山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

第65回定期演奏会終了

2017-10-22 23:56:38 | 演奏活動
 台風が近づき雨が降り続く一日になりました。

 足元が悪いなか、たくさんの方が文翔館に足を運んでくださいました。どうやら120名以上の方にご入場いただいた様子です。遠方からのご来場も多数賜りました。悪天にも関わらず、こうして賑々しく定期演奏会を開催出来ました事、心より感謝申し上げます。

 今まで酷暑に見舞われても、大雨が降っても、雪が降っても、毎回無事に演奏会を開催してこれました。ありがたい事です。

 そして地元のみならず、最近では遠方からの応援もいただいております事、本当にありがとうございます。

 次回1月の定期演奏会まで、メンバー一同研鑽に励んでまいります。今後ともどうぞ宜しくお願致します。

 ありがとうございました。

 次回演奏会まで、練習日誌は倉田がご案内致します。
   
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山形Q 練習日誌65-vol.15(茂木記)

2017-10-19 21:33:33 | 練習日誌
 最後のリハーサルは、朝から行われました。リハーサル後にメンバーが山形のFM放送に出演する事になったためです。

 放送を聴きましたが、随分な時間、山形交響楽団と山形弦楽四重奏団のラヂオショッピングの様相を呈しておりました。さすがです!!がっちりです!!ばっちりです!!本番の日は椅子をたくさん並べないとです!!

   

 なお今回の演奏会はチケットの売れ行きがとても良いらしく、前売り券をお預けしている楽器店2店とも残券がずいぶん減っている様子です。
上町のカフェ・レストラン「アランフェス」さんにもチケットをお預けしているので、そちらもご利用下さい!!アランフェスさんでは、サイフォンで淹れた美味しいコーヒーもいただけます。また、メンバーにあらかじめチケットの取り置きをご依頼いただく事も可能です。チラシに記載のお問い合わせ番号までご連絡ください。

 22日(日)18時30分開演です。開場は17時45分、プレコンサートが18時からございます。台風が近寄らない事を祈りつつ、皆様のお越しをお待ちして居ります。

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
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山形Q 練習日誌65-vol.14(茂木記)

2017-10-15 21:17:54 | 練習日誌
 練習日誌も残すところあと2回。今年初めの1月の定期まで練習日誌を書いていたので、なんだか今年はたくさん書いた気がします。22日の演奏会が終われば担当が他のメンバーに渡ってしばしの休息。そしたら手が空いた分、何をしようかなぁとついつい考えるわけです。

 ハイドンは、エステルハージ宮の務めを解かれた際、自分の気が済むまで創作を行う道に進んだ事が作品から読み取れます。エステルハージ宮で務めていた時は、課せられていたノルマが膨大でとにかく多忙を極めました。そしてエステルハージ候の死去に伴い解雇される事によって年金暮らしと自由な時間を手に入れたハイドンは、それまで温めていたアイデアや蓄積したノウハウを存分に用いて創作を始めました。

 今回演奏するOp.64がちょうどその頃に書かれた作品で、ハイドンがベテランの境地で思う存分造り込んでいます。この作品の後には、「騎手」「五度」「皇帝」「日の出」「ラルゴ」など副題を持つ傑作を含む作品群が書かれます。そのうえ歳を取っても作品はどんどん活力に満たされてゆくというハイドンの充実ぶりには、聴く人も弾く人も惹きつけられて止みません。

 22日の演奏会では、そんな充実したハイドンの作品をご用意し、皆様のお越しをお待ちしております。

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山形Q 練習日誌65-vol.13(茂木記)

2017-10-14 19:49:08 | 練習日誌
 カエルがお釣りのレバーを占拠したので、苦手な人はお釣りが無い様に利用する必要があります?!!寒くなってきたせいか、日当たりの良いところや機械の片隅でじっとしているカエルをよく見かけます。そろそろ冬ごもりの場所に移動した方が良いと思うのですが。。。

 この土日で最後の仕上げです。来週に一回リハーサルを予定していますが、その日は午前中から短い時間帯なので軽く確認をするだけで終える事になっています。なので今日と明日が実質的な最終段階。

 この週末はクラリネットの川上さんが本日のみ参加なので、今回はヒンデミットを徹底して調整。今シーズンのリハーサルを開始したばかりの頃にはハーモニーが混沌として濁っていた部分が点在しましたが、今ではヒンデミット作品の持つ独特な美しい響きが噴水の水しぶきの様に弾けながら躍動的にうねり流れてゆきます。またこの作品の演奏では、川上さんの深い洞察と思い切りの良いやりとりに支えられる部分も多く、同時にこの作品に対する川上さんの深い愛情を感じる事が出来ます。初めてヒンデミット作品を取り上げる山形Qにとって、何より心強い共演者の川上さんなのでありました。

