A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

DAVE DIGS DIZNEY / DAVE BRUBECK

2006-11-16 | MY FAVORITE ALBUM
コロンビアから出たSELECT LIBRARY OF THE MODERN JAZZなるシリーズ物が続いたので、その中からついでにもう一枚。したがって、このアルバムもJAZZを聞き始めてからまもなく、高校生の頃に買い求めたもの。

たまに、「XXXXX SONG BOOK」というタイトルを冠した、ある作曲家の曲ばかりを集めた作品集がある。もちろん、スタンダード曲が多いので、「この曲もこの作曲家が作ったのか」と、改めて認識しなおすことも。

ゴルフ場も、コース毎にその地形に合わせて様々なデザインがあるが、同じ設計家によるデザインだとコースが違っても何か共通点があって、改めて設計家の個性の認識を新たにすることがあるが。

このアルバムの共通点は、ディズニーの映画の主題曲。
それぞれ作曲家も違うし、使われた映画の作品も違うが、ディズニーという共通項で括ると、何か親しみ易さを覚える共通点を感じる曲ばかりだ。

もちろん、映画だけでなく、色々なところで聞く機会がある曲ばかり。
JAZZのプレーヤーも取り上げる機会が多く、ディズニーの映画の曲は、JAZZの世界でもスタンダードになっている曲も数多くある。
BILL EVANSの「SOMEDAY MY PRINCE WILL COME」などは、その代表格であろう。

録音は1957年、ハードバップの全盛期に、ブルーベックによるこんなもうひとつのJAZZの世界があった。
ブルーベックのピアノのプレーは辛口の評論家からは酷評されたこともあるらしいが、デスモンドとのブルーベックが醸し出すカルテットのサウンドは、やはりJAZZそのものだ。
有名な「TAKE FIVE」の録音は数年後であるが、「いつかは王子様」のワルツ演奏など、後に有名になった変拍子JAZZの片鱗も感じさせる。

何事でも、自分の世界を作れた人は、素晴らしい。

このブルーベックの世界も、自分のJAZZの世界への放浪の旅の出発点になった思い出の一枚である。

お気に入りは、HEIGH-HOとSOMEDAY MY PRINCE WILL COME

Alice in Wonderland
Give a Little Whistle
Heigh-Ho
When You Wish Upon a Star
Someday My Prince Will Come
One Song

Paul Desmond (as)
Dave Brubeck (p)
Norman Bates (b)
Joe Morello (d)

NYC, June 29,30,1957
Los Angeles, CA, August 3, 1957
コメント (2)
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