山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

第7回庄内定期演奏会終了

2013-04-30 18:32:49 | 演奏活動
 うららかな春の午後、山形Qの庄内定期は和やかに終わりました。ゴールデンウィークのさなかにもかかわらず、おいで下さった沢山のお客様に感謝します。

 そう言えば、こんなに良い季節にここで弾いたのは初めてです。

 もはや県外からも多くの人が訪れる「酒田の名所」となったジョンダーノ・ホールは湿度も温度もちょうど良くて快適でした。

 ベートーヴェンは文字どおりの「大曲」でしたが、どなたも最後まで熱心に聴いて下さいました。質の高いお客様に恵まれております。そのおかげもあって、自分達なりには納得のいく演奏ができたように思います。今後もベートーヴェンシリーズは続きますが楽しみです。

 そして、ベートーヴェンシリーズと並行して密かに進行中なのが、ホストの黒木先生を交えてのアンコールによるモーツァルトの「フルート四重奏曲」のシリーズです。こちらも楽しみに続きます。

 
 さて、次回は9月の予定です。毎回、企画運営そのた全てにおいて、何から何までお世話になっている黒木御夫妻に深く感謝しつつ…。

  
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山形Q練習48-vol.2(中島記)

2013-04-28 21:43:46 | 練習日誌
 いよいよ「第7回庄内定期演奏会」を明日にひかえた、最後の練習。山響のスケジュールもタイトなこの時期(最近は年中ですが)、明日の本番に備えて、ある者は肘折温泉、またある者は舟唄温泉、またある者は娘の笑顔、そしてまたある者は酒によって心身をリフレッシュして臨んでおります。

 その甲斐あってか、疲れを見せずに、前日とは思えぬ「攻めの音楽づくり」に没頭できているような感じがします。


 まずは紺野陽吉の「弦楽二重奏曲」。今井嬢とVc茂木の丁々発止のやりとりが、散らす火花も鮮やかに、たぎる情熱ほとばしる出来映えに仕上がっている・・・ように扉の外では聞こえました。私も明日の本番での演奏を、我が事のように気合いを入れつつ、他人事として期待しております。

 そしてモーツァルトの「弦楽五重奏曲」。良い感じになってきました。停滞しない音楽づくりと、細部の息の合わせ方を確認。

 その後、「秘密のアンコール」を、こっそりと準備してから、ベートーヴェン「15番」。難曲でも「守りに入らない」を合い言葉に再調整。どうなりますことやら・・・それでも、前回の定期演奏会で弾いた時よりも、息が入って生き生きとした音楽ができそうな気がします。


 さあ、明日は明日の風が吹く・・・のかも知れませんが、楽しみに休むことにします。(後は忘れ物に注意するのみ。)
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山形Q練習48-vol.1(中島記)

2013-04-25 07:11:09 | 練習日誌
 中島です。今回は私が練習日誌を担当します。このページは、山形弦楽四重奏団の舞台裏で展開する、血で血を洗う人間模様を赤裸々に綴るものではなく、和やかで心温まる練習風景をかいま見て頂くためのものです。


 さて、山形Qは第47回の定期演奏会を終えたばかりですが、すぐに始動しております。ヒマだから・・・ではありません。熱くたぎる弦楽四重奏への情熱のため・・・ではありますが、今年度は年度当初から演奏会のスケジュールがたてこんでいるのです。


 ということで、次なるターゲットは、4月29日の第7回庄内定期演奏会。

 プログラムは、紺野陽吉「弦楽二重奏曲」・モーツァルト「弦楽五重奏曲第2番」・ベートーヴェン「弦楽四重奏曲第15番」です。四重奏団の演奏会ですが、二重奏あり五重奏ありでバラエティー豊かにお送りいたします。


 本日は上山市で山響のリハーサルの後、山形市内のいつものコミュニティーセンターに集合。疲れも見せずに・・・というわけにはいきませんが、張り切って五重奏から。

 この曲はだいぶ前ですが、文翔館の定期でもとりあげました。ヴィオラのゲストはその時と同じく、もちろん田中知子女史。違うのは私たちヴァイオリンの二人です。私は前回2ndヴァイオリンを弾きましたし、今回2ndの今井嬢はもちろん初めて。

 しかし、山形Qとしてはモーツァルトの五重奏曲は一通りすべて演奏したので、団としてはそれが大きな糧になっているのでしょう。前回よりも見通しが良く、モーツァルトらしい演奏ができそうな予感がしています。


 そして残り時間はベートーヴェン。これは前々回の定期演奏会で弾いているので、おちゃのこさいさい・・・嘘です(しかも死語)。やはり難しい。定期の時に弾きながら「ああ・・・ここはもっと上手くできたはずだな」と思ったところを手直しする感じですすめていきます。

