山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌80-vol.6(茂木記)

2021-06-21 23:54:36 | 練習日誌

 山形交響楽団の定期演奏会が終わり、さくらんぼコンサート東京・大阪公演のリハーサル前の貴重な休日、いつものように山形Qのリハーサルで山形市内のコミュニティセンターに集いました。

 モーツァルトからひと通り確認をしてゆくのですが、山形交響楽団の自主公演の合間でもありますので、軽く流しながらのリハーサルとなりました

 モーツァルトのセレナーデ第10番「グラン・パルティータ」は、管楽器と一台のコントラバスによる13の楽器のための楽曲から編曲されており、フレーズの型取り方などが原曲と異なる部分が今後の検討課題となってきました。

 今回までは弦楽器のみの合わせで、次回以降はオーボエの柴田さんも参加してのリハーサルになってまいりますので、まずはそうしたところから整理してゆく予定です。

 新型コロナの影響から、管楽器を伴ってのリハーサルがコミュニティセンターでは行えない状況が続いていますので、次回以降のリハーサルはホールで有料の練習室を借りてリハーサルを行うことになりそうです。

 それでも、リハーサルのために使用できる部屋を手配できる分、昨年の状況よりずっと良いと思います。

 感染症予防のための対策を十分に施しながら、慎重に活動してまいります。

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
   ただいま4箇所

 

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山形Q 練習日誌80-vol.5(茂木記)

2021-06-15 23:24:09 | 練習日誌

 本日はゲストのヴィオラの田中さんとともに、モーツァルトのオーボエ五重奏曲の弦楽パートを調整するところから。

 ヴィオラが二本になる編成の五重奏は、朗々とした響きが魅力的で、アンサンブルのバランスも作りやすいので個人的にとても好きなものです。

 今回演奏する作品は12本の管楽器とコントラバスという編成のために書かれたセレナーデ第10番「グラン・パルティータ」から編曲されたものなのですが、やはり大活躍するのはオーボエ。

 ということで、弦楽パートの四人だけでリハーサルをしても結構歯抜けな状態の場所が多いです。

 それでも弦の四人が揃えば要所要所のハーモニーが鳴ってきますので、柴田さんお迎えする準備を整えて参りました。

 残りの時間でボッケリーニと、前回合わせなかったドホナーニも練習した後にお開き。

 解散前に今後の予定を打ち合わせ、プログラムノートの入稿期限などを確認したところ今月中ということが判明したので、急ぎで取り掛かりました。

 というわけで、演奏会に向けて準備が進んでおります。

 チラシも手元に届きましたので、チケットを作成し楽器店へ預けて参りました。

 山形市十日町の辻楽器店と同市七日町の富岡本店のご両店にてお取り扱いいただいております。

 メンバーもチケットを携行致しますので、どうぞお声がけください。

 チラシに記載の連絡先電話番号からもチケットのお手配を承ります。

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
   ただいま3箇所

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山形Q 練習日誌80-vol.4(茂木記)

2021-06-11 23:50:11 | 練習日誌

 3回の合わせを経て、そろそろ潮時という雰囲気になり色々な調整が始まりました。

 言葉を交わして調整を行う場合もありますが、互いに演奏で自分のプランを出し合いながら相手がどうするのか様子を見続ける場合もあります。

 これまで長い間一緒に演奏してきたメンバー同士なのですが、後者の場合には「どうしてだろう!!」と心の中でツッコミの嵐が渦巻くほどにそれぞれが別の方向を目指していたりします。

 むしろそうした状態の方が、後にプランが集合して行く時のプロセスがダイナミックで面白い。

 普段あまり演奏しないボッケリーニ、これまで山形Qでは演奏していないドホナーニ、弦楽器奏者にはまず演奏のご縁が無いモーツァルトのセレナーデ第10番、今回はリハーサルで色々な思い出が残るプログラムなのです。

