山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

北部☆夏コンサート2023 〜8月1日(火)

2023-07-31 23:59:59 | Topics
 この夏は山形交響楽団の予定が続々と並び、お盆の休暇も譜読みに充てるほどの様相です。
 
こうして演奏会をどんどん開催できるような日常が戻ってきたことは実にありがたいことです。
 
そして忙しく過ごせている時ほど忘れてはならないのが、日頃より楽団や私たち演奏家を応援してくださる皆様への感謝の気持ち。
 
地元の皆様への恩返しも忘れてはなりません。
 
そこで今年も開催いたします、山形市北部公民館にて恒例となりました「北部☆夏コンサート」!!
 
明日8月1日(火)午後14時開演(13時30分開場)、北部公民館3Fホールにて入場無料です。
 
今回は山形交響楽団のフルート奏者 小松崎恭子さんをお招きしてのフルート四重奏!!
 
最近猛暑続きですから、午後のひと時に、公民館の涼しいホールで室内楽を聴きながら心身をリフレッシュするのはいかがでしょう♪♪
 
皆様のお越しをお待ちしております!!
 
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第88回定期演奏会終了

2023-07-08 23:59:59 | 演奏活動

 結構な悪天候の中、いつもと違う会場に、普通にいつも通り集まって下さった常連の皆さまの顔を見た時、少しホロッとしました。本当に嬉しい。山形Qも、ずいぶんと回数を重ねてきましたが、そこで得たものは、もちろんお金でも名誉でもなく、この皆さんがすべてなのだと実感します。

 ということで、いつもの文翔館が使えないため県民ホールのスタジオに移っての定期演奏会。いかがだったでしょうか?文化財でもある文翔館の雰囲気には、とても敵わないとは思いますが、音響も考えられた新しい施設ですから、それなりに楽しんで頂けたのではないかと思っています。演奏していた私たちにとっても、思っていたより良い会場だったなというのが正直な感想です。
 
 さて、ボッケリーニの小三重奏曲から始まって、フルート四重奏の「後宮からの」。いかがだったでしょうか?
 
 「後宮」は、音楽の生命感みたいなものが「肝」なので、チマチマと正確さを追求することをあえてしなかった部分もあります。
 
 ゲスト小松崎さんの安定したパフォーマンスがあってこそではありましたが、それなりに手応えは感じています。
 
 さあ、次回は10月15日。ヴァイオリンのゲストには山響首席コンサートマスターの犬伏亜里さんを迎えての弦楽四重奏。
 
 満を持しての大物ゲストでお送りするプログラムは、モーツァルト・シューベルト・ベートーヴェンという「古典の祖」とも言うべき作曲家それぞれの「弦楽四重奏曲第1番」。
 
 あらためて「王道」へのチャレンジ。ぜひ、お楽しみにしていただければと思います。
 
 また「スタジオ1」で、皆様にお会いするのを楽しみしております。
 
 今回はありがとうございました!
 
 次回の定期演奏会第89回(10/15)まで、ブログは茂木が担当します。
        
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山形Q 練習日誌88-vol.6(中島記)

2023-07-07 23:59:59 | 練習日誌

 真夏です。午前中に東根市の学校の体育館でスクールコンサートを終えた後に、自宅に戻って着替えをしてからのリハーサル。

 さて、いよいよ最終回です。
 
 この段階になると、バランスの調整が中心です。各自が作り上げてきた「部品」を、全体像の尺に合うように大きさを加減する。これもなかなか神経をつかう難しい作業です。
 
 解像度や光沢をそのままに、サイズだけを大きくしたり小さくしたりというのは、かなりの熟練を要します。昨今では、何かにつけてそういうアプリなどありそうですが、音楽の世界では全てがアナログ。バッハの時代から何も変わらない、伝統芸能なのです。
 
 音量も音程も音色も。すべて、その場その場で最適なものを、耳だけを頼りに瞬時に調整しながら進めていく。AIよりも高度な事をしているという自負があります。…これがあるうちは、演奏家は職業としてまだ大丈夫でしょう。
 
 ということで、整いました。あとは明日、初めての会場で再調整するのみ。
 
 天気がすぐれないようですが、明日、県民ホールのスタジオ1でお待ちしております。
 
 良い演奏会になるよう頑張ります。
 
チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
  ただいま31箇所及び山形市内公民館
 
       
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山形Q 練習日誌88-vol.5(中島記)

2023-07-02 23:59:59 | 練習日誌

 山形Qの第88回の本番が、いよいよ来週末。リハーサルも残すところ、今日と本番前日の2回のみ。

 さて、今回の「後宮からの誘拐」ですが、やはり音楽が素晴らしいという以外の結論はない。
 
 モーツァルトの他のオペラにも言える事ですが、ストーリーは荒唐無稽。幼稚と言ってもいいものです。「いやいや、それは無いだろう」…当時の人だって、そう思ったはずです。
 
 それなのに、この「後宮」も、当時から大ヒットしました。それは音楽の力です。だからこそ、このようにすぐに室内楽用の編曲がされたわけです。
 
   そもそも「後宮」とは、「大奥」のようなところなので、そこに入れられながらも、お殿様を拒みつつけるという事はありえない。
 
 そして、そこに職人として潜入する恋人。…これも無理がありすぎ。うまく行ったとしても、トルコでは、当たり前のように去勢されてしまいます。そうしたら、せっかく恋人に再会できても…。
 
 つまり、現代で言えば、「ラノベ」さえも躊躇するような、ご都合ファンタジー冒険ものなのです。
 
 いかに、モーツァルトの音楽が人々を夢中にさせたかということです。
 
 さて、練習の成果もあり、だいぶ仕上がってきました。
 
 あとは個人それぞれが、細かいところの完成度を上げて、他を支える余裕を作るべし。
 
 今週末まで頑張ります。
 
 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
  ただいま20箇所及び山形市内公民館
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