 しかもこの曲は、実は来月に米沢でも演奏します。ここは確実にレパートリーにしておきたいところ。


 さあ、残す練習は本番前日。それまでに、それぞれが準備をし直して臨むことにしましょう。
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第47回定期演奏会終わる(茂木記)

2013-04-21 12:14:35 | 演奏活動
 第47回定期演奏会を終える事ができました。
会場にお越しいただきました皆様、まことに有り難う御座いました。また日頃より我々の活動を見守り応援して下さる皆様にも、心より感謝申し上げます。
当団では、昨年の秋以来、主要な演奏会で続けて邦人作品をとりあげてまいりました。次に邦人作品をとりあげますのは、次回48回定期演奏会にて、武満徹や佐藤敏直の師である清瀬保二の作品を予定しております。壺井一歩さんの弦楽四重奏作品は、今回までの演奏会で、壺井さんが今までに書かれた三つの作品を全て演奏いたしました。続きの作品を壺井さんが書かれるかどうか、神のみぞ知る。。。
次回第48回定期演奏会は、7月を予定しております。チケットの発売など、用意が整い次第、ブログやFacebookなどでお知らせいたします。
次回定期演奏会も、どうぞよろしくお願いいたします。

  
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山形Q 練習47-Vol.14 最終(茂木記)

2013-04-16 23:16:56 | 練習日誌


最後の練習が終わりました。
予定通りに、壺井さんの作品の最終確認とブラームスの仕上げ。ブラームスは、大枠を整えるにとどめ、さらりと確認を交わしました。あの作品は、リハーサル会場で煮詰めすぎると、文翔館で弾いた時に緊張がほぐれなくなりそうですから、深追いしないで正解だと思います。
あとは、演奏のクリーニングと心身をほぐす事を、しっかりやっておきましょう。明後日から盛岡への旅なので、そちらもリラックスしてゆっくり安全運転でまいります。
よい演奏会になります様に!!


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山形Q 練習47-Vol.13 (茂木記)

2013-04-15 22:12:49 | 練習日誌
定期演奏会のためのリハーサルも、残すところあと二回となりました。いつでも本番にかけられる様に、仕上げです。
本日は、ハイドンと壺井さんの作品を仕上げ。
ハイドンは、お互いが楽に音楽に乗ってゆける様、いくつかの要所でフレーズの最大サイズを確認。これをしておけば、本番中に誰かが気まぐれを起こしても大丈夫です。
壺井さんの作品も、良い仕上りになりそうです。緩徐楽章のフレーズ割りで苦戦しましたが、大人の懐の深さで大きく受け止めてみました。速い楽章に変拍子が少々ありますが、耳に馴染みやすい拍子なので、聴衆の耳に負荷がかかる事も無いと思われます。どうぞお楽しみに。
明日のリハーサルは、壺井さんの作品の最終打ち合わせを行った後、ブラームスを最終仕上げです。早寝をして備えましょう。。。
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山形新聞4/8に記事が掲載されました。

2013-04-09 23:36:18 | Topics
 4/7の白鷹町AYu:Mでのコンサートの事が記事になっていました。

 関係者全ての方々に、あらためて感謝申し上げます。
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山形Q 練習47-Vol.12 (茂木記)

2013-04-08 23:09:08 | 練習日誌
 昨日のプログラムは、重かった。。。就寝時に花粉症の薬を飲んで休んだところ、演奏の疲労と抗ヒスタミン薬とですっかり沈没してしまいました。深~く眠れたせいか、今朝まで疲労を持ち越す事無く、再起動できました。すっきりした気分で起床したところで、お出かけです。もちろん、山形Qのリハーサルです。

スケジュールの調整をした結果、本日は、29日の庄内定期のための仕込みにあてる事になりました。モーツァルトの弦楽五重奏曲第二番、そしてベートーヴェンの弦楽四重奏曲第十五番をリハーサル。どちらも要領よく問題点が絞り込まれました。あと三週間、しっかり格闘しましょう。

ところで、昨日まで二重奏や三重奏を経験する事で、四重奏の演奏でもお互いのケアの方法に変化が現れた様です。二重奏や三重奏では、四人で演奏するよりも、互いに受け持つ仕事の量が増えますし、主題もより頻繁に渡し合います。また、常に意思表示をはっきりしないと、音楽がとても平坦なものになってしまいます。そういう諸問題と取り組んできた事で、四人での演奏の際も、意思の受け渡しが円滑になり、とっさのサポートも互いに出しやすくなりました。とても良い経験でした。この調子で、20日の定期演奏会と29日の庄内定期演奏会には、より進歩したアンサンブルをお届けしたいものです。
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紺野陽吉作品ふるさと初演でした(茂木記)

