パーティーにて

　山形Ｑの記念すべき「第50回定期」が終わり、完全燃焼した四人は抜け殻のようにリングサイドで目を閉じつぶやく。「燃え尽きたぜ」・・・

　・・・ということはなく（当然か）、次回第51回定期に向けて、再び気力を蓄えているところです。そして、４月26日（土）の本番の日（予定）までは、私、中島がこのブログを担当いたします。


　さて、昨日は山形Ｑには久しぶりの「営業」。パーティーでのＢＧＭのお仕事でした。

　「弦楽にクラリネットを入れて」という主催側からのリクエストにお応えして、山響の首席奏者の川上氏とともに、パーティー会場へ。

　とても偉い方が、すごく名誉ある賞を受賞したとかで（事情がよくわかっていません）、たいへん豪勢で大規模なパーティーでした。


　前半はいきなり、モーツァルトのクラリネット五重奏より第２・３楽章。すでに「デキあがっている」空気の中では、よく音が通るクラリネットが役に立ちます。喧噪の中でも、クラリネットにまとまることで、しっとりとした音楽が流れます。

　後半は四重奏でパーティーナンバーを。お互いの音が聴きづらいので、細かいことは言いっこなし。わりきって楽しみました。


　長引く不況のせいか、こういうパーティーでの生演奏ＢＧＭのお仕事はずいぶん減りました。我々としては、静かな環境できちんとした演奏会を聴いていただくほうが、もちろん意欲をかきたてられますが、「生演奏をＢＧＭに」という精神的なゆとりは、世の中にあり続けてほしいと思うのです。「どうせあんまり聴いてないんだからＣＤで十分でしょ」となったら、寂しすぎます。どうせ食べられないんだから、活けてある花もいらないし、食器も紙皿でいいとなったら、きっとその国は滅びます。

　生演奏をＢＧＭに使うパーティーで記念される受賞者は、きっと相当に素晴らしい人に違いない・・・私はそう思います。


　「音楽で華やかさを添える者」としての晴れがましさを楽しんだひとときでした。

山形Q 練習51-Vol.1（倉田記）

　中島氏が練習日誌を忘れているみたいなので、私がかわりに書きます。

　第50回定期演奏会終了の次の日から山形響の定期演奏会のリハーサル開始。昨日・今日と山形テルサで本番がありました。

　そんな時でも山形Qは早くも再始動しています。昨日ゲネプロ前に短いですが、練習を行いました。（山形テルサのロビーで練習するのは初めて）ただ第51回定期演奏会や第9回庄内定期演奏会にむけてのリハーサルではなく、ある方の某賞受賞祝賀記念のパーティでのBGM演奏のためのリハーサルです。山形Qはここ数年パーティで演奏する機会があまりなく、久しぶりのお仕事です。

　なんと今回は、クライアントさんのご指名で川上一道氏(Cl）との共演もあります。W.A.モーツァルト クラリネット五重奏曲の第2・3楽章を演奏します。残りの時間はクァルテット音楽。

　次回以降の演奏会の楽譜も配り終わり、個人レベルアップ期間の突入です。

　次回以降は中島氏にバトンタッチします。

第50回定期演奏会終了

　寒波が居座り、雪が舞う中、文翔館にご来場いただきありがとうございました。

　「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」サッカーの名選手ロベルト・バッジョ氏が言った名言です。

　今回の50回定期演奏会で、写真の楽屋から舞台に階段を降りたのは50回目なのです。（曲ごとに楽屋に下がっていますので、本当は150回以上。）本番毎回・毎曲思うことですが、演奏する直前の緊張感たるや！！とても大きいです。ホラー映画の恐怖より怖い時間です。お客様の笑顔を見てから、やっと我に戻り・・・・・。過去には、準備不足を誤魔化して、横柄な演奏をしたときもあるかもしれません。しかし、もし誇れることがあるとすれば定期演奏会50回を終えて、この階段を下りる勇気を50回も振り絞って出したと言うことかもしれません。

　練習は一生懸命やっていますので、本番中の結果は（生もの）出来不出来色々あるでしょう。それでも我々は黙々と活動を続けてゆくという事を確認できただけで今日は満足です。

　多くの方々に支えられて活動続けて参りました。これからも精力的に継続しますので応援よろしくお願いします。

　第9回庄内定期演奏会（3/16）。次回の第51回定期演奏会は年度がかわって4月に行います。未だ日程が調整出来ていないのですが、HP等チェックしていただけると近々発表できると思います。

　次回第51回は、中島担当です。
　　

記念カード

　第50回の定期演奏会を記念して、記念のカードを作りました。明日、受付に置いておきますので、ご自由にお持ちください。（枚数に限りがございます）
明日は、17時45分開場、18時～プレコンサート、18時30分開演となります。
皆様のお越しをお待ちしております。

