山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌63-vol.9 (今井記)

2017-03-31 22:40:39 | 練習日誌
 本年度最後のシメは、やっぱり山形Qの練習。そう、これぞ理想的な終わり方であります!ですが、、、あら?今日も駐車場には車が三台。残念ながら前回に続き、今回も一名参加叶わずということになりました。長いクァルテット人生、こんな日もあるのです。
 
 気を取り直し、今日はブラームスを中心に。やはり名曲!個人的には、特に二楽章が好きです。第一番だというのに、既に成熟という言葉が相応しい。前だけ見て邁進する若かりし日と違い、過ごしてきた時間を掌で慈しむような優しさに満ちあふれています。
 
 各々の違う時間(リズム)の中で、対峙ではなく寄り添い、たゆたう広がり、幅が、ブラームスには求められます。パズルのように音を嵌めていくのではなく、お互いを内包できるように表現したいものです。

 残った時間で黛を。丁々発止のやりとりが楽しい本作。その魅力をお伝えするには、十二分に音楽を体に叩き込む必要があります。
 
 次回はいよいよ新年度。気付けば本番の月に突入です。気合いを入れてガンバリマス!

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
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2016/17年度の演奏会全て終わりました。

2017-03-30 23:59:59 | 演奏活動
 今年度の山形Qの演奏会は、全て終わりました。

 3/28(火)の山形市北部公民館でのコンサートで、今年度の演奏会全て終了しました。

 今年度は、定期演奏会では、L.v.ベートーヴェン・C.ドビュッシー・W.A.モーツァルト・A.ドヴォルジャーク・B.バルトークと取り上げ、約2年ぶりに庄内の酒田でも定期演奏会を行うことができました。

 その他、母体の山形響からの演奏依頼や自分たちに直接演奏会依頼などがあり、オーケストラの休みの日はほとんどと言っていいほどクァルテット漬けの日々を送ることができました。

 オーケストラよりも聴く人に近い位置で演奏できるクァルテットの演奏会を依頼してくださった方々に、あらためて感謝申し上げます。そして、どの演奏会でも「いい演奏会だった!」「00楽章は体が震えました!」「頑張ってください!」と声をかけて下さる方々のパワーを毎回感じながら、それも励みになり頑張ってこれました。

 山形Qの16回目のシーズンはこれにてお開きになります。

 来年度まずは、4/23(日)の第63回定期演奏会に向けて、頑張っていきます。

 応援ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします!
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北部公民館 春のコンサート終了

2017-03-28 22:47:30 | 演奏活動
 先日からお知らせしていた北部公民館の春のコンサート。朝からあたたかい春の陽気に包まれ、、、と言いたいところですが、残念ながら公民館に向かう車の窓には、時折雪(あられ混じり)が叩く有様。なんてこったい。

 しかし日頃の行いが良かったのか、はたまたは神のご慈悲かわかりませんが、昼過ぎにはどうやら青空が顔を覗かせ一安心。心軽やかに、コンサートを行うことが出来ました。

 春休み中でしたが、お子様よりも近隣の大人の方々が沢山いらして下さいました。茂木氏の司会進行や、一曲一曲の演奏後にも感嘆の声や沢山の拍手を頂戴し、いつもながらに大変あたたかく、親密な雰囲気で、我々も楽しく演奏させて頂きました。終演後、「とっても楽しかったです」「ありがとうございました」と笑顔で話しかけて下さる人の多いこと。ほんとうにありがたい限りです。
 
 ご来場下さった皆様、そしてご準備下さった公民館の皆様に、心より感謝申し上げます。少しでも地域の活性化のお役に立てるよう頑張りますので、これからも応援よろしくお願い致します☆

  
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山形Q 練習日誌63-vol.8 (今井記)

2017-03-27 22:34:54 | 練習日誌
 写真は練習を終えた頃の駐車場。山形Qがいつもお世話になっている出羽公民館です。沢山の利用者さんに重宝されている施設ですが、平日の夕方ですと、山形Qのメンバーの車のみということも時々あります。このように一台、二台、三台、、、あれ?一台足りない?
 
