い

同じコンコルドにいながら、この2人の共演アルバムというものがそれまでありそうでなかったのが不思議だ?

今回は、チャーリーバードのトリオにバドシャンクが加わる形での共演。それもライブであるが、場所が東海岸のワシントンDCのジョージタウンというジャズとはあまり縁がなさそうな場所だ。スタジオでの一発勝負ではなく、一週間のクラブ出演だとお互いのコンビネーションも良くなる。
ライブ録音は聴衆との呼吸も大事だが、ビッグバンドやファンキーな演奏のライブとは一味違うこの場所柄の雰囲気も伝わってくる。

演奏している曲にはスピークロウやイエスタデイズのようなスタンダードもあるが、全体のトーンは2人が得意にしているボサノバサウンド。シャンクはLA4ではフルートも吹いているがここではアルト一本。2人の共演はそれまでにも何度かあったのかどうかは定かではないが、レギュラーバンドのように2人の呼吸はしっくり合っている。

ゲッツのおかげでボサノバがポピュラーになったのは60年代の始め。それから20年近くたっての演奏だがサンバの強烈なリズムではない清清しいボサノバサウンドがすっかりひとつのジャンルとして定着した感じがするが、その要はやはりギターのような気がする。

1 . Brazilville
2 . What You Are Doing the Rest of Your Life?
3 . Zingaro
4 . Speak Low
5 . How Insensitive
6 . Saquarema
7.  Charlotte's Fancy
8 . Yesterdays

Charlie Byrd (g)
Bud Shank (as)
Joe Byrd (b)
Charles Redd (ds)

Produced by Carl Jefferson
Recording engineer : Phil Edwards

Recorded live at Charlie's, Georgetown, Washington DC, May 1981

Originally released on Concord CJP-173



Brazilville
Charie Byrd & Bud Shank
Concord Records
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強気が上手く噛み合っている時は、最後まで強気に・・・

2012-06-11 | SHOT OF THE DAY
久々の月例参加。前日の雨も上がってまずまずの天気。曇り空ではあったが、風も無くこの時期としては絶好のゴルフ日和。月例ということで早めに行って練習をしたが当たりはさっぱり。
早々に切り上げてパッテンググリーンへ。穴あき状態であったので早さもそれほどでもない。
何か調子を掴めないままにスタートホールへ。

3サムでのスタート。ティーショットは3人ともフェアウェイ真ん中、ほぼ同じところ。
練習場のあたりの悪さからすると上出来のスタート。2打はグリーン手前。このコースは手前から攻めるのが鉄則。アイアンもすっきりしない当たりでグリーン手前が多かったのが、それがその後も幸いした。
寄せワンのパースタート。2ホール目もパーが続く。次の苦手のショートもパー逃しのボギーで切り抜け、出だしの3ホールは好調。

次のホールのティーショットを右にミスってあわやロストボールになるところ。この時期のラフは刈り込んでいないので変なところに潜り込むと見つけにくい。
ここから3ホールは我慢のゴルフが続いたが、6ホール目で大チョンボ。トラブルショットからリカバーして何とかグリーンまで持って来たのに安心してしまったのか、まだカラーにあるボールをピックアップしてしまいペナルティー。

普通であればこのままずるずると行ってしまう所だが、後半の3ホールはパー、バーディー、ボギーと踏ん張れた。特に距離のあるショートのバーディーは久々。最終の池越えも2打のミスが池に入らないラッキーが続く。
前半のハーフは、ペナルティーや30センチのパットを外すミスがありながら上出来の42で折り返し。

後半はパー逃しのボギーゴルフが続くがまずまず。ところが4ホール目のティーショットで少し力んだティーショットを左に引っ掛けてOB。このホール痛恨のトリプル。その後すぐに連続パーでボギーペースに戻してそのまま最終ホールへ。

ティーショットは左に行って190y位の池越え。右に逃げれば安全だがピン狙いだとミスショットは完全に池ポチャ。このままボギーペースであがってもネットはアンダー。パーをとれればネット60台で上位の可能性大。

