山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌62-vol.7(茂木記)

2016-12-26 21:00:03 | 練習日誌
師走も最終盤。
遠くの月山には雪が載っていますが、下界はまだまだこれからの様子。
本日の山形Qは、年内最後のリハーサルを行いました。

ハイドンとバルトークを、前回のリハーサルでやり残した楽章から。
今回演奏するハイドンは、クサビが打たれた音符が目立ちます。
クサビが打たれた音符にキャラクターをつけて行くわけですが、その際の重要な処理として、前後に配置される音の形を丁寧に作ってゆきます。
そうする事で、クサビを打たれた音が強調のために強くなり過ぎる事を防ぎ、また輪郭がボヤける事を回避します。
という発想とともに、細かい事も拾いつつ、基本的には大らかに取り組んでいます。

バルトークも一通りの音を鳴らし、山形Qで演奏する場合のサウンドが見えてきました。
来月にたくさんリハーサルを行いますから、そこでグイッと進化することでしょう。
一年の最後に、充実したリハーサルを行うことができました。

本年も多くの皆様に支えられ、活動することが出来ました。
多くの素敵な出会いにも恵まれた一年でした。

聴いてくださる皆様がいらっしゃらないと、
「音楽家」は練習しているだけの趣味の人になってしまいますし、
演奏会はただのリハーサルになってしまいます。

山形Q一同、来年も地域の皆様のための演奏を交えながら頑張って活動をしてまいりますので、
一人でも多くの方に演奏会を聴いていただき、
我々山形Qを「音楽家」にしていただけたら至極幸いです。

本年も応援を頂戴しありがとうございました。
皆様、良いお年をお迎えください。

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
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Merry Christmas

2016-12-24 23:59:59 | 雑記
 

  A Merry Christmas to you!

                     
                       Yamagata Q 
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山形Q 練習日誌62-vol.6(茂木記)

2016-12-21 23:37:16 | 練習日誌
10月の定期演奏会のあとに続いていた依頼演奏がひと段落
今回のリハでは、次の定期演奏会のプログラムに専念しました

いつものウォームアップのバッハに続き、ハイドンとバルトークをじっくり
両方とも難しい
次のリハーサルが年内最後ですし、今年のうちに安定した形を削り出しておきたいものです

頭の中で処理中の部分が多いので、そう時は文章にくわしく書き出すことはいたしません
次回のリハまで、こっそり頑張ります

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
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保育園にて

2016-12-19 21:58:28 | 演奏活動
いつも練習でお世話になっているコミセンの方からご縁をいただき、市内の保育園にて演奏いたしました
この時期ですから、クリスマスコンサートですね

耳馴染みのある曲を用意しやすいですから、お子様たちが弦楽器の生演奏に触れるにはもってこいの時期です
きっと、はじめて弦楽器の音を生で聴いたお友達もたくさんいらしたことでしょう
演奏してどの様な反応が返ってくるかを案じておりましたが、1歳くらいの小さなお友達まで楽しんで聴いてくれた様でした
私たちも安堵するとともに、そのピュアな反応を見ていると心があたたい幸福で満たされます
最後には、園児のみなさんから歌のプレゼントをいただいて、嬉しいことこの上なしです

今回、とても素敵な機会をご用意くださった先生方に、深く御礼申し上げます
ありがとうございました!!
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鶴岡にて

2016-12-18 22:56:09 | 演奏活動
個人のお宅で催されたサロンコンサートにて演奏してまいりました。

モーツァルトの「狩」を演奏し、ドヴォルザークの「糸杉」からも数曲を抜粋。
鶴岡での演奏でしたので、ご当地にゆかりのある佐藤敏直さんの作品もお届けして。
さらに年末にちなんだ曲も交え、季節とご当地を意識してのコンサートになりました。

我々の継続した活動のひとつに、邦人作品の演奏があります。
山形に縁のある作品も取り上げ、再演にも努めております。
今回の様に、すでに亡くなってしまった作曲家の出身地で作品を演奏することは、作曲者の代わりに作品が里帰りをする様なもの。
そうした機会に、地元の方々から作曲家についてのお話を聞かせていただき、そこから作品への理解が深まったりもします。