 練習の合間には広報活動。練習日誌用の写真に密かにチラシを写り込ませる作戦なのです。今日は、倉田さんがブログ用の写真を撮影しようとしていた際、練習中の今井さんの譜面台を密かにチラシで塞いでみました。ふふふ、全く気付いておらなんだ。この調子だと次回は額に貼り付けても気づくまい。。。

   

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山形Q 練習日誌65-vol.12(茂木記)

2017-10-11 18:28:27 | 練習日誌
 本日はヒンデミットとベートーヴェンをみっちりやりました。ヒンデミットは川上さんの調子がうなぎ登りなので、山形Qの四人においては気を抜く様な瞬間が少しでもあるとクラリネットの多彩な音色に圧倒されてしまいます。練習出来る残りの10日間で、一番良い釣り合いを目指します。

 ヒンデミットと言えば、1920年にアマール − ヒンデミット弦楽四重奏団を結成しました。結成のきっかけは、自身の作曲した弦楽四重奏曲第2番の初演を断られてしまった際、ならば自分で弾いてしまおうと四重奏団を結成したらしいです。ヒンデミットは当初第1ヴァイオリンを弾き、その後ヴィオラを演奏したそうです。どちらの楽器も相当弾けたという事です。そんなエピソードを頭の片隅に置いて彼の弦楽四重奏曲第2番や今回演奏するクラリネット五重奏を聴くと、彼が優れた演奏家でもあった事を感じられるでしょう。

 今回も、練習の合間には運営戦略会議が行われました。今回の議題は、効果的なチラシデザインについて。

茂:「いいですか、配色にもコンセプトというやつが必要だと思うんですよ。」
今:「じゃあいつも何かコンセプトを決めているんですか?」
茂:「では今回のチラシを見てどういうコンセプトだと思いますか?」
今:「秋口だから紅葉とか?ハロウィンが近いからカボチャとか?」
茂:「はいっ、違いますねっ!!これはジャマイカの国旗をイメージして作成しました。ノリが良くて明るくて速い川上さんのイメージに一番近いでしょ?印刷屋の手違いで黄色がくすんだカボチャ色になりましたけど!!!(嘘)」
今:「はぁ・・・・・・・・・・・・」
茂:「次回のチラシのコンセプトも早く決めないとなんです!皆さんも少しは一緒に考えてください!!!」
今:「雪の時期だから真っ白とか、手抜きに見えますよ、きっと。」
中:「日本酒の色にしようか、透明だけど。」
倉:「正月だから茂木くんのおごりだったら金箔使っても良いよ!」
茂:「え〜〜〜ん(泣)」

 みたいに盛り上がる事は無く。写真に写った我々が若くなってきたので、そろそろ新しい写真を撮りましょうか的な。。。?!

 次回のリハーサルも頑張りましょう!!

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山形Q 練習日誌65-vol.11(茂木記)

2017-10-09 20:07:24 | 練習日誌
 のんびりと続けてきた練習も残すところあと5回。そのうちの4回が今週中に行われるので、今週が実質的に仕上げになります。

 集中練習第一回目の本日は、クラリネットの川上さんとともにヒンデミットから開始。先に難関の第五楽章をとにかく攻略しておく必要があるのでそちらからみっちりを合わせを行い、その後、第五楽章とは逆向きに音楽が進行する第一楽章。第五楽章での苦労はどこへやらといった様子で、第一楽章はあっさりと難なく通せました。「音の進行が逆向きの曲」という事は、「同じ難易度の曲」という事ではなかった。今日のリハーサルで随分こなれたので、本番までにどこまで勢いをあげて行けるかが楽しみです。

 練習の合間には運営戦略会議。チラシをほぼ配りきった現在においてさらなる広報活動を行うべく作戦を練ります。

 茂:「今井さんの頭は僕のより上等だから、絞るとおたまじゃくし以外にも出てきそうだ。よし、絞ってみよう。作戦出して!♪!」
 今:「えぇ〜〜っ!!そんな、いきなり無理に絞ったからって、良いアイデアが出るとは限らないじゃないですか!!」
 茂:「いやいや、そんな事言わずにさ、こうやって、脇を締めて首の付け根から絞りながら、「ベントラー、ベントラー、、、」ってさ」
 今:「それ、宇宙人呼ぶやつです、、、」
 茂:「しょうがない、フェイスブックとかで地道に掲載したりしてゆこう、、、」
 猫の集会みたいに盛り上がらないまま終了。

 そして背中のチラシは前回のものだった。。。

 気をとりなおして、次のリハーサルも頑張りましょう。

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山形Q 練習日誌65-vol.10(茂木記)

2017-10-04 21:13:19 | 練習日誌
 本日のリハーサルは普段使わせていただいている部屋とは別の部屋。じつはこの部屋、普段の部屋より格段に響かない試練の間。