思案の結果は刻んで3打勝負に。安全な場所からの残り60y位の第3打。
最近この位の距離を得意にしていたが、このショットはミス。少しカット気味の当たりはグリーン右手前。今日は手前からのアプローチが比較的上手くいっていたが、このアプローチは寄せきれず50cmを残す。

この日パットは総じて好調であったのだが、何とこの短いショートパットを外す。
結果的にはこのホールはやはり攻めであったかもしれない。今回のラウンドは総じて攻めた結果、ミスをしてもラッキーが続いていたので。最終ホールだけが弱気に安全策をとったのが敗因。
それに、何といってもペナルティーが。
残念ながらベストテンには入らなかったが、調子が悪いながら久々の月例はまずまずであった。

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実力派の本領はやはりライブで発揮されるもの・・・・

2012-06-09 | MY FAVORITE ALBUM
Live at Yoshi’s / Dee Dee Bridgewater



‘74のサドメルの来日時に同行し、日本でファーストアルバム“Afro Blue”を作ったディーディーブリッジウォーターだが、一流の仲間入りをするまでには長い時間がかかった。デビュー当時から実力と意欲は人一倍優れた物を持ち合わせていたと思うが、一般受けするタイプではなかったのかもしれない。
その彼女が今の地位を確固たる物にしたのは、エラフィッツジェラルドに捧げたアルバム”Dear Ella”がグラミー賞を受賞してからかもしれない。エラが亡くなってすぐに、彼女が尊敬し影響を受けたエラへの想いを込めた作品。彼女の良さが集約されたアルバムだ。

彼女の特徴はエラ譲りのスキャットの上手さ、そして歌だけでなく体全体で表現するパフォーマンスだ。ジャズボーカリストとしてよりもミュージカルの世界で一足先に認められたのもそれが要因かもしれない。
スキャットを得意とし、パフォーマンスも優れているとなると、その歌を楽しむにはやはりライブがいい。それも大きなステージではなく、聴衆と一体となって演奏が盛り上がるような雰囲気で。師匠のエラの代表作”Ella in Berlin”のライブも圧巻だった。



ブリッジウォーターは、このアルバムを出した後、エラが生きていれば80歳の誕生日にもあたる1998年4月25日にかけてライブを開いた。場所は、サンフランシスコの近傍オークランドにある“Yoshi’s”というクラブ。写真で見る限りは、真ん中にステージのある広めのJazz club & Restaurant。雰囲気も場所としては最高だ。このアルバムにはその25日のライブを中心に収められている。

バックを努めるのは彼女のレギュラーピアノトリオ。当然Dear Ellaで歌った曲も何曲か含まれている。まず驚かされるのがピアノトリオだけのバックであるが、彼女の歌だけでなくこのトリオの演奏の表現力の多様さと多彩さ。もちろん彼女の歌との呼吸もピッタリだ。ジャムセッションのような自然発生的なハップニングも楽しいが、じっくり聴くにはこのようなレギュラーグループの洗練された演奏は格別だ。ライブ特有の曲間での聴衆とのコミュニケーションもまた演奏を盛り上げていく。ボーカルのライブ盤での愛聴盤の一枚になっている。

ブリッジウォーターは、Tributeアルバムを多く作っている。まずはファーストレコーディングでも取り上げられていたホレスシルバー。このアルバムの後には、ビリーホリデーに捧げるアルバムでもグラミーを獲得している。
何事においても名声を得るということは、お世話になった人、影響を受けた人、指導を受けた人などの支えがあってこそだ。ブリッジウォーターは一作一作確実に恩返しをしている。さて、今度は誰へのTributeアルバムになるか楽しみだ。

1. Undecided Sid Robin / Sydney Robin / Charlie Shavers  8:57
2. (I'd Like to Get You on A) Slow Boat to China Frank Loesser 6:08
3. Stairway to the Stars Matty Malneck / Mitchell Parish / Frank Signorelli 7:56
4. What a Little Moonlight Can Do Harry Woods 5:13
5. Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine James Brown 2:32
6. Midnight Sun Sonny Burke / Lionel Hampton / Johnny Mercer 7:08
7. Cherokee Ray Noble 6:14
8. Love for Sale Cole Porter 14:05
9. Cotton Tail Duke Ellington 9:42

