山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

指宿よいとこ、一度はおいで~

2011-11-29 13:31:58 | No.56「KAGUYA」
公演直前である。劇団員ふるさとシリーズ第1弾。今回は肥後丸.女史のふるさと鹿児島県薩摩半島南端にある指宿市での公演。・・・海の向こうには竜宮城(琉球?)。浦島伝説の発祥の地とも言われるところで「かぐや」。会場は和風居酒屋。この町は温泉観光地あり、美味しいものばかりで、行った途端に玉手箱になる。劇は「あら、不思議。」泣いて笑って、歌ってオドル。

かれこれ15年前になるだろうか。初めて指宿に行ったのは「なのはなマラソン」であった。ランナーではなくカメラマンとして行った。マラソンの記録を撮るカメラマンの助手として行った。
イッシ―という怪獣が現れると噂される池田湖のレストランで「かつおのたたき」を食べたのが蘇る。ビンタ料理もあった。かつおの頭の煮込み料理で直系20cmはあった。
今年は公演下見や打ち合わせで3度、足を運んだ。行けば行くほど住みたくなる町だ。南へ南へ!狭い日本ではあるが、南には楽園があるような気持ちになる。海が大きい。

稽古は直前になっても「昨日言ったことと今日やることが違う。」混沌がつづいている。目が覚めると新たなことに気付く。これが毎日つづいていた。
イメージはハサミで切り取られ、糊で新たに張り合わせる。切り絵が組み合わさったような劇である。いわゆる、コラージュ劇(構成演劇)である。
苦労した分だけ大きい花が咲く。
(つづく)