山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

御礼 第62回定期演奏会終了(茂木記)

2017-01-31 23:36:57 | 演奏活動
62回目の定期演奏会を終えました。
寒い中、会場にいらしていただいた多くのお客様に心より御礼申し上げます。
また演奏会の準備から支えていただいた地元の多くの皆様にも心より感謝申し上げます。
誠に有難うございました。

山形弦楽四重奏団は、地域に密着した演奏活動を心がけ活動しております。
同時に、継続した演奏活動は、団体の能力の向上と演奏家個々人の技量の上達に欠かせないものでもあります。
我々演奏家は、多くの本番を経る中で聴衆に育てていただいている、と言っても過言ではありません。

そして今回の定期演奏会では、地元で音楽を学ぶ若人にも演奏の機会をご用意いたしました。
山形大学でヴィオラを勉強しておられるお二人に、プレ・コンサートにご出演いただいたのです。
どういった方がどの様な頻度で演奏されるかはまだ未定ですが、こうした機会が、地元で音楽を学ばれる方にとって良き研鑽の場になればと思っております。
また皆様にその様な活動もあたたかく見守っていただければ至極幸いであります。

今後も山形弦楽四重奏団とその仲間たちの活動を見守っていただきたくお願い申しあげます。
文化薫り音楽あふれる街が育まれる事を心から願っております。

最後に、
練習日誌の担当が代わり、次回第63回定期演奏会まで第2ヴァイオリンの今井東子がご案内してまいります。
   
どうぞ宜しくお願い致します。
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山形Q 練習日誌62-vol.14 Fin.(茂木記)

2017-01-30 18:36:54 | 練習日誌
富岡本店さんにお預けしていた前売りチケットが完売との知らせが入っております。
たいへんありがたい知らせでした。
ご購入いただいた皆様に深く感謝申し上げます。

今回はまだ会場でのチケットお取り置きもできますので、必要な方はチラシに記載の連絡先電話番号までご一報ください。

今回のプログラムのなかで、知名度を問うたらドボルジャークの「アメリカ」がダントツで一番でしょう。
言わずとも知れた名曲ですから。

しかし今回の定期演奏会では、ハイドンの「剃刀」とバルトークの第3番も聴き手に鮮烈な印象を与えることでしょう。
両作品とも「アメリカ」にひけを取らない、もっと頻繁に演奏されるべきクオリティの素晴らしい作品です。

今回の定期演奏会は、「ぜひ再演したい作品」たちが集まったプログラム。
こうした内容で定期演奏会をでき、地元の人たちに聴いていただけることがとても幸せです。

本日、最終のリハーサルを終えました。
地道にアンサンブルの土台を整えてきたので、往生際悪く足掻く様な場所も無く終わりました。
本番でも安心して良いアンサンブルを構築できそうです。
良い演奏会になりそうです。

会場を暖かくしてお待ちしておりますので、どうぞご家族ご友人とともにお越しください。
山形弦楽四重奏団 名曲づくしの第62回定期演奏会は、文翔館議場ホールにて19時開演です。(開場18時15分)

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
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山形Q 練習日誌62-vol.13(茂木記)

2017-01-26 22:56:43 | 練習日誌
午後に学校公演を終えた後、家に帰らずにコミュニティーセンターにちょっと寄り道して。
そのまま21時まで、リハーサルと称したクァルテット探検なんかして。
家族を放置するダメ親父と言われても仕方がない。

今回の探検では、途中で発見したチラシとともに記念写真を撮ったりしながら、ずいぶん奥まで探検してきました。
ドヴォルジャークの「アメリカ」も、中年オヤジになってから改めて探検すると、色々な発見が積み重なって新しい視野がひらけてきます。

どのような作品でも、一度弾いただけで終わりにせず何度も再演することが何より大切。
そして同じ仲間と長く活動を続け、色々な作品を何度も演奏できるのはまさに幸運。

幸せなんです、僕たち。

定期演奏会が終わったら、ちゃんと家族サービスもします。

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山形Q 練習日誌62-vol.12(茂木記)