Dee Dee Bridgewater (Vocals)
Thierry Eliez (Organ, Piano)
Thomas Bramerie (Bass, Double Bass)
Ali Muhammed Jackson ( Drums, Drums (Snare), Percussion)

Produced by Alfredo Cruz & Becca Pulliam 
Bob Skye : Engineer

Recorded live at Yoshi's, Orkland, Calfornia on 23,24,25 April, 1998


Live at Yoshi's (Reis)
Dee Dee Bridgewater
Emarcy / Umgd
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初対面の皆を和ませるには座持ちの良い介添え役が不可欠・・・

2012-06-08 | MY FAVORITE ALBUM



Sittin’ In / DizzyGillespie, Stan Getz, Paul Gonsalves, Coleman Hawkins

ニューポートジャズフェスティバルを翌週に控えた1957年6月26日、ちょうどロスではペッパーアダムスが初アルバムの制作の準備をしていた頃だ。ディジーガレスピーはニューヨークにいた。最強のビッグバンドメンバーでのニューポートジャズフェスティバル出演を前に気持ちも昂ぶっていたことだろう。この年で4回目を迎えたニューポートだが、ガレスピーは初参加でもあった。

ニューヨークのスタジオに3人のテナー名人が集まった。スタンゲッツ、コールマンホーキンズ、そしエリントンオーケストラの重鎮ポールゴンザルベスの3人だ。声をかけたのはノーマングランツ。
コンコルドオールスターズの日本ツアーの舞台で実現した3テナーの競演。同じような競演はノーマングランツ率いるJATPも得意にしていた。そもそもConcordオールスターズの発想はミニJATPのようなものだったので、両者で企画発想が似てくるのは当然だが、元祖JATPを率いるグランツのメンバーを集める力は強大であった。

何も音楽の世界だけでなく、何をやっても面識の無いもの同士がいきなり「一緒にどうぞ」といわれても、場が和むのにはしばらく時間がかかる。接待の席などでよく経験する場面だ。そこで必要なことはそれぞれを知っている人間がしばらく男芸者を演じて場を作ることだ。それには誰とでもすぐに打ち解けるキャラを持った人物が望ましい。

スタジオでいつもの大ジャムセッションが始まる訳だが、それぞれは有名人のこの3人が一同に介して演奏したことは今までいなかった。忙しい3人に何度も集合をかけリハーサルを重ねるのは難しいし、それはグランツのやり方でもなかった。
一発勝負のセッションを上手く成功させるために3人の取りまとめ役として起用されたのがディジーガレスピーだった。顔の広いガレスピーは3人とそれぞれ共演経験があったし、何と言ってもガレスピーが長年ジャムセッションで鍛えた経験と演奏スタイルは、セッションリーダーとして皆の演奏を取りまとめるには最適であった。

たいそうなアレンジを用意することもなく、ガレスピーリードで演奏が始まる。曲はガレスピーのディジーズアトマスフィア。ゴンザルベスのテナーが前の年のニューポートでのステージを思い起こさせるように熱っぽい。図太いホーキンスに、丁度クールでありながら脂が乗ってきたゲッツのプレーが何の違和感なく続く。
バラードプレーが2曲あるが、これは各自のショーケース、2回目は多少ミディアムテンポで変化をつける。3人の特徴あるトーンが好対照だ。
夜中から始まった録音は夜明けには早々に終了し、夜明けの街にいつものセッションを終えた後のように朝食を摂りに出かけていった。やはり取りまとめ役がしっかりしていると仕事は捗るし、結果、皆が持っている腕を生かしたいい仕事が残せるものだ。

1. Dizzy Atmosphere
2. Ballad Medley:
   I'm Through With Love
   Without A Word Of Warning
   Sweet Lorraine
   Love Walked In
   September Song
3. The Way You Look Tonight
4. Ballad Medley
   On The Alamo
   Stompin' At The Savoy
   This Time The Dream's On Me
   Time After Time
   Gone With The Wind

