A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

松喰い虫による松枯れが話題になって久しいが・・・・・・・現状と対策は?

2006-11-10 | GOLF LIFE

最近行ったゴルフ場での光景だ。
紅葉の時期なので、赤く色づいている木がたくさんあったが。
良く見ると、その中の多くは松。
松は紅葉しないので、「松枯れ」である。
この問題が大きくニュースで取り上げられるようになって久しいが、まだ防ぐことができないのか。

松の木がコースのデザインやレイアウトで重要な役割を果たしているゴルフ場はたくさんある。
「このままでは、日本のゴルフ場、というよりは日本から松が無くなってしまうのか?」
と心配になり、早速調べてみることに。

松枯れというと松喰い虫が原因と思っていたが、実際はこんな説明が?

外国からやってきたマツノザイセンチュウが日本にいたマツノマダラカミキリと仲良くなって,カミキリの体の中に入り,他のマツまで運んでもらうようになりました。カミキリは線虫が体の中に入っても死ぬことはありません。そして,カミキリが若い枝をかじる時に,カミキリの体の中(気門という呼吸する穴)から線虫が出てきて,枝のかみ傷からマツの体の中に入ってしまいます。マツの体の中に入った線虫はどんどん増えて,木を枯らしてしまいます。そうするとカミキリが卵を産むことができるようになります。(元気なマツに卵を産んでも,卵が松ヤニに巻かれて死んでしまう)。
という訳で、カミキリがっ直接の原因ではなく、カミキリの寄生虫であるセンチュウが原因ということは分かったが。
最近では、これに加えて公害による環境汚染も影響しているのではないかという説も。
いずれにしても、松にとってはますます住み難い日本になってりうようである。

このセンチュウ、戦後アメリカ軍とともに日本に「進駐」してきたらしいが、いつのまにか日本中に広まってしまっている。
先日も、松喰い虫対策のために、大規模な伐採をやるという新聞記事があったばかりだ。
本人が悪くは無いのだが、寄生虫がいるばかりに駆除されてしまうカミキリもとんだ災難だが、抜本的な対応策は見つかっていないのだろうか?

戦後日本に自由と文明という名目の元に持ち込まれた様々なものが、日本古来の伝統や文化を破壊しているが、こんなところにもその一例があるとは。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする