山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌59-vol.4(今井記)

2016-02-29 23:26:45 | 練習日誌
 モーツァルトのオペラ「魔笛」仕事明けの休日。オペラにのっていなかった私、ここで休み惚けのような顔をしていては、リハーサルで刺されてしまいかねません(刃物で、、ではなく演奏で、です)。気合いを入れて練習に参戦、、、のはずですが、なぜか今日に限って交通渋滞、練習場に着くのが少々遅れてしまいました。ヒヤッとするも、一番最後の到着にはならず一安心。
 
 同じく渋滞にひっかかったらしいらびお氏が到着する前に、三人で定期ではない本番のための曲を合わせ始めました。そのプログラムはというと、なんとオールベートーヴェン!!全楽章ではありませんが、ベートーヴェンの初期、中期、後期から抜粋で2曲ずつ演奏するという、宣言通りの中爺氏肝煎り、「攻め」のプログラムです。手前味噌になりますが、なかなか他では聞けない意欲的な試みとなっておりますので、ご興味のある方は是非。上町のコーヒーレストラン「アランフェス」にて、4月9日(土)19:30開演です。

 今日は初期から2曲、後期から1曲のリハーサル。これぞ若さというものでしょう!と言いたくなる軽快さ、溌溂とした気質溢れる初期から、一気に後期に飛ぶと、改めてベートーヴェンの辿った壮絶な人生に思いを馳せずにはいられません。どれも初めての曲ではありませんが、より輪郭をはっきりとさせた、べートーヴェンの生き様に迫る音を出したいものです。

 その後はもちろん、59回定期に向けての練習です。気になった箇所はピックアップして丁寧に確認しつつも、音楽の流れを重視して通す作業を中心に据えています。勿論まだまだ長い道のりではありますが、最初から細かく詰めていっていた時よりも、方向性としてまとまるスピードが早くなっている気がします。
 
 とはいえ、特にベートーヴェンのOp.127は本当に大曲で難曲。個人的な「難所」は数限りなく、自分が弾くと思ってCDを聞いた時は軽く目眩がしたものです。定期本番ではそんなことはおくびにも出さず、「え?そんな所あったの?全然気付かなかった!」と言われる、、、そんな妄想を胸に秘めて頑張りたいと思います。

 写真はらびお氏からの差し入れ。練習の後のお茶は美味い!でも帰ったらまた練習です(笑)。

~チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動しています。~
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山形Q 練習日誌59-vol.3(今井記)

2016-02-22 23:03:41 | 練習日誌
 先週までの大初見大会はひとまず終了、今日からいよいよ59回定期の練習です。気付けば2月も末、練習後はいつも真っ暗だったのですが、随分日も長くなってきましたね。
 
 本日のメニューはハイドンのOp.76-6とベートーヴェンのOp.127。ハイドンのOp.76は、「五度」「日の出」「皇帝」などの名曲揃い。その中で76-6は、知名度は高いとは言えないかもしれませんが、いかにもハイドンらしい明るさ、しなやかな力強さや躍動感が感じられる佳品です。そしてベートーヴェンは、後期弦楽四重奏曲の幕開けに相応しい重厚さがあり、それぞれのパートが入り組みながら織りなす壮大なドラマと言えましょう。どのようなドラマになるか、、、は、今後の練習次第です。
 
 今回は最初の合わせということで、慣れるために、通し練習が中心。音楽を体に馴染ませて行きます。まだまだドラマの「絵」が細密にイメージできませんが、その美しさを皆様にご堪能頂くべく、いざ出陣です! 

~チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動しています。~
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クァルテットのお時間ですよ vol.5

2016-02-20 23:59:59 | スナップ
 音楽を楽しめる人は、人生を楽しむ方法を知っている人。
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チケット発売のお知らせ~第59回定期演奏会

2016-02-17 23:10:41 | 演奏活動
 山形Q第59回定期演奏会のチケットを発売しました。

 山形市上町 コーヒーレストラン・アランフェス様、同市十日町 辻楽器様、同市七日町 富岡本店様にてお取り扱いいただいております。

 山形Qメンバーから直接お求めいただく事も可能です。

 どうぞお気軽にお声がけください。

第59回定期演奏会 2016年4月24日(日)18時30分開演
18時~プレコンサート

文翔館議場ホール
・L.v.ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 Op.127
・池内友次郎 絃四重奏曲(前奏曲と追走曲)
・F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.76-6 