Dizzy Gillespie (tp)
Stan Getz, Paul Gonsalves, Coleman Hawkins (ts)
Wynton Kelly (p)
Wendell Marshall (b)
J.C. Heard (d)

Recorded at WOR Studios, NYC, June 26, 1957




Sittin in (Reis) (Dig)
Dizzy Gillespie
Verve
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「東海岸の白人ジャズ」といえば・・・・

2012-06-06 | MY FAVORITE ALBUM
The Al Cohn Quintet

ペッパーアダムスがニューヨークを離れスタンケントンオーケストラに加わり、引き続きロスで活動をしていた’56年~’57年にかけて、ジャズ界は活況を呈していた。ハードバップが台頭し、ウェストコーストジャズも興隆を極めていたが、モダンビッグバンドが誕生し、古いジャズも復活していた時代だ。
ジャズが一番元気だった時代だが、日本では「3丁目の夕日」の頃、戦後の復興、そして技術革新によって世の中全体が高度成長の波に乗り始めた頃で、今と違って「勢い」があった時代だ。
この時代のジャズ、大きく分ければ黒人中心のイーストコーストジャズ、そして白人中心のウェストコーストジャズに大別されるが、中身を紐解くとそう簡単には割り切れない演奏もたくさんある。

アルコーンというテナー奏者がいる。白人ではあるがずっとイーストコースとで活躍をしていた。アレンジャーとしての活動だけでなく再びテナー奏者としての活動に重きを置いていた’56年、コルトレーンとのセッションにも参加していたし、メイナードファーガソンのドリームバンドにも参加していた。クールなトーンではあるがいわゆるウェストコーストジャズとは一味違った熱っぽい演奏をしている。
そのアルコーンがボブブルックマイヤーと組んだアルバムがある。ブルックマイヤーといえば、スタンゲッツやジェリーマリガンとのコンビが有名。誰と組んでも相手との絡み方が実に絶妙。バルブトロンボーンという楽器のせいもあるが。このブルックマイヤーの演奏もいわゆるウェストコーストジャズとは少し軸足を異にしていた。

昔、雑誌で色々ジャズの論評が盛んであった頃、「東海岸の白人ジャズ」というジャンル分けがされていた記憶がある。ペッパーアダムスもその一人かもしれないが、このアルコーンやブルックマイヤーもその代表格だろう。
2人ともアレンジを得意としていたので、クインテットの演奏ではあるがアンサンブルワークはきちんとアレンジが施されているが、2人の軽妙なプレーが実に心地よい。
スイングとモダンの間を「中間派」とも言っていたが、彼らの演奏は、さらにイーストの脂っこさとウェストの淡白さのいいところ取りをした「新中間派」ともいえるものだ。
自分の好みを消去法で消していくと、コンコルドの一連のアルバムもそうだが、この辺りの演奏に集約されるのかもしれない。

ピアノのモーズアリソンはニューヨークに出てきてすぐの演奏、その後アル&ズートにも参加するがこれが初レコーディングかも。ドラムのニックスタビュラスもその後フィルウッズのアルバムに登場するが小気味よい感じの良いドラムだ。
ウェストに対してイーストコーストジャズと一括りに語られることが多いが、「東海岸の白人ジャズ」にもいいアルバムが多い。

1. The Lady Is a Tramp   Lorenz Hart / Richard Rodgers
2. Good Spirits       Bob Brookmeyer
3. A Blues Serenade    Vincent Grande / Jimmy Lytell / Frank Signorelli
4. Lazy Man Stomp     Bob Brookmeyer
5. Ill Wind         Harold Arlen / Ted Koehler
6. Chlo-E         Neil Moret (Chas. N. Daniels) / Gus Kahn
7. S-H-I-N-E       Lew Brown / Ford Dabney / Cecil Mack
8. Back to Back      Al Cohn
9. So Far So Good     Al Cohn
10. Winter         Al Cohn
11. I Should Care     Sammy Cahn / Axel Stordahl / Paul Weston
12. Bunny Hunch      Bob Brookmeyer

