山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

合同稽古☆熊本大学

2013-06-23 23:10:19 | ワークショップ
■6月23日(日)熊本大学C101教室

5月より夢桟敷ではワークショップを続けている。
一つは工藤慎平担当の【音響・照明】の基礎知識を学習するためのスタッフワークショップ。
次回7月から実践篇へ入ることとなった。

もう一つは、演劇の基礎トレーニング。体作りと発声、即興劇の挑戦。
これは玉垣君(劇団みちくさ)が提案・担当しており、みちくさ、熊本大学演劇部、仮面工房、しちみとうがらし、夢桟敷など熊本の小劇場系が集まり合同稽古として行われている。
今日23日(日)は第2回目。20名が集まり賑やかな稽古となった。
仮面工房の賀久さん、豪さんが基礎トレーニングの紹介・指導をしてくれた。

かれこれ40年前になるが、私も学生演劇出身だった。当時は演劇というよりも文学論や政治的な思想集団だったように思う。
大学や社会に不満を持っている同類たちが集まっていた。稽古の時間は議論に明け暮れていたのだった。いわゆる落ちこぼれ集団。劣等感を爆発させる場所だったのである。インテリやくざ。悪ぶることを楽しんでいた。

それに比べることは良くないが、今の若者たちは真面目だと思う。
年寄りが「今の若い者は・・・」と昔から言っているが、今の時代、逆の現象が現れているのではないかと感じた。
荒くれ者はいない。行儀が良い。社会への適応能力がある。
皮肉ではなく、人として質が高い。時代は変わったと痛感した。言わば、エリートではないだろうか。

演劇ワークショップは基礎編から応用編に代わる。
劇団としては公演活動に繋げていく実践の場が必要になる。稽古のための稽古から、公演のための稽古が見えてこなければならない。

ここに参加している役者さんたちに接して、「この人が夢桟敷にいれば!」と思う計算高い目で見ている自分がいる。
金の卵。職業病だ。もっと純粋に楽しみたいものだが、不治の病に冒されている。

気づけば、今、熊本は小劇場流行だとも思っている。

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