山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌61-vol.8(倉田記)

2016-09-24 23:59:59 | 練習日誌
 本日は、山形Qのリハーサル日。

 私の個人的な都合で、普段より1時間ほど遅い時間からリハーサル開始となりました。

 今回の定期演奏会(第61回)は、自分達の技量よりかなり高めの曲(練習するのに時間がかかる等)はプログラミングされていないので、個人及び団体としての(見つめ直すという意味)レヴェルアップを目標としています。けっして芸術の秋だからと楽したわけではございません。

 しかし、練習しなければ通すことも出来ないような曲とは違って、練習そこそこでも曲は通ってしまうので、手を抜こうと思えば出来てしまう可能性があります。そこに落とし穴があって、多少楽な楽譜の譜面(フヅラ)だからと言って、音色や音程、音楽の感じ方などを自己のレヴェルアップとしてとらえて、努力しなければ、終わった後に何の印象も残らない演奏会になってしまいます。
 
 楽器のレヴェルアップ〜音楽の熟成は一晩で出来るものではございません。現在の自分は、それこそ3年前に努力した結果(もしくは3年前にサボった結果)で、次の第61回定期演奏会に向かって努力しても、その演奏会には間に合いません(おそらく・・・)。3年説が正しければ、第73回頃にようやく今の練習が生きてくるかもしれません。それほど楽器で音楽を奏でると言うことは難しい事で、長期的ビジョンがなければレヴェルアップなんて、とても・・・・。

 詰まらない話が長くなりました。

 本日は、F.J.ハイドン Op.55-1、そしてF.シューベルト D.46 その他を練習しました。

 F.シューベルトを、若い頃は、単純な伴奏で、調を多少変化させても同じメロディーの繰り返し・・・旋律は美しくても詰まらない作曲家だと思っていましたが、ある時を境に急に好きになりました。今回初期の(家族と演奏するようなハウスミュージック用)作品で似ていたとしても、先人達ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンとは違うオリジナリティをシューベルトは模索しています。一例を挙げるとすればシューベルトの伴奏形は、三連符もしくは六連符が標準で、1を3で割っても0.3333333・・・ときっちりに割り切れないように、疾走しながらも不確かな(不安な)〜若者の不安定な精神状態をともなった音楽になっています。第4楽章で突然、先人達の模倣のようなすっきりした音楽になっているのは、ご愛敬でしょう。

 今回あらためて、シューベルトの音楽に真面目に取り組んでいますので、少しずつ転調の突然さなど(彼の特徴)を少しずつ理解し始めています。しかし、真面目にやればやるほど音楽の道は遠くなっています。音を並べるだけなら楽でも、音楽を深める行為は困難が付きまといます。

 あと1ヶ月ちょっとなので、頑張りますよ!

~チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動しています。~
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アンサンブルコンサート終了。

2016-09-15 23:59:59 | 演奏活動
 山形響が、県立病院4箇所でミニコンサートをするという企画があります。

 4回のうち1回分を私達山形弦楽四重奏団が担当しました。

 本日は、鶴岡市にある県立こころの医療センターの体育館の方でコンサートをさせていただきました。

 J.A.バッハのフーガの技法から1曲やA.ドヴォルジャークの「糸杉」から「I Know That on My Love to Thee」など私達の演目としては新しい曲や、何度も演奏している幸松肇さんの日本民謡などを披露させてもらいました。

 40人くらいの予想入場者数を遙かに超える方々にご入場いただき、耳を傾けたりコンサートに積極的に参加してもらいました。

 この企画は、地元還元という意味でも大変意義があるように思います。

 準備下さった方々や病院側のスタッフの皆様ありがとうございました。
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山形Q 練習日誌61-vol.7(倉田記)

2016-09-12 23:59:59 | 練習日誌
 芸術の秋始まっています。

 やっと暑さが和らいできていますが、私たちはこれから年末にかけて猛烈に忙しくなってきます。体調管理だけはちゃんとしないと乗り切れないです。

 さて、今日は、9/15(木)に予定されている山形県立こころの医療センター(鶴岡市)でのコンサートの練習から。

 プログラムを決めながら、初めて演奏する曲、何度も演奏してきた曲すべて、一から練習。患者さん達やスタッフの方々に満足いただければ嬉しいのですが、頑張ります。

 その後、第61回定期演奏会に向けた練習。F.シューベルトのD.46を中心に。そろそろ曲の全体像が見えてきましたので、少しだけ踏み込んで曲作り。個人練習や曲をよく聴いて理解することなど、自分に曲を取り込むためにはやるべき事がありそうです。私は色々と本を読んだり調べたり・・・後でプログラムノートを書いたり、プレトークで少しは役に立つはずです。(希望的観測)。お互い頑張りましょう!

 最後にA系のコミュニティー新聞の取材。中島氏を中心に取材と言うことで、他3人は退散。記事が載ることになりましたらお知らせします!

 ではまた次回。

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ぎゃらり〜山形Q 02

2016-09-03 22:46:38 | 茂木のフィルム
山形Q写真部の茂木です

前回、西日に焼かれて表情が厳しかったヴァイオリンのお二人ですが

本当は温和で穏やかなお二人で、仲も良いのです



ほらね

今井さんの鼻から魂の様な光紐が出ている様に見えますが

フィルムが古すぎて変質したのが原因の様です

国産のフィルムだと10年以上押し入れで寝かせても普通に写るのに。。。。。

絞りをもう少し上げたい思いもあるで、このお二人の写真は後日撮り直す予定です
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