Al Cohn (ts)
Bob Brookmeyer (vtb)
Mose Allison (p)
Teddy Kotick (b)
Nick Stabulas (ds)

Recorded in 1956

Al Cohn Quintet Featuring Bob Brookmeyer (Reis)
Al Cohn
Verve
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そろそろクラブ競技に復帰と思って腕試しに参加したものの・・・・・

2012-06-04 | SHOT OF THE DAY
調子を崩してクラブ競技への参加もしばらくご無沙汰で今年は一度も参加していない。最近、スコアはともかくスイングの調子が戻ってきたので久々に競技でも参加してみようと気分になってきた。ハンディキャップの方もどんどん下がってAクラスに何とかしがみついている所まで落ちていたので、ここで少し刺激を入れて何とか踏みとどまらなければという思いも強いのだが。

というわけで、月例参加の前に試合感覚を戻すためにも、まずは開場記念杯なるお祭りコンペに参加してみることに。今回のコースは茨城のシャーウッド。このコースは、距離は短いが落とし穴がいくつもある。一度嵌ると大叩き必至の怖いコースだ。

曇りの予報であったが、朝方はひんやりとしていたが天気はまずまず。後半には陽も差すゴルフ日和であった。このコースは普段からグリーンの手入れがいいが、今回もこの時期で10フィート以上とコンディションは上々。今の時期は芝の更新で穴あきグリーンも多いが試合ということでメンテナンスも配慮していたのかもしれない。

先日来、ラウンド毎に調子がいいクラブが変わってしまう。今日は果たして「当たりクラブは何?」という心境でスタートだった。
スタートのティーショットはいつも緊張するものだが、最近は朝一番のショットが当日を占うショットであることが多い。結果は、左に引っ掛け気味だがまずまず。ドライバーは何とかなりそうな雰囲気だった。
第2打のラフからの125Yは9番でいい感じで打てたが、何とグリーンをダイレクトでオーバー、多分フライヤーなるものだ。自分はそれほどヘッドスピードがある方ではないので、フライヤーになることは滅多にない。これはショートアイアンが良い事の証左と気分は良かったのだが、その後が悪かった。アプローチをミスって4オン3パットのトリプルスタート。2番のドライバーは少し擦り球で距離が出ない。悪い時のショットだ。そしてロングのアプローチショットがまたもやグリーンオーバー。
結局前半はドライバーが定まらず、OBあり、池ポチャありの大苦戦。アイアンは何故かキッチリ当たってオーバー気味。グリーンを外すとアプローチミスというパターン。唯一良かったのがパットで、速いグリーンで下りを残すことが多かったが、ほぼOKの位置まで寄る。スコアの方は50の大叩き。最近ご無沙汰であったのに。

一緒の組の中に病気でしばらくゴルフから遠ざかっていて3年ぶりの復帰という方がいた。元片手シングルだけあって、リハビリ中で飛ばなくなったというものの250Yは軽くいく。そして何よりも上手いのがアプローチで、見習うところが多い。プレーもそうだが、病気からの復帰はなった方しか分からない苦労の連続だったようだ。教えられることの多いラウンドだった。

後半はドライバーが復活、アイアンは相変わらず調子が良くてショートホールも満足のいくショットが続いた。アプローチだけは目の前に手本がありながら相変わらずグリーン周りをチョロチョロと。
という訳で、後半のハーフは内容が良かったもののスコアはボギーペースに終わる。最終ホールも、ショートアイアンはグリーンの奥へ、10m以上の下りのロングパットが気分よく決まったが、最後の終わり方も本日のゴルフを象徴していた。
この日は新ぺリアだったので、大叩きホールがあるのも楽しみのひとつだったが、月例でこのスコアでは前途多難・・・・。来週の復帰第一戦が楽しみだが、病気から復帰の方に負けない様に気合を入れなおそう。
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