ラヂオに出演します。3

　YBCラジオ（AM918KHz)、1/13（月・祝）のひる0：00～4：00のゲツキンラジオぱんぱかぱーんに出演します。

　山形Ｑ 第50回定期演奏会の当日ですが、だいたいひる1：10位から、生放送です。Vnの中島、今井が出演予定。

　生演奏もあるかも！？？

山形Q 練習50-Vol.12（倉田記）

　朝目覚めたら、結構な吹雪。

　そして、父が入院したという知らせ、ラヂオ出演の依頼。朝からばたばたしていました。最終練習くらいは遅刻しない様に行こうと決心した私でしたが、大江町～寒河江あたりでホワイトアウト。低温で軽い雪が風に煽られて視界を奪います。

　中山町あたりからどんどん雪が少なくなり、道路も真っ白から路面が見えてきます。練習場に着いたらほとんど雪が無く、降ってもいないし・・・・。なんで何町かの距離なのにこうも天候が違うか・・・恐るべし山形。結局ちょい遅れで練習場に着きました。

　ということで、山形Q の第50回定期演奏会に向けた最終練習日でした。

　最終なので、プログラム順にハイドンから山田耕筰、そしてベートーヴェンへと。最後の詰めをしながらとりあえずばたばたせずに打ち合わせ。早めの練習終了。

　曲が難しいために、余裕はありませんが、意外と今回は上手く練習できたのでは？と思いました。庄内定期演奏会や依頼演奏会が今回は無かったために、集中して12回練習できました。本番が楽しみ。

　連休最後の日は、是非文翔館議場ホールへ。

　　　　

山形Q 練習50-Vol.11（倉田記）

　昨日に続き本日も山形Q 練習日。

　連日集中して練習するのは、クァルテットのためには、とても有益です。昨日のお昼より確実に音程やタイミング、息の合い方がメンバー間ですり寄ってきます。忙し過ぎるより少し余裕を持ったスケジュールの方が、音楽をする環境という事なのでしょう。

　今日は、昨日にやり残していたL.v.ベートーヴェンのOp.130から。最終楽章＝転調が上手くいかない部分を徹底的に磨き直し。そして、第3・2・4・5とまるで、泥団子を作るように磨き上げてゆきます。ぴかぴかになりそうな所で、初めての全部通し（録音付）。

　40分前後の大曲を通して、集中力が切れたりして小さいミスをしたり、上手く音楽が合わなかったりの箇所が数カ所ありました。通してみなければ分からない事もあります。

　残った時間で、第1楽章から駄目だし。各々の意見を出し合い最終確認。

　明後日の最終練習日までに各人が解決策を練ることに。ようは、確実な練習でしょうか。

　今回は最後まで高みに行けるところまで・・・。

　個人的な結論としては、暗譜するくらいまで何度も本番をかける事が、曲の理解度を深めるのでしょうな。さすが、Beethovenの大曲です。

山形Q 練習50-Vol.10（倉田記）

　2014年最初の山形Q 活動日。

　一年の計は元旦にあり、山形Qの元旦～最初の練習日でした。

　オケはまだ数日休みなのですが、もう目前に迫った第50回定期演奏会のために、最後のダッシュをする時期になりました。最初はF.J.ハイドン Op.54-1から数度通して最後の打ち合わせの後、通して録音してみました。まだ聞いていませんが、それなりにまとまってきている様子。本番ではもっと自由度が増すのでしょう。

　山田耕筰の練習もハイドンと同じように何度か通して最終確認。録音。

　L.v.ベートーヴェンも・・・・・・・とは行きませんでした。休みが長く続いて久しぶりの合わせだと、お互いに練習してきたタイミング等で少しずれが生じてしまいます。それは、むしろ好転で、今からするよりが必要なのかも。さすが、ベートーヴェン後期！あまくないです。

　体の疲れや心の飽和状態から抜け出ていますので、最初の練習としては大成功なのかもしれません。

　明日もお昼から練習。さらに磨き上げてゆきます。

山形新聞1/4に記事が掲載されました。

　今日の山形新聞に山形弦楽四重奏団の記事が掲載されました。

　今からでも遅くありません、記事を読みたい方は、今日の山形新聞です。コンビニエンスストアに買いに走りましょう！！

　ありがとうございました！

謹賀新年2014

　あけましておめでとうございます。

　今年もよろしくお願いします！ブログ開設されてちょうど1年経ちました。

　みなさまにとって2014年が、健康で実り多い年になりますようお祈りしています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Yamagata Q