 響きの少なさに驚き慌てて弾き込むと楽器の響きを濁らせるので、こういう時こそ丁寧に音を扱って小さな音から確実に響かせます。と言って予め分かっているものの、久しぶりの試練の間は想像以上にドライな響き。びっくりしたなぁ、風邪をひいて耳が詰まったかと思いました。

 こういう部屋でリハーサルを行う事も、細かい部分を整えるためには良いです。響きが複雑になっている部分のチェックなどに向いています。

 ヒンデミットを合わせましたが、作るべきハーモニーの性格が今日のリハーサルで明瞭になった部分が多いです。

 続けて行ったハイドンのリハーサルではバランス修正をしっかりと。音量ではなく響きのバランスを修正したのですが、今回の様な部屋で互いに耳を使いながら響きのバランスを整える練習をするのも良いトレーニングになります。

 来週は最後の追い込みのリハーサル週間。今週中に良い準備ができます様に。

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山形弦楽四重奏団17周年。

2017-10-03 23:59:59 | 雑記
 10/1は、山形Qの誕生日。恒例の記事を書きます。

昨年の記事
山形弦楽四重奏団16周年。

 この1年で演奏した曲目をあげておきます。

・L.v.ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調 Op.59-1「ラズモフスキー第1番」

・F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 イ長調 Op.55-1
・F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ヘ短調 Op.55-2「剃刀」
・F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ト長調 Op.64-4
・F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.64-5「ひばり」
・F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.76-3「皇帝」
・F.J.ハイドン 弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.77-2「雲がゆくまで待とう」

・W.A.モーツァルト 弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 K.159
・W.A.モーツァルト 弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調 K.458「狩」
・W.A.モーツァルト アイネクライネ・ナハトムジーク ト長調 K.525
・W.A.モーツァルト クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
・W.A.モーツァルト フルート四重奏曲第2番 ト長調 K.285a

・F.シューベルト 弦楽四重奏曲第4番 ハ長調 D.46
・F.シューベルト 弦楽四重奏曲第5番 変ロ長調 D.68

・B.バルトーク 弦楽四重奏曲第3番 Sz.85

・J.ブラームス 弦楽四重奏曲第1番 ハ短調 Op.51-1

・A.ドヴォルジャーク 弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 Op.96「アメリカ」

・F.メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲第5番 変ホ長調 Op.44-3

・J.コスマ/武満徹 弦楽四重奏のための「枯葉」

・P.I.チャイコフスキー/武満徹 秋の歌〜クラリネット・弦楽四重奏のための

・黛敏郎 弦楽四重奏のためのプレリュード

・佐藤敏直 弦楽四重奏曲第1番 (1964)

・幸松肇 弦楽四重奏のための4つの日本民謡集より
「ソーラン節」・「さんさ時雨」・「八木節」・「会津磐梯山」・「最上川舟唄」・「おてもやん」・「箱根八里」・「佐渡おけさ」・「鹿児島おはら節」

                  他

**アンコール等の楽章抜粋曲は割愛させていただきました。以前とは違い、定期演奏会と定期演奏会の間に、あまりにも多くの演奏会(オケ・室内楽)が組まれているために、たった1年以内の演目なのに随分昔に演奏した気がする曲もあります。それだけ毎年どんどん濃い音楽活動をさせてもらっているおかげなのでしょう。

 18年目は、今まで通りの活動を続けて、そろそろ見え始めた20周年に向けて余裕を持って音楽と対峙してゆきたいですね。演奏会を主催してくださる方々、そして、お客様に感謝を申し上げつつ、頑張ってゆきます。
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山形Q 練習日誌65-vol.9(茂木記)

2017-10-01 23:58:01 | 練習日誌
 今日から10月。定期演奏会まであと3週間です。昨日のリハーサルをヒンデミットの合わせにあてたので、本日はベートーヴェンとハイドン。

 さぁ、ベートーヴェンへの愛を大いに語り交わそう。といっても、いつも通りのリハーサルですが。楽器を持って車座になって猫の集会みたいにお静かにしていてもはじまらないので、いつも盛んに意見を交わします。愛なのです、と言えば聞こえは良いですが、ただの無礼講かも知れません。

 ベートーヴェンがウィーンでピアノ三重奏曲集Op.1を出版する際、ハイドンからのアドヴァイスに対し大いなる不満を抱いた話が有名です。ハイドンは曲集の中の第3番ハ短調が聴衆に受け入れられないかも知れないと感じ、出版に含めるべきでないとアドヴァイスを送り。ベートーヴェンは、そのアドヴァイスを無視してハ短調の第3番を含めて出版しそれが大いに好評を得た事から、ハイドンの指摘は自分の作品に対する妬みなのではないかと後に思い。仲が悪くなります。

 プライドですね。その後ハイドンに仕返しをするのではなく自分の音楽を信じ道を切り拓いて行く、ベートーヴェンのそんな熱いところが好きです。そして根っからの親切心でアドヴァイスを伝え弟子に嫌われてしまったハイドン先生の人の良さが好きです。

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