山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌82-vol.10(中島記)

2022-01-31 23:56:53 | 練習日誌

 昨日の山響「テルサ20周年」コンサートを終えて休日の今日は、2月3日に迫った山形Q定期のための最後のリハーサル。

 山形でも「まん延防止」が出てしまったので、いつものコミュニティ・センターは使わせてもらえません。「マスクを外す活動」の中に管楽器演奏が含まれるためです。つまり、私たち弦楽器は良いにしても、ゲストのクラリネットとの練習ができない。
 
 ということで「やまぎん県民ホール」の練習室でリハーサル。ここは、そういう制限が無いのでありがたい。使用料はかかりますが非常に良心的。この料金でこの施設が…と考えると、都市部ではあり得ない好条件です。
 
 文翔館もそうですが、これが山形の文化を支えている大きな要素でもあります。良い施設があっても、利用することで存続が脅かされるようでは意味がない。…やはり山形は豊かなところなのです。
 
 さて、クラリネット川上氏が来る前にシベリウス。純度が高く、力みやすい曲なので、そこが要注意。気を抜くとすぐに飽和してしまう。
 
 そして川上氏合流の後、クロイツァー。穏やかな曲想だけに、メリハリが必要。淡々とした部分で意気込むと、かえって全体が平坦になってしまう。
 
 そして新曲。細部の整理。込み入った部分の合わせどころなどを確認。初めはよくわからなかった全体の構造が、はっきりしてきました。
 
 さて、あとは本番を残すのみ。本来ならせっかくのの初演ですから、作曲者にも来ていただいて、お客さまにも紹介したり、ひと言もらったりしたかった。今の状況からすると、それも難しく残念です。
 
 しかし、そんな中でも来てくださったお客さまに、少しでも良い演奏を聴いてもらえるよう頑張ります。
 
      
 
 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
  ただいま21箇所
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山形Q 練習日誌82-vol.9(中島記)

2022-01-25 23:56:02 | 練習日誌

 山形もついに「まんえん防止」の方向です。飲食店も時短営業になるようです。

   コンサートに関しては聞いていませんが、今まで培った防止策を徹底するので、なんとか影響が出ないことを祈ります。
 
 とにかく、今はこれまで通りの対策をして、良い演奏会にするための準備をするのみ。
 
   ということで、山形Qは、昨日に引き続きの直前練習です。
 
 シベリウス、クロイツァー、新垣の順で。
 
 だいぶ仕上がってきた…かどうかはわかりませんが、それぞれの曲がこれまでより、面白く感じられる。
 
   全体像の設計図は、この二日間できちんとできたきがするので、あとはそれぞれが完成度を高めて、本番で余裕のある演奏ができるようにするのみ。
 
 とくに新曲は、ふとした気の迷いで、全体がおかしくなりかねない難所がいくつかある。これは二人三脚…4人だから四人五脚?とにかく、あの競技以上に、お互いへの「同化」が求められます。個人的にちょっと躊躇したりするだけで、他の人もコケる。合わせるというより、「同化」が必要です。
 
 それにしても、沖縄民謡、とくに「てんさくの花」「いったーあんまーまーかいが」の旋律の美しいこと。知らないのに懐かしくなる。縁もゆかりもないのに、胸の奥の方が共鳴するのはなぜなのでしょうか?この不思議を、会場でお客さんと一緒に味わいたいと思います。
 
  練習はあと一回。本番が楽しみになってきました。無事に開催できることを祈るばかりです。
 
 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
   ただいま20箇所
 
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山形Q 練習日誌82-vol.8(中島記)

2022-01-24 23:58:04 | 練習日誌

 身近なところでもクラスターが発生するなど、何かと不安が増していながらも、少し暖かい山形。道路の雪も少しずつ融けて、このまま春になることはないでしょうが、冬のピークは越えた感じがする。終わらない冬はないのです。

