練習会場の「研修室3」も、ようやく冷房が必要ない季節になりました。しかし、おそらく、すぐに暖房が必要になってしまうんでしょうね。こうして幾年月を過ごしてきたことか。…やはり秋は少し、しんみりとするものです。
さて、今日もベートーヴェンから。各自、やや疲れが見えるものの、大分まとまってきました。
ここから本番に向けて、すんなりいくようになった所を、すんなりやってしまわないように気をつけないといけない。疲れていたりすると陥りがちですが、むしろそこを、どれだけ印象的に創れるかが大切なポイントです。本番だけ入れ込んでも失敗するのは、経験上、よくわかっているので。
そしてオネゲル。降り番の倉田氏に聴いてもらい、思う存分、客観的に指摘してもらいました。
こちらも、気をつけるべきは先ほどの通りで、「このページは普通に行ける」という所ほど、単調でつまらなくなってしまいがちなのです。気が入っていない所を、しっかり見抜かれました。
当たり前のことですが、四重奏よりも三重奏、さらに二重奏となれば、ひとり当たりが作品に要求されるエネルギーは、どんどん増すものです。
そしてこの「エネルギー」とは、音の大きさや強さではない。「音楽の量」です。これは、頭で考えても、逆に力にまかせても、増えるものではない。
オーケストラでの演奏との「切り替え」がなかなか難しいものだと、今さらながらに感じます。
あと二週間ちょっと。忙しい中ではありますが、頑張りましょう。
チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
ただいま18箇所
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