コミュニティ・センターの周りの田んぼも、稲刈りが終わりました。稲の香りに包まれて練習。…山形の秋の良さです。
さて、いよいよ本番までリハーサルも残り3回。
今日はモーツァルトから。オーボエ抜きの4人で最終確認。難しい箇所の音程を合わせました。
最近あらためて思うのは、音程を合わせるのに必要なのは、音程だけてはないということ。音量のバランスと、さらに大切なのは音色。要するに、個人ではなく団体として、どういう音を作りたいのかという意識を統一するということです。
これがなかなか難しい。曲の中では、自分の演奏がうまく運ぶかどうかばかりに注意が向いて、全体の音を聴くことが疎かになる。
倉田氏の提案によって、全員で音階練習をしてから合わせています。初心に帰って「ドレミファソラシド」。音程を合わせることから、響きを合わせることに、耳がシフトしてゆきます。
やはり演奏家に一番大切なのは、耳です。当たり前のことですが、これが実はそうでもない。音を聴く時には耳を澄まさないといけません。音よりも深いところにある「響き」を聴くには、同じように耳のもっと深いところ…「心」と言ってしまうと精神論みたいでズレてしまいますが、頭の中が静かでないといけない。緊張などのストレスがかかると、この静寂は、あっという間に失われます。
あらゆる分野に通じることでしょうが、この「静寂」を作り出すことこそが大切で、集中とか精神統一とか心眼を開くとか言われるものなのでしょう。
鍛錬ですね。あと12日。頑張りましょう。
チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
ただいま23箇所