身の回りの邦人作品を繰り返し演奏し続けるのは、作品を活かし育むために大切なこと。
そして、できるだけ多くの人に作品を知ってもらう事も大切。
多くの作品が後の世代に引き継がれる事を願い、今後も活動を続けてまいります。

今回、貴重な演奏の機会を与えてくださった主催者様に、深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。

地元の文化の一助となれる様、山形Qメンバー一同、これからも研鑽を積んで参ります。
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山形Q 練習日誌62-vol.5(茂木記)

2016-12-13 22:33:20 | 練習日誌
来週、某所で演奏するのですが、その時だけヴィオラが代役で田中知子さんなのです。
そんなわけで、本日のリハは最初の時間をそちらの合わせに充てました。

この団体でヴィオラに代役って、私、今回が初めてです。
普段よくやる作品を演奏しますが、いずれの作品も息遣いがずいぶん変わります。
つくづく、影響力の大きな楽器だと思いました。
ヴァイオリン弾きが一人大幅に遅れて来たため、先に三人で1時間ほど下読みもして、
田中さんとの音造りをたっぷり楽しみました。

リハーサル後半は、ヴィオラが倉田氏に戻って通常のリハーサルに。
モーツァルト、佐藤敏直、ドヴォルザーク、他、、、

今週末の準備を一通り行うと、外はすっかり暗くなってしまい。
しかし、残り時間が少なくなれど、定期の準備を省くわけにはいかない。

バルトークを練習してゆきます。
短い区切りで何回かずつ繰り返し演奏しながら調整。
余った時間でそういう練習をしておくと、今日通過した部分は次回のリハーサルでちゃんと通るようになります。
今日も無駄なく時間を使いきりましたとさ。

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
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山形Q 練習日誌62-vol.4(茂木記)

2016-12-08 23:58:29 | 練習日誌
アンサンブルをする時に「息を合わせる」とは
実際、クァルテットで良い音楽を創ろうとすると、互いに呼吸が合ってきます
息遣いがずれると、音楽もずれてきて

互いの呼吸を合わせずに手先の演奏技術だけで音を合わせようとすると
内容の希薄な音楽になったり
痛々しいぶつかり合いになったり

音を出すだけでも管楽器と同様に呼吸が大切で
発音の前にはブレスもします
呼吸の質によって音質も音楽も大きく変わります

楽曲にも呼吸があって
作曲家や作品によっても息遣いが変わります
バッハ、ハイドン、モーツァルト、ドヴォルザーク、バルトーク、佐藤敏直、、、、、
色々な作曲家の色々な作品を演奏するというのは
色々な息遣いに切り替える必要があるという事であります

風邪なんかひいてしまった時には
「あれっ?!ここってこんなタイミングだったけ??!」
なんて事もしばしば
呼吸が乱れますから

風邪が流行っています
ひろうと大変、タイヘン
そんな時は手洗いうがい早寝!!

皆様もご自愛ください

今日も色んな作品の息遣いにふれました
たまの休日の貴重なリフレッシュ

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山形Q 練習日誌62-vol.3(茂木記)

2016-12-02 22:43:15 | 練習日誌
弦楽四重奏で楽器を弾くというのは、色んな場面が「お互い様」

相手の演奏に親密に寄り添うために、相手の音楽をきちんと聴く
相手の音をしっかり聴きたい
相手にしっかり音を出してもらうために、自分の音楽も相手にしっかりとどける

相手のテンポに自分のそれを合わせる
自分のテンポが相手にも伝わるように弾かないとうまくゆかない
でも相手のテンポを無視してはいけない

カウントをとる
息を合わせる
仲間が感じているカウントを用いる

音程や音色を探す
自分の音が変わって仲間が楽になるように願って

常に、互いにアンテナを向け合って
必要なアンテナは発信と受信の双方向
発信時のエンコーダは「友愛」
受信時のデコーダは「信頼」

信頼しあう二人は、休憩になっても綿密な打ち合わせ

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
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