山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌79-vol.3(中島記)

2021-03-24 23:59:59 | 練習日誌

 だいぶ暖かく、ようやく春の陽気。気分も春めいて…と言いたいところですが、山形は緊急事態宣言下。

 奇しくも去年、泣く泣く中止にした定期演奏会と同じプログラムを再演すべくリハーサルを重ねているところでの緊急事態。
 
 しかし、去年のように何もかもがストップするということはありません。あの頃は、未知の恐ろしいものが迫り来る恐怖がありましたが、この一年でコロナ対策のノウハウも随分と培われました。
 
 その証拠に、山響をはじめ、クラシックコンサートによって感染が拡大したことはありません。これまで以上に気を緩めずにしっかり対策をすれば、クラシックコンサートは、安全な楽しみであることが証明されてきているとも言えます。
 
 それを鑑みた判断でしょうが、今回の緊急事態でも、ホールが閉鎖になるようなことはなく、もちろん山響の演奏会も通常通り行われます。
 
 私たち山形Qも、気を引き締めつつ、次回定期へ向けて準備を進めます。
 
 ただ、日頃の練習に使わせてもらっているコミュニティ・センターは高齢の方も利用する機会が多いので、より厳しい対策の徹底が求められます。各部屋には、スプレーと雑巾が用意され、使用した団体は帰る前に全ての机その他を消毒することが義務。館内はマスク着用。マスクができない人の使用は不可。…つまり、管楽器の練習はできません。
 
 ということで今日は、メンバーの男3人、弦楽三重奏のリハーサル。
 
 特筆すべきは、清瀬保二「弦楽三重奏曲」。変拍子を駆使して、日本の民俗的な躍動感や高揚感が、西洋の様式に込められています。いわゆる現代曲とは違う魅力にハマってきました。これは、ぜひたくさんの皆さんに聴いていただきたい。
 
 今後はメインのモーツァルト「ホルン五重奏」の練習にも取り掛からないといけないので、別の会場を探します。
 
 …苦労の絶えない世の中ですね。
 
 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
   ただいま15箇所
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山形Q 練習日誌79-vol,2(中島記)

2021-03-15 23:59:50 | 練習日誌

 だいぶ間が空きましたが、山形Qは今日から元気に練習スタート。暖かくなってきて、まさに、新シリーズのスタートにふさわしい。

   とはいえ、私は元気がありません。本当に花粉がつらい。とにかく目が開けられない。今年は多いらしいですからね。今からこの調子では、4月23日の本番をのりきれるのか不安です。
 
    さて、今日は弦楽三重奏の2曲を。まずはモーツァルト「前奏曲とフーガ」第4番。
 
 6曲あるこの曲集も、これでいよいよ最後。何事もコンプリートする癖のある山形Qですが、ここにまた新たなコレクションが加わります。
 
 しかし、曲はこれまでの中で一番難しい。音符を追うだけで音楽になりません。全体像の読み込みが必要です。
 
 そして清瀬保二「弦楽三重奏曲」。3楽章から成る曲ですが、なかなか面白い。いきなり5拍子で始まる第1楽章、感傷的で美しい第2楽章、血が騒ぐお祭り騒ぎの第3楽章と、飽きさせないのです。
 
 今回のプログラムは、本来去年の4月にやるはずのものでした。残念ながらコロナで会場が閉鎖になりやむなく中止にしたもの。
 
 あの頃も、実は練習を重ねていました。コミュニティ・センターも閉鎖になっていたので、メンバーの茂木邸にて。…あれからもう1年なのか。
 
 その頃の練習が実を結んで、曲の理解がすっかりできている…ということは全くなく、ほとんど記憶にない。初めて弾くのと同じ。音楽家というものに過去の記憶は無いのです。それは、常に新鮮な気持ちで音楽と向き合うため…ということにしておきましょう。
 
    年度末で、なにかと忙しい折ですが、各自、練習を重ねて、リベンジ公演を成功させたいところです。
 
 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
   ただいま12箇所
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2020/21年度 演奏会の予定全て終了しました。

2021-03-07 23:59:59 | 演奏活動

 コロナ渦の中、今年度の山形弦楽四重奏団の演奏会の予定全てが終了しました。

 昨年4月の第75回定期演奏会が、実質中止に追い込まれて、いったんはどうなるかと思いましたが、感染対策をしながらなんとか第76回〜第78回の3回の定期演奏会が開催出来たことが、活動継続への大きな力となりました。

 その他、初の新潟公演も出来ましたし、大江町立左沢小学校でのスクールコンサートなど他たくさん演奏の機会がございました。

 弦楽三重奏だけではプログラミングが難しい関係で、活動の手伝いをしてもらった山形響のメンバーにも感謝します。

 これで、丸2年間、3人のメンバーで活動してきましたが、来年度も3人での活動になりそうです。

 再び、弦楽四重奏団としての活動に戻るまで、やり残しの無いように、色々な曲を楽しみたいと考えています。

 マニアックなプログラムでもいつも会場に足を運んで下さるお客様、広告を入れて下さる企業様、心より感謝を申し上げます!!

 4月以降も変わらずごひいきください!

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