Bob Brookmeyer Composer,Arranger / Mel Lewis & the Jazz Orchestra
‘78にサドジョーンズが突然去った後のサドメルオーケストラを引き継いだのはメルルイス。それまでは曲の多くをサドジョーンズに頼っていただけにサドが去った後のレパートリーの維持には苦労したと思われる。色々試行錯誤が行われと思われるが、その時に支えになったのは旧友のボブブルックマイヤー。サドメルオーケストラが生まれた時は、トロンボーンセクションにトレードマークのバルブトロンボーンで参加していた。’82年のアルバムは全編ブルックマイヤーのアレンジでプログラムが作られていた。
このアルバムは、先立つこと2年前、1980年にホームグランドのビレッジバンガードでのライブだ。やはりこのアルバムも全編ブルックマイヤーのアレンジだ。
そして、もう一人このアルバムにはゲストが加わっている。クラークテリーだ。サドジョーンズがいなくなった後の代役という訳でもないと思うが。
A面の4曲はブルックマイヤーの編曲、主役はメルルイスオーケストラ。
B面に移るとクラークテリーが登場、そしてブルックマイヤーもトロンボーンを手に取る。このクラークテリーとボブブルックマイヤーは60年代の前半、このレコーディングから15年前には双頭コンボを組んでいた仲だ。したがって、この2曲は2人の再会をメルルイスオーケストラがバックで祝う構成になっている。彼らのトレードマークの、mumble(もぐもぐ) & grumble(ぶつぶつ)の再演だ。ブルックマイヤーのアレンジは渋いが演奏はスイングするから不思議だ。テリーの参加は、サドの代役ではなく、旧友との再会であった。
このアルバムの2曲目のFIRST LOVE SONGは先日の辰巳哲也のビッグバンドで取り上げられていた美しい曲だ。この選曲をした辰巳の想いはこちらで。
1. Ding, Dong, Ding Brookmeyer 7:13
2. First Love Song Brookmeyer 5:06
3. Hello and Goodbye Brookmeyer 7:27
4. Skylark Carmichael, Mercer 6:35
5. El Come Sunday Ellington 15:34
6. The Fan Club Brookmeyer 5:11
Ron Tooley Trumpet
Larry Moses Trumpet
Earl Gardner Trumpet
John Marshall Trumpet
Lollie Bienenfeld Trombone
Lee Robertson Trombone
John Mosca Trombone
Earl McIntyre Trombone, Trombone (Bass)
Stephanie Fauber French Horn
Dick Oatts Reeds (Multiple), Sax (Alto), Sax (Soprano), Saxophone
Rich Perry Saxophone
Steve Coleman Saxophone
Gary Pribeck Clarinet (Tenor), Saxophone
Bob Mintzer Saxophone
Jim McNeely Piano
Rufus Reid Bass
Mel Lewis Drums
Clark Terry Flugelhorn, Trumpet
Bob Brookmeyer Liner Notes, Performer, Producer, Trombone, Trombone (Valve), Vocals
Norman Schwartz Liner Notes, Producer
Recorded in Concert at the Village Vanguard, Feb. 1980
‘78にサドジョーンズが突然去った後のサドメルオーケストラを引き継いだのはメルルイス。それまでは曲の多くをサドジョーンズに頼っていただけにサドが去った後のレパートリーの維持には苦労したと思われる。色々試行錯誤が行われと思われるが、その時に支えになったのは旧友のボブブルックマイヤー。サドメルオーケストラが生まれた時は、トロンボーンセクションにトレードマークのバルブトロンボーンで参加していた。’82年のアルバムは全編ブルックマイヤーのアレンジでプログラムが作られていた。
このアルバムは、先立つこと2年前、1980年にホームグランドのビレッジバンガードでのライブだ。やはりこのアルバムも全編ブルックマイヤーのアレンジだ。
そして、もう一人このアルバムにはゲストが加わっている。クラークテリーだ。サドジョーンズがいなくなった後の代役という訳でもないと思うが。
A面の4曲はブルックマイヤーの編曲、主役はメルルイスオーケストラ。
B面に移るとクラークテリーが登場、そしてブルックマイヤーもトロンボーンを手に取る。このクラークテリーとボブブルックマイヤーは60年代の前半、このレコーディングから15年前には双頭コンボを組んでいた仲だ。したがって、この2曲は2人の再会をメルルイスオーケストラがバックで祝う構成になっている。彼らのトレードマークの、mumble(もぐもぐ) & grumble(ぶつぶつ)の再演だ。ブルックマイヤーのアレンジは渋いが演奏はスイングするから不思議だ。テリーの参加は、サドの代役ではなく、旧友との再会であった。
このアルバムの2曲目のFIRST LOVE SONGは先日の辰巳哲也のビッグバンドで取り上げられていた美しい曲だ。この選曲をした辰巳の想いはこちらで。
1. Ding, Dong, Ding Brookmeyer 7:13
2. First Love Song Brookmeyer 5:06
3. Hello and Goodbye Brookmeyer 7:27
4. Skylark Carmichael, Mercer 6:35
5. El Come Sunday Ellington 15:34
6. The Fan Club Brookmeyer 5:11
Ron Tooley Trumpet
Larry Moses Trumpet
Earl Gardner Trumpet
John Marshall Trumpet
Lollie Bienenfeld Trombone
Lee Robertson Trombone
John Mosca Trombone
Earl McIntyre Trombone, Trombone (Bass)
Stephanie Fauber French Horn
Dick Oatts Reeds (Multiple), Sax (Alto), Sax (Soprano), Saxophone
Rich Perry Saxophone
Steve Coleman Saxophone
Gary Pribeck Clarinet (Tenor), Saxophone
Bob Mintzer Saxophone
Jim McNeely Piano
Rufus Reid Bass
Mel Lewis Drums
Clark Terry Flugelhorn, Trumpet
Bob Brookmeyer Liner Notes, Performer, Producer, Trombone, Trombone (Valve), Vocals
Norman Schwartz Liner Notes, Producer
Recorded in Concert at the Village Vanguard, Feb. 1980
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DCC Compact Classics, Inc. |