 実は今日は、中爺氏が急な依頼で不在となり、三人での練習だったのです。車もちょっと寂しげに見えます。
 
 しかしそんなことにメゲないのが山形Q。トップパートが不在だからこそ出来る練習というものもあるのですよ。本日の練習メニューは黛敏郎の「弦楽四重奏のためのプレリュード」、ハイドンのひばり、ブラームスの弦楽四重奏第一番から2−4楽章。古典の技法に則ったハイドン、ブラームスは、ファーストヴァイオリンの音がなくても、ゾクゾクする程美しい。名曲の矜持を思い知らされます。メロディの華を思い描きながら、音の流れを作る作業は、これまた難しくも楽しい作業です。

 そして黛。彼独特の邦楽的な音が、色々な情景を想像させます。小節線らしい小節線がなく、あたかも全編即興で演奏されているよう。クラシックという枠を越えた魅力があるのです。それぞれ相応しい音を探さなければなりません、旅は始まったばかりです。

 さて、今日も練習したひばりは、明日が本番。前回もお知らせしましたが、北部公民館にて14時開演です。春休み中のお子様たちと共に、是非生の音楽を楽しみにいらして下さいませ。沢山のご来場、お待ちしています☆

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山形Q 練習日誌63-vol.7 (今井記)

2017-03-21 23:07:33 | 練習日誌
 久しぶりの練習日誌です。日誌を書くのをさぼっていた?いえいえ、そんなことはありません。でもあの勤勉な山形Qが2週間以上も練習をしないなんて!もしやケンカ別れで内部分裂?いえいえ、それも違います。仕事が立て込んでいたということもありますが、その合間の休日にも各メンバーに用事があったりして都合が合わず、結果今日に至った訳です。珍しいですが、こういうこともあるのですよ。

 今回は北部公民館にお邪魔しました。こちらではいつも、お盆前の夏休みシーズンにファミリー向けコンサートでお声をかけて頂いていますが、今年度は春休みにもと嬉しいお言葉を頂戴し、丁度一週間後に迫った本番に向けての合わせを中心に行いました。

 弦楽四重奏の魅力を一人でも多くの皆様に知って頂きたいという思いを常に持っている山形Q、普段あまりクラシックには馴染みがないという方もいらしてくださる今回のようなコンサートにこそ、この面白さを全力でアピールしなければなりません。というわけで、名曲中の名曲、ハイドンの「ひばり」をプログラムのメインに据えてあります。春を謳歌するひばり達の声に耳を傾けて下さい。自然と心が浮き立ってくること、間違いなしです!
 
 小さなお子様も最後まで飽きずにいられるよう、お馴染みの曲も多数取り揃えています。麗らかな春の昼下がり(と言える天候であることを切に願います)、ご家族でひととき、音楽に耳を傾けてみませんか?北部公民館にて3/28(火)14時開演です。沢山のご来場、心よりお待ちしています☆

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山形Q 練習日誌63-vol.6 (今井記)

2017-03-03 23:16:14 | 練習日誌
 庄内定期も終わり、今日からいよいよ4月の定期へ向けて練習開始です。
 
 が、その前に、月末の北部公民館で予定されている曲を通しておきました。いつもは夏に行っているコンサートですが、今年は年度末にも依頼があったのです。地域に根ざした活動に協力できるのはありがたいこと。今回も精一杯頑張らせて頂きます。
 ちなみにこのコンサートではハイドンのOp64-5(ひばり)を演奏しますが、次回の定期もOp.64(-4)。トスト四重奏曲と呼ばれ、1stヴァイオリンの名人芸が際立つ曲集です。是非生で聞いて頂けたらと思います。

 ハイドン二曲の後は、メインのブラームス!学生時代、大学オケのトレーナーの先生と弦楽六重奏を演奏したり、ロンドンでは師匠ご夫妻と弦楽五重奏を教会で演奏する機会に恵まれたりして、室内楽の面白さと難しさを教えて頂く機会にもなった、私にとって大切な作曲家の一人です。いつも演奏会の後は「もう一度弾きたい!」と思わせられる、底なしの魅力があります。本番が楽しみです。


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