山形Q 練習日誌75-vol.1(倉田記)

　弦楽四重奏団の名称はそのままに、現在メンバーが3人になってしまっているので、練習日誌担当が早くまわってきてしまう状態になりました。ついこの間、担当から解放されたのに、もう私の番です。4/17（金）までよろしくお願いします。

　1/23（木）の第74回定期演奏会は、たくさんのお客様に囲まれて楽しい演奏会を行えました。まだ余韻に浸っていたいところですが、次の演奏会に向かっています。

　昨日、4月の第75回定期演奏会のプログラムが、ゲストが決定したので確定しました。

　本日は、その定期演奏会に向けて再スタートしまし・・・・・ではなくて、2/2に行います大江町のふれあいコンサートのリハーサルでした。

　弦楽3人に加えて、山形響のフルート奏者〜小松崎恭子さんに入っていただき、フルート四重奏のしらべを開催します。

　プログラムは、もう何度も演奏してきたW.A.モーツァルト フルート四重奏曲第1番・第3番、他です。

　何度演奏してもW.A.モーツァルトは、難しいし新しいアイディアで溢れます。ただ音を並べただけでは、なかなか魅力的な音楽になりません。余裕を持って演奏を楽しめるまで、もう少し個人練習も必要だし、演奏に対峙する余裕の作り方も要研究。一生の課題ですね。

　この大江町のふれあいコンサートは、もう前の前の2ndVnメンバーがいた頃から、何度か行ってきましたが、いつも依頼して下さる大江町に何か恩返しできないかとず〜と考えていました。

　そこで、大江町民歌の他に、大江町内の小学校〜高校までの校歌を演奏してみようと考えました。昔からその学校に通った町民なら知っている思い出深い曲だと思ったからです。現在小学校2校、中学校1校、高校1校がありますが、統廃合された学校の校歌も含めて、毎年1〜2曲でも演奏できたら良いかなと思っています。

　今回は「大江町立本郷中学校校歌」を演奏します。実際の演奏の響は知らないので、山形Qで編曲（特に今回は茂木君が頑張りました）してみました。作曲は大正・昭和期に活躍された信時潔さんです。最近、復権している信時潔さんの曲が大江町に残っていたので、最初にこの曲を選びました。卒業生の方がいらっしゃいましたら、想い出に浸って下さい。ちなみに本郷中学校は1976年に大江町立大江中学校に統合されています。お楽しみに。

第74回定期演奏会終了（中島記）

　真冬の定期演奏会で雪がないのは初めてのことです。とは言え、雨模様の寒い平日の夜に、ご来場下さいましたたくさんのお客様に感謝しています。


　ということで、第74回定期演奏会も無事に終了しました。ゲストのクラリネット川上氏のおかげもあって、客席にはいつも応援してくださる皆さんの他に、中学生の姿もたくさんありました。

　弦楽三重奏でベートーヴェン、クラリネットを交えてケルターボーンとクルッセルを聴いていただきましたが、いかがだったでしょうか。


　ケルターボーンはやはり現代曲なので、会場が「？」の空気に包まれた感がありましたが、今の時代にYouTubeでも聴けない音楽だということで、希少価値を感じていただければと思います。

　その後だけに(?)、クルッセルは曲の良さとクラリネットの響きに、客席が安心して聴き入っている感じがしました。


　さて、次回は4月17日(金)。まだゲストと日程の調整がついていないので発表できませんが、近いうちにプログラムと合わせてお知らせします。ぜひ、また文翔館でお会いできたらと思います。

　ありがとうございました！

　次回演奏会（4/17）まで、練習日誌は倉田讓がご案内致します。
　　　　

山形Q 練習日誌74-vol.12(中島記)

いよいよ最終回！

　明日の本番に向けての最終調整です。謎だったケルターボーンも、めでたく、無事に通るようになりました。全容が明らかになってみると、シンプルでウィットに富んだ面白い作品です。

　メインとなるクルッセルも、軽やかな感じで仕上がってきました。

　ベートーヴェンは、なかなかの難曲でしたが、あらためて「初期の作品」であることを忘れずに力まないでに弾くのが、この曲の良さなのだということがわかってきました。悩みを抱える前の、若いベートーヴェンです。