   2月3日の山形Q定期が迫っています。無事に開催できることを信じて、今日もリハーサル。
 
 クラリネット川上氏を交えて、クロイツァーと新垣作品。
 
 新垣氏の新作は、ようやく完全版が届いたので、本日ついに、全貌が明らかになりました。
 
 新しく届いたのは、緩徐楽章。ベースになっているの民謡は「いったーあんまーまーかいが」。
 
 …意味わかりませんよね。
 
 川上氏に訊いたりスマホで調べたりしたところ、「お前のお母さんはどこへ行ったのか」というような意味らしい。泣く子をあやして眠らせるための子守唄のようです。
 
 幻想的なところから、ゆったりと抒情的なメロディが浮き上がってくる美しい部分です。
 
    未知の部分が明らかになってひと安心。後は、その他に2箇所ほどある難所をおさらいしてから、全体を合わせてみました。
 
 なかなか美しい曲です。最後は様々な民謡が一体となって盛り上がる。私は沖縄に行ったことはありませんが、きっと広々として開放的な気持ちにさせてくれる良い所なのだろうな…という感じが伝わってきました。そして、その故郷を深く愛する気持ちも。
 
 明日も練習。さらに良い曲になるように磨きをかけます。
 
 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
   ただいま20箇所
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1/4の演奏の模様が、記事になりました。

2022-01-05 23:59:59 | Topics
 1/4の白鷹町新春賀詞交歓会の模様が、山形新聞(1/5)の記事に掲載されました。
 
 木をふんだんに使用した新しい役場〜中央公民館での演奏でした。
 
 白鷹町の益々の発展をお祈りしています。
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山形Q 新春交歓会演奏会(白鷹町)

2022-01-04 23:59:59 | 演奏活動

 謹賀新年。新春のお慶びを申し上げます。

 「新春」と言うには、冬真っ只中の雪深い山形ですが、気持ちも新たに頑張りますので、本年もよろしくお願いいたします。
 
 今年の「活動はじめ」は、山響経由での依頼演奏会。山形県の南部、白鷹町での新春交歓会での記念演奏。
 
 白鷹町は、戦没作曲家の紺野陽吉の作品を演奏するなど、山形Qとしても縁のある町です。そこに、新しくて立派な役場庁舎が完成したということで、その落成記念の演奏会を依頼されたのが一年前。
 
 それが、残念ながらコロナの影響で延期されたものが、今日、ようやく開催されたものです。
 
 木をふんだんに使った新庁舎は、中に図書館も入った、中央公民館としての役割も果たす、町民の文化の拠点として親しまれるような造りになっています。
 
 人口の多くない小さな町ですが、その気になれば、こんなに素晴らしいものができるんですね。
 
 さて、今回もヴィオラの倉田氏が第2ヴァイオリンを担当しての弦楽四重奏。モーツアルト「アイネク」をオープニングに、日本民謡や唱歌、懐かしのメロディーなど、30分をフルに使って楽しんでいただきました。
 
 町の行事ということもあって、町長さんはじめ、地域選出の国会議員などが居並ぶ空間だったので、リラックスして楽しむ雰囲気とは言い難いものもありましたが、一時、慌ただしさを忘れて華やかな気分になっていただけたのではないかと思います。
 
 今年も、コンスタントに依頼演奏会が入っています。気持ちの良い「仕事はじめ」になりました。
 
 ありがとうございました。
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山形Q 練習日誌82-vol.7(中島記)

2022-01-04 23:59:59 | 練習日誌

 賀正!

 新年早々から、白鷹町での依頼演奏会を終えて、そのままいつものコミュニティ・センターにとって返してのリハーサルはじめ。
 
 今年も張り切って頑張ります。
 
 今年初のリハーサルはゲストのクラリネットを入れずに、弦楽器3人での練習。
 
 弦楽三重奏のシベリウスを中心に。
 
 単一楽章で、しかも10分ほどの小さな曲ではありますが、読めば読むほどに味わい深い。そういう深みのある曲です。
 
 冬休みの間に各自、練習したものを、あらためてすり合わせてゆきます。
 
 構造を共有することができて、だいぶ立体的になってきたような気がします。
 
 さて、新しい年が始まったばかりですが、山響のスケジュールがたてこんでいます。
 
 2月3日の本番まで、練習も残すところあと3回。仕上げにかかります。
 
 今年もよろしくお願いします。
 
 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
   ただいま15箇所
 
 
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