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山形Q 練習日誌59-vol.2(今井記)

2016-02-15 22:21:57 | 練習日誌
 昨日は、9年かかったアマデウスシリーズが無事に幕。録音も兼ねた仕事の翌日に、再び大初見大会を開催するべく、公民館に集まる四人。。。。世界広しといえど、これほどクァルテット愛の強い団体は、なかなかあるものではありません(自画自賛)。

 先だってのポカポカ陽気とはうって変わり、今日はやや冷え込みながらも、お天気はまずまず。雪もなく、外は春先のような風景です。

 そんなちょっと緩んだ雰囲気に喝を入れるかのように、「今年は活動公演数を増やしていくよ!」と中爺氏が一言。「アナタももう入団5年だし、充電期間は終了です。これからは攻めていくのでよろしく。」。。。。え?充電だったんですね?私、めいっぱい放電してるつもりだったんですけど。。。。まあいいか。

 さて、そんな宣言の後だからというわけではありませんが、本日も全力投球のメニュー。今日は一日中ベートーヴェン。先日の続きから下記の通り。
 
 Op.18-4から2楽章、Op.18-5(全楽章)、Op.18-6(全楽章)、Op.59-1(全楽章)、Op.59-2(全楽章)、Op.95(全楽章)、Op.130(全楽章)、Op.133(単一楽章、大フーガ)、そしてOp.131の途中で時間切れ。これだけやってもOp.132には届かず、山形Qが如何にベートーヴェンに時間を割いてきたかがわかるというものです。そしてまだまだ割き足りない。。。。曲の進化具合をみても、ベートーヴェンの天才性がうかがえます。

 しかしどうですか、この山形Q基礎体力作りメニュー「あしたのために」(今、私が勝手に名付けました)。矢吹丈も真っ青ではないでしょうか。もっとも我々はジョーと違って初心者ではありませんので、丹下段平コーチはおりません。目標設定は各自で。「あしたのために その一。ボクシングも音楽もリズムと流れが命」。私が本日得た教訓でした。真っ白な灰にならないようにだけ気をつけます。

 というわけで、山形Qの体力作りメニューはとりあえず今回は終了、次回からは定期に向けての合わせに入ります。
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山形Q 練習日誌59-vol.1(今井記)

2016-02-09 23:21:49 | 練習日誌
 第58回定期が終わり、本日よりいよいよ、山形Q第59回定期への練習がスタートです!
 
 さて、まずはハイドンから、、、に間違いはありませんが、59回定期のハイドンではありません。いえ、それどころか今日は、定期の曲には全くふれていないのです。では何をしたかと言えば、これまで山形Qが演奏してきた膨大な曲から、これはというものをピックアップして大初見大会を行ったのでした。ご覧下さい、この楽譜の山を。。。
 
 今日はハイドンのop.76から2曲、モーツァルトのハイドンセット全6曲、ベートーヴェンのOp.18から1曲、そしてそれぞれの作品集の中から、アンコールなど抜粋で演奏した事のある楽章もセレクト。Op-18-3の緩徐楽章を終えたところで時間切れとなったのでした。
 
 すべてやった曲とはいえ、随分前に合わせたきりというものもあり、余裕などどこにもなし。すごくさらった跡なんかがあると、あ、そういえばここわかりづらいんだった、、、なんて思っていると案の定落ちる。ようやく復活するもしばらくは演奏の横の流れが滞ることおびただしい。休憩時間にぐったりし、「おい、大丈夫か!?」とメンバーに声をかけられる始末の私でした。いやはや。。。。
 
 しかしこういう初見大会だと、自分のクセが恥ずかしいくらい露呈されます。私の場合、もはやちょっとばかり体裁を調えようとしたところで「何を今更。。。」なのですから、半ば開き直って演奏した方が、たとえ音を派手に間違えても音楽はうまく生きるようです。ダメだった悔しさは今後の糧にしたいと思います。
 
 というわけで大初見大会、これにて閉幕、、、ではありません。一度で終わらず、次回に持ち越し。乞うご期待!?
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