2017-01-24 21:20:17 | 練習日誌
本番まで1週間となりました。

もうここまできたら全てを天に任せて潔く諦める、
そんな事はありません。
これからの時期、特に活発に互いの注文が行き交います。

四人で音楽を造るクァルテット。
譲り譲られ、支え合い。

それは、すべての頂点が互いに結びついている四面体みたいなもので。
四つの頂点を四人がそれぞれしっかりと保持している状態から、誰か一人が手を離すと、
頂点が一つ無くなって、立体が平面図形になってしまう。

四人で演奏する音楽は、立体の四面体の時こそ内部に音楽を包み込んでいるわけで、
一つでも頂点が失われてしまうと、音楽を包む事が出来なくなってしまいます。

いつも、綺麗な立体の音楽を造るために互いに知恵を出し合っています。
今日も公民館の片隅で四人互いに企業秘密をこっそりと交換してました。

ハイドンもドヴォルジャークもバルトークも、良い構造が出来上がってきています。
本番でも四人で良い形を造り出せる様に、残りのリハーサルも支え合いです。

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地域を知る勉強会(茂木記)

2017-01-19 23:19:27 | 演奏活動
東北電力山形支店さんで社員の皆さんや地域の方のために開催された「地域を知る勉強会」にて演奏してまいりました。
山形交響楽団の活動に実際に触れていただくために、山響の西濱専務理事のお話とともに50分程度のミニコンサートを行いました。
モーツァルトやチャイコフスキー、民謡からドラマのテーマ曲まで幅広いプログラム。

最近では、ホール以外の場所に出向いての演奏が増えました。
かしこまってクラシックのみを聞く場面だけでなく、もう少し親しみやすいプログラムをご用意する場合もございます。
その様な時にはレパートリーの広さを活かし、クラシック以外のジャンルもふんだんに織り交ぜてお届けしております。

より多くの人に親しんでいただける事は、地域に根ざした活動とともに弦カル道を進む我々にとっての幸せ。
ですから「何が何でもクラシックのみ」ではなくて、色々なジャンルの曲を演奏いたします。
そして、その様なレパートリーを作ってゆくのは、我々にとっても良い経験であり良い愉しみであります。

これからも地域の皆様との交流を大切にしながら活動を続けてゆきます。
今日は素敵な会にお招きいただき、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました!!

今回の演奏がお気に召しましたら、山形交響楽団の演奏会にもぜひ足を御運びください。
素晴らしい指揮者や世界的なソリストとともに、皆様のお越しをお待ちしております。

そして我々山形弦楽四重奏団の定期演奏会にも、ぜひお越しください!!
攻めの演目を用意して、皆様をお待ち申し上げます。
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山形Q 練習日誌62-vol.11(茂木記)

2017-01-18 23:50:24 | 練習日誌
小節線も色々
いや、
二重になっているとか太いとか
そんな事ではなく

フレーズの頭を区切る小節線や
数小節の長さのフレーズの、途中を区切る小節線
楽曲の構造を区切る小節線といった違いで

大きな寺の山門をまたぐ様なものがあれば
家の入り口の敷居の様なものだったり
座敷の敷居の様にほぼフラットだったり
地面に線を引いただけの目印みたいなものまで

ハイドンやドヴォルジャークでも書かれた小節線の役割は色々
和声を感じて演奏する限り、常に同じ労力で多くの小節線をまたぎ続ける事は不自然で逆に難しい

アンヨを色んな高さに上げ下げしながら小節線をまたいで進んでいくんです
左右の足で交互に跨いだり
場所によっては右足でばかり跨いだり
色々

バルトークになると
全員が同じ拍の数を進むのに、誰かが違う数の小節線をまたいだりします
パートによって、拍子が違ったりするので
何小節か演奏するうちに、また同じ拍子に合流して小節線の位置が揃います
パート毎に小節数が変わってくるので、そんな譜面に小節番号は書かれていません

今日練習したバルトークも
小節数ちゃんとズレズレ
タイミングピッタンコ

リハの合間に
そんなことを一人でムッツリ考えてました

練習も残すところあと3回
足並み揃えて順調に峠を上っています。

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山形Q 練習日誌62-vol.10(茂木記)