2013-04-07 22:09:36 | 演奏活動
 多くのお客様に会場までお越しいただき、無事に紺野陽吉作品のふるさと初演を終える事が出来ました。楽譜が発見され、パート譜におこされ、そして演奏会を企画していただき、とても多くの方々に支えられて作品の里帰りが実現した事を、本日の会場で確かめる事ができました。今回、私たち四重奏団もその一端を担えた事に、大きな幸せを感じております。
帰りの車中、ヴァイオリンの中島氏が「弦楽二重奏の自筆譜はきれいに書かれていたけど、弦楽三重奏の自筆譜はそうではなかった。。。」と話しておられました。弦楽三重奏が出征の前日に未完成の状態で清瀬保二に預けられた事からも、大変に急いで楽譜を預ける準備をしたのだろうと想像します。心残りもあった事でしょう。
今回、紺野陽吉の作品が故郷白鷹の地で演奏され、白鷹町の人々の心に彼の音楽が届いた事で、彼の遺志が少しでも果たされればと願っております。

   
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山形Q 練習47-Vol.11 (茂木記)

2013-04-06 17:59:37 | 練習日誌
 明日の天気は、どうなるのでしょう。。。窓の外の曇天を眺めながら、リハーサルをしておりました。
紺野陽吉の作品をより良い形で故郷に届けるため、入念な調整を行いました。東北民謡もモーツァルトの「狩り」も、思い残す事無く調整を終え、明日の演奏会を楽しみに帰宅。演奏会前日の、いつもと変わらぬ平穏なリハーサルでした。
家に戻り、4月3日に山形新聞に掲載された記事を眺めながら、練習日誌の作成をしています。紺野陽吉の家は、白鷹の畔藤と書かれておりましたので、地図で確かめてみました。国道287号線沿い、東と南に山、西には最上川、自然豊かな集落ですね。長井や小国方面にへ行く時に通りますので、よく覚えています。二重奏の第二楽章でヴァイオリンが鳥のさえずりのようなモチーフを奏でるのを思い出し、故郷の音風景を思い出しながら書いたのだろうかと想像していました。
白鷹のみなさんに楽しんでいただける様に、明日も頑張ります。
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山形Q 練習47-Vol.10 (茂木記)

2013-04-05 17:40:29 | 練習日誌
 白鷹での演奏会が明後日に迫っております。山形Qメンバーの春休みは昨日で終わり、本日からリハ三昧。
本日のリハは、紺野陽吉の二重奏と三重奏、幸松さんの東北民謡、モーツァルトの「狩り」その他、と進めてまいりました。
東北民謡とモーツァルトは、以前より安定感が増し色々と試すための余地も増えたので、演奏会当日の会場での調整が楽しみです。
紺野陽吉の作品は、二重奏を弾かない中島さんと倉田さんのお二方いわく「二重奏の方がカッコいい」。 しかし、三重奏を弾かない今井さんに訊けば、「三重奏もカッコいい」らしい。「隣の芝は青い」という感じなのか。両方とも演奏する私の意見でまとめれば、「どちらも良い、そしてどちらも大変」。さぁ、みんな頑張りましょう!!
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山形新聞4/3に記事が掲載されました。

2013-04-03 10:00:46 | Topics
 4/7(日)に行われる演奏会の前に、紺野陽吉氏の記事が載りました。

 一度、山形Qで演奏してみたいと思っていた素晴らしい白鷹町鮎貝のAYu:Mでの演奏会です。

 良い演奏会になりますように!!
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山形Q 練習47-Vol.09 (茂木記)

2013-04-01 19:38:15 | 練習日誌
 新年度初日、こんな日はやはり山形Qです。
ピッカピッカにぃ~~カルテットをぅ~~~仕ぃ上げるぅ~~、その前に、紺野陽吉のヴァイオリンとチェロのための二重奏をリハーサルしました。我々は四重奏団ですから、二重奏であっても四人で仕上げます。(だからといって、五重奏を四人で仕上げる事は御座いませんが) なので、降り番のお二人も参加して、意見交換しつつ演奏を仕上げてゆきます。二時間、しっかり合わせました。あとは、楽器を取り違えてヴィオラを持って行かない限り、大丈夫。続いて、モーツァルトの「狩り」を合わせ、最後にブラームスの第三楽章を簡単に打ち合わせ。今日は、思いがけず二重奏の比重が大きな一日になりました。さぁ、演奏会にむけて、他も一気に仕上げましょう!!
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