　明日は木曜日ということで、「ど平日」。お客様方には申し訳ない。しかし、ゲストの川上氏の人気もあり、ここに来てたくさんの問い合わせをいただいています。…ひと安心。

　良い演奏会になるよう頑張ります。

山形Q 練習日誌74-vol.11(中島記)

　74回定期のリハーサルもいよいよ「ラス前」。

　…「ラス前」という単語はまだ存在するのでしょうか？麻雀用語で最終回「オーラス」のひとつ前、つまり「南三局」のこと。解説する必要ありませんでしたね。


　ということで、昨日に引き続き、クラリネットの川上氏を交えてのリハーサル。

　ケルターボーンに苦労していますが、それなりに仕上がってきました。

　音源、つまりCDもYouTubeも無い頃、演奏家たちは皆、このように手探りで音楽を創り上げていたのかと思うと頭が下がります。しかし、同時に、羨ましくもある。合わせてみて初めて「こ、こんなに素晴らしい音楽なのか！」と、まっさらな感動があったことでしょう。

　それがあればこそ、「この感動をぜひお客様に伝えなければ」というヤル気と使命感に繋がったことでしょう。

　さて、どんな音楽になるかは、本番のお楽しみということで。

　そのほか、クルッセルとベートーヴェンを仕上げました。


　さあ、残すは前日の「オーラス」のみ。頑張ります。

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。 　
　　　ただいま14箇所

山形Q 練習日誌74-vol.10(中島記)

　Vc茂木のインフルエンザに続いて、Va倉田の風邪によって、練習が１度お休みになった山形Qです。

…ハードスケジュールの中でこれまで20年続けてきた山形Qですが、寄る年波には勝てないのか。

　意地を張らずに、ご自愛しましょう。


　ということで、一回休んだために、残す練習は３回。

　もはや猶予がないので、今日から、クラリネット川上氏も合流。


　まずはクルッセルから。

　私たちが予想していたテンポよりもだいぶ速い。世代の差か。活きがいい感じがします。指揮者も巨匠になりとテンポが落ち着いてきますが、年齢とテンポは密接な関係がある。…私たちも歳をとってきたということでしょう。

　そしてケルターボーン。

　世の中に音源がないので、初めてこの曲の全貌が明らかになりました。浮遊感のある曲です。私たちがまだつかみきれてないせいだけではないと思います。あと２回で、もう少し骨格があらわになることでしょう。

　川上氏が帰った後に、ベートーヴェン 。

　ベートーヴェンの音楽はエネルギーが要ります。整ってきてはいますが、病み上がりにはきついものがありますので、これはまた明日。


　ということで、残すはあと２回。頑張ります。

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。 　
　　　ただいま14箇所

山形Q 練習日誌74-vol.９(中島記)

　明けましておめでとうございます！

　冬らしい曇り空ではありますが、積雪は無し。山形Qの「練習初め」の日に、コミュニティセンターの駐車場に雪が無いというのは、結成以来初めてのことかもしれません。異常気象かと考えると不安になりますが、ひとまず、今年も皆様にとって良い一年になりますように。

　さて、山形Qにとっても良い一年をスタートするために、早速、練習にとりかかります。「あけおめ」の挨拶もそこそこにクルッセルから。

　あらためて確認してみると、クルッセルはベートーヴェンの五歳下。ということは、今年、生誕２４５年になるわけですね。…だからどうしたということは無いのですが、５年後に「クルッセル・イヤー」はたぶんやらないので、今回ベートーヴェンとまとめて「周年記念」ということにしましょう。

　練習のほうは、だいぶ捗ってきました。後は、クラリネットを入れてのリハーサルを待つのみ。

　続いてベートーヴェン。こちらも、各自、冬休みの宿題をこなしてきた感がありますが、さらにもう一息か。…やはりこれまでの作品に比べて、はるかに難しいのです。

　そしてケルターボーン。ヴァイオリン とヴィオラで合わせても、いまだにどんな曲なのかわからない。しかし、短くて強い印象を残す感じの曲らしいということはわかってきました。これも、クラリネットの参加を待ちます。

　ということで、本番まであと2週間。

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。 　
　　　ただいま10箇所

謹賀新年

　あけましておめでとうございます。

　次回の第74回定期演奏会が1/23（木）に迫っています。

　今年はベートーヴェンイヤーですね。

　しばらく3人での活動が続きますが、今年もよろしくお願いします。

　みなさまにとって2020年が、健康で実り多い年になりますようお祈りしています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Yamagata Q