山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌78-vol.15(倉田記)

2021-01-28 23:59:59 | 練習日誌

 明日からまた大雪だそうな。昨年あまり降っていないので、今年は降るなぁ〜と思っていましたが、それでも一番降った冬に比べれば半分以下・・・。でも運転や足下には気をつけないと・・・ですね。

 さて、長ぁ〜〜くだらだらと続いてしまった私担当の練習日誌も、今日入れて残すところあと2回。もう少しで、解放されます。

 練習内容を書き込むだけだと、なんとなくワンパターンの気もしてきたので、少しだけ違う話題を。

 学校の音楽室に作曲家の肖像が展示されている所を多く見かけます。教科書にもたくさん載っていると思います。

 J.S.バッハ、L.v.ベートーヴェン、W.A.モーツァルト、山田耕筰などなど。

 作曲家の肖像(絵や写真)って、その作曲家のイメージを膨らませるのに大いに影響を与えていると思うのです。

 もし、ベートーヴェンの肖像が、頑固そうな厳しい顔の物では無くて、ニコニコしたえびす顔だったらどうでしょう?世界中で奏でられている彼の音楽が、もう少し楽しげに解釈されると思いませんか?J.S.バッハだって、白い豪華なカツラをかぶって真面目そうな肖像画では無くて、プライベートな大酒飲みの赤ら顔のオヤジだったらどうでしょう?もう少しラリって演奏される可能性もありますよね?

 私は、なるべく演奏する作曲家の肖像を(今はネットなどで、昔は辞典などで)見るようにしていました。この人はどういう人なんだろう・・て。川上氏がこの曲をやりたいと捜してきたのですが、名前も経歴も全然知らなかったのは、内緒です。

 今回の定期演奏会で演奏するR.コーカイというハンガリーの作曲家はどういう顔の人なんだろうと、1962年まで存命の方ですから写真があるはずだと思っていたのですが、Webでもなかなか見つけることが出来ませんでした(私の検索の仕方がまずいからかもしれません)。

 やっと見つかったのが(写真)です。想像でしかありませんが、真面目で頭が良くて、秘めたる心の温かさがあるようなイメージです。生涯作曲の先生をしていたらしいので、先生の顔かもしれません。生徒には厳しいのかも・・・・。

 作品のイメージが膨らみます。

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
   ただいま12箇所及び山形市内公民館

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山形Q 練習日誌78-vol.14(倉田記)

2021-01-25 23:59:59 | 練習日誌

 少しずつ、日が延びているような気がしてくる今日この頃。

 このまま、雪山が小さくなっていってくれると助かるんだけど・・・・・。

 本日のリハーサルにも再び!川上一道氏参加。演奏会まで、あと10日を切っているので最終コーナーを回っているリハーサルには、熱が入ります。

 R.コーカイの四重奏曲は、作曲家が活動していた時期の割には、保守的なロマン主義的な〜時には古典的な作品ですが、なかなかどうして一筋縄には行かないのも戦後1952年に作曲された作品だということ。だいぶ形作られてきています。

 問題は、今回のチャレンジ企画K.ペンデレツキの四重奏曲。バリバリのトーンクラスターを使用した前衛音楽からは、だいぶ距離を取った新ロマン主義の作品。どの楽章も中だるみをしないよう川上氏の要求が音楽を引き締めます。自分を入れて行くよりも楽譜に忠実であれば、何とかなりそうな気配も。アンサンブルが少々高度なのですが、努力すればするほど良くなっていく兆しあり。本番にいたる最後まで食いつくいて行きます。

 最後は、二重奏曲の練習の間に、茂木氏が率先的にプログラムの原稿を印刷所へ持って行ってくれました。大感謝。

 B.マルティヌーの練習は、今日から大きいスケッチブックを開いて、立って練習しました。

 二重奏曲を演奏するときに、ぶち当たる問題ですが、声部が少ない2声ということで、楽譜めくりに問題が生じることが多々あります。出版社の方でも考えて制作してくれていますが、作曲家が楽譜の譜めくりまで考えて作曲しているとは思えず、現実的にページをめくれない楽譜というのがあります。