 毎回のリハーサルが楽しみです。

 チラシが出来上がりましたので、チケットを近日中に発売いたします。

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山形Q 練習日誌80-vol.3(茂木記)

2021-06-08 22:47:56 | 練習日誌

 空が夏の装いになってまいりました。

 爽やかな天気の休日に、街の中心部から離れた静かなところに仲間と集い音楽を紡ぐ。

 とても贅沢な過ごし方だと思います。

 えぇ、贅沢に過ごそうと思い意気揚々、いつものコミセンへ行きました。

 コミセンのお姉さんがびっくりした顔をしたので、ちょっと到着が早すぎたかなと反省していましたら、部屋を予約していませんでした。

 寿命が3センチ縮みます。

 残りは何センチでしょう。

 運良く部屋が空いていたのでその場で申し込みの手続きをさせて頂き、都市部では有り得ない幸運とご厚意に感謝しながら、一通りの曲を練習致しました。

 今月半ばから山形交響楽団が忙しくなるので今が仕込みの為所と、各々、宿題を持ち帰りました。

 茂木の最初の宿題は、次回以降の会場の手配を再確認。。。

 

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山形Q 練習日誌80-vol.2(茂木記)

2021-06-04 23:21:30 | 練習日誌

 雨風が強い日でしたが天候には左右されずに集う山形Qです

 ここしばらく乾燥気味の気候でしたから、今日の大雨でいきなり湿気が増えて楽器の調子も人それぞれ

 製作年の古いお年寄りが不安定になりやすいのかというとそうでもなく、案外、若い楽器で三年前にネックの大修理をした楽器の方が今日の湿気に敏感に反応していたりします

 まだ冷房を使う様な季節でも無く、室内の湿気のコントロールが自然任せなこの時期は、自分がどれだけ楽器と仲良く出来ているのかを試されます

 嫌われない様にと怯えて繊細にカサカサと触っても愛想を尽かされますし、無理強いをしても嫌われます

 楽器との付き合いも、愛情が一番大事だと思う今日この頃

 練習日誌を書かなければ、でした

 このリハーサル初期の時期だと、今回の取り上げる作品とアンサンブル中で感覚をどれだけ親和出来るのか各々で試す期間です

 人によって馴染みやすい作品が異なるのも自然な成り行きなのですが、今回、どうやらモーツァルト作品が難所になりそうな気配というのは山形Qの三人の意見が重なるところ

 管楽のための作品を編曲したということよりも、曲中に散らばる様々な演奏の難しさは、やはりモーツァルト自身による編曲では無いことからもたらされるのだろうな、と、

 ボッケリーニとドホナーニも、今まで室内楽ではほとんど触れていないだけあって、今はまだお見合い初期のウォームアップ状態

 2回のリハーサルで作品の感触はだいぶ分かりましたので、しっかり仕込みをして次回以降は次第にスパーリングが始まります

 たぶん

 チラシとチケットを作成中です

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山形Q 練習日誌80-vol.1(茂木記)

2021-06-01 23:59:48 | 練習日誌

 6月に入った本日、山形Q再起動しました。

 4月の演奏会から約一ヶ月の充電期間を経て取り組むのは、第80回定期演奏会のプログラム。

 今回はボッケリーニの弦楽三重奏曲にドホナーニの弦楽三重奏のためのセレナーデ、メインにはモーツァルトのオーボエ五重奏曲を演奏致します。

 モーツァルトの作品については、管楽のためのセレナーデ第10番「グラン・パルティータ」を、オーボエ1ヴァイオリン1、ヴィオラ2とチェロ1という編成に編曲された版で演奏致します。

 弦楽四重奏団としてはヴァイオリン奏者を一人欠いたまま第80回の演奏会をむかえる事になりましたが、その様な編成の時にしか演目にあげられない作品たちを集めました。

 聴いてくださる皆様にしっかり味わっていただける様、心を込めて仕込んでまいります。

 

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