2017-01-16 23:24:16 | 練習日誌
定期演奏会まであと2週間。
追い込みがかかっています。

常に追い込みがかかっているバルトークは、今回のリハーサルでずいぶん熟れてきました。
旋律に歌いまわしが増え、良い表情。
そして、互いにほぼカウントをしていなくても大丈夫な状態が大幅に増えたのが嬉しい。
本番に向けて、仕上がりの予想図が見えました。

ああいう作品を、拍を数えながら弾いていると何も面白くないです。
拍を細かく数え続けると重篤なカウント病になりますし、
下手をすると、ハイドンやドヴォルジャークでも無意識のうちにコチコチ数え始めてしまったり。
貧乏ゆすりと一緒で、深いところの無意識に染み付いてしまうのがとても怖い。

バルトークをプログラムに組み込んだ時は、そんなカウント病に罹患しないように気をつけないと、
他の曲まで大変な事になっちゃうよ
というのが山形Qの現場で導き出された教訓です。

ハイドンとドヴォルジャークの準備も順調に進めています。
今回演奏する三つの作品それぞれに、チェロが試験されているような旋律があるので気を抜けません。
非常にありがたいことです。
感謝、感謝の気持ちで仕込むのでした。

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山形Q 練習日誌62-vol.9(茂木記)

2017-01-10 22:23:04 | 練習日誌
今日はバルトークの日!!
ひたすらバルトークを合わせていました。

範囲を区切りつつ、何回も音を出して、
山形Qの四人で演奏する時の息を各々の体に染み込ませます。

息遣いはプレイヤー毎に十人十色。
もちろん団体毎に違いますから、家で聴いたCDの息遣いを真似ても、現場では合いません。
リハーサルの時に、オリジナルで「山形Qの息深い」を造って、メンバーの体に覚えこませるのです。
思考が停止していても合う様になるまで、何回でも繰り返して。
洗脳みたいな話になっていますが、ほぼそれです。

とにかく息を合わせる。
もちろんハイドンやベートーヴェンでも、同じことです。

バルトークだからといって、機敏な変拍子だからといって、
警戒心を固めてカウントを数えすぎるとうまく行かない感じがします。

どちらかというと、気持ちをほぐして、初めての民謡を聴く時のような興味を前面に据えて
むしろ戦慄的に
違います
むしろ旋律的な、歌のある流れを常にどこかにイメージする方が楽に演奏出来ます。

本番まであと3週間!!
息して弾きます。

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山形Q 練習日誌62-vol.8(茂木記)

2017-01-07 23:05:12 | 練習日誌
リハーサルが始まれば容赦ない団体なのです

久しぶりに四人集まり、いつもの様にウォームアップのバッハから〜
次はドヴォルジャークを一回通しておこうね〜
ハイドンを一回通しておこうね〜
ラズモフスキーも一回通しておこうね〜
はい、気になったところは宿題ね〜
残りの時間はひたすらバルトークね〜
2月の庄内定期の準備が並行してはじまりました
ラズモフスキーが加わると宿題が結構なボリュームになります

とにかく個人練習を集中してこなしていくしかない
事前に減らせる事務仕事、プログラムノートとチラシ・チケット作成あたりか
それらを今週末に終わらせる作戦で行動しておいて良かった

本番まで三週間と少し
今月は気の抜けないひと月になります

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広報おおえ(平成28年12月号)

2017-01-04 23:59:59 | Topics
 大江町の新しくオープンした中央公民館「ぷくらす」にて行われた、2016年11月14日(月)の演奏会の模様が、広報おおえ(平成28年12月号)で記事になりました。

 改めて感謝申し上げます。
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謹賀新年

2017-01-01 23:59:59 | 雑記
 あけましておめでとうございます。

 本年も、地域の皆様のための演奏に取り組みつつ、文翔館での定期演奏会など自己研鑽にも打ち込んでまいります。

 多くの皆様に活動を見守っていただけたら、至極幸いであります。

 2017年もどうぞ宜しくお願い致します。

               2017年元旦 山形Q
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