A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

Barney Kessel / The Poll Winners Ride Again!

2006-11-07 | MY FAVORITE ALBUM
1958年の8月。時期的には、ニューポートJAZZフェスティバルが行われた直後の録音だ。
その当時の、アメリカでのJAZZの人気投票の有名どころは、「DOWN BEAT」、「METRONOME」、そして「PLAYBOY」の3つだ。その3つで、1956年、1957年続けて楽器別のカテゴリーのいずれもトップをとった三冠王の3人が集まったオールスターセッション。
同じ組み合わせの企画のアルバムが前年にあるので、その続編になる。
いわゆる「2匹目のどじょう」であるが、内容は前作同様素晴らしい。

ちょうど、WEST COAST JAZZに興味を持って聞いていた時に買い求めた一枚。
YAMAHAのビニールに入っているので、バーゲン漁りで買ったものだ。
よく聞いたアルバムである。

西海岸で活躍していた2人に、RAY BROWN が加わった形だ。
RAYはOSCAR PETERSONと行動を共にしていたが、この年はピーターソン自体も録音が少ない。翌年は、2人にEd Thigpenを加えたトリオでVERVEでのマラソンセッションが行われるちょうど活動の狭間。

リズムセクションの3人なので普段あまり派手さは無いが、今回は3人だけのトリオ演奏。
となると、バックに徹するわけにはいかない。
スタンダードに加え、自分たちの曲も加え、普段は裏方のリズム隊が自分たちの自己主張を思い切り前面に出している。各人のアドリブを含めたソロプレーがたっぷり楽しめる。
ドラムのSHELLY MANNEは、こんなプレーが得意だ。

普段は一緒に演奏をしていない組み合わせなのに、呼吸が合っていていつも一緒にやっているような感じである。
よくJAZZの解説で使われる「spontaneously」という言葉がピッタリ。
3人が一体となっているコンビネーションプレーに、3人の和気藹々としたプレーの雰囲気が伝わる。

お気に入りは、THE SURRY WITH THE FRINGE ON THE TOP
最後のアップテンポの、THE MERRY GO ROUND BROKE DOWNも圧巻。
ジャケットの回転木馬やアルバムタイトルまで絡ませて??、かなり洒落っ気がある。

1958年(昭和33年)8月の日本のヒット曲は、

おーい中村君(若山 一郎)

♪ おーい中村君 ちょいと待ちたまえ いかに新婚 ほやほやだとて 伝書鳩でも あるまいものを 昔なじみの 二人じゃないか たまにゃつきあえ いいじゃないか 中村君


DE DEEDLE DEE DO
VOLARE
SPRING IS HERE
THE SURREY WITH THE FRINGE ON TOP
CUSTARD PUFF
WHEN THE RED RED ROBIN COMES BOB BOBBOBBIN’ ALONG
FOREIGN INTRIGUE
ANGEL EYES
THE MERRY GO ROUND BROKEN DOWN

Barney Kessel (G)
Ray Brown (b)
Shelly Manne (ds)

Recorded August 19 & 21,1958 at Contemporary Studio in Los Angels
Sound by Roy Dunann
Produced by Lester Koening
コメント (2)
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