山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

演劇キャンプ熊本

2013-09-09 15:35:51 | ワークショップ
9月7日(土)-8日(日)◎熊本県西原村 風のキャンプ場
劇団みちくさ(玉垣君)が6月より企画していた熊本の各劇団有志による「合同稽古」ワークショップをキャンプ形式に代えて実施した。
参加メンバーは熊大演劇部(3名)・みちくさ(2名)・仮面工房(2名)・不思議少年(1名)・夢桟敷(4名)・フリー(崇城大学)など。

初日(土)午前中は身体作りをメインにした基礎練習で汗を流す。
会場はステージや客席がある芝生の広場。ここからは阿蘇の山並みが見えて自然に包まれ景観は抜群に良い。
昼食後の1時から4時半まで二つのチームに分かれて「桃太郎」即興演劇のワークショップに入る。
①プロローグ(出生ー旅にでる)/演出:坂本咲希(夢桟敷)
②エピローグ(鬼退治)/演出:馬渡さん(熊大演劇部)
日本人なら誰でも知っているおとぎ話であるが、劇の組み立てや配役などを見ていると歪んだものとなっていた。
私がここで劇の説明をするよりは発表会のビデオに収めているので、その歪みはビデオで見た方が早い。歪みの面白さ、楽しさがわかる。そうだ!劇づくりは自由なイメージを広げること。
たまたまキャンプ場へ遊びに来ていたファミリーの子どもたちも見てくれる。否、ほとんど参加出演したようなものだ。
流石、メンバーは経験者ばかりだったから発表会では堂々としていた。
私はチームに入らずビデオ記録係だったが、打ち合わせや稽古を見ていると参加したくなった。私を受け入れる余裕はなかったようだった。残念!
夜のバーベキューでは肉が足りないのではないかと予想していた。足らなかったら近所の乗馬クラブの馬を食べれば良い!とうそぶいていたが、肉が余った。満腹で食べられなくなっていた。
一息ついた夜10時、暗い広場に集まり私とサキで「怖い話」を披露する。
想像通り、サキは阿蘇の怪談をする。出た~、キャーの話である。
私は1945年の「沖縄地上戦」の話をした。楽しんでいたメンバーのテンションが下がったのが、よ~くわかった。それが私の計算だったのだ。
夜中の1時まで、肝試しやテーブルを囲んで「恐怖」を語り合って笑い転げていた。
仮面工房の賀久さん、関さんはあくる日は福岡での稽古があるため帰った。忙しい中、感謝である。
 
二日目、東京オリンピック決定の情報が入る。安倍が東京安全宣言をしている。それは同時に、日本には安全でないところがあるという意味。この人を日本の総理にしていて大丈夫なのだろうかと危険さを感じる。
近くの泉力の湯に行く。裸の付き合いである。若い男子の尻を見るとプリンと張りがあってさわやかになった。
爺さんは尻が垂れ下がっていてそれも人生を感じる。考え深くなる。人の身体は面白い!
最近は女性の身体ばかりでなく男性の身体にも興味を覚えるようになった。
昼食は温泉で済ませ、一部のマニアでは有名なオーディオ道場に行く。
ここのオーナーは25年前、夢桟敷の仮面パフォーマンスでは仮面を作ってくれた恩人でもある。団塊世代の片山さんは健在だった。「真ん中の足が弱ったと。もう、使わないから問題なし!」と言って不気味に笑っていた。
本田君が仮面を作っており、鬼を見せると「これじゃダメ!」と一蹴。「私が教えてあげるからおいで~」と誘っていた。
本田君、気をつけなさい。彼は男色の気があります。襲われるのではないかと心配だ。きれいな身体であって欲しいのだ。
4時前に解散。

帰りつくと程良い疲労感と共に眠った。