 今回は、縮小コピーして、大きいスケッチブックにはりました。楽譜自体は小さくなってしまいますが、譜めくりに気を取られるよりもある程度楽譜を頭に入れてしまった方が、本番に乗って行けそうだからです。現在は、タブレットなどを利用して、足で踏むスイッチで譜めくりをすることも出来ますが、まだ導入するに至っていません。

 凄い現代曲などは、勧進帳の巻物のように長い楽譜を何台もの楽譜立てに置いて、横に動きながら演奏するパターンもあります。

 各奏者が知恵を出しながら、音楽を奏でているのです。

 中島氏と相談して、今回はスケッチブック利用となりました。(写真)

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山形Q 練習日誌78-vol.13(倉田記)

2021-01-21 23:59:59 | 練習日誌

 ほんの少しだけ寒さがやわらいだ日中に、リハーサル。

 本日から川上一道氏参加。

 たった一人、単旋律の楽器が加わっただけで、アンサンブルの難しさが倍増します。弦楽器だけのアンサンブルと管楽器が加わってのアンサンブルは、(もう何度もやっていますが、)息継ぎの事もありますが、やはり難しいです。今回は、特に現代曲と近代ロマン派の2曲を川上氏と演奏する予定で、攻める川上氏と守る弦楽器集団とのせめぎ合いが実に面白く練習できました。

 最初、弦楽器だけで練習始めて設定していたテンポより、川上氏の演奏したいテンポはほぼ全曲速くて、弦楽器だけで練習していた感覚とは随分変化が生まれました。今日のリハーサルでテンポを設定し直したので、また家に帰りメトロノームと二人三脚になりそうです。

 以前ならゲストに来ていただいた方々のやりたい音楽におんぶにだっこでしたが、最近はちゃんと意見を出し合って、より良い音楽になるように話し合いも持つ練習になってきました。私は良い傾向だと思います。

 川上氏と茂木氏が帰宅後に、B.マルティヌーの3つのマドリガルを中島氏と合わせ。

 だいぶ音楽が流れてきましたが、細部にまだほころびが出てしまうので、再度努力です(私がです!!)。

 近代の曲を演奏する場合、ヴィオラ奏者の話として、ト音記号とハ音記号の頻繁な切り替えに、頭がついて行かなくなる事があります。と言うことは、まだ楽譜を読んでいる状態なんですよね。音楽を奏でていないわけです。暗譜するつもりで繰り返し練習します。演奏すればするほど良い曲に思えてきます!!

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   ただいま10箇所

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山形Q 練習日誌78-vol.12(倉田記)

2021-01-18 23:59:59 | 練習日誌

 少しだけ冬の天候が落ち着き、雪嵩が少なくなってきていますが、今夜からまた大雪だそうです。

 普段より、練習日誌多めの今回ですが、定期演奏会以外に演奏する機会が与えられた事によるもの・・・。もう少しだけ私の拙い文章の日誌におつきあい下さい。

 本番まであと半月ほど。次回からゲストの川上氏も参加と言うことで、弦楽器3人で合わせる貴重な機会となりました。

 個人的には、修理に出したヴィオラが戻り、リニューアルした楽器になれて行かないと・・・と急ピッチで練習していきます。

 今日は、プログラムされた曲全部を一応練習したのですが、細かいことは書かずに、今年度行ってきた二重奏企画第3弾のB.マルティヌーの曲について。

 B.マルティヌーはチェコの作曲家ですが、最初ヴァイオリンを学び、チェコフィルの2ndVn奏者をしていた時期があるそうな。作曲家を目指して海外を渡り歩き活動。

 今回演奏するヴァイオリンとヴィオラのための3つのマドリガルは、当時大活躍していたL.フックス(女流名ヴィオリスト)のW.A.モーツァルトの二重奏曲を聴いて触発されて作曲したとか。もちろんL.フックスのアンサンブルに曲が捧げられました。

