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山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

叫ぶ「うー やーたー!」

2016-04-21 22:21:38 | 熊本地震2016.4.震度7
4月21日(木) 雨と風の日だった。
うー やー たー!
屋根にブルーシートを貼ってもらったのに強風でシートがめくれ上がり、お隣さんの部屋は雨漏りで水浸しになっていた。わが部屋はセーフ!何だか申し訳ないような気持ちになった。
うー やー たー!
この地震災害の最中に住んでいた家が半壊して、近所から引っ越して来たばかり。一人暮らしの老人である。落ち込んでいた。
うー やー たー!
雨が弱くなった夕方、座長と久しぶりに建軍商店街を歩いた。スーパーサンリブが悲惨なことになっていた。余震が続いているため、危険箇所としてアーケードのこの周辺は立ち入り禁止になっており、商店街は更に閑散として見える。
うー やー たー!
コンビニでは弁当が並ぶようになった。山のような災害ゴミは道路に放置されたままだ。川内原発も稼働している。座長は車内泊が続いている。私は部屋。
うーやー たー!
劇団の仕事をしようと頭は命令しているのだが体が動かない。これは怠惰だろうか。稽古をしていないのに本番を迎える悪夢ばかり見ているのです。
うー やー たー!

「うー やー たー!」
(正義の味方「少年ジェット」の雄叫びです。どんな悪人だろうが人を殺すことはしなかった。最大の武器は人を痺れさせること。つまり、眠らせることだった。睡眠不足は、これ一番。)
非常食が底尽きる頃、店頭では食料が大量に並び始めた。
「食」の次は「住」だ。同時に「劇」作りの環境も整えなければならない。