山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

こめ米コンサート終了

2015-06-28 21:40:32 | 演奏活動
 大阪帰りもなんのその、雨にも負けず風にも負けず、今日は酒田にてこめ米コンサートです。道中も雨が降ったり止んだりでお客様の入りが心配されましたが、何と!(聞いた話によると)300人以上という大勢のお客様に足を運んで頂きました!本当にありがとうございました!!!
 
 「普段は米が眠っている倉でのコンサート」。正直暑いのか寒いのか、イマイチピンとこなかったのですが、行ってみたら随分涼しい。弾いている我々はともかく、じっと聞いているお客様はむしろ寒いのでは??と感じるほどでしたが、スタッフの方々が室温調整をして下さり(さすがは米を管理する倉!)、さらには前述のような多数のお客様のご来場により、あたたかくも熱気に満ちた、とても良いコンサートになりました。

 前半は日本民謡中心にカルテットの響きをお楽しみ頂き、後半は真打、川上一道氏が登場、弦とクラリネットの響きが歴史ある倉に響きわたり、その歴史のシメを明るく彩ることができたように思います。
 普段は米が積まれている空間に鎮座される沢山の人、人、人。。。。。実に荘厳で、思わず拝みたくなる光景でした。道路拡張のためとはいえ、こういう空間が取り壊されてしまうのが非常に残念ですが、このように惜しまれながら、皆で爽やかに見送ってもらえる倉は、もしかしたら幸せなのかもしれません。今度は是非、新しい倉開きの際、お祝いのコンサートでお会いしたいものです。
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ネパール大震災災害復興支援チャリティーコンサート

2015-06-21 21:55:15 | 演奏活動
 降ったり止んだり、でも基本的には強めの雨に見守られながらのチャリティーコンサート。四小裏の閑静な住宅地の一角にある「甫静ホール」で行われたコンサートは、悪天候にも関わらず、会場一杯のお客様にご来場頂き、盛況のうちに終えることが出来ました。
 
 私が初めて山形Qに参加したのも震災チャリティー、さらに曲目もハイドンの「日の出」。個人的に課題は色々ありましたが、全体を聞くという意識は、当時よりは大分持てるようになったと思います。(まあそうでなくては困りますが。。。)
 
 山形Qがこのように他の団体と一緒にコンサートに出るというのも珍しく、今まで話す機会のなかった演奏家の方々と交流を持つ、貴重な機会にもなりました。どうかネパールの方々が、一日も早く安心できる生活を取り戻されますように。
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山形Q 練習日誌56-vol.7(今井記)

2015-06-20 23:59:59 | 練習日誌
 風邪をひいてしまい、いまだ体調の戻られていない倉田氏に労られるという情けない図。。。
 
 いつもなら「、、、ではなく」と続くところですが、今回は本当の話。ああ、この風邪が夢だったらどんなに良いか。全くのところ、風邪なんてひいている場合ではないのです。この練習の翌日はチャリティーコンサート本番、その後はさくらんぼコンサートにまっしぐら。大阪から戻った翌日には酒田でのコンサートなんですから。民間療法も市販の薬もあらゆる手をつくし、後は神に祈るのみです。
 
 そんなわけで、風邪だろうが病気だろうがいつも通りリハーサル開始。まずは目前の本番をチャリティー及び酒田のコンサートの練習です。途中から川上氏も合流。いつも聞き慣れたカルテットの響きも、管楽器が一本入っただけで音が変わっていくのも面白いところ。本番が楽しみです。

 そして後半はいつも通り定期の練習。最近個人練習でも和声感を特に意識しているのですが、これがなかなか難しい。音程の難しさも勿論ですが、音色や音量のバランスで全然変わってしまいますから、音程が合っていても不安定に聞こえてしまったりということが当然あるわけです。また、あまり縦の響きにばかりとらわれてしまうと、横の流れが停滞してしまうわけで。。。
 
 しかし難しいながら、これこそ音楽の醍醐味。別の楽器との響きを楽しめてこその室内楽です。余裕を持って楽しむ境地に近づくべく、修練の道は続くのでした。

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山形Q 練習日誌56-vol.6(今井記)

2015-06-13 23:59:59 | 練習日誌
 いよいよ倉田氏見参、練習復帰です!パチパチ(拍手)。ヴィオラのいないクァルテットなんて、海苔のない軍艦巻きですもの。内声部隊としてホッと一息です。
 しかし、ここで安心している場合ではありません。よく考えたら(考えなくても)定期まであとひと月と1週間、しかもその間には別の本番が二つあるのです。今回はまず、その「別の本番」の練習から取りかかりました。

 一つは28日に酒田で行われる「こめ・米コンサート」からモーツァルトのクラ5を。クラリネットはご存知、川上一道氏です。何度かご一緒している曲ですので、ここは更に色々試してみたいところ。相変わらず良い音、そしてやっぱり何度聞いても名曲!心が洗われます。
 会場となるJA庄内みどり「広野農業倉庫」は、道路工事により倉庫解体の運びとなり、そのお別れコンサートということ。是非賑やかに送り出したい(?)ものです。皆様、どうぞ奮ってご来場下さいませ!

 そしてもう一つの本番は、6月21日に山形市内で行われるネパール地震災害の支援チャリティーコンサート。こちらで演奏するハイドンの「日の出」を合わせました。実はこれ、東北の震災後にチャリティーでも演奏した曲。日の出が復興に相応しいのではということで選ばれたものです。そして何を隠そう、私の山形Qデビューコンサートでもあったのでした。あれから四年。はっきりと成長した姿を見せたいものですが、さて。。。
 
 残りの時間は定期のハイドン、そしてベートーヴェンを進めるところまで。ああ、やっぱりヴィオラが入ると落ち着く、、、のではなく、落ち着かない。いや、そう言うと語弊がありますね(笑)。推進力がある!コレです。以前より随分、前に前にと流れをつくるように心がけているつもりなのですが、放っておくとすぐに落ち着く、いや遅くなる性質は未だ直らず。要研究です。
 
 しかし倉田氏、病み上がりでまだ体力が戻られていないということで、休みを取りながらの練習ではありましたが、音量はまったく衰えず。ようするに力が抜けているということなのでしょう。見習いたいものです。でも体調管理はくれぐれもご留意のほどを!

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山形Q 練習日誌56-vol.5(今井記)

2015-06-06 22:57:00 | 練習日誌
 入院で一週間のお休みを余儀なくされた倉田氏。つい先日無事退院するも体力が戻られていないため、残念ながら今回の山形Qの練習もお休みです。しかしどうやら悪い病気ではなさそうなので、とりあえず一同一安心。
 
 次回倉田さんが来たときには、「いつの間にかこんなに上達している!」と驚かせよう!という申し合わせがあったわけではありませんが、今回も三人で集中して練習。ヴィオラ不在の心もとなさはいかんともし難いものですが、それでも少ない音の中で弾くというメリットを最大限に利用すべく、お互いの音を聞き合ってアンサンブルの精度を高めて行きます。
 
 曲は前回手がまわらなかったハイドンと尾崎宗吉、そして再びベートーヴェンの1、2、4楽章を。ない色を想像しながら、皆で一枚の絵を仕上げていくような感覚とでも言えば良いのでしょうか。まだまだ試行錯誤が必要ながら、なんとなく方向性は見えてきたように思います。様々なパターンを考えながら、今週も抱えた課題の山と格闘したいと思います。

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