 元ヴァイオリニストのマルティヌーらしく、ヴァイオリンパートもヴィオラパートもとてもかっこいいです。

 この曲を選曲して良かった!と思うほど、自分の演奏に満足すること無く、あと半月頑張るしか無いですね。んんんん・・・・。

 普段の練習日誌とは違う雰囲気ですが、現在プログラムノートを執筆中のためこんな感じで今日は閉めさせてもらいます。

 次回に続く・・・・・・。

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山形Q 練習日誌78-vol.11(倉田記)

2021-01-12 23:59:59 | 練習日誌

 昨日の酒田往復で、少々疲れてしまった体に鞭を打って、温かい布団から出たのは、山形Qのリハーサル日だから。

 雪が降ろうが、雨が降ろうが、槍が降ろうが、嵐が来ようが、練習はサボれません。

 気づいてみたら、本番まで3週間ほど・・・・。

 各地で緊急事態宣言が出ていますが、是非本番を開催したいと願っています。

 さて、今日はW.A.モーツァルトの前奏曲とフーガからリハーサル。本番を経ていますが、本番後から何も足さない引かないでは、進歩がございません。曲にはだいぶ慣れてきたので、少しだけ各自の要求をグレードアップ。

 R.コーカイの方は、だいぶ曲も分かってきたのでメトロノームを外して、accel、rit、rall、a tempoなど色々な音楽的な表情を加えてみました。楽譜もパートによってアクセントついたりつかなかったり、整理が出来ていない感じなので、共通認識の数を増やしました。

 K.ペンデレツキも曲がだいぶ分かってきているので、メトロノームこそご一緒しましたが、曲もこなれてきている感じ。本番近くなって慌てないように、更なる練習を重ねて、理解を深めて行きたいところ。

 B.マルティヌーの二重奏曲は、メトロノームをはずして、少しだけ自由にお互いに分かりやすい解釈を色々と調整。この曲は後は個人練習あるのみ?

 オーケストラの方が忙しいのですが、頑張らないと・・・・。

 頑張ります!

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山形Q 練習日誌78-vol.10(倉田記)

2021-01-07 23:59:59 | 練習日誌

 今年最初の山形Qリハーサル日。

 午後から風雪・雷・なだれ・低温注意報が出ていました。

 リハーサル会場に行くまでは、山形の冬には珍しく日差しも出ていて、気温も氷点下ではなく少し暖かく感じるくらいでした(少なくても車の中では)。

 今年最初は、W.A.モーツァルト(偽作)前奏曲とフーガのヘ短調から。一度本番をやっているので、何があっても復帰できるくらい曲が分かってきた状態。これから何が積み上がるのだろうと期待を残しつつ、軽く練習終了。

 次はK.ペンデレツキの曲、年末苦労していたところが割と問題なく通りました。後は、精度とクラリネットが入ってからのアンサンブル。

 R.コーカイの曲、ペンデレツキの後だとR.コーカイもB.マルティヌーもロマン派もしくは古典的な音楽に感じるシンプルさ。和音の難しい所は、もう少し。

 最後にB.マルティヌーの3つのマドリガル H.313。

 ヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲なので、スピード感や軽さも表現したいところだけど、まだ練習が始まったばかりで、とりあえずアンサンブル重視で練習。私はまだまだ要練習。途中、もの凄い暴風が起きて、停電。あまり時間ぎりぎりまで練習するより、帰宅時の安全を重視。リハーサルお開きとなりました。

 今夜から数日間、不要不急の外出は、天気大荒れのため控えた方が良さそうです。

 関東1都3県には緊急事態宣言が出されますが、東北北陸の日本海側は天気のせいで、自動的に都市がロックダウン状態になるんでしょうね。

 皆さん安全第一!

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   ただいま4箇所

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謹賀新年

2021-01-01 23:59:59 | 雑記

 明けましておめでとうございます。

 みなさまにとって2021年が、健康で実り多い年になりますようお祈りしています。

                             Yamagata Q

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