山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌56-vol.4(今井記)

2015-05-30 23:12:48 | 練習日誌
 なんと本日、倉田氏が体調不良のためお休み。三人での練習と相成りました。氏はヴィオリストであると同時に、山形Q練習時専属フォトグラファーですので、今日の日誌は写真なし。一コマ劇場(?)を楽しみにしていらっしゃる方、どうか一緒に倉田氏の早期回復をお祈り下さいませ。
 
 なかなかない機会ですので、ベートーヴェンのみを全楽章、ゆっくりめのテンポで丁寧に合わせていきました。こうして三人で演奏しますと、私などはいかにヴィオラに頼って演奏している部分が多いかよくわかります。特に推進力。もともと放っておくと遅くなって行くタチでして(運転と同じ。。。)。しかしただ遅くならないようにしようと考えても、音楽に沿ったものにはなりません。下手をすると単に焦っているようにしか聞こえないわけで。また、単純にテンポの問題でもなく、「速くなくとも推進力のある音の連なり」は作れるものです。アドヴァイスを頂きつつ、試行錯誤が続きます。
 しかし一パート抜けただけで、聞くという作業は大分楽になります。リズム、メロディ、ハーモニーを意識し、すこしずつ絵が出来てきた感じです。ここにヴィオラはどのような色を入れるか想像しながら、今日の課題を持ち帰って研究しなければ。倉田さん、お持ちしておりますので早く良くなって下さいね!

~チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動しています。~
 ただいま1箇所
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山形Q 練習日誌56-vol.3(今井記)

2015-05-23 23:59:59 | 練習日誌
 前回、前々回は取材対応の時間があったため、みっちり練習にあてるのは今回が最初。まずはベートーヴェン、その後の時間は全てハイドンに費やしました。
 
 ラズモフスキー、やはり難しい。。。後期のような複雑さはないのですが、初期のようなシンプルなものに求められる「音としての素材の良さ」と、それに基づいて、さながら交響曲のような音楽世界をきっちり構築していく展開力が必要です。未だに素材の出来がよろしくない私、のっけから躓き、メンバーの皆様からありがたきアドヴァイスを頂きつつ奮闘しております(写真)。
 
 素材の善し悪しが露になるのはハイドンも同様、というかそれ以上。いつもまだ会場があたたまらないうちに始める第一曲ということもあり、毎度終えては反省することしきり。次回は少なくとも、反省課題が少しでも減ることよう精進したいと思います。
 
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山形Q 練習日誌56-vol.2(今井記)

2015-05-16 23:20:40 | 練習日誌
 練習の録音を聞き、あまりに自分が弾けていないのに貧血を起こしそうになり、慌ててハーブの香りを嗅いで気持ちを落ち着かせる図。。。まあ完全にウソでもありませんが、ホントでもありません。ハーブのブーケは、本日めでたく(?)誕生日を迎えた私への、茂木氏からの心遣いです。まるでこのために用意したかのようなタイミングの良さでありました。

 今日は再び山形放送さんからの取材があるため、少し演奏することになるであろう紺野陽吉の二重奏及び三重奏を抜粋で練習。改めて彼の才能を感じると共に、まだ荒削りの未完の三重奏においては、彼のこの先を見たかったという思いが湧いてきます。更に、今回の定期でとりあげる尾崎宗吉の曲も、紺野陽吉との比較の意味で参考に聞きたいというご要望もありましたので、そちらも練習。ちなみに私が聞いている録音はそれです。ややトラウマのようにはまってしまった箇所が一つ、、、なんとか解消せねば。
 
 取材では、彼の特徴的な民謡風の旋律が出てくる箇所を演奏しつつ、三重奏で初めて扱ったと思われるビオラの使い方などから感じたことを、倉田氏が中心になって、演奏家の視点から解説を加えるという形で進みました。彼の曲が明るい曲想のものであるだけに、戦争の悲惨さがかえって鮮明にも感じられます。こうして平和な時代に演奏できるのは、決して当たり前のことではないのです。戦後70年、今一度先の戦争について考えてみる貴重な機会になって欲しいと思います。

 さて、取材の前後には、勿論定期プログラムのハイドンとベートーヴェンも練習。十分に時間がとれなかったため、今回は曲に慣れるという形で感じをつかみ、掘り下げていくのはまた次回。しかし、さらっと弾いただけでも「やはり名曲」と思わせられるに十二分な力が、作品には感じられます。仕事で色々な曲を弾きますが、中にはかなり弾きこんでも良さが掴みにくい曲というのはあるものです。その意味でもカルテットは本当に宝の山だと思います。良い演奏会にするためにも、しっかり準備をしていきたいと思います。
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山形Q 練習日誌56-vol.1(今井記)

2015-05-14 22:47:36 | 練習日誌
 山形Qには珍しく、しっかり休養を確保した後に臨んだ本日は、第56回定期に向けての初練習!ちょっと休んだ間に、気候はすっかり春から夏の様相。

 先日までは暖房をつけていたのに。。。光陰矢の如し、です。
 
 56回定期のプログラムは下記の通り。

・F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.50-3
・尾崎宗吉 小弦楽四重奏曲 Op.1
・L.v.ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第7番 Op.59-1「ラズモフスキー第1番」

 今回尾崎宗吉の作品を取り上げているのは、生誕100年、そして戦後70年のメモリアルの意味も込めています。戦争という人類の愚行により、散って行った才能を偲ぶというのは、70年経ても相変わらず平和とは遠い世界情勢の現代において、意義のあることと思います。

 その戦後70年という絡みから、やはり戦没した山形の作曲家、紺野陽吉をクローズアップしたラジオ番組を制作・放送するということで、本日の練習には、山形放送さんが取材にいらっしゃいました。やはりこの機会に、今一度平和を祈年すると共に、戦争の犠牲となった作曲家が残していったものを見つめ直したいということののでしょう、かなり力の入った番組になるようにお見受けしました。今回では時間も資料も足りなかったため、また次回の練習にもいらして下さることになりました。邦人作曲家というのは、やはり一般受けはしにくいところでもありますので、こういう機会を設けて頂けるのは、我々としても大きな励みになり、ありがたいことです。

 そんなこんなで、今回はベートーヴェンは1、2楽章で時間切れとなってしまいました。フランス音楽で鍛えられた身にはなんだか易しく感じられる、、、わけもなく、やはり道のりの険しさは相変わらず。しかしどれもやりがいのある名曲たち、本番を楽しみに、